JPS61225397A - 導電性繊維シ−トおよびその製造方法 - Google Patents

導電性繊維シ−トおよびその製造方法

Info

Publication number
JPS61225397A
JPS61225397A JP6324985A JP6324985A JPS61225397A JP S61225397 A JPS61225397 A JP S61225397A JP 6324985 A JP6324985 A JP 6324985A JP 6324985 A JP6324985 A JP 6324985A JP S61225397 A JPS61225397 A JP S61225397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
conductive
fiber
sheet
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6324985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0481282B2 (ja
Inventor
利昭 鈴木
清 磯部
源一郎 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP6324985A priority Critical patent/JPS61225397A/ja
Publication of JPS61225397A publication Critical patent/JPS61225397A/ja
Publication of JPH0481282B2 publication Critical patent/JPH0481282B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は湿式抄紙法により金属で表面処理された繊維を
多量に配合した導電性繊維シートおよびその製造方法に
関する。
〈従来の技術〉 従来、静電気障害を回避するための制電性や電磁波シー
ルド性を有する導電性シートを得る方法としては、セル
ロース繊維を主体としこれに金属単体繊維もしくは金属
で表面処理された導電性繊維を混入して水中に分散させ
、金網上で脱水乾燥させる湿式抄紙法や、乾式不織布法
又は織布法により金属繊維や金属箔をシート化するか、
あるいは金属粉末、金属箔、金属繊維を紙等の基体に塗
工もしくは含浸させる等のことがおこなわれていた。
これらの製造法のうち乾式不織布法は嵩高で斑状のため
高密度で薄い均一なシートを得ることが難しく、織布法
は生産コストが高く経済的に不利であり、また塗工や含
浸法は絶縁性の基体をベースにしているので導電材料と
して満足するものではなかった。
これに対して湿式抄紙法は抄造速度が早く生産性が良好
でしかも容易に均一な薄葉シートが可能であることから
導電性シートを作製する手段として最も注目されるとこ
ろである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 金属で表面処理された繊維(以下導電性繊維と称す)を
配合したシートにおける導電性繊維の配合量は、シート
の物性、用途範囲に大きな影響を与える。
すなわち、湿式抄紙法による従来の技術では、導電性繊
維を高配合にするとシートの導電性等が向上する一方で
、繊維間結合が弱くなりシートの引張り強度等物理強度
が低下する。なぜならば金属繊維がセルロース繊維のご
とき化学的繊維間結合にもとづく結着機能を有していな
いため多量の金属繊維を配合すると、シートの物理強度
が低下ししかも製造工程中においても湿紙強度が不足す
るため紙切れを生じやすく連続的シート化が不可能とな
る。
一方、導電性繊維を低配合にすると繊維間結合は強(な
るが、有機物からなる多量の結着剤の存在で導電性が低
下し、結局導電性繊維自体のもつ導電性と繊維間結合強
度を両立させることは出来なかった。
しかるに近年、この種の導電性繊維シートに対する品質
要求はきびしく導電性の向上と物理特性を同時に満足す
ることが強く要求されている。
従って、本発明は高度の導電性を得るために導電性繊維
を多量に配合しながら、しかも物理強度が低下しない導
電性繊維シートを提供するものである。
く問題点を解決するための手段〉 本発明でいう金属で表面処理された導電性繊維とは、ア
クリル、セルロース繊維等の有機繊維もしくはガラス、
セラミックファイバーのごとき無機繊維の表面に、メッ
キ、蒸着、コーティング、染着等の手段を用いて金属層
を設けたものである。
この場合の金属はニッケル、銅、亜鉛等繊維状物への表
面処理が可能な導電性wL維なら全て適用できる。
本発明の最大の特徴は、導電性繊維100重量部に対し
PVA繊維5〜50重量部を配合したシートを得ること
、すなわち導電性シートを全シート重量の66〜95重
量%という高配合率に配合しシート化させるために特定
のPVA繊維を結着剤として使用することにある。
このPVA繊維とはPVAを加熱溶解紡糸後、軽く熱処
理され繊維の形態にしたもので、PVA分子の配列度、
結晶化度が比較的低く太さ1デニール、長さ3〜5+n
mにカットされたものが使用される。
特に本発明でいうPVA繊維の特徴は、繊維を投入した
水の温度を上昇させると40〜100℃で溶解する易溶
解性、すなわち水中溶解度が40〜100℃であること
であり、例えば■クラレ製のクラレビニロレVPが適用
される。
このような特性を有するPVA繊維の湿式抄紙工程での
挙動は次のとおりである。
導電性繊維、PVA繊維の水中分散液では、PVAは多
くの親水基を有しているので水和膨潤され、しかも水温
が水中溶解度以下の温度なのでPVAは溶解せず繊維の
形態が保たれたまま導電性繊維中に分散される。しかる
のち金網上で脱水、プレス後、金属繊維間で軽い接着が
惹起され湿潤繊維シートの強度を補う。湿潤繊維シート
が乾燥工程に移行されると、圧着ドライヤーにて水中溶
解度に加熱されたPVAm維は溶解し繊維形態を失いP
VA水溶液の性状を呈し、この水溶化PvAが導電性繊
維の結着剤としての機能を発揮するものである。
これらの導電性繊維、PVAm維を使って本発明の導電
性繊維シートを製造する方法は次のとおりである。
まず金属により表面処理された導電性繊維とPVA繊維
とをPVAの水中溶解温度以下の温度の冷水又は温水に
分散し、アジター等低速撹拌機でゆっくり撹拌し繊維を
離解させる。得られたスラリーを湿式抄紙法により金網
で脱水、プレスして湿潤繊維シートを形成させ、これを
乾燥ドラムで圧着乾燥することにより本発明の導電性シ
ートを得る。この場合、湿潤繊維シートを形成する湿式
抄紙法は長網、丸網を問わないがプレス圧、ドライヤ一
温度の条件がポイントなのでとくに注意を要する。
なお、得られた本発明のシートはシートの密度、厚さ、
平滑性の均一化を促進するため必要に応じてカレンダー
などのプレス装置を用いて加圧処理を施すとよい。
〈実施例〉 以下、実施例および比較例をもって本発明をさらに詳細
に説明する。
実施例1 繊維径6 umz繊維繊維長5m++丁クリル繊維の表
面にメッキ率30%にてニッケルメッキした導電性繊維
100重量部と水中溶解温度70℃であって繊維長3+
=−のPVA繊維(クラレ社製フィブリボンドVPB1
05−1)10重量部を常温の水に分散し10分間アジ
ターで撹拌した。別に沈降防止剤としてアクリルアマイ
ド3重量部(ダイヤフロック社製アクリバース)を加え
、固型分濃度0.05%のスラリーを調製した。このス
ラリーを長網式抄紙機で米坪量45g/−を目標にして
抄紙し、脱水プレスして得た湿潤繊維シートを100℃
に加熱したドライヤーで圧着加熱乾燥し米坪量46g/
−を有する本発明の導電性繊維シートを得た。このシー
トの体積固有抵抗値は6.6X 10−2Ω・cIll
であり十分な導電性を有するものであった。また、引張
り強度等物理強度も十分実用に耐え得るものであった。
実施例2 繊維径8μm1繊維長f3mmのガラス繊維の表面にメ
ッキ率20%にてニッケルをメッキした導電性繊維10
0重量部と水中溶解温度70℃であって繊維長3rn1
sのPvA#に維(クラレ社製フィブリボンドVPB1
05−1)10重量部を常温の水に分散し10分間アジ
ターで撹拌した。別に沈降防止剤としてアクリルアマイ
ド3重量部(ダイヤフロック社製アクリバース)を加え
、固型分濃度0.05%のスラリーを調製した。このス
ラリーを長網式抄紙機で米秤量50g/−を目標にして
抄紙し、脱水プレスして得た湿潤繊維シートを100℃
に加熱したドライヤーで圧着加熱し乾燥し米坪量50g
/J  を有する本発明の導電性繊維シートを得た。こ
のシートの体積固有抵抗値は5XIO−2Ω・備であり
、十分な導電性を有するものであった。また、引張り強
度等物理強度も十分実用に耐え得るものであった。
比較例 繊維径6μ11繊維長5IIIIIlのアクリル繊維の
表面にメッキ率30%にてニッケルメッキした導電性繊
維100重量部と叩解度40°SRのNBKPパルプ2
50重量部、LBKPパルプ250重量部を水に分散1
0分間アジターで撹拌した。別に沈降防止剤としてアク
リルアマイド5重量部(ダイヤフリック社製アクリバー
ス)を加え、固型分濃度0.05%のスラリーを調製し
た。このスラリーを長網式抄紙機で米秤量55g/J 
 を目標にして抄紙し脱水プレスして得た湿潤繊維シー
トを加熱乾燥して米坪量53g/J、厚さ65μlの導
電性繊維シートを得た。このシートの引張り強度等物理
強度は十分実用に耐え得るものであったが、体積固有抵
抗値は3×lO°Ω・印であり導電性の点て不満足なも
のであった。
〈発明の効果〉 本発明は上記のごとき構成を有するので金属で表面処理
された導電性繊維自体の特性をシート状物に十分生かす
ことができ、導電性と物理強度の両立が可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属で表面処理された導電性繊維100重量部に対
    し結着剤として水中溶解度40〜100℃のPVA繊維
    5〜50重量部を配合してなることを特徴とする導電性
    繊維シート。 2)金属で表面処理された導電性繊維100重量部およ
    び結着剤として水中溶解度40〜100℃のPVA繊維
    5〜50重量部を該水中溶解度以下の温度の水に分散、
    撹拌後、湿式抄紙法にて脱水して得た湿潤繊維シートを
    加熱乾燥し導電性繊維間を結合することを特徴とする導
    電性繊維シートの製造方法。
JP6324985A 1985-03-29 1985-03-29 導電性繊維シ−トおよびその製造方法 Granted JPS61225397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324985A JPS61225397A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 導電性繊維シ−トおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324985A JPS61225397A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 導電性繊維シ−トおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61225397A true JPS61225397A (ja) 1986-10-07
JPH0481282B2 JPH0481282B2 (ja) 1992-12-22

Family

ID=13223782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6324985A Granted JPS61225397A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 導電性繊維シ−トおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61225397A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0481282B2 (ja) 1992-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3674621A (en) Process of making a sheet paper
JP4338224B2 (ja) キトサン被覆パルプ、このパルプを使用した紙そしてそれの製造方法
US3149023A (en) Carbon-filled sheet and method for its manufacture
CN109071681A (zh) 纤维状纤维素的制造方法和纤维状纤维素
JP2004519068A (ja) 導電性不織布
JPWO2017135413A1 (ja) 樹脂複合体及び樹脂複合体の製造方法
US6942757B1 (en) Process for preparing para-aromatic polyamide paper
CA1068956A (en) Non-woven material and method of making it
CN113846515B (zh) 一种遇水易分散的纸张及其制备方法
JPH0424479B2 (ja)
EP0040833B1 (en) Papery product
US3116199A (en) Water-laid web
JPS61225397A (ja) 導電性繊維シ−トおよびその製造方法
US2810645A (en) Method of making textile webs
JP2996103B2 (ja) 導電紙
JPS61225400A (ja) 金属繊維高配合シ−トおよびその製造方法
JP2001032189A (ja) 耐熱性紙状物及びその製造方法
JP2019108488A (ja) シート
CA1254424A (en) Calender roll and use of a fibrous material for the production thereof
JP2543346B2 (ja) 合成紙
JP4110431B2 (ja) 難燃紙
JPH06207398A (ja) 吸放湿性繊維シート及びその製造法
JP2834502B2 (ja) ガラス繊維紙の製造方法
JPS6262187B2 (ja)
JP2019214806A (ja) シート及びシートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees