JPS61225324A - フツ化黒鉛繊維 - Google Patents

フツ化黒鉛繊維

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JPS61225324A
JPS61225324A JP5881585A JP5881585A JPS61225324A JP S61225324 A JPS61225324 A JP S61225324A JP 5881585 A JP5881585 A JP 5881585A JP 5881585 A JP5881585 A JP 5881585A JP S61225324 A JPS61225324 A JP S61225324A
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JP
Japan
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fiber
graphite
diameter
fluorinated graphite
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP5881585A
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English (en)
Inventor
Yukinari Komatsu
小松 行成
Katsuyuki Nakamura
克之 中村
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フッ化黒鉛繊維に関し、さらに詳しくは繊維
径が細く、かう繊維長/繊維径が大きい、フッ化黒鉛繊
維に関するものである。
(従来の技術) 気相法によって得られる従来のフッ化黒鉛繊維は、繊維
状炭素又は繊維状黒鉛を原料とし、これに直接フッ素ま
たはこれとフッ化水素を作用させてフッ素化するか(特
開昭58−208112号)または前記の炭素材料をフ
ッ素化水素中で電解フッ素化することによって製造され
る(特開昭59−169917号)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のフッ化黒鉛繊維はいずれも気相法
によって得られた元の繊維状炭素または黒鉛の繊維径が
太く、また繊維長/繊維径が小さいために母材樹脂に混
合、成形して得られた成形品の摺動特性が十分でなく、
また電池用活物質に用いる場合にもその寿命が十分でな
いなど問題が残っていた。また同様に従来のフッ化黒鉛
繊維をフィラーとして用いた固体潤滑材も必ずしも充分
低い摩擦係数を与えるものではなく、その改良が望まれ
ていた。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、電池
材料に用いた時に充分満足しうる放電特性を有し、また
固体潤滑材として充分使用することができるフッ化黒鉛
繊維を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のフッ化黒鉛繊維は、化学式(Cx F)n(こ
こでx=1〜4 、nは整数を意味する)で表されるフ
ッ化黒鉛を含み、黒鉛の層が長手軸に平行に年輪状に配
列して形成され、繊維の直径が0.05〜4μmの範囲
の均一な径を有し、繊維長/繊維径が100以上である
ことを特徴とする。
本発明において、原料として用いる炭素質繊維は、繊維
の直径が0.5〜4μm、&6維長/繊維径が100以
上の直線状や捲縮した繊維であり、好ましくは繊維が捲
縮し、3次元的に絡合したものが好ましい。また繊維の
長手軸に平行に黒鉛の層が年輪状に配列して形成された
ものである。このような炭素質繊維は、例えば特願昭5
9−253550号明細書に記載された方法により製造
することができる。すなわちこの方法は、炭化水素類お
よび特定の有機金属化合物を必要に応じてキャリアガス
とともに炉内に導入し、炭化水素類を熱分解、触媒反応
させることによって浮遊状態下に炭素質繊維を生成させ
、これをさらに2000℃以上で処理してその少くとも
一部を黒鉛化することによって製造される。この場合、
原料として用いられる炭化水素類は、特に限定されるも
のではなく、例えばアントラセン、ナフタレン等を含む
室温で固体状の炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、スチレン、シクロヘキサン、シクロペンタジェン、
ヘキサン、イソオクタン等をふくむ室温で気体状の炭化
水素、またはメタン、エタン、プロパン、ブタン、エチ
レン、プロピレン、ブチレン、アセチレン等を含む気体
状の炭化水素のいずれでもよい。また触媒として用いら
れる有機金属化合物としては、周期律表の第rVa族(
特にTl s Z r ) 、第Va族(特にv)、第
VIa族(特にCrs Mos W) 、第■a族(特
にMn)、第1族(特にFes 00% N15RuS
RhSPdsO8、Ir、Pt)に属する金属の化合物
、特にシクロペンタジェニル系金属化合物、カルボニル
系金属化合物、ベンゼン−金属化合物、アルキル、アリ
ルまたはアルキニル金属化合物、β−ジケトン金属錯体
、ケト酸エステル金属錯体、金属カルボン酸塩、これら
の置換体、誘導体等が好ましく用いられる。これらのう
ち、特にビス(シクロペンタジェニル)鉄、ニッケルま
たはコバルト等のシクロペンタジェニル化合物、鉄カル
ボニル、ニッケルカルボニル、コバルトカルボニル、シ
クロペンタジェニルカルボニル鉄などの鉄、ニッケルま
たはコバルト等のカルボニル化合物、ジまたはトリアセ
チルアセトンの鉄、ニッケルまたはコバルト錯体等のβ
−ジケトン金属錯体、ジまたはトリアセト酢酸エステル
の鉄、ニッケルまたはコバルト錯体、フマル酸鉄、ナフ
テン@鉄などの鉄、ニッケルまたはコバルト等のフマル
酸塩や高級炭化水素のカルボン酸塩、もしくはこれらの
誘導体等が好結果を与える。前記有機金属化合物の供給
方法としては、これらを直接加熱して気体状態で反応域
に供給するか、または該有機金属化合物を炭化水素の液
体中に溶解または微分散させ、これらを加熱して供給し
たり、噴出させたりする等の方法が用いられる。上記有
機金属化合物の供給量(毎分光たりの供給重量%)は炭
化水素との混合物に対して0.01重量%以上、好まし
くは0.05重量%以上、特に0.2%以上である。ま
た炭化水素類および有機金属化合物の導入温度帯域は5
00℃以下、好ましくは100〜500℃、また反応加
熱温度帯域は900〜1800℃の範囲が好適である。
上述のようにして得られた炭素質繊維は、易黒鉛性を有
しているので2.000℃以上で熱処理することにより
容易に黒鉛化して本発明の原料を得ることができる。
上記黒鉛化繊維をフッ比処理するには、公知の方法を用
いることができ、例えば350〜600℃の高温下で炭
素質繊維フッ素ガスを反応させたり、炭素質繊維をフッ
化水素電解液中で電解することによっても製造すること
ができる。前者のフッ素化の場合には、所定量の炭素質
繊維をフッ素圧下におき、所定時間、所定温度で処理す
ることにより、前記式を有するフッ化黒鉛を少なくとも
一部に有するフッ化黒鉛繊維を得ることができる。
フッ素圧、反応時間は特に限定されるものではなく、全
部がフッ化黒鉛である繊維を得るためには、重量増加が
無くなるまでフッ素化すれば良(・また表面だけがフッ
化黒鉛化した繊維を得るためには・所定時間だけフッ素
化処理すればよい。反応温度は250〜600℃が好適
である。電解処理によってフッ化黒鉛繊維を得るには黒
鉛繊維・フッ化水素および導電剤をこの順序で仕込み、
所定の条件下で電流を通じれば良い、黒鉛繊維は陽極に
接触させるか、またはその近傍に設けることが好ましく
、導電剤は、水または金属塩が好ましいが、水を用いる
場合は伝導度および電流効率の点から0.01〜1%が
適当である。また金属塩としてはL x F SN a
 F s K F % CaF 2 、M g F z
などのフッ化物が好ましい、電解電圧は例えば2〜40
Vが好ましく、また反応は窒素ガスまたはアルゴンガス
等の乾燥不活性ガス下マイナス40〜150℃の条件下
で行なうことが望ましい、電解法によるフッ素化反応は
極めて迅速であり、ご(短時間内に前記式の組成を有す
るフッ化黒鉛繊維を得ることができる。このようにして
得られた黒鉛繊維は炭素材料特有の黒色を保持しており
・典型的には35〜60%の重量増加を伴う。
(発明の効果) 本発明のフッ化黒鉛繊維は、繊維直径が細く、繊維長/
繊維径が100以上と大きく、その上捲縮を有し、典型
的には3次元的に絡合し、電池材料に用いた場合、優れ
た液流通性および放電特性を有し、その他潤滑性を有す
る。このため、電気、電子材料、特にフッ化黒鉛−リチ
ウム電池の正極活物質として好適であり、電池の寿命が
向上する。
また固体潤滑剤とした時も極めて低い摩擦係数を与える
ものであり極めて有用である。
以下、本発明を実施例でさらに詳細に説明する。
(実施例1) 鉄カルボニール10重量%を含むベンゼン混合液を20
0℃で蒸発させ、これを水素ガス700cc/minに
キャリヤーさせ、ガス温度1,160℃の反応炉内に導
入し、5分間反応させて、8gの炭素質繊維を製造した
。得られた炭素質繊維の直径は0.8μm程度であり、
繊維長/繊維径は、300〜500であった(走査型電
子顕微鏡により確認)。またこの繊維は捲縮を有し、こ
の捲縮により各繊維が3次元的に絡合していることが認
められた。次に繊維を2500℃、30分間アルゴンガ
ス雰囲気下で熱処理し、黒鉛化した。
該処理後の繊維を透過型および走査型電子顕微鏡で観察
したところ、黒鉛の層は繊維軸にほぼ平行に、断面にお
いて年輪状に配列して形成されていることが分かった。
粉末X線回折法(炭素材料実験技術(r)、55頁、昭
和53年6り!日、科学技術社発行)によって測定した
C軸方向の結晶サイズLc=262人、(()02)平
面間隔do02=3.36人であった。このようにして
得られた黒鉛繊維を陽極とし、ニッケル板を陰極として
極板間の距離を1C11に設定し、水/無水フッ酸が1
/650になるような電解液を満たした電解層中に浸漬
し、窒素ガス雰囲気下で平均電流密度3.3A/dnf
、電圧10V、浴温−15℃で6時間電解処理を行った
。黒鉛化繊維g当たりの全電荷量は、8000クーロン
であった。得られたフッ化黒鉛繊維は、元素分析の結果
(C2,5F)nの組成を有することが分かった。また
粉末X線回折によればd002””6人、2θ−14,
7°であった。また電解処理後の該フッ化黒鉛繊維は良
好な繊維形状を保ち、色は黒色のままであった。
得られたフッ化黒鉛繊維を正極活物質とし、T−プチロ
ラクトンを溶媒とし、電解質としてホウフッ化すチウム
を用いてリチウム−フッ素電池を組立て、その放電特性
を測定した。結果を下記の第1表に示す。なお、この場
合の電池特性は、2゜6にΩの抵抗を負荷した場合の開
放端電位および電圧平坦性が維持される時の放電時間で
評価した。
第1表 (実施例2) 実施例1で得た黒鉛繊維を0.5気圧のフッ素および窒
素の等量混合ガスを用い、温度400”Cで120時間
処理した。得られたフッ化黒鉛繊維を元素分析したとこ
ろ(CzF)nの組成を有していることが分かった。こ
の繊維の色は灰褐色であった。このフッ化黒鉛繊維を用
いて、実施例1と同様にリチウム−フッ素電池を組立て
、その放電特性を測定した。結果を第1表に示す。
(実施例3) 実施例1で得られたフッ化黒鉛繊維をナイロン66樹脂
に30重量%混合し、その摺動特性を評価した。結果を
第2表に示す。なお、第2表中、対鋼動摩擦係数はV=
3Qm/min、P=10kg / cdで測定した。
また限界Pv値はアルゴン雰囲気で測定し、10にぎ/
cA−hrの摩耗量で評価したものである。
(比較例1) 実施例1において、ガス温度を130(1、反応時間を
30分間とする以外は同一の条件で処理し、13gの炭
素質繊維を得た。得られた繊維は均一な径を有していた
が、実施例1より太く、その直径は4μmであった。ま
た繊維長/繊維径300〜500の細長い形状を有し、
捲縮を有していた。この炭素質繊維を2500℃、30
分間熱処理し、実施例1と同様な条件でフッ素化を行っ
た。得られたフッ素化物を実施例1と同様にしてリチウ
ム−フッ素電池を組立、その放電特性を測定した。結果
を第1表に示す、また実施例3と同様に樹脂複合材を作
成し、その摺動特性を評価した結果を第2表に示す。
(比較例2) 内径80鶴、長さ301のセラミック製円筒基板の内側
にFe3O4超微粒子/ヘキサン(160ppm)を3
回スプレーし、乾燥してFe50゜超微粒子を該円筒基
板内側に付着させた。これを炉内にセットして水素ガス
雰囲気下で1100℃まで昇温した。水素ガス300c
c/minとベンゼンl Qvo 1%を基板内側に流
して、2時間反応させ、約10gの炭素質繊維を得た。
得られた炭素質繊維の直径は、約5〜12μm、繊維長
/繊維径が500以上で直線状の繊維が得られた。
これを2500℃、30分間熱処理し、実施例1と同様
な条件でフッ素化を行い、得られたフッ素化物を実施例
1と同様にリチウム−フッ素電池に組立て、その放電特
性を特性を測定した。結果を第1表に示す。また実施例
3と同様な樹脂複合材を作成し、その摺動特性を評価し
た。結果を第2表に示す。
第2表 手続補正書 昭和61年 3月20日 1、事件の表示 昭和60年 特 許 願 第58815号2)発明の名
称 フッ化黒鉛繊維 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号名 称
 (003)旭化成工業株式会社代表者世古真臣 4、代理人〒103 住 所 東京都中央区日本橋茅場町−丁目11番8号(
紅萌ビルディング)電話03 (639) 5592番
氏 名(7658)弁理士 川  北  武  長5、
補正命令の日付 自発 7、補正の内容 (1)明細書第1真下から2行目の「気相法によって」
をrフッ化黒鉛は、[フッ素化学と工業〔II]  (
化学工業社発行)に記載されているように炭素や黒鉛が
フッ素と反応して得られるものである。気相法によって
1に改める。
(2)明細書第1頁下行目のr 0.5 Jをro、0
5」に改める。
(3)明細書第3頁下から1行目の「これを」の前にr
必要に応じてjを加える。
(4)明細書第1頁下行目の「その少くとも一部を」を
rさらに」に改める。
(5)明細書第6頁7〜9行目のr2.000℃以上・
・・・・・得ることができる。」をr黒鉛化しているも
のを含むが、これを例えば2.000℃以上で熱処理す
ることによりさらに黒鉛化して本発明の原料とすること
もできる。」に改める。
(6)明細書第3頁10行目の「黒鉛化繊維」を「炭素
質繊維」に改める。
(7)明細書第3頁12行目の「炭素質繊維」を「炭素
質繊維(少なくとも一部が黒鉛化したものを含む、以下
同じ)と1に改める。
(8)明細書第8頁下から7行目の「10重量%」を1
1重量%jに改める。
(9)明細書第11頁5行目の「灰褐色」をr灰色Jに
改める。
(10)明細書第11頁下から2行目の「30分間」を
r90分間1に改める。
(11)明細書第11頁下から1行目の「13g」を’
51gjに改める。
(12)明細書箱12頁2行目のr4μmJを「5μm
Jに改める。
(13)明細書第13頁の第2表の下に次の記載を加え
る。
実施例4 アセチルアセトン鉄1重量%を含むトルエン混合液をノ
ズルよりIg/minの導入量で、水素ガス2000 
c c / m i nとともに2分間噴霧して、12
00℃の炉内で反応せしめた。その結果、平均0.06
μm直径の繊維長/繊維径500〜800の炭素質繊維
が0.8g得られた。
得られた繊維を実施例2と同様の条件でフッ素化処理を
行なった。得られたフッ化黒鉛繊維は元素分析から(C
F)nの組成を有していることがわかった。繊維の色は
白灰色であった。
このフッ化黒鉛繊維を用いて実施例1と同様にリチウム
−フッ素電池を組立て、その放電特性を測定した。その
結果、開放端電位は2.4vで放電時間は5Qhrであ
った。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化学式(CxF)n(ここでx=1〜4、nは整
    数を意味する)で表されるフッ化黒鉛を含み、黒鉛の層
    が長手軸に平行に年輪状に配列して形成され、繊維の直
    径が0.05〜4μmの範囲の均一な径を有し、繊維長
    /繊維径が100以上であることを特徴とするフッ化黒
    鉛繊維。
  2. (2)特許請求の範囲(1)において、繊維が捲縮して
    いることを特徴とするフッ化黒鉛繊維。
JP5881585A 1985-03-23 1985-03-23 フツ化黒鉛繊維 Pending JPS61225324A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126824A (ja) * 1990-09-12 1992-04-27 Mitsubishi Corp フッ素化黒鉛繊維、その製造法、並びに電池用活物質および導電性固体潤滑材
JP2002348742A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Morinobu Endo フッ素化炭素繊維、これを用いた電池用活物質および固体潤滑材
JP2003073928A (ja) * 2001-08-29 2003-03-12 Gsi Creos Corp 気相成長法による炭素繊維

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