JPS61224068A - 店別部門別損益管理処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 例えば中堅チェーンストア等における損益計算を店別部
門別に行い１店別部門別の損益計算書を発行する店別部
門別損益管理システムであって。

各店舗における共通作業者に関する経費を１店内の各部
門に配賦するにあたって、その共通作業者の経費を各部
門における売上商品数および／または扱い商品点数に関
する比率に応じて配賦することにより、共通作業者に関
する経費の性格に適合した配賦を行い、各店別部門別の
損益について正確なデータが得られるようにした電子計
算機を用いた店別部門別損益管理システムを開示してい
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明は９例えばスーパーマーケットなどの中堅チェー
ンストア向けの業務管理システムに係り。

特に会社合計または店合計で入力した売上、経費等の金
額を店別部門別に配賦し２店別および／または部門別の
損益計算書などを発行する店別部門別損益管理システム
に関するものである。

〔従来の技術〕

第７図は従来の業務管理システムの例、第８図は本発明
の適用が考慮されているシステムの例を示す。

従来の業務管理システムとして２例えば第７図に示すよ
うに、売上などの管理を行う販売管理システム１と、従
業員などの給与を管理する人事給与システム２と、在庫
管理や営業外収支データその他の管理を行うシステム３
と、これらのシステムの出力データに基づいて、会計処
理を行う財務会計システム４とを結合させ、電子計算機
により処理するものが知られている。

しかし、一般にこのようなシステムでは１例えばチェー
ンストア等のように、複数の地域で複数の店舗を持ち、
かつ各店舗において１食料品、衣料品、雑貨等の複数種
の商品群を部門別に扱うような組織体の場合、会社合計
または店合計の損益管理は可能であるが、各営業店、加
工センタ（Ｐ／Ｃ）２本部側等の部門管理ができず、有
効な経営情報を得ることができなかった。

そこで２本発明者等は、第８図に示すようなシステムを
考慮している。第８図において、販売管理システムｌ１
人事給与システム２．その他のシステム３および財務会
計システム４は、第７図に示した既存のシステムと同様
のものと考えてよい。

１０は主として販売管理システム１等によって自動仕訳
された仕訳伝票データが格納される仕訳インタフェース
ファイル、１１は会社合計または店合計で入力した金額
を各店別部門別に配賦する場合における配賦基準の更新
情報が設定される配賦基準値マスク更新ファイル、１２
は店別部門別の損益管理を行う店別部門別損益管理シス
テム、１３は仕訳インタフェースファイル１０を経由せ
ずに仕訳伝票データを入力するディスプレイ端末。

１４は各種損益計算書、１５は保存用の仕訳伝票。

１６は財務会計システム４へ仕訳データを渡すための財
務インタフェースファイルを表す。

このシステムの場合、ユーザが、配賦基準値マスク更新
ファイル１１を介して、売上高、売場面積３人数等に応
じた配賦基準を自由に定めることができるようになって
いる。店別部門別損益管理システム１２と販売管理シス
テム１等とを連携させない構成では、ディスプレイ端末
１３からの入力だけによっても１店別部門別損益管理シ
ステム１２によって１店別部門別の損益管理を行うこと
ができるように汎用化されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第８図に示したようなシステムにおいて、各店別・部門
別の損益を計算するためには、各店別・部門別に売上高
および人件費、販売費、管理費等の経費を算出する必要
がある。この場合、売上高等のように、一般にその売上
簿があった店・部門を容易に特定できる場合には、各店
別部門別にその金額を配賦することができる。しかし１
例えば店長、レジ係、ガードマン、電話交換手等の店内
の共通の作業に従事する者に要する費用は、特定の部門
に属さないので１店内における各部門に。

営業成績等の観点から、その費用を有効に分配すること
が極めて困難である。

従来の考え方によれば、このような店別・部門別に配賦
することができない金額については、損益に関する経営
情報としては無視するとか、または単純に平均して配賦
するのが普通の考えであった。また９例えば共通作業者
の経費についても。

各部門の専任者の人数や給与比を基準にして配賦するこ
とが考えられている。しかし、この配賦の仕方によれば
、共通作業者が、実質上各部門に貢献した程度に見合う
分配がなされず、そのため。

共通作業者の人件費に関する実質的な使途と、配賦され
た金額とがアンバランスとなって、目的とする店別・部
門別の純利益などが正確には求まらないという問題があ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記問題点の解決を図り５例えばスーパーマー
ケット等の各店舗における共通作業者の人件費を、その
共通作業者の労力負担に見合うよう各部門へ配賦するシ
ステムを提供する。そのため１本発明の店別部門別損益
管理システムは１例えば第１図図示のように構成される
。

即ち、第１図は本発明の基本構成図を示しており９本発
明の店別部門別損益管理システムは、第１図に示すよう
に、各店内における部門別に売上商品数および／または
扱い商品点数に関する商品情報を記憶する部門別商品情
報記憶部２０と、各店内における共通作業者および各部
門の専任者に関する経費情報を記憶する人件費データ記
憶部２１と９部門別商品情報記憶部２０を参照し、各部
門毎の売上商品数および／または扱い商品点数に関する
商品情報の比率を演算する部門別商品情報比率演算部２
２と２人件費データ記憶部２１に記憶された専任者に関
する経費を各部門に配賦する処理を実行する専任者経費
配賦部２３と２人件費データ記憶部２１に記憶された共
通作業者に関する経費を、上記商品情報の比率に従って
、各部門別に割り振りを行う共通作業者経費配賦部２４
と。

専任者経費配賦部２３および上記共通作業者経費配賦部
２４によって各部門に配賦された人件費データを記憶す
る店別部門別人件費データ記憶部２５と１店別部門別人
件費データ記憶部２５に格納されたデータに基づいて、
各店別および／または各部門別の収支計算を行い、各店
別および／または各部門別の損益を算出する店別部門別
損益計算部２６とを備え、これらによって店内における
共通作業者に関する経費を、実質的に売上商品数および
／または扱い商品点数に関する商品情報の比率に応じて
各部門へ配賦するよう構成されている。

〔作用〕

本発明は、一般にスーパーマーケット等の各店舗におけ
る共通作業者の労力負担が、各部門において扱う商品の
数または種類数にほぼ比例することに着目してなされた
もので１本発明によれば。

各部門に特定されない共通作業者に関する費用が。

各部門の売上商品数および／または扱い商品点数に関す
る商品情報の比率に応じて配賦される。即ち９例えば売
上商品数の多い部門には、その商品の売上に共通作業者
の手数が多く関与しているとされ、共通作業者の経費に
ついて、多くの金額の配賦が行われ、売上商品数の少な
い部門には、少ない金額の配賦が行われる。従って、共
通作業者の負担と、各部門に配賦されることになる金額
とが、実質的にバランスすることになる。これにより、
各店別部門別に対応する。より正確な損益を計算できる
こととなる。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例、第３図および第４図は本発
明に関連する出力帳票の例、第５図は本発明の一実施例
処理説明図、第６図は本発明が適用されるシステム機器
構成例を示す。

第２図は、特に第８図に示す店別部門別損益管理システ
ム１２に関連する部分についての詳細なブロック図を示
している。第２図において、符号１０、ＩＬ　　１３な
いし１６は第８図図示のものに対応している。

仕訳データ入力部３０は、ディスプレイ端末１３から仕
訳伝票のデータを入力する処理を実行するものである。

入力した仕訳伝票のデータは、仕訳伝票入力モニタファ
イル３２と、仕訳伝票累積ファイル３３とに格納される
。ファイルセットアツプ部３１は、これらのファイル３
２．３３の初期セットアツプおよび再編成を行うもので
ある。

仕訳伝票入力モニタファイル３２に格納されたデータは
、モニタリスト発行部３４によって、仕訳伝票入力モニ
タリスト３５として出力される。

仕訳検収リスト発行部３６は、仕訳伝票累積ファイル３
３に格納された仕訳データについて、借方合計と貸方合
計とを算出し、入力ミスの有無を確認できるようにした
仕訳検収リスト３７を出力する。

販売管理システムによって作成された仕訳インタフェー
スファイル１０および仕訳伝票累積ファイル３３の仕訳
データは、仕訳データ日次編集処理部３８により９日別
の編集処理がなされ、その編集仕訳結果が、Ｗ築後仕訳
第１ファイル４０゜編集後仕訳第２フアイル４２および
財務インタフェースファイル１６に格納される。財務イ
ンタフェースファイル１６は、第８図に示す財務会計シ
ステム４に渡されるデータが格納されるファイルであり
、財務会計システム４は、この財務インタフェースファ
イル１６により、全社的な試算表。

貸借対照表、損益計算書等を出力する。

仕訳伝票発行部４３は９編集後仕訳第２ファイル４２に
格納されたデータにより、経理上の証拠書類として保存
するための仕訳伝票１５を印刷出力する。

配賦基準値マスク更新ファイル１１には、会社合計また
は店合計で入力した金額を９店別部門別に配賦する配賦
基準値を更新するためのデータが格納される。即ち、金
額を振り分ける規則データと２例えば人件費などの経費
の配賦情報が格納される。配賦基準値更新処理部３９は
、配賦基準値マスク更新ファイル１１の内容に基づいて
、配賦基準値マスタ４１を更新する処理を実行するもの
である。

店別部門別配賦処理部４５は２編集後仕訳第１ファイル
４０の仕訳データと、配賦基準値マスタ４１の配賦基準
値とに基づいて、収入や支出について、各店別および部
門別に配賦する処理を実行する。この配賦金額データは
、各日付毎に９店別であって、かつ部門別の最小単位で
管理されるようになっている。従って、このデータから
１店別の力計や部門別の力計等、必要とするデータを随
時、取得することができることとなる。このデータは１
店別部門別配賦ファイル４７に格納される。

また、共通人件費ファイル４６には９本社従業員等の共
通人件費の経費データが格納される。

店別部門別内訳側集計部４８は、共通人件費ファイル４
６２店別部門別配賦ファイル４７．配賦基準値マスタ４
１から１店別９部門別かつ内訳別の集計を行うものであ
る。この集計結果は９店別部門別内訳別集計マスタ５０
に格納される。集計マスクセントアップ部４９は、集計
マスク５０の初期セットアンプを行うものである。

帳票制御ファイル５１は、各帳票に出力する科目２店１
部門とその並びなどに関する帳票フォーマットを規定す
るデータが格納されるファイルであり９店別部門別内訳
別予算マスタ５２は１店別。

部門別および内訳別に所定の期間内における予算データ
が格納されるファイルである。これらのファイル５１．
５２は、予めユーザ等により、セットアツプされる。

各種損益計算書発行部５３は２店別部門別内訳別集計マ
スク５０．配賦基準値マスタ４１．帳票制御ファイル５
１２店別部門別内訳別予算マスタ５２のデータに基づい
て、各種損益計算書１４等を発行出力する。この出力帳
票として１例えば■　店・部門別損益計算書 ■　部門・店別損益計算書 ■　店別損益計算書 ■　部門別損益計算書 ■　Ｐ／Ｃ部門別損益計算書 ■　Ｐ／Ｃ損益計算書 ■　本部部署側経費明細書 ■　店別営業経費明細書 などがある。また、これらの帳票は、必要に応じて１月
計９期首よりの累計、四半期の累計、半期累計１月単位
の時系列というように１種々の形で出力可能となってい
る。

第３図は９店・部門別損益計算書の方針に関する出力帳
票の例を示しており、Ａ店について、売上高、荒利益高
、荒利益率、経費合計などのデータが１食肉、青果、水
産等という部門別に出力されている。この帳票には１図
示省略されているが。

例えば損益分岐点情報、１人当りの利益情報、売場単位
面積当りの利益情報、在庫関連情報なども出力される。

この帳票により、Ａ店におけるどの部門が利益率がよく
、またどの部門が改善の余地があるかなどについての情
報が得られることとなる。

同様に、第４図は９部門・店別損益計算書の方針に関す
る出力帳票の例を示しており、惣菜部門について、売上
高、荒利益高、荒利益率、経費合計などのデータが、Ａ
店、Ｂ店、０店、・・・という店対応に、全店合計およ
び全店平均と共に出力されている。この帳票により、ど
の営業店をどうすべきかについての経営管理情報が得ら
れることとなる。

本発明は、第２図において、主として配賦基準値更新処
理部３９２店別部門別配賦処理部４５゜店別部門別内訳
側集計部４８および各種損益計算書発行部５３などの部
分に関連する。第１図に示す部門別商品情報記憶部２ｏ
および人件費データ記憶部２１は、第２図図示配賦基準
値マスク更新ファイル１１と編集後処理仕訳第１フアイ
ル４゜とに対応する。なお、商品情報の比率として、売
上商品数ではなく、各部門が扱う商品の種類数を示す扱
い商品点数を用いる場合には９例えば販売管理システム
が有する商品マスクファイル等から情報を得てもよい。

このとき２部門別商品情報記憶部２０は、その商品マス
クファイルに対応することになる。また１例えば部門別
商品情報比率演算部２２は、配賦基準値更新処理部３９
内に設けられ、専任者経費配賦部２３および共通作業者
経費配賦部２４は１店別部門別配賦処理部４５内に設け
られる。店別部門別人件費データ記憶部２５は１店別部
門別配賦ファイル４７に対応し９店別部門別損益計算部
２６は１店別部門別内訳別集計部４８または各種損益計
算書発行部５３に対応する。

以下２本発明に関連する部分の処理について。

第５図に従って説明する。

まず、第５図図示処理Ｐ１によって１部門別の売上商品
数の比率を求める。この比率は、各部門における売上商
品数を、全部門における売上商品数の総数で割ることに
より得られる。次に処理Ｐ２により、各店舗における人
件費に係る経費を。

特定部門の専任者の分と、共通作業者の分とに分割する
。そして、各店別・部門別に、処理Ｐ３により、まず専
任老公の経費をその専任者が属する部門に配賦し、処理
Ｐ４により、共通作業老公の経費を配賦する。この共通
作業者分経費の各部門への配賦金額は、共通作業者分経
費にその部門の売上商品数比率を乗することにより得ら
れる。こうして求められた配賦金額は１店別部門別人件
費データ記憶部２５の９部門別のエントリに順次格納さ
れる。

処理Ｐ５の判定により１店内における全部門への経費の
配賦が終了したことが確認されるまで。

各部門について、処理Ｐ３および処理Ｐ４の処理を繰り
返す。全部門への配賦が終了したならば。

その店舗における処理を終了する。他の店舗についても
同様に共通作業者の人件費を、その店舗の各部門へ配賦
する。

この店別部門別人件費データ記憶部２５のデータを集計
すれば９店別部門別の損益に関係する人　　　　　　人
件費が求まることとなる。

なお、第５図に示した例では、売上商品数の比率を基準
として配賦を行ったが、上述のように各部門の扱い商品
点数の比率を基準にしてもよい。

また、売上商品数と扱い商品点数とに、必要に応じてそ
れぞれ重み付けを行い、その比率でもって配賦すること
も可能であり１本発明は、実質的に売上商品数および／
または扱い商品点数の比率に応じた配賦を行う範囲にお
いて、さらに他の情報についても加味した変更による実
施が可能である。

上記処理を実現するハードウェア構成は２例えば第６図
に示すような、一般的な汎用計算機システムでよい。図
中、１００は中央処理装置（ＣＰＵ）、１０１は主記憶
装置（ＭＥＭ）、１０２ないし１０４はチャネル装置、
１０５，１０６は各種ファイルが設けられる磁気ディス
ク装置、１０７はキーボード、１０８は日本語ディスプ
レイ。

１０９は各種帳票を出力するための日本語プリンタを表
す。

例えば、販売管理システムが、いわゆるＰＯＳ（Ｐｏｉ
ｎｔ　ｏｆ　５ａｌｅｓ　Ｔｅｒｍｉｎａｌ）からデー
タ収集を行うようなシステムでは、オンライン系の通信
装置が必要であるが９本発明に関連する部分についてみ
れば１例えば月毎にまとめて処理することができるので
２通信装置等はなくてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば９部門別の使途が
不明な店内共通作業者の人件費について。

部門別に妥当な配賦を行うことが可能になり、したがっ
て、従来困難であると考えられていた店別・部門別の有
効な損益計算を行うことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成図、第２図は本発明の一実施
例ブロック図、第３図および第４図は本発明に関連する
出力帳票の例、第５図は本発明の一実施例処理説明図、
第６図は本発明が適用されるシステム機器構成例、第７
図は従来の業務管理システムの例、第８図は本発明の適
用が考慮されているシステムの例を示す。 図中、２０は部門別商品情報記憶部、２１は人件費デー
タ記憶部、２２は部門別商品情報比率演算部、２３は専
任者経費配賦部、２４は共通作業者経費配賦部、２５は
店別部門別人件費データ記憶部、２６は店別部門別損益
計算部を表す。 特許出願人　　　富士通株式会社 代理人弁理士　　森１）寛（外１名） ＄５［２１ ｖＪ７圀

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の店舗を有し、各々の店舗において複数部門の商品
   を扱う組織体における電子計算機システムによる店別部
   門別損益管理システムであって、上記各店内における部
   門別に売上商品数および／または扱い商品点数に関する
   商品情報を記憶する部門別商品情報記憶部（２０）と、 上記各店内における共通作業者および上記各部門の専任
   者に関する経費情報を記憶する人件費データ記憶部（２
   １）と、 上記部門別商品情報記憶部（２０）を参照し、上記各部
   門毎の売上商品数および／または扱い商品点数に関する
   商品情報の比率を演算する部門別商品情報比率演算部（
   ２２）と、 上記人件費データ記憶部（２１）に記憶された専任者に
   関する経費を各部門に配賦する処理を実行する専任者経
   費配賦部（２３）と、 上記人件費データ記憶部（２１）に記憶された共通作業
   者に関する経費を、上記商品情報の比率に従って、各部
   門別に割り振りを行う共通作業者経費配賦部（２４）と
   、 上記専任者経費配賦部（２３）および上記共通作業者経
   費配賦部（２４）によって各部門に配賦された人件費デ
   ータを記憶する店別部門別人件費データ記憶部（２５）
   と、 該店別部門別人件費データ記憶部（２５）に格納された
   データに基づいて、各店別および／または各部門別の収
   支計算を行い、各店別および／または各部門別の損益を
   算出する店別部門別損益計算部（２６）とを備え、 店内における共通作業者に関する経費を、実質的に売上
   商品数および／または扱い商品点数に関する商品情報の
   比率に応じて各部門へ配賦するよう構成されたことを特
   徴とする店別部門別損益管理システム。