JPS61222598A - 汚泥処理システム - Google Patents
汚泥処理システムInfo
- Publication number
- JPS61222598A JPS61222598A JP60063212A JP6321285A JPS61222598A JP S61222598 A JPS61222598 A JP S61222598A JP 60063212 A JP60063212 A JP 60063212A JP 6321285 A JP6321285 A JP 6321285A JP S61222598 A JPS61222598 A JP S61222598A
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- JP
- Japan
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- sludge
- digestion tank
- stirring
- sent
- thickened
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は下水処理設備や産業廃水処理設備で発生する汚
泥を濃縮して生物学的に処理する汚泥処理システムに係
り、特に高濃度で汚泥処理を行えるように嫌気性消化槽
を改良したものに関する。
泥を濃縮して生物学的に処理する汚泥処理システムに係
り、特に高濃度で汚泥処理を行えるように嫌気性消化槽
を改良したものに関する。
[従来の技術]
下水や産業廃水の処理設備から発生する汚泥は、従来、
シックナーや遠心濃縮機で含水率9G、〜98%程度に
濃縮後嫌気性消化槽に送って嫌気性消化をしていた。
シックナーや遠心濃縮機で含水率9G、〜98%程度に
濃縮後嫌気性消化槽に送って嫌気性消化をしていた。
すなわち、汚泥の嫌気性消化システムの一般的な方法は
、第3図の実線矢印で示す如く、下水や産業廃水処理設
備からの引抜汚泥aをシックナーbで濃縮し、得られた
濃縮汚泥Cを消化槽dへ送り嫌気性消化をして、消化脱
離液e、消化汚泥f。
、第3図の実線矢印で示す如く、下水や産業廃水処理設
備からの引抜汚泥aをシックナーbで濃縮し、得られた
濃縮汚泥Cを消化槽dへ送り嫌気性消化をして、消化脱
離液e、消化汚泥f。
およびガスQに変換処理する構成となっている。
ところが、消化槽では、通常30℃で少なくとも30日
間の消化日数が必要なため、上述の方法によったのでは
、(1)加温のためのエネルギー消費が大きい、■大容
量の消化槽が必要、及び(り汚濁した消化脱離液が出る
という欠点があった。
間の消化日数が必要なため、上述の方法によったのでは
、(1)加温のためのエネルギー消費が大きい、■大容
量の消化槽が必要、及び(り汚濁した消化脱離液が出る
という欠点があった。
そこで、この欠点を解消する新しいシステムが最近開発
された。このシステムでは第3図の破線矢印で示す如く
、濃縮汚泥Cを遠心濃縮機りへ送って更に濃縮度を高め
、この高めた濃縮汚泥iを消化槽dへ送るようになって
いる。
された。このシステムでは第3図の破線矢印で示す如く
、濃縮汚泥Cを遠心濃縮機りへ送って更に濃縮度を高め
、この高めた濃縮汚泥iを消化槽dへ送るようになって
いる。
これによると、消化槽dへの投入汚泥jの含水率が上述
した一般的な方法(c=j)におけるより低く、即ち消
化槽への投入汚泥jの容量が小さくなって、加温のため
のエネルギーや消化槽容積を低減できる。なお、Kは溢
流水、Jは分離液である。
した一般的な方法(c=j)におけるより低く、即ち消
化槽への投入汚泥jの容量が小さくなって、加温のため
のエネルギーや消化槽容積を低減できる。なお、Kは溢
流水、Jは分離液である。
しかしながら、遠心濃縮機を使用するこの方法では、濃
縮汚泥Cの含水率に下限がある上、限界内でも含水率を
あまり下げると、消化槽d内での汚泥のハンドリングが
困難となって消化槽が正常に機能しなくなってしまう。
縮汚泥Cの含水率に下限がある上、限界内でも含水率を
あまり下げると、消化槽d内での汚泥のハンドリングが
困難となって消化槽が正常に機能しなくなってしまう。
これは、消化槽dがもともと液体、即ち低濃度汚泥を扱
うように設計されており、撹拌手段として簡易なガス撹
拌やアジテータによる機械的撹拌が採られていることか
ら、投入される汚泥の含水率に下限を設けてあり、その
ため含水率が80〜90%と低くなると、汚泥の粘性が
大きくなって撹拌や輸送に多大な動力を必要とするから
であり、また、そうかといって撹拌しないとメタンガス
などの物質の拡散ができず消化槽の効率が落ちるからで
ある。
うように設計されており、撹拌手段として簡易なガス撹
拌やアジテータによる機械的撹拌が採られていることか
ら、投入される汚泥の含水率に下限を設けてあり、その
ため含水率が80〜90%と低くなると、汚泥の粘性が
大きくなって撹拌や輸送に多大な動力を必要とするから
であり、また、そうかといって撹拌しないとメタンガス
などの物質の拡散ができず消化槽の効率が落ちるからで
ある。
従って、消化槽が液体を扱う形式の消化槽である限り、
脱水能力のきわめて高い遠心濃縮機を使っても、消化槽
dへの投入汚泥jの含水率はせいぜい90〜95%まで
しか下げられず、含水率が95〜98%である上述の一
般的な方法の大幅な改良とはならず、消化槽の大型化、
汚泥加温のためのエネルギーの増大化が避けられなかっ
た。
脱水能力のきわめて高い遠心濃縮機を使っても、消化槽
dへの投入汚泥jの含水率はせいぜい90〜95%まで
しか下げられず、含水率が95〜98%である上述の一
般的な方法の大幅な改良とはならず、消化槽の大型化、
汚泥加温のためのエネルギーの増大化が避けられなかっ
た。
また、従来のものでは、メタン細菌は消化槽d内で始め
て投入汚泥jと混合されるため、投入汚泥中に不均一に
分散される傾向にあり、メタン発酵が不活発となるとい
う問題や汚泥した消化脱離液が大量に発生するという問
題もあった。
て投入汚泥jと混合されるため、投入汚泥中に不均一に
分散される傾向にあり、メタン発酵が不活発となるとい
う問題や汚泥した消化脱離液が大量に発生するという問
題もあった。
[発明の目的]
本発明の目的は、消化槽の処理効率を高めると同時に投
入汚泥の含水率を低めるという相反する要件を首尾よ(
可能な限度において解決することにより、上記問題点を
解消して、消化槽の小型化。
入汚泥の含水率を低めるという相反する要件を首尾よ(
可能な限度において解決することにより、上記問題点を
解消して、消化槽の小型化。
省エネルギー化を図ることができる汚泥処理システムを
提供することである。
提供することである。
また、本発明の目的は□、二次廃棄物の発生をも効果的
に削減し得る汚泥処理システムを提供することである。
に削減し得る汚泥処理システムを提供することである。
[発明の概要]
上記目的を達成するために、本発明は嫌気性消化槽を液
体を扱う形式の消化槽ではなく固体を扱う形式の消化槽
とすれば、消化槽の処理効率を高めることと、投入汚泥
の含水率を低めることとが同時に両立し得るという知見
のもとに、次のように構成したものである。
体を扱う形式の消化槽ではなく固体を扱う形式の消化槽
とすれば、消化槽の処理効率を高めることと、投入汚泥
の含水率を低めることとが同時に両立し得るという知見
のもとに、次のように構成したものである。
即ち、濃縮装置と嫌気性消化槽との間に濃縮汚泥を脱水
して含水率を50〜80%まで下げるベルトプレスフィ
ルター等の脱水装置を介設する一方、嫌気性消化槽を、
上部に汚泥投入口及び下部に消化汚泥抜出口を有する消
化槽本体と、この本体内にこれを上下方向に多段に区画
して形成され、かつ、各段からの汚泥落下を許容する連
通孔を有する複数段の撹拌室と、これら撹拌室内の汚泥
を撹拌しつつ上方から下方に上記連通孔を介して順次落
下移動させる撹拌手段とから構成したものである。
して含水率を50〜80%まで下げるベルトプレスフィ
ルター等の脱水装置を介設する一方、嫌気性消化槽を、
上部に汚泥投入口及び下部に消化汚泥抜出口を有する消
化槽本体と、この本体内にこれを上下方向に多段に区画
して形成され、かつ、各段からの汚泥落下を許容する連
通孔を有する複数段の撹拌室と、これら撹拌室内の汚泥
を撹拌しつつ上方から下方に上記連通孔を介して順次落
下移動させる撹拌手段とから構成したものである。
また、上記目的を達成する本発明の構成は、上記構成に
加えて、嫌気性消化槽から抜き出される消化汚泥の一部
を消化槽内へ投入されるべき濃縮汚泥と混合するために
脱水装置に返送するようにしたものである。
加えて、嫌気性消化槽から抜き出される消化汚泥の一部
を消化槽内へ投入されるべき濃縮汚泥と混合するために
脱水装置に返送するようにしたものである。
[実施例1
本発明の実施例を第1図〜第2図に基づいて説明すれば
以下の通りである。
以下の通りである。
第1図に示す如く、汚泥処理システムは、下水や産業廃
水の処理設備から発生する汚泥即ち用法汚泥1をシック
ナー2で濃縮して濃縮汚泥3としたのち、あるいはその
プロセスを省いて破線で示すように直接脱水設備4へ送
る。この脱水設備としては、図示例では最も適当なベル
トプレスフィルターが示しであるが、ベルトプレスフィ
ルターではなくフィルタープレスや葉状濾過機であって
も、またはこれら加圧濾過II以外の真空濾過機あるい
は遠心分離機であってもよい。
水の処理設備から発生する汚泥即ち用法汚泥1をシック
ナー2で濃縮して濃縮汚泥3としたのち、あるいはその
プロセスを省いて破線で示すように直接脱水設備4へ送
る。この脱水設備としては、図示例では最も適当なベル
トプレスフィルターが示しであるが、ベルトプレスフィ
ルターではなくフィルタープレスや葉状濾過機であって
も、またはこれら加圧濾過II以外の真空濾過機あるい
は遠心分離機であってもよい。
ベルトプレスフィルター4では投入される汚泥5に凝集
剤を加えて脱水し、清澄な分離液6と、含水率を50〜
80%まで下げた濃縮汚泥7とに分ける。この%値は機
械脱水の限界に相当する。
剤を加えて脱水し、清澄な分離液6と、含水率を50〜
80%まで下げた濃縮汚泥7とに分ける。この%値は機
械脱水の限界に相当する。
50〜80%にまで含水率を下げた濃縮汚泥7は、投入
汚泥8として例えば後に詳述する第2図に示すような固
体を扱う形式の嫌気性消化槽9に送り、ここで消化汚泥
10とガス11および若干の消化脱離液12に変換され
る。このうちの消化脱離液12は、濃縮汚泥7の含水率
が低いので、通常は発生せず、また発生しても極く僅か
である。
汚泥8として例えば後に詳述する第2図に示すような固
体を扱う形式の嫌気性消化槽9に送り、ここで消化汚泥
10とガス11および若干の消化脱離液12に変換され
る。このうちの消化脱離液12は、濃縮汚泥7の含水率
が低いので、通常は発生せず、また発生しても極く僅か
である。
消化槽9で変換させた消化汚泥10の一部は循環ライン
13を介して脱水設備4の入口またはその前後に返送し
、脱水設備4の投入汚泥5に混合する。なお、消化汚泥
10の残りは図示しない汚泥処分プロセスへ送る。また
、シックナー2の溢流水14.ベルトプレスフィルター
4の分離液6および消化脱離液12は別途処理する。
13を介して脱水設備4の入口またはその前後に返送し
、脱水設備4の投入汚泥5に混合する。なお、消化汚泥
10の残りは図示しない汚泥処分プロセスへ送る。また
、シックナー2の溢流水14.ベルトプレスフィルター
4の分離液6および消化脱離液12は別途処理する。
ところで、上述した固体を扱う形式の嫌気性消化槽9は
、第2図に示す如く消化槽本体15と撹拌室16と撹拌
手段17とから主に構成される。
、第2図に示す如く消化槽本体15と撹拌室16と撹拌
手段17とから主に構成される。
消化槽本体15は上下に閉じた円筒体で、その天井にベ
ルトコンベヤ18から搬入されて来る投入汚泥をスクリ
ューフィーダ19によって本体15内に投入する汚泥投
入口20を有する。また、その底部に消化汚泥をベルト
コンベヤ21上に落下して搬出させる消化汚泥抜出口2
2を有する。
ルトコンベヤ18から搬入されて来る投入汚泥をスクリ
ューフィーダ19によって本体15内に投入する汚泥投
入口20を有する。また、その底部に消化汚泥をベルト
コンベヤ21上に落下して搬出させる消化汚泥抜出口2
2を有する。
このような本体15の抱部には上下方向に多段に区画し
て形成された撹拌室16.16・・・が設けられている
。これら撹拌室16.16・・・を構成する各床部には
各段からの汚泥落下を許容する連通孔23.23・・・
が設けられる。これら連通孔23゜23・・・の位置は
汚泥移動を最大限大きく取るために、上段が本体炉壁側
にあれば下段では中心側に寄せるというように、上下方
向にジグザグ状に設ける。連通孔23の径及び数は処理
能力によって適宜決定される。
て形成された撹拌室16.16・・・が設けられている
。これら撹拌室16.16・・・を構成する各床部には
各段からの汚泥落下を許容する連通孔23.23・・・
が設けられる。これら連通孔23゜23・・・の位置は
汚泥移動を最大限大きく取るために、上段が本体炉壁側
にあれば下段では中心側に寄せるというように、上下方
向にジグザグ状に設ける。連通孔23の径及び数は処理
能力によって適宜決定される。
なお、最上段の撹拌室16の天井に、連通孔に相当する
上記汚泥投入口20が連通され、最下段の撹拌室16の
床部に設けた連通孔が上記消化汚泥抜出口22と連通し
ている。また、各撹拌室16.16・・・にはこれらの
内部で変換されて発生したガスを取り出すためのガス採
取管24が接続されている。
上記汚泥投入口20が連通され、最下段の撹拌室16の
床部に設けた連通孔が上記消化汚泥抜出口22と連通し
ている。また、各撹拌室16.16・・・にはこれらの
内部で変換されて発生したガスを取り出すためのガス採
取管24が接続されている。
上記撹拌手段17は、各撹拌室16.16・・・を上下
に貫通するように本体軸心部に回転自在に挿通された回
転軸25と、この回転軸25を回転させる駆動装!26
と、上記回転軸25に一体的に取り付けられた撹拌用ア
ーム27とから成る。この撹拌用アーム27は各撹拌室
16.16−・・内に床部より若干浮いて収められ、回
転軸25より径方向外方に向かって炉壁近くまで腕状に
延び、かつ軸回りに所定角度で適宜数設けられる。
に貫通するように本体軸心部に回転自在に挿通された回
転軸25と、この回転軸25を回転させる駆動装!26
と、上記回転軸25に一体的に取り付けられた撹拌用ア
ーム27とから成る。この撹拌用アーム27は各撹拌室
16.16−・・内に床部より若干浮いて収められ、回
転軸25より径方向外方に向かって炉壁近くまで腕状に
延び、かつ軸回りに所定角度で適宜数設けられる。
床部より浮いたアーム27の上面は上段から落下して来
る汚泥が滑落するように傾斜させ、底部を―むアーム2
7の下面には汚泥を掻き混ぜるための鉤部28を突設す
る。この鉤部28はアーム長手方向に沿って適宜間隔を
隔てて複数個配置する。鉤部28は、その開口が回転方
向を向いたコ字型の一側が開放したL字部材から成り、
床部に設けた連通孔23が炉中心側にあるものでは中心
側の一側を開放し、逆に連通孔23が炉壁側にあるもの
では炉NI!lの一側を開放するようにして、室内の汚
泥を連通孔23に向かって押し出すようになっている。
る汚泥が滑落するように傾斜させ、底部を―むアーム2
7の下面には汚泥を掻き混ぜるための鉤部28を突設す
る。この鉤部28はアーム長手方向に沿って適宜間隔を
隔てて複数個配置する。鉤部28は、その開口が回転方
向を向いたコ字型の一側が開放したL字部材から成り、
床部に設けた連通孔23が炉中心側にあるものでは中心
側の一側を開放し、逆に連通孔23が炉壁側にあるもの
では炉NI!lの一側を開放するようにして、室内の汚
泥を連通孔23に向かって押し出すようになっている。
この押し出しを円滑にするためL字部材の閉じた他側を
連通孔23に向かって傾斜させることが望ましい。
連通孔23に向かって傾斜させることが望ましい。
さて、上記のような構成において、ベルトプレスフィル
ター4へ送られた濃縮汚泥3は、消化槽9で嫌気性消化
させる工程の前に、含水率50〜80%の固形ないし粒
状、あるいはフレーク状の扱い易いものとなる。この扱
い易くなった固形に近い投入汚泥8は、ベルトコンベヤ
18で汚泥投入口20へ送り、スクリューポンプ19で
固体を扱う形式の消化槽本体15内へ送り込まれる。
ター4へ送られた濃縮汚泥3は、消化槽9で嫌気性消化
させる工程の前に、含水率50〜80%の固形ないし粒
状、あるいはフレーク状の扱い易いものとなる。この扱
い易くなった固形に近い投入汚泥8は、ベルトコンベヤ
18で汚泥投入口20へ送り、スクリューポンプ19で
固体を扱う形式の消化槽本体15内へ送り込まれる。
本体15内へ送り込まれた汚泥は、駆動装置26により
ゆっくり回転している撹拌用アーム27により掻き混ぜ
られ、汚泥移動用の連通孔23を通して順次下段の撹拌
室16内へ落されてゆく。そして最終的には、消化汚泥
抜出口22から抜き出されて第1図に示す消化汚泥10
が得られる。なお、途中で発生するガスは各段ごとに集
められガス採取管24を通して抜き出される。
ゆっくり回転している撹拌用アーム27により掻き混ぜ
られ、汚泥移動用の連通孔23を通して順次下段の撹拌
室16内へ落されてゆく。そして最終的には、消化汚泥
抜出口22から抜き出されて第1図に示す消化汚泥10
が得られる。なお、途中で発生するガスは各段ごとに集
められガス採取管24を通して抜き出される。
これにより、IXンドリンクの困難を伴うことな〈従来
よりはるかに濃縮した状態で汚泥を消化させることが可
能になった。即ち、消化槽9に投入する汚泥の含水率を
従来の方式より大幅に下げるので、水の減少した分だけ
汚泥容量が小さくなる。
よりはるかに濃縮した状態で汚泥を消化させることが可
能になった。即ち、消化槽9に投入する汚泥の含水率を
従来の方式より大幅に下げるので、水の減少した分だけ
汚泥容量が小さくなる。
具体的には従来の175〜1/10の容量で済む。その
結果、消化槽9の容積ならびに加温に要するエネルギー
も従来の175〜1/10に減少することができる。
結果、消化槽9の容積ならびに加温に要するエネルギー
も従来の175〜1/10に減少することができる。
また、高濃度で汚泥処理を行うので、汚濁した消化脱離
液が発生しないか、発生しても極く僅かであり、しかも
消化槽9から発生する消化汚泥10の含水率も低いので
、脱水プロセスを通さすに処分できる。
液が発生しないか、発生しても極く僅かであり、しかも
消化槽9から発生する消化汚泥10の含水率も低いので
、脱水プロセスを通さすに処分できる。
一方、消化槽9より得られた消化汚泥10の一部はベル
トプレスフィル−ター4に返送され、その投入汚泥5と
混合される。したがって、消化汚泥10中に豊富に含ま
れるメタン細菌が消化槽9への投入汚泥8中に均一に分
散して、消化槽9の最も重要な機能であるメタン発酵を
十分活発にさせることができる。
トプレスフィル−ター4に返送され、その投入汚泥5と
混合される。したがって、消化汚泥10中に豊富に含ま
れるメタン細菌が消化槽9への投入汚泥8中に均一に分
散して、消化槽9の最も重要な機能であるメタン発酵を
十分活発にさせることができる。
[発明の効果] ・
以上要するに本発明によれば次のような優れた効果を発
揮する。
揮する。
(1) ベルトプレスフィルターなどの脱水設備によ
り機械脱水の限界まで汚泥を脱水し、汚泥の含水率を5
0〜80%まで下げてから、固体を扱う形式の消化槽で
消化させるように構成したことにより、液体を扱う形式
の消化槽を使用して高含水率の汚泥を必要としていた従
来のものと異なり、消化槽への投入汚泥を大幅に減量す
ることができるので、消化槽の小型化や汚泥の加温に要
するエネルギー削減を達成することができる。
り機械脱水の限界まで汚泥を脱水し、汚泥の含水率を5
0〜80%まで下げてから、固体を扱う形式の消化槽で
消化させるように構成したことにより、液体を扱う形式
の消化槽を使用して高含水率の汚泥を必要としていた従
来のものと異なり、消化槽への投入汚泥を大幅に減量す
ることができるので、消化槽の小型化や汚泥の加温に要
するエネルギー削減を達成することができる。
■ 脱水設備に消化汚泥の一部を返送し、脱水設備への
投入汚泥と混合するように構成したことにより、消化槽
への投入汚泥中にメタン細菌を均一に分散でき、槽内で
のメタン発酵が活発になる。
投入汚泥と混合するように構成したことにより、消化槽
への投入汚泥中にメタン細菌を均一に分散でき、槽内で
のメタン発酵が活発になる。
第1図は本発明による汚泥処理システムの一実施例を示
すフローシート図、第2図は第1図に示すシステムの嫌
気性消化槽の一実施例を示す一部破断した正面図、第3
図は従来の汚泥処理システムのフローシート図である。 図中、2はシックナー等の濃縮装置、3は濃縮汚泥、4
はベルトプレスフィルター等の脱水設備、9は嫌気性消
化槽、10は消化汚泥、15は消化槽本体、16は撹拌
室、17は撹拌手段、20は汚泥投入口、22は消化汚
泥抜出口、23は連通孔である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社代理
人弁理士 絹 谷 信 雄 第1図 フfrレゾ− 第3図 第2図 1Ω 9・・・嫌ル’Uilf化+菅 20・・・汚元投入
ロア7・・・捏杼す醍
すフローシート図、第2図は第1図に示すシステムの嫌
気性消化槽の一実施例を示す一部破断した正面図、第3
図は従来の汚泥処理システムのフローシート図である。 図中、2はシックナー等の濃縮装置、3は濃縮汚泥、4
はベルトプレスフィルター等の脱水設備、9は嫌気性消
化槽、10は消化汚泥、15は消化槽本体、16は撹拌
室、17は撹拌手段、20は汚泥投入口、22は消化汚
泥抜出口、23は連通孔である。 特 許 出 願 人 石川島播磨重工業株式会社代理
人弁理士 絹 谷 信 雄 第1図 フfrレゾ− 第3図 第2図 1Ω 9・・・嫌ル’Uilf化+菅 20・・・汚元投入
ロア7・・・捏杼す醍
Claims (2)
- (1)シックナー等の濃縮装置によって濃縮された濃縮
汚泥を嫌気性消化槽に送って生物還元させる汚泥処理シ
ステムにおいて、上記濃縮装置と嫌気性消化槽との間に
濃縮汚泥を脱水して含水率を50〜80%まで下げるベ
ルトプレスフィルター等の脱水装置を介設する一方、上
記嫌気性消化槽が、上部に汚泥投入口及び下部に消化汚
泥抜出口を有する消化槽本体と、該本体内にこれを上下
方向に多段に区画して形成され、かつ、各段からの汚泥
落下を許容する連通孔を有する撹拌室と、これら撹拌室
内の汚泥を撹拌しつつ上方から下方に上記連通孔を介し
て順次落下移動させる撹拌手段とから構成されたことを
特徴とする汚泥処理システム。 - (2)シックナー等の濃縮装置によって濃縮された濃縮
汚泥を嫌気性消化槽に送って生物還元させる汚泥処理シ
ステムにおいて、上記濃縮装置と嫌気性消化槽との間に
濃縮汚泥を脱水して含水率を50〜80%まで下げるベ
ルトプレスフィルター等の脱水装置を介設する一方、上
記嫌気性消化槽が、上部に汚泥投入口及び下部に消化汚
泥抜出口を有する消化槽本体と、該本体内にこれを上下
方向に多段に区画して形成され、且つ、各段からの汚泥
落下を許容する連通孔を有する撹拌室と、これら撹拌室
内の汚泥を撹拌しつつ上方から下方に上記連通孔を介し
て順次落下移動させる撹拌手段とから構成され、且つこ
のように構成した嫌気性消化槽から抜出される消化汚泥
の一部を上記濃縮汚泥と混合すべく上記脱水装置に返送
するようにしたことを特徴とする汚泥処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60063212A JPS61222598A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 汚泥処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60063212A JPS61222598A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 汚泥処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61222598A true JPS61222598A (ja) | 1986-10-03 |
Family
ID=13222660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60063212A Pending JPS61222598A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 汚泥処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61222598A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136700A (ja) * | 1993-11-15 | 1995-05-30 | Kooa Kogyo Kk | 汚泥検出器および汚泥検出器を備えた汚泥処理装置 |
JP2002307099A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | メタン発酵装置 |
WO2004004937A1 (ja) * | 2002-07-02 | 2004-01-15 | Obayashi Corporation | 乾式メタン発酵槽及び有機物処理システム |
JP2006043511A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 有機酸生成方法、有機酸生成装置及び排水処理装置 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60063212A patent/JPS61222598A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07136700A (ja) * | 1993-11-15 | 1995-05-30 | Kooa Kogyo Kk | 汚泥検出器および汚泥検出器を備えた汚泥処理装置 |
JP2842777B2 (ja) * | 1993-11-15 | 1999-01-06 | コーエイ工業 株式会社 | 汚泥検出器および汚泥検出器を備えた汚泥処理装置 |
JP2002307099A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | メタン発酵装置 |
WO2004004937A1 (ja) * | 2002-07-02 | 2004-01-15 | Obayashi Corporation | 乾式メタン発酵槽及び有機物処理システム |
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