JPS61225331A - 水不溶性物質の瞬間固着法 - Google Patents
水不溶性物質の瞬間固着法Info
- Publication number
- JPS61225331A JPS61225331A JP6289585A JP6289585A JPS61225331A JP S61225331 A JPS61225331 A JP S61225331A JP 6289585 A JP6289585 A JP 6289585A JP 6289585 A JP6289585 A JP 6289585A JP S61225331 A JPS61225331 A JP S61225331A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- insoluble substance
- insoluble
- semi
- undrawn
- Prior art date
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- Pending
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、合成繊維構造物の未延伸又は半延伸糸にグリ
コールエーテル類含有の水不溶性物質を付与し、引き続
いて行なう延伸で固着を図り、付加価値を高める処の水
不溶性物質の瞬間固着法に関するものである。
コールエーテル類含有の水不溶性物質を付与し、引き続
いて行なう延伸で固着を図り、付加価値を高める処の水
不溶性物質の瞬間固着法に関するものである。
従来より水不溶性物質を合成繊維構造物(以下単に合成
繊維と言う)に固着する方法としては次の様なものがあ
る。
繊維と言う)に固着する方法としては次の様なものがあ
る。
イ) 合成繊維の原料ポリマーに諌込む方法。
(ロ) 合成繊維の未延伸糸又は半延伸糸に固着させる
方法。。
方法。。
(ハ)合成繊維の延伸糸に吸着又は樹脂併用に依る固着
方法。
方法。
以下これらの方法について具体的に説明をする。
イ)に依る方法では、水不溶性物質の耐熱温度が原料ポ
リマーと同等若しくは、それ以上である事が必要条件と
なる為に、使用し得る物質も限定されざるを得ない。
リマーと同等若しくは、それ以上である事が必要条件と
なる為に、使用し得る物質も限定されざるを得ない。
着色材としては、顔料、有機溶剤溶解染料が使用されて
いる。顔料特に有機系顔料は吸油量が高く、含有率の増
加に伴い増粘する。それ故、濃色を得る為に顔料の含有
率を高める事にも自ら限度がある。顔料に依る着色では
染料に依る着色に比して、深みと艶が出ない事である。
いる。顔料特に有機系顔料は吸油量が高く、含有率の増
加に伴い増粘する。それ故、濃色を得る為に顔料の含有
率を高める事にも自ら限度がある。顔料に依る着色では
染料に依る着色に比して、深みと艶が出ない事である。
染料ではあるが有機溶剤溶解染料は、耐光性、耐熱性、
耐薬品性の面で顔料に比して劣る為に、余り使用されて
いないのが現状である。
耐薬品性の面で顔料に比して劣る為に、余り使用されて
いないのが現状である。
仕上剤としては、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、防虫剤
等のものがある。これらの着色材や仕上剤を練込めば、
当然の事ながら製造設備の汚染が生じる。練込まれる物
質の種類が変る毎に、製造設備の洗浄が必要となり、洗
浄中は製造を中止せざるを得なくなる。
等のものがある。これらの着色材や仕上剤を練込めば、
当然の事ながら製造設備の汚染が生じる。練込まれる物
質の種類が変る毎に、製造設備の洗浄が必要となり、洗
浄中は製造を中止せざるを得なくなる。
以上の様なことからこの方法は、大量生産用の固着方法
として採用されている。
として採用されている。
(ロ)に依る方法では、合成繊維の未延伸及び半延伸状
態に於ける糸は、延伸糸にくらべて結晶化している比率
が少なく、大部分が非晶状態を呈している。この非晶状
態に於ける合成繊維の特徴は、伸度過大で強度が低く使
用に適さない事であり、吸着性が高い事である。
態に於ける糸は、延伸糸にくらべて結晶化している比率
が少なく、大部分が非晶状態を呈している。この非晶状
態に於ける合成繊維の特徴は、伸度過大で強度が低く使
用に適さない事であり、吸着性が高い事である。
前者は延伸及び固定処理に依り解決される処であるが、
後者は特徴が即時長であるにもかかわらず、余り有効に
活用されていないのが現状である。
後者は特徴が即時長であるにもかかわらず、余り有効に
活用されていないのが現状である。
従来水不溶性物質の乳化及び分散物を、非晶状態に於け
る未延伸及び半延伸糸に吸着させた場合には次の様な延
伸後の問題があった。
る未延伸及び半延伸糸に吸着させた場合には次の様な延
伸後の問題があった。
乳化物に於いては、水不溶性物質が特に着色材の場合に
は乳化剤に依る染色堅牢度の低下をきたすし、被乳化物
にも制約を受ける事になる。
は乳化剤に依る染色堅牢度の低下をきたすし、被乳化物
にも制約を受ける事になる。
分散物に於いては、分散剤に依る染色堅牢度の低下問題
があると共に、被分散物が固形の場合には粉砕能力に依
る制約を受けたのである。
があると共に、被分散物が固形の場合には粉砕能力に依
る制約を受けたのである。
以上の如く乳化剤、分散剤は合成7′哉維の延伸糸に封
鎖される事に依り染色堅牢度の低下をきたす事になるが
、仕上剤のみを固着した延伸糸に於いては、着色時点で
固着された仕上剤が流失してしまう事になる。それ故に
これらの問題を回避すべくポリエステル繊維に於いて次
の様な方法が考えられている。
鎖される事に依り染色堅牢度の低下をきたす事になるが
、仕上剤のみを固着した延伸糸に於いては、着色時点で
固着された仕上剤が流失してしまう事になる。それ故に
これらの問題を回避すべくポリエステル繊維に於いて次
の様な方法が考えられている。
特許公報昭和55−23927に於いて、ポリエステル
の未延伸又は半延伸糸に、キャリヤー能を有する有機化
合物を、パッド前に付与したのちパッド子るか、または
パッドと同時に付与したのち、次いで熟成または蒸熱処
理することを特徴とするパッド処理法を開示している。
の未延伸又は半延伸糸に、キャリヤー能を有する有機化
合物を、パッド前に付与したのちパッド子るか、または
パッドと同時に付与したのち、次いで熟成または蒸熱処
理することを特徴とするパッド処理法を開示している。
パッド液にはキャリヤー能を有する有機化合物、着色材
及び仕上剤が含まれている。この方法は固着手段として
、熟成処理または蒸熱処理をとっている。
及び仕上剤が含まれている。この方法は固着手段として
、熟成処理または蒸熱処理をとっている。
熟成処理は未延伸ia維表面上にパッドされたキャリヤ
ーと水の存在によって未延伸繊維内部へ染料等を拡散さ
せる為であり、常温で一定時間密閉状態にしておく必要
がある。密閉状態にするのは水の蒸発を避けるためであ
る。通常分散染料では、約10時間以上放置すると固着
量が平衡に達する様で、トリベンジルメラミンでは、1
0分間で吸着量が平衡に達すると言われている。また蒸
熱処理は70°C−105°Cの温度範囲で行なわれる
。
ーと水の存在によって未延伸繊維内部へ染料等を拡散さ
せる為であり、常温で一定時間密閉状態にしておく必要
がある。密閉状態にするのは水の蒸発を避けるためであ
る。通常分散染料では、約10時間以上放置すると固着
量が平衡に達する様で、トリベンジルメラミンでは、1
0分間で吸着量が平衡に達すると言われている。また蒸
熱処理は70°C−105°Cの温度範囲で行なわれる
。
以上の様なことからこの方法は、一定時間水の蒸発を避
ける為に密閉状態にするか又は蒸熱処理を必要とする固
着方法である。
ける為に密閉状態にするか又は蒸熱処理を必要とする固
着方法である。
し→に依る方法では、水不溶性物質が着色材である時に
は次の様な方法で固着する。
は次の様な方法で固着する。
着色材が分散染料の場合には、水又は温湯で染料分散液
を調整して、80℃〜130℃の温度で約30分〜1時
間かけて固着する。その後、繊維表面上に付着している
未固着の分散染料を除去する為に還元洗浄が必要となる
。合成;蕪雑がポIJ エステルで、分散染料の固着温
度が100°C前後の場合には、キャリヤーの使用が必
要で、分散染料固着後の還元洗浄のあとにキャリヤーの
除去も必要となる。このキャリヤー除去は染色堅牢度、
持に摩擦堅牢度の向上にとっては不可欠なのである。
を調整して、80℃〜130℃の温度で約30分〜1時
間かけて固着する。その後、繊維表面上に付着している
未固着の分散染料を除去する為に還元洗浄が必要となる
。合成;蕪雑がポIJ エステルで、分散染料の固着温
度が100°C前後の場合には、キャリヤーの使用が必
要で、分散染料固着後の還元洗浄のあとにキャリヤーの
除去も必要となる。このキャリヤー除去は染色堅牢度、
持に摩擦堅牢度の向上にとっては不可欠なのである。
ビニロンを硫化染料で着色するには次の様な事が必要と
なる。
なる。
多くの硫化染料はイオウが芳香核と環状に結合して発色
母体となり、更に芳香核がポリサルファイド鎖によって
連結されているので水不溶性である。それ故染色にあた
り硫化染料を水可溶性にする必要が生じる。硫化染料を
硫化ナトリウムで還元すると、ポリサルファイド結合が
切断されて一8Naとなり水可溶性となる。この水可溶
性にした硫化染料を用いて、80℃〜90’Cで40分
〜50分間かけてビニロン繊維に吸着させる。吸着され
た染料はビニロン繊維上で空気に酸化されて、元の水不
溶性染料にもどるのである。この様に水不溶性染料の場
合には、事前に水可溶性にする必要がある。また水不溶
性物質が仕上剤の場合には、事前にこれらの水不溶性物
質を乳化物又は分散物にする必要があり、耐洗濯性を付
与するには樹脂を併用しなければならない。仕上剤を含
んだ樹脂液を合成識維上にパッド若しくは浸漬する。そ
のあと遠心脱水機にかけるか、又はマングルで絞ってか
ら乾燥する。このあとllO’c−150’cで30秒
〜3分間キユアリングをする。
母体となり、更に芳香核がポリサルファイド鎖によって
連結されているので水不溶性である。それ故染色にあた
り硫化染料を水可溶性にする必要が生じる。硫化染料を
硫化ナトリウムで還元すると、ポリサルファイド結合が
切断されて一8Naとなり水可溶性となる。この水可溶
性にした硫化染料を用いて、80℃〜90’Cで40分
〜50分間かけてビニロン繊維に吸着させる。吸着され
た染料はビニロン繊維上で空気に酸化されて、元の水不
溶性染料にもどるのである。この様に水不溶性染料の場
合には、事前に水可溶性にする必要がある。また水不溶
性物質が仕上剤の場合には、事前にこれらの水不溶性物
質を乳化物又は分散物にする必要があり、耐洗濯性を付
与するには樹脂を併用しなければならない。仕上剤を含
んだ樹脂液を合成識維上にパッド若しくは浸漬する。そ
のあと遠心脱水機にかけるか、又はマングルで絞ってか
ら乾燥する。このあとllO’c−150’cで30秒
〜3分間キユアリングをする。
以上の様なことからこの方法は、大量の水と熱エネルギ
ーを必要とし、場合によっては前処理又は樹脂を必要と
する固着方法である。
ーを必要とし、場合によっては前処理又は樹脂を必要と
する固着方法である。
これらの事情に鑑み、本発明は合成繊維の未延伸又は半
延伸糸に対し、水不溶性物質を大量の水と熱エネルギー
及び樹脂に依存する事なく、又温度に制約される事なく
堅牢性の高い加工を付与する処の水不溶性物質の瞬間固
着法を提供せんとするものである。
延伸糸に対し、水不溶性物質を大量の水と熱エネルギー
及び樹脂に依存する事なく、又温度に制約される事なく
堅牢性の高い加工を付与する処の水不溶性物質の瞬間固
着法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明の水不溶性物質の瞬間
固着法は、 一般式 AB fI) R“ (式中Aは几−(o−OH2−cu)n−o−R′で表
わされるグリコールエーテル類で、Rはアルキル基、ア
リル基又はフェニル基で、R′はH、アルキル基、アリ
ル基又はフェニル基で、R“は■又はメチル基で、nは
1以上の整数であり、式中Bは水不溶性物質である) で表わされるグリコールエーテル類含有の水不溶性物質
を有効成分とする物を、合成繊維の未延伸又は半延伸糸
に付与し、引き続いて空中、常温水中又は熱水中に延伸
することに依り水下、@性物胃の瞬間固着を図るもので
ある。
固着法は、 一般式 AB fI) R“ (式中Aは几−(o−OH2−cu)n−o−R′で表
わされるグリコールエーテル類で、Rはアルキル基、ア
リル基又はフェニル基で、R′はH、アルキル基、アリ
ル基又はフェニル基で、R“は■又はメチル基で、nは
1以上の整数であり、式中Bは水不溶性物質である) で表わされるグリコールエーテル類含有の水不溶性物質
を有効成分とする物を、合成繊維の未延伸又は半延伸糸
に付与し、引き続いて空中、常温水中又は熱水中に延伸
することに依り水下、@性物胃の瞬間固着を図るもので
ある。
これらグリコールエーテル類を具体的に示すと、例えば
次の様なものがある。水可溶性タイプのグリコールエー
テル類としては、 CH3−0−CH2CH20H,CH3(OCH20H
2)2−OH。
次の様なものがある。水可溶性タイプのグリコールエー
テル類としては、 CH3−0−CH2CH20H,CH3(OCH20H
2)2−OH。
CH3(OCT(2CH2)a−OF(、CH3−(O
CH2CI(2)n −OH。
CH2CI(2)n −OH。
0af(70−CH2CH2−0E(、CaH7(OC
I(2CH2)2−OH。
I(2CH2)2−OH。
OH3
03)i70CF(2CHOH,(CHa)2cH−O
c’1(20H20f(。
c’1(20H20f(。
(Ct(a)2OF(−(OCEI2CH2)2−OE
(。
(。
C4H9−0−C02CH2〜OH,04F(g−(O
CR2CF(2)2−OaC4H9(OCH20H2)
a−OH。
CR2CF(2)2−OaC4H9(OCH20H2)
a−OH。
(CE(a)2CHCH200H2CE(20F(。
(OH3)2CHCH2(OCH2CH2)2 0H。
CH2=CFl印2−octt2cu2−ot+、C2
H5−o−C2H4−or−t。
H5−o−C2H4−or−t。
C2E(5(OCH20H2)20a C2H5(OC
H2CH2)a OH。
H2CH2)a OH。
CH30−C2H40−CH3,CHBO−(C2H4
0)2−CH3゜02F(50(C2H,1o)2−C
2H5゜cr−taO−(c2R,10) B−OF(
aがあり、水不溶性又は水難溶性タイプのグリコールエ
ーテル類としては、06F11B (OCI(2C硅2
) 2−OR,Q−ocFI2an2−oaC21(
50−C2H4o−c2H,、、C41(90−02E
(40−04’(9゜C4)190−(C2H40)
2−04F(91CH30−02E(40−C(CHa
)aがある。
0)2−CH3゜02F(50(C2H,1o)2−C
2H5゜cr−taO−(c2R,10) B−OF(
aがあり、水不溶性又は水難溶性タイプのグリコールエ
ーテル類としては、06F11B (OCI(2C硅2
) 2−OR,Q−ocFI2an2−oaC21(
50−C2H4o−c2H,、、C41(90−02E
(40−04’(9゜C4)190−(C2H40)
2−04F(91CH30−02E(40−C(CHa
)aがある。
これらのグリコールエーテル類は水不溶性物質の溶解力
又は部分溶解に依る微粒子状態での分散化を図る能力に
秀でているが、使用に際しては水可溶性タイプが望まし
い。何故ならば、グリコールエーテル類含有の水不溶性
物質を有効成分とする物を合成1a維の未延伸又は半延
伸糸に付与し、引き続いて行なわれる延伸の後、水洗に
依りグリコールエーテル類の除去を図り、水不溶性物質
の固着堅牢性を高める為である。
又は部分溶解に依る微粒子状態での分散化を図る能力に
秀でているが、使用に際しては水可溶性タイプが望まし
い。何故ならば、グリコールエーテル類含有の水不溶性
物質を有効成分とする物を合成1a維の未延伸又は半延
伸糸に付与し、引き続いて行なわれる延伸の後、水洗に
依りグリコールエーテル類の除去を図り、水不溶性物質
の固着堅牢性を高める為である。
グリコールエーテル類により溶解又は分散される処の水
不溶性物質としては分散染料、硫化染料、建染染料、媒
染染料、ピグメントレジンカラー又は有機溶剤溶解染料
の着色材があり、溌水剤、撥油剤、抗ピリング剤、ホッ
トメルト衛脂(望ましくはポリエチレン、ナイロン、ポ
リエステル又はエチレン・酢酸ビニル共重合物の乳化物
)、吸水剤、帯電防止剤、柔軟剤、難燃剤、抗菌剤又は
防虫剤の仕上剤がある。
不溶性物質としては分散染料、硫化染料、建染染料、媒
染染料、ピグメントレジンカラー又は有機溶剤溶解染料
の着色材があり、溌水剤、撥油剤、抗ピリング剤、ホッ
トメルト衛脂(望ましくはポリエチレン、ナイロン、ポ
リエステル又はエチレン・酢酸ビニル共重合物の乳化物
)、吸水剤、帯電防止剤、柔軟剤、難燃剤、抗菌剤又は
防虫剤の仕上剤がある。
合成城維の未延伸又は半延伸糸に対し、グリコールエー
テル類含有の水不溶性物質を有効成分とする物を付与し
、引き続いて空中、常温水中又は熱水中に未延伸糸で2
倍以上、半延伸糸で1.5倍以上に延伸する事に依り、
水不溶性物質を瞬時に合成繊維に固着する事が出来る。
テル類含有の水不溶性物質を有効成分とする物を付与し
、引き続いて空中、常温水中又は熱水中に未延伸糸で2
倍以上、半延伸糸で1.5倍以上に延伸する事に依り、
水不溶性物質を瞬時に合成繊維に固着する事が出来る。
なお未固着のグリコールエーテル類含有の水不溶性物質
を除去するには水洗すればよい。
を除去するには水洗すればよい。
以上の様な構成からなる固着法のため、本発明の水不溶
性物質の瞬間固着法は、大量の水及び熱エネルギーに依
存する事なく、かつ仕上剤の耐熱性に依る制約を受ける
事なく簡便にして安価な堅牢性の高い加工を付与するの
である。
性物質の瞬間固着法は、大量の水及び熱エネルギーに依
存する事なく、かつ仕上剤の耐熱性に依る制約を受ける
事なく簡便にして安価な堅牢性の高い加工を付与するの
である。
実施例I
C2H5(OOH2CH2)20Hとスミカロンブルー
ER(分散染料)とを重量で9=1の比率で混合する。
ER(分散染料)とを重量で9=1の比率で混合する。
この該溶液を、単糸16.5デニールで単糸総本数が8
万本からなる182万デニールのポリエステル未延伸ト
ウ及び単糸itデニールで単糸総本数が8万本からなる
88万デニールのポリエステル半延伸トウにパッド浴で
浸漬して付与する。浸漬時間は5秒間、その後マングル
で絞ってピックアップ60%のパッドトウとする。この
物を引き続き空中で、未延伸のものを3,3倍に、又半
延伸糸のものを2.2倍にそれぞれ延伸して、40万デ
ニールの着色延伸トウとなし、水洗ののち乾燥する。
万本からなる182万デニールのポリエステル未延伸ト
ウ及び単糸itデニールで単糸総本数が8万本からなる
88万デニールのポリエステル半延伸トウにパッド浴で
浸漬して付与する。浸漬時間は5秒間、その後マングル
で絞ってピックアップ60%のパッドトウとする。この
物を引き続き空中で、未延伸のものを3,3倍に、又半
延伸糸のものを2.2倍にそれぞれ延伸して、40万デ
ニールの着色延伸トウとなし、水洗ののち乾燥する。
このポリエステルの乾燥延伸トウに於けるスミカロンブ
ルーE凡の固着率は約6ωt%であり、摩擦に対する染
色堅牢度はJIS−L−0849法■形、ll8−L−
0828で、乾摩擦及び湿摩擦共に5級を得た。なお分
散染料が螢光染料の場合には、発色は乾燥時点で行なわ
れた。ニラカブライ)FENを約3ωt%固着したポリ
エステル延伸トウでは80’Cで30秒間、150°C
で1150秒間で発色した。
ルーE凡の固着率は約6ωt%であり、摩擦に対する染
色堅牢度はJIS−L−0849法■形、ll8−L−
0828で、乾摩擦及び湿摩擦共に5級を得た。なお分
散染料が螢光染料の場合には、発色は乾燥時点で行なわ
れた。ニラカブライ)FENを約3ωt%固着したポリ
エステル延伸トウでは80’Cで30秒間、150°C
で1150秒間で発色した。
実施例2
0Ha C0CH2CH2)s OHとサルファブラ
ックB(硫化染料)とジンクピリチオンの50%水分散
液とを重量で17.5:2:0.5の比率で混合する。
ックB(硫化染料)とジンクピリチオンの50%水分散
液とを重量で17.5:2:0.5の比率で混合する。
この該溶液を、単糸16.5デニールで単糸総本数が8
万本からなる182万デニールのビニロン未延伸トウ及
び単糸11デニールで単糸総本数が8万本からなる88
万デニールのビニロン半延伸トウにパッド浴で浸漬して
付与する。浸漬時間は5秒間、その後マングルで絞って
ピックアップ60%のパッドトウとする。この物を引き
続き熱水中で、未延伸のものを3倍に、又半延伸のもの
を2倍にそれぞれ延伸して、着色材と仕上剤とが固着さ
れた44万デニールの延伸トウとなし、水洗ののち乾燥
する。
万本からなる182万デニールのビニロン未延伸トウ及
び単糸11デニールで単糸総本数が8万本からなる88
万デニールのビニロン半延伸トウにパッド浴で浸漬して
付与する。浸漬時間は5秒間、その後マングルで絞って
ピックアップ60%のパッドトウとする。この物を引き
続き熱水中で、未延伸のものを3倍に、又半延伸のもの
を2倍にそれぞれ延伸して、着色材と仕上剤とが固着さ
れた44万デニールの延伸トウとなし、水洗ののち乾燥
する。
熱水中での延伸では水不溶性物質が1部流失する為に、
このビニロンの乾燥延伸トウに於けるサルファブラック
Bの固着率は約5ωt%であり、ジンクピリチオンの固
着率は約0.6%であった。なおll!擦に対する染色
堅牢度はJIS−L−0849法H形JIS−L−08
23で、乾摩擦、湿摩擦共に5級であった。また大腸菌
とブドウ状球菌による抗菌テストでは、阻止臼が大腸菌
で5.3朋、ブドウ状球菌で10.5Mであった。
このビニロンの乾燥延伸トウに於けるサルファブラック
Bの固着率は約5ωt%であり、ジンクピリチオンの固
着率は約0.6%であった。なおll!擦に対する染色
堅牢度はJIS−L−0849法H形JIS−L−08
23で、乾摩擦、湿摩擦共に5級であった。また大腸菌
とブドウ状球菌による抗菌テストでは、阻止臼が大腸菌
で5.3朋、ブドウ状球菌で10.5Mであった。
実施例a cu3
(lHa 0−CH20H−OHとシンロイヒFM−1
7ピンク(螢光顔料)とアンドックスS SM(帯電防
止剤)とを重量で17:1.5:1.5の比率で混合す
る。
7ピンク(螢光顔料)とアンドックスS SM(帯電防
止剤)とを重量で17:1.5:1.5の比率で混合す
る。
この該溶液を、単糸12デニールで単糸総本数が10万
本からなる120万デニールのナイロン6未低伸トウ及
び単糸8デニールで単糸総本数が7.5万本からなる6
0万デニールのナイロン6半延伸トウにパッド浴で浸漬
して付与する。浸漬時間は7秒間、その後マングルで絞
ってピックアップ60%のパッドトウとする。この物を
引き続き水中で、未延伸のものを3倍に、又半延伸のも
のを1.5倍にそれぞれ延伸して、着色材と仕上剤とが
固着された40万デニールの延伸トウとなし、水洗のの
ち乾燥する。
本からなる120万デニールのナイロン6未低伸トウ及
び単糸8デニールで単糸総本数が7.5万本からなる6
0万デニールのナイロン6半延伸トウにパッド浴で浸漬
して付与する。浸漬時間は7秒間、その後マングルで絞
ってピックアップ60%のパッドトウとする。この物を
引き続き水中で、未延伸のものを3倍に、又半延伸のも
のを1.5倍にそれぞれ延伸して、着色材と仕上剤とが
固着された40万デニールの延伸トウとなし、水洗のの
ち乾燥する。
このナイロン6の乾燥延伸トウに於けるシンロイヒFI
v−17ピンクの固着率は約4.5ωt%であり、アン
ドックスSSMの固着率は約4.5%であった。なおM
I!擦に対する染色堅牢度はJIS −L −0849
法■形JIS−L−0823で、乾摩擦、湿摩擦共に5
級であった。また帯電防止能はタフタを作って判定を試
みた。洗濯は家庭用洗剤ブルーダイヤl f/l使用し
て、水温40°C1洗濯時間20分間、浴比1:30で
行ない、その後流水で5分間水洗をしたのち風乾する事
を洗1回数1回とする。(ωは洗・看回数) 帯電防止能は20°C1相対湿度40%の雰囲気下でオ
ネストメーターにて半減期を測定し、ロータリースタテ
ィックテスターにて帯電圧を測定す。
v−17ピンクの固着率は約4.5ωt%であり、アン
ドックスSSMの固着率は約4.5%であった。なおM
I!擦に対する染色堅牢度はJIS −L −0849
法■形JIS−L−0823で、乾摩擦、湿摩擦共に5
級であった。また帯電防止能はタフタを作って判定を試
みた。洗濯は家庭用洗剤ブルーダイヤl f/l使用し
て、水温40°C1洗濯時間20分間、浴比1:30で
行ない、その後流水で5分間水洗をしたのち風乾する事
を洗1回数1回とする。(ωは洗・看回数) 帯電防止能は20°C1相対湿度40%の雰囲気下でオ
ネストメーターにて半減期を測定し、ロータリースタテ
ィックテスターにて帯電圧を測定す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)一般式 AB( I ) {式中Aは▲数式、化学式、表等があります▼で表わ されるグリコールエーテル類で、Rはアルキル基、アリ
ル基又はフェニル基で、R′はH、アルキル基、アリル
基又はフェニル基で、R”はH又はメチル基で、nは1
以上の整数であり、式中Bは水不溶性物質である} で表わされるグリコールエーテル類含有の水不溶性物質
を有効成分とする物を、合成繊維構造物の未延伸又は半
延伸糸に付与し、引き続いて空中、常温水中又は熱水中
に延伸する事により水不溶性物質を瞬時に合成繊維構造
物に固着する事を特徴とする水不溶性物質の瞬間固着法
。 (2)一般式( I )中AのR及びR′の炭素数が6以
下のグリコールエーテル類である特許請求の範囲第1項
記載の水不溶物質の瞬間固着法。 (3)水不溶性物質が分散染料、硫化染料、建染染料、
媒染染料、ピグメントレジンカラー又は有機溶剤溶解染
料の着色材であり、撥水剤、撥油剤、抗ピリング剤、ホ
ットメルト樹脂、吸水剤、帯電防止剤、柔軟剤、難燃剤
、抗菌剤又は防虫剤の仕上剤である特許請求の範囲第1
項記載の水不溶性物質の瞬間固着法。 (4)合成繊維構造物の未延伸又は半延伸糸がナイロン
6、ナイロン66、芳香族ナイロン、ビニロン、ビニリ
デン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、アクリロニトリル単独重
合物、アクリロニトリル共重合物、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン、ポリクラール、ベンゾエー
ト、ポリフルオロエチレン系、ポリ尿素系、ポリスチレ
ン系、ポリビニルアルコール・ポリ塩化ビニル共重合系
又は青化ビニリデンである特許請求の範囲第1項記載の
水不溶性物質の瞬間固着法。 (5)合成繊維構造物の未延伸又は半延伸糸の延伸倍率
が未延伸糸で2倍以上、半延伸糸で 1.5倍以上である特許請求の範囲第1項記載の水不溶
性物質の瞬間固着法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289585A JPS61225331A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 水不溶性物質の瞬間固着法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289585A JPS61225331A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 水不溶性物質の瞬間固着法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61225331A true JPS61225331A (ja) | 1986-10-07 |
Family
ID=13213436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6289585A Pending JPS61225331A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 水不溶性物質の瞬間固着法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61225331A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6440622A (en) * | 1987-08-05 | 1989-02-10 | Teisan Seiyaku Kk | Production of mothproof and antimicrobial polyester fiber |
WO2001032975A1 (fr) * | 1999-11-04 | 2001-05-10 | Teijin Limited | Fibres en polyester a fonctionnalite conferee, structure etablie a partir de ces fibres et procede de fabrication correspondant |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP6289585A patent/JPS61225331A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6440622A (en) * | 1987-08-05 | 1989-02-10 | Teisan Seiyaku Kk | Production of mothproof and antimicrobial polyester fiber |
WO2001032975A1 (fr) * | 1999-11-04 | 2001-05-10 | Teijin Limited | Fibres en polyester a fonctionnalite conferee, structure etablie a partir de ces fibres et procede de fabrication correspondant |
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