JPS61223559A - フロ−サイトメトリ−用螢光標準粒子 - Google Patents

フロ−サイトメトリ−用螢光標準粒子

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JPS61223559A
JPS61223559A JP6417885A JP6417885A JPS61223559A JP S61223559 A JPS61223559 A JP S61223559A JP 6417885 A JP6417885 A JP 6417885A JP 6417885 A JP6417885 A JP 6417885A JP S61223559 A JPS61223559 A JP S61223559A
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meth
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実 小原
Tadahiro Onishi
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフローサイトメトリー用螢光標準粒子。
特に、そこに保有される螢光分子数及び螢光量の決定さ
れたフローサイトメトリー用螢光標準粒子に関する。
(従来の技術) フローサイトメトリーとは、(l)細胞を流体とともに
高速で通過させ、これにレーザー光などの単色光を照射
し、(2)細胞から発生する螢光を測定し。
そして、(3)この螢光測定により細胞中の特定物質を
分析する方法である。このフローサイトメトリーを用い
た通常の使用法では、光散乱測定により細胞の大きさを
測定し、螢光測定により特定物質の有無あるいはその量
が測定される。近年、細胞表面抗原の特異的螢光標識法
とレーザー光線による励起技術の進歩により、フローサ
イトメトリーを免疫学分野に応用するための細胞自動分
析装置が開発され9例えば、 Coulter社のEP
IC5−V 、 Becton−Dickinson社
のFAC3などが市販されている。この装置を用いて、
モノクローナル抗体などによる標準的細胞1例えば、リ
ンパ球の詳細な研究が可能となった。しかし、この装置
により測定される螢光強度は相対螢光強度であるため、
定量分析がなされ得ない、つまり、特定物質の螢光量が
螢光標準粒子の何倍あるいは何%であるといった相対値
が得られるにすぎない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは1粒子の保有する螢光分子数が決定
されたフローサイトメトリー用螢光標準粒子を提供する
ことにある二 (問題点を解決するための手段) 本発明は、互いに反応性のある基を有する球状粒子と螢
光物質とを反応させて螢光標準粒子を合成する過程にお
いて、該標準粒子の螢光分子数が定量的に測定されうる
。との発明者の知見にもとづいて完成された。
本発明のフローサイトメトリー用螢光標準粒子は、イソ
シアネート基またはチオイソシアネート基と反応し得る
反応性基を少なくとも表面に有する重合体からなる球状
粒子と、イソシアネート基またはチオイソシアネート基
を有する螢光′物質とを反応させて得られ、そのことに
より上記目的が達成される。
イソシアネート基またはチオイソシアネート基と反応し
得る反応性基としては、−NHz基、 −COOH基、
−〇H基などがある。これら反応性基を有する重合体は
、一官能性単量体および/もしくは多官能性の不飽和エ
ステル単量体を重合させてなる。
一官能性単量体としては9例えば、(メタ)アクリルア
ミド、 (メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシエチル(
メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート
、およびグリセロールモノ (メタ)アクリレートがあ
る。多官能性の不飽和エステル単量体としては、テトラ
メチロールメタントリアクリレート、テトラメチロール
メタンジアクリレート、グリセロールジ、(メタ)アク
リレート、ポリエチレングライコールジグリシジルエー
テルジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングライコ
ールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレートなど
が挙げられる。これらは単独でもしくは混合して用いら
れる。さらに、多官能性の不飽和エステル単量体であっ
て、一官能性単量体の共単量体としては、テトラメチロ
ールメタンテトラアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、グリセロールトリ (メタ)アク
リレート。
ポリエチレングライコールジ(メタ)アクリレート、ボ
リプロビレングライコールジ(メタ)アクリレートなど
がある。上記多官能性の不飽和エステル単量体は単独で
もしくは混合して使用されうる。一官能性単量体は共単
量体とともに用いられる。
これら単量体は、ラジカル開始剤による水性懸濁重合に
よって球状の重合体となる。ラジカル開始剤には、ベン
ゾイルパーオキサイド、2・2”−アゾビスイソブチロ
ニトリルなど公知のあらゆる開始剤が使用される。
球状の重合体は、イソシアネート基またはチオイソシア
ネート基を有する螢光物質と反応性である。この螢光物
質としては9例えば、フルオレセインイソチオシアネー
ト、ローダミンBイソチオシアネート等がある。このほ
か尿素またはチオ尿素基をもった螢光物質は、適当な有
機溶媒中で加熱分解させる公知の合成法により、イソシ
アネート基またはイソチオシアネート基を有する螢光物
質となる。この球状の重合体を適当な媒体中に懸濁させ
た懸濁液と、上記螢光物質の溶液とを混合し1両者を反
応させて、螢光標準粒子が得られる。
この螢光標準粒子の螢光分子数は9次のように決定され
る: 適当な条件の下9球状の重合体の懸濁液と、螢光物質の
溶液とを反応させる0反応液は充分洗浄し、洗液に螢光
が測定されないことを螢光分光光度計により確認する。
そのあと1反応液の粒子濃度を自動血球計算装置で求め
1粒子をアルカリに溶解後螢光分光光度計でその螢光強
度を測定する。
他方、この粒子溶解液とは別に、螢光物質だけを種々の
濃度に溶解させた溶液を用意する。この溶液の螢光強度
も同様に測定し、そして螢光強度と螢光物質の濃度との
関係を検量線とする。得られた検量線を用いて9粒子溶
解液の螢光強度に相当する螢光物質の濃度を求める0粒
子溶解液の粒子濃度は測定されているので、この両者か
ら螢光標準粒子−個あたりの螢光分子の分子数が算出で
きる。螢光分子数が決定された螢光標準粒子−は、フロ
ーサイトメトリーにおける螢光量の標準化に利用される
同じ種類の螢光分子だけをもった複数の細胞集団の発す
る螢光量をフローサイトメトリーにより測定すれば、各
細胞の螢光量は螢光分子数に比例する0例えば、ある螢
光分子2個をもった細胞だけで構成された集団をサンプ
ルAとする。同じ螢光分子4個をもった細胞の集団をサ
ンプルB、同じ螢光分子8個をもった細胞の集団をサン
プルCとする。同一条件下でフローサイトメトリー測定
したとき、サンプルへの各細胞が発する螢光量を仮に5
であるとすると、サンプルBの各細胞が発する螢光量は
10.サンプルCのそれは20となる。
ある螢光量をもった細胞の螢光強度は、フローサイトメ
トリーで測定されるとき、アナログ−デジタル変換回路
を経て、チャンネル番号という数値で表示される。細胞
の集団を螢光測定する場合。
各細胞の螢光強度には分散があるため、 (螢光強度−
細胞数)ヒストグラムのモード位置のチャンネル番号が
個々の細胞の平均の螢光量に相当する。
細胞のもつ螢光量が多いほど、チャンネル番号は大きい
ものとなる。特に、サンプルA、B、Cのように同一螢
光分子だけをもった細胞の集団のチャンネル番号と螢光
量(螢光分子数)とをプロットすれば、ある測定条件に
おいて直線関係が得られる。螢光量とチャンネル番号と
の間に、このような直線性が保証されるならば、チャン
ネル番号は螢光量の尺度になり得る。この場合、どのよ
うな測定条件下で、螢光量とチャンネル番号との間に直
線性が成立するかを検討することが必要である。この検
討の後に、はじめて測定条件の標準化がなされる。その
ためには、螢光分子数の決定された複数の螢光標準粒子
が用いられる。適当な条件下で螢光標準粒子の螢光量(
螢光分子数)とチャンネル番号とをプロットし、これを
検量線とする。この検量線は細胞中の特定物質の定量に
用いられる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
災旌斑土 冷却器、攪拌器、温度針および滴下ロートの鰻重された
51セパラブルフラスコに、5重量%のポリビニルアル
コール水溶液2.51と、ベンゾイルパーオキサイド9
.4gの溶解したテトラメチロールメタントリアクリレ
ート625gとを供給した。
混合物を攪拌しながら80℃に昇温し、10時間重合反
応させた。反応後、生成物を母液分離し、熱水およびア
セトンで洗浄して9粒子径5〜15μ■の球状架橋重合
体を得た。得られた球状重合体の粒子種を均一にするた
め、水腹法で湿式分級した。
その結果1球状重合体は平均粒子径6μ−〜10μ−(
±0.5μ麟)に分級された。粒子径はコールタ−社の
コールタ−カウンターZBII型で測定した。
得られた球状重合体の平均粒子径(15N)と標準偏差
(σ)の−例を以下に示す。
I5.−6.53μ醜  σ−0,34μ園この球状重
合体は、37℃のIN水酸化ナトリウム溶液に一昼夜放
置したところ、完全に溶解した。
この球状重合体2gを0.02モルリン酸1カリウム/
リン酸1ナトリウム生理緩衝液(pt17.2.以下P
BSとする)10sm!中に懸濁させた。
叉施班l 実施例1のテトラメチロールメタントリアクリレ−) 
625gに代えて、テトラメチロールメタンテトラアク
リレ−)500g、メタアクリル酸125gを用いたこ
と以外は、すべて実施例1と同様の操作を行い1球状の
重合体を得た。この球状重合体も37℃でIN水酸化ナ
トリウム溶液に溶解性であった。
実施例1と同様にして2球状重合体の平均粒子径(石、
)と標準偏差(σ)を測定した。その−例を以下に示す
万’N  =7.15μ戴  σ=0.24μ−m工 実施例1で得られた球状重合体の懸濁液の粒子濃度は、
自動血球計算装置によりlXl0’個/raβと測定さ
れた。この球状重合体と反応しうる螢光物質としてフル
オレセインイソチオシアネート(FITC)を使用した
。 FITCの粉末を0.1モル炭酸ナトリウム緩衝液
(pH9,5)に溶解させて2種々の濃度のPITC溶
液を用意した。FITC溶液の濃度は。
0、10.20.40.50.70.および100μh
とした。
このそれぞれのFITC溶液3,5  vblと球状重
合体の懸濁液0.5w+1とを反応させ、7種類の螢光
標準粒子を合成した0反応温度37℃にて反応時間を1
5゜30、45.60.90.および120分間に変え
、 V−vialmicro s+ixing tub
e  (Wheaton 社製)中で反応させた。反応
液の標準粒子の濃度は、先の測定値から1.25 x 
10”個/−1となる0反応後、 400 Gにて2分
間の遠心により、標準粒子をPBSを用いて繰り返し洗
浄した。
この標準粒子の螢光強度は、フローサイトメトリー用細
胞自動分析装置1!PIC5−V (Coulter社
)で測定された。操作電力0.6 W、 488nse
のレーザーを用い、光散乱による粒子サイズのヒストグ
ラムを作成した。一方、 515ns @収フィルター
と515na+干渉フイルターで散乱光をカットしたの
ち。
光電子増幅管電圧1600Vで螢光強度の測定を行い。
螢光強度のヒストグラムを作成した。螢光強度のチャン
ネル番号は、螢光信号のパルスを時間に対して積分した
ものをlog回路で増幅し、 ADCで数値化したもの
を用いた。螢光強度ヒストグラム上のモード位置のチャ
ンネル番号が粒子のもつ螢光量に相当し、これが粒子の
FITC分子数に相当していると考えられる。
そこで各反応時間における反応液について、チャンネル
番号とFITC濃度とをプロットし、第1図に示した。
縦軸のチャンネル番号はlog回路で増幅した信号をも
とにしているので、横軸のパラメーターは対数表示して
いる。第1図から、いずれの反応時間においても、 F
ITC濃度とチャンネル番号とはほぼ直線関係にあるこ
とがわかる。
l胤皿土 実施例3において、 FITC溶液のpHを9.0.9
.5゜10.0.11.0に変え、同様の反応を行った
。反応条件はFITC濃度50μ阿9反応温度37℃1
粒子濃度1.25×101個/ysllであった0反応
時間とチャンネル番号とをプロットしたところ、 pH
9,0,9,5では。
いずれも反応時間90分まで9両者はほぼ直線関係であ
った。
ヌm 実施例3において9反応温度を22℃、37℃、70℃
に変え、同様の反応を行った。 反応条件は。
PITC濃度50μH1粒子濃度1.25 x 10”
個/l1ilであ゛った0反応時間とチャンネル番号と
をプロットしたところ1反応温度22℃、37℃では、
いずれも反応時間120分★で9両者はほぼ直線関係で
あった。
実施例3,4.5により、どのような測定条件下で、螢
光量とチャンネル番号との間に直線°性が成立するかが
検討された。
スm 実施例3において、 FITC溶液の濃度を0,7゜1
0、15.20.30.および50μHとし、そのFI
TC溶液と球状重合体の懸濁液とを反応させた。反応操
作は実施例3と同様に行った。反応条件は反応温度37
℃9反応時間30分、そしてpH9,5であった。
FITC濃度0. 7.10.15.20.30.およ
び50μHに対する反応液をそれぞれFsp(0)、 
Fap(7)、 Fsp(10)、 Fsp(15)、
 Fsp(20)、  Fsp(30)およびFsp 
(50)と称する。これらの螢光粒子(反応液)につい
て。
実施例3と同様の装置でフローサイトメトリーを行い1
表示されたチャンネル番号とpt’rc濃度とをプロッ
トし、第2図に示した。この図も、実施例3と同様の理
由から、横軸のパラメーターは対数表示している。
球状重合体は、実施例1に示すように、37℃のIN水
酸化ナトリウム溶液に一昼夜放置すれば完全に溶解する
。したがうて、上記螢光粒子(反応液)を水酸化ナトリ
ウムに溶解させて螢光強度を測定し、この螢光強度とr
eferenceのFITC溶液の螢光強度とから粒子
1個あたりのFITC分子数が算出できる。
粒子懸濁液の粒子濃度を、自動血球計算装置により測定
した後、この粒子懸濁液を1.ON水酸化ナトリウム溶
液とした。これとは別に9種々の濃度のFITCの1.
ON水酸化ナトリウム溶液も用意された。
これらの水酸化ナトリウム溶液を37℃にて17時間イ
ンキエベイトした後、螢光分光光度計により螢光強度を
測定した。この螢光強度とFITC濃度との関係を検量
線とし、螢光粒子の溶解液の螢光強度に相当する螢光物
質の濃度を求めた。螢光粒子懸濁液に入っていた液の粒
子濃度は測定されているので、この両者から螢光標準粒
子1個あたりのPITCの分子数が算出できる。
各Fsp(n) (n −0,7,10,15,20,
30,50)反応液についてFITC分子数を求め、こ
れとFITC濃度とをプロットし、第3図に示した。第
2図および第3図から9粒子1個当たりのFITC分子
数とチャンネル番号との関係を求め、さらに第4図を作
成した。この第4図は、未知量のFITCを有する細胞
の検量線として有用である。
(応用例) このようにして得られた検量線を用いると9例えば、リ
ンパ球表面上に結合した抗体分子数が次のようにして測
定されうる。
多重JLL ヒトリンパ球の細胞表面には種々の分化抗原が存在する
。成熟T細胞の分化抗原の一つをいま仮りにT、抗原と
する。このT3抗原に対して作製されたモノクローナル
抗体の一つに、 0KT−3抗体(Orthodiag
nostics社製)がある。この0KT−3をヒトリ
ンパ球と反応させると、リンパ球表面上のTs抗原に0
KT−3抗体が結合する。この抗体にはFITCが結合
されているので、T、抗原をもつリンパ球はその表面に
FITCが結合した形になる。このようなリンパ球をフ
ローサイトメト、リーで測定することにより、リンパ球
表面上に結合した抗体分子数を測定した。
螢光標準粒子Fsp(50)をPBSに懸濁し、lX1
0’個/mj!の粒子濃度とした。既知量のFITCを
0.1N−NaOHに溶かした溶液をreferenc
eとして、このFsp(50)懸濁液の螢光量を測定す
ると、 10nMのFITC溶液に相当するものであっ
た。この結果からFsp (50)の標準粒子1個あた
りのもつ螢光量が計算された( 1.0X10−@nM
 FITC溶液に相当)。Fsp(50)は。
実施例6で算出したように、標準粒子1個あたり。
3.5 Xloh個のFITC分子を持っている。それ
ゆえ、FITCI分子がこの粒子に結合し、 PBS中
で発する螢光量は1.0X10−”/3.5X10’ 
=2.86X10−1SnMのFITC溶液(0,lN
−Na0H)に相当する。ところで実施例6の第4図の
結果から、 Fsp(7)〜Fsp(50)の各螢光標
準粒子では、結合したFITC分子数とチャンネル番号
で表示される螢光強度との間には直線関係が保証されて
いるから、 Fsp(7)〜Fsp (50)の各々が
PBS中で示す螢光量は、 FITC分子数に2.86
X 10− ” nMをかけた量のFITC溶液の濃度
(0,lN−Na0H)に相当することになる。
一方、 FITCで標識された0KT−3抗体の一定量
をPBSで希釈し、 FITCの0. lN−NaOH
溶液をreferenceとして螢光量を測定すると、
標識0KT−3の1100n/−!溶液は13nMのF
ITC溶液の螢光量に相当するものであった。0KT−
3抗体(マウスIgGga)の分子量を150.000
とすれば、その分子数が算出される。
ソレユえ、 FITC8[m 0KT−3抗体1分子の
発する螢光量は3.25X10−−4nMのFITC溶
液(0,lN−Na0H)に相当する。
ヒト末梢血より比重遠心法でリンパ球を集め。
抗体過剰の条件下で0KT−3抗体と反応させる。洗浄
後にこのリンパ球をフローサイトメーターで測定して、
螢光強度のヒストグラム上のモードの位置を求めるとチ
ャンネル番号35であった。測定条件は実施例6の第4
図と同一である。この第4図の検量線から、チャンネル
番号35のときのFITC分子数がわかる(5X10’
個) 、 FITCI分子の螢光量は2.86X10−
”nMのFITC溶液(0,lN−Na0H)に相当す
るから、そのリンパ球1個のもつ螢光量はく5 XIO
’ ) X (2,86X10−” )−14,3X1
0−@nM。
pIrcfs液(0,lN−Na0H) ニ相当する。
既に述べたように、 FITC[識OK?−3抗体1分
子は、 3.25X10−14nMのFITC溶液(0
,lN−Na0H)に相当する螢光量をもっているので
、このリンパ球1個に結合シタ0KT−3抗体の分子数
は14.3 X 10− ” /3.25XIO−14
= 4.4X10’個となる。この数値は放射性同位元
素口It%)をラベルした0KT−3抗体を用いて行っ
た実験結果(Van Wau賀e、 et al+ J
−rmmunol 128 : 2708.1980)
とほぼ同じものである。
(発明の効果) 本発明のフローサイトメトリー用螢光標準粒子は、この
ように、そこに保有される螢光分子数が合成過程で簡単
に決定されるため、螢光分子数とチャンネル番号との検
量線が容易に得られる。その結果、細胞中の特定物質の
定量が可能である。
4、    の   な 第1図は、実施例3において1本発明の螢光標準粒子を
フローサイトメトリー測定したときの。
FITC濃度とチャンネル番号との関係を示す片対数グ
ラフである。第2図は、実施例6において同様の測定を
したときの、 FITC濃度とチャンネル番号との関係
を示す片対数グラフである。第3図は。
実施例6において算出された螢光分子数とFITC濃度
との関係を示すグラフである。第4図は、第2図および
第3図をもとに作成されたグラフであり。
螢光分子数とチャンネル番号との関係を示す片対数グラ
フである。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イソシアネート基またはチオイソシアネート基と反
    応し得る反応性基を少なくとも表面に有する重合体から
    なる球状粒子と、イソシアネート基またはチオイソシア
    ネート基を有する螢光物質とを反応させて得られるフロ
    ーサイトメトリー用螢光標準粒子。 2、前記重合体がアルカリ溶解性であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のフローサイトメトリー
    用螢光標準粒子。 3、前記螢光物質がフルオレセインイソチオシアネート
    である特許請求の範囲第1項に記載のフローサイトメト
    リー用螢光標準粒子。 4、前記重合体が、一官能性単量体および/もしくは多
    官能性の不飽和エステル単量体を重合させてなる特許請
    求の範囲第1項に記載のフローサイトメトリー用螢光標
    準粒子。 5、前記一官能性単量体が、(メタ)アクリルアミド、
    (メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
    クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、および
    グリセロールモノ(メタ)アクリレートのうちの少なく
    とも一種である特許請求の範囲第4項に記載のフローサ
    イトメトリー用螢光標準粒子。 6、前記多官能性の不飽和エステル単量体が、テトラメ
    チロールメタントリアクリレート、テトラメチロールメ
    タンジアクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレ
    ート、ポリエチレングライコールジグリシジルエーテル
    ジ(メタ)アクリレート、およびポリプロピレングライ
    コールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレートの
    うちの少なくとも一種である特許請求の範囲第4項に記
    載のフローサイトメトリー用螢光標準粒子。 7、前記多官能性の不飽和エステル単量体が、テトラメ
    チロールメタンテトラアクリレート、トリメチロールプ
    ロパントリアクリレート、グリセロールトリ(メタ)ア
    クリレート、ポリエチレングライコールジ(メタ)アク
    リレート、およびポリプロピレングライコールジ(メタ
    )アクリレートのうちの少なくとも一種であって、一官
    能性単量体の共単量体として使用されるフローサイトメ
    トリー用螢光標準粒子。
JP6417885A 1985-03-28 1985-03-28 フロ−サイトメトリ−用螢光標準粒子 Granted JPS61223559A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084290A1 (fr) * 2001-04-13 2002-10-24 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Procede permettant de quantifier l'expression d'antigenes

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WO2002084290A1 (fr) * 2001-04-13 2002-10-24 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Procede permettant de quantifier l'expression d'antigenes
US7776612B2 (en) 2001-04-13 2010-08-17 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Method of quantifying antigen expression

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JPH0518061B2 (ja) 1993-03-10

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