JPS61220856A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
- Publication number
- JPS61220856A JPS61220856A JP6186285A JP6186285A JPS61220856A JP S61220856 A JPS61220856 A JP S61220856A JP 6186285 A JP6186285 A JP 6186285A JP 6186285 A JP6186285 A JP 6186285A JP S61220856 A JPS61220856 A JP S61220856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- film
- heating elements
- holder
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14161—Structure having belt or drum with holes filled with ink
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、インクジェット記録装置に係わり、特に熱的
にインクの飛翔を行なうインクジェット式の記録装置に
関する。
にインクの飛翔を行なうインクジェット式の記録装置に
関する。
[発明の技術的背景とその問題点1
従来、記録方式としてインパクト方式からノンインパク
ト方式まで種々な方式が提案されてきた。
ト方式まで種々な方式が提案されてきた。
インパクト方式に比べて騒音の少ないノンインパクト方
式には、電子写真方式、静電方式、サーマル方式、イン
クジェット方式等があり、中でも静粛でかつ低パワー、
小型化が容易でカラー化も容易、しかも各構成要素が安
価であるという利点を多数兼備えたインクジェット方式
は非常に優れた記録方式である。
式には、電子写真方式、静電方式、サーマル方式、イン
クジェット方式等があり、中でも静粛でかつ低パワー、
小型化が容易でカラー化も容易、しかも各構成要素が安
価であるという利点を多数兼備えたインクジェット方式
は非常に優れた記録方式である。
一般にインクジェット方式は微小なインク小滴を毛細管
ノズルから噴出させる事によって記録用紙に印字する方
式であり、インク室内の圧電素子の振動を利用してイン
ク液の圧力を瞬間的に高めてノズルよりインクを噴出さ
せる手段(特開昭48−9622号)、あるいはインク
室内に発熱素子を設けてインク室内に気泡を発生させて
インク液の圧力を上昇させてインクをノズルから噴出さ
せる手段(特公昭56−9429号)等が提案さ′ れ
ている。これらはインクを必要な時だけ噴出させるオン
ティマント方式と呼ばれるもので無駄なインクの消費が
なく記録スピードも比較的速い特徴を有している反面、
ノズルの孔加工やインク室内への圧電素子や発熱素子の
配設等、記録ヘッドの製作が複雑であり更に装置の休止
に伴うインク液の凝固が発生し、目詰りによる動作不良
を起こすという大きな問題がある。かかる問題は記録密
度の高密度化が要求される中で、ノズルの小径化など目
詰り防止の上からは相反する要素も多く、本質的な解決
には至っていない。
ノズルから噴出させる事によって記録用紙に印字する方
式であり、インク室内の圧電素子の振動を利用してイン
ク液の圧力を瞬間的に高めてノズルよりインクを噴出さ
せる手段(特開昭48−9622号)、あるいはインク
室内に発熱素子を設けてインク室内に気泡を発生させて
インク液の圧力を上昇させてインクをノズルから噴出さ
せる手段(特公昭56−9429号)等が提案さ′ れ
ている。これらはインクを必要な時だけ噴出させるオン
ティマント方式と呼ばれるもので無駄なインクの消費が
なく記録スピードも比較的速い特徴を有している反面、
ノズルの孔加工やインク室内への圧電素子や発熱素子の
配設等、記録ヘッドの製作が複雑であり更に装置の休止
に伴うインク液の凝固が発生し、目詰りによる動作不良
を起こすという大きな問題がある。かかる問題は記録密
度の高密度化が要求される中で、ノズルの小径化など目
詰り防止の上からは相反する要素も多く、本質的な解決
には至っていない。
一方、このようなノズルを使わずにインクを飛翔させて
記録を行なう手段としては、特開昭51−132036
号に開示されているようにインク液面下に発熱素子を設
けて急激な加熱を行なうことにより、気泡を発生させ、
この気泡の破裂に伴う衝撃により液面からインク滴を飛
翔させる方法が提案されている。この方式ではインクの
目詰りという問題は本質的に発生しないが、インクの蒸
発による環境汚染や装置構成上の制約が多く、運搬、移
動に伴うインクこぼれ等の問題があること、および画質
的にはインク面と発熱部の距離を一定に保つのが困難な
為、インク滴の状態が不安定となりやすい等の問題があ
り、不満足なものであった。
記録を行なう手段としては、特開昭51−132036
号に開示されているようにインク液面下に発熱素子を設
けて急激な加熱を行なうことにより、気泡を発生させ、
この気泡の破裂に伴う衝撃により液面からインク滴を飛
翔させる方法が提案されている。この方式ではインクの
目詰りという問題は本質的に発生しないが、インクの蒸
発による環境汚染や装置構成上の制約が多く、運搬、移
動に伴うインクこぼれ等の問題があること、および画質
的にはインク面と発熱部の距離を一定に保つのが困難な
為、インク滴の状態が不安定となりやすい等の問題があ
り、不満足なものであった。
また、ノズルを使わない他の手段として、特願昭58−
178201号にはフィルム中の孔をノズルとして用い
、サーマルヘッド等の発熱素子をフィルムに当接させ加
熱を行なうことにより、孔に入ったインク中に気泡を発
生させ、インクを噴出させる方法が提案されている。
178201号にはフィルム中の孔をノズルとして用い
、サーマルヘッド等の発熱素子をフィルムに当接させ加
熱を行なうことにより、孔に入ったインク中に気泡を発
生させ、インクを噴出させる方法が提案されている。
この方法によれば前述の特開昭48−9622号、特公
昭5.6−9429号あるいは特開昭51−13203
6号に開示された技術の問題点は解決される。
昭5.6−9429号あるいは特開昭51−13203
6号に開示された技術の問題点は解決される。
しかしながら、特願昭58−17820’t@の方法に
おいては、孔内のインクを加熱して気泡を発生させるの
に必要なエネルギーに比して、フィルム自身に奪われる
熱エネルギーが大きく、熱効率の点で重大な欠点を有し
ており、改善が必要であった。
おいては、孔内のインクを加熱して気泡を発生させるの
に必要なエネルギーに比して、フィルム自身に奪われる
熱エネルギーが大きく、熱効率の点で重大な欠点を有し
ており、改善が必要であった。
この放熱原理を第7図を用いて説明する。第7図は特願
昭58−178201号の装置の原理を示す一部切欠断
面図である。本装置は、サーマルヘッド70と記録用紙
71とが多数の孔72にインク73を保持してなるイン
ク保持体にッケル製フィルム)74を挾んで対向し、サ
ーマルヘッド70の発熱素子75を選択的に発熱させる
ことにより、その発熱素子に対向する孔中に保持された
インク73中に気泡を発生させ噴出させて記録用紙71
に転写するものである。
昭58−178201号の装置の原理を示す一部切欠断
面図である。本装置は、サーマルヘッド70と記録用紙
71とが多数の孔72にインク73を保持してなるイン
ク保持体にッケル製フィルム)74を挾んで対向し、サ
ーマルヘッド70の発熱素子75を選択的に発熱させる
ことにより、その発熱素子に対向する孔中に保持された
インク73中に気泡を発生させ噴出させて記録用紙71
に転写するものである。
本装置において、サーマルヘッド70の発熱素子75は
フィルム74と接触している。そのため、本来はインク
73を加熱するためのみに使われるべき発熱素子75の
熱は、インク73ばかりでなく、フィルム74の本体へ
も矢印の如く伝導され、かなりの熱が無駄に使われてい
ることが予想される。ちなみにこの条件で短片が100
μ1.長片が120μmの発熱素子75一つ当りが消費
するエネルギーは水性インクを用いた場合にフィルム7
4の送り速度が50111/秒の条件下で約2500〜
4000エルグが必要であった。
フィルム74と接触している。そのため、本来はインク
73を加熱するためのみに使われるべき発熱素子75の
熱は、インク73ばかりでなく、フィルム74の本体へ
も矢印の如く伝導され、かなりの熱が無駄に使われてい
ることが予想される。ちなみにこの条件で短片が100
μ1.長片が120μmの発熱素子75一つ当りが消費
するエネルギーは水性インクを用いた場合にフィルム7
4の送り速度が50111/秒の条件下で約2500〜
4000エルグが必要であった。
また、印字のために大きな熱エネルギーを要する結果サ
ーマルヘッドは経時的な蓄熱が大きく、温度上昇を来し
、温度メモリーと呼ばれる効率変化による記録濃度の変
化を来たすことも判明した。
ーマルヘッドは経時的な蓄熱が大きく、温度上昇を来し
、温度メモリーと呼ばれる効率変化による記録濃度の変
化を来たすことも判明した。
これはサーマルヘッドの基体は一般にセラミック材料や
ガラスを用いるため、断熱性が高く、蓄熱されやすいこ
とにもよる。
ガラスを用いるため、断熱性が高く、蓄熱されやすいこ
とにもよる。
[発明の目的]
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、熱効率が
良く、しかも熱履歴のない記録装置を提供することを目
的とする。
良く、しかも熱履歴のない記録装置を提供することを目
的とする。
[発明の概要】
本発明は上記目的を達成するために、インク保持用の複
数の孔または凹部を有する保持体を用いこの保持体にサ
ーマルヘッドの発熱素子を直接接触しないように、その
周囲に当接部を設け、発熱素子の熱が直接保持体に逃げ
るのを防止するほか保持体との当接部を熱伝導性物質で
構成することにより、サーマルヘッド本体の異常温度上
昇を防止した。
数の孔または凹部を有する保持体を用いこの保持体にサ
ーマルヘッドの発熱素子を直接接触しないように、その
周囲に当接部を設け、発熱素子の熱が直接保持体に逃げ
るのを防止するほか保持体との当接部を熱伝導性物質で
構成することにより、サーマルヘッド本体の異常温度上
昇を防止した。
し発明の実施例]
以下、本発明を図示の一実施例を参照しながら説明する
。
。
第2図は、本発明の一実施例であるインクジェット装置
の主要部の基本構成図である。保持′体としてのフィル
ム1は、後で詳細説明を行なうベルト状のエンドレスフ
ィルムであり、複数種の径の異なる孔2が複数個形成さ
れている。このフィルム1はフィルム保持の為、移動機
構としてのローラ3A、3Bによって支えられて矢印Y
方向に回転進行する。フィルム1には孔2が多数設けら
れている。この孔2にはフィルム1がインク供給部4を
通過する時に記録用インク(以下、単にインクと称す)
5が充填される。この充填されたインクはインク!5A
を形成し、フィルム1の回転進行によって、発熱素子6
を配列してなる記録ヘッドとしてのサーマルヘッド7に
対応する記録部8に運ばれ、発熱素子6の発熱により孔
2内のインクが記録用紙(被記録材)9に次々と噴出、
転移して記録が行なわれる。サーマルヘッド7は、内部
に発熱素子6を選択的に発熱させる図示しない駆動回路
(駆動手段)を納めており、これにより回路構造が単純
化される。
の主要部の基本構成図である。保持′体としてのフィル
ム1は、後で詳細説明を行なうベルト状のエンドレスフ
ィルムであり、複数種の径の異なる孔2が複数個形成さ
れている。このフィルム1はフィルム保持の為、移動機
構としてのローラ3A、3Bによって支えられて矢印Y
方向に回転進行する。フィルム1には孔2が多数設けら
れている。この孔2にはフィルム1がインク供給部4を
通過する時に記録用インク(以下、単にインクと称す)
5が充填される。この充填されたインクはインク!5A
を形成し、フィルム1の回転進行によって、発熱素子6
を配列してなる記録ヘッドとしてのサーマルヘッド7に
対応する記録部8に運ばれ、発熱素子6の発熱により孔
2内のインクが記録用紙(被記録材)9に次々と噴出、
転移して記録が行なわれる。サーマルヘッド7は、内部
に発熱素子6を選択的に発熱させる図示しない駆動回路
(駆動手段)を納めており、これにより回路構造が単純
化される。
記録用紙9は紙送り機構としてのプラテンロー510と
紙ズレを防ぐための紙送り機構としてのローラ11A、
11Bで支えられ、記録部8に対して0.1〜0.51
−離間して対向され、はぼフィルム1と等速で搬送され
る。またブレード12はインク供給部4を通過後にフィ
ルム1に付着した不要なインクをかき落すためのもので
ある。カッター13はロール状の記録用紙9を所望の長
さに切断するためのものである。
紙ズレを防ぐための紙送り機構としてのローラ11A、
11Bで支えられ、記録部8に対して0.1〜0.51
−離間して対向され、はぼフィルム1と等速で搬送され
る。またブレード12はインク供給部4を通過後にフィ
ルム1に付着した不要なインクをかき落すためのもので
ある。カッター13はロール状の記録用紙9を所望の長
さに切断するためのものである。
この様に構成されたモノクロ・ラインプリンタにおいて
、フィルム1及び記録用紙9をそれぞれローラ3A、3
B、プラテンロー510等によって矢印X、Y方向に搬
送しつつ、記録はライン方向、すなわちプラテンローラ
10の回転方向と垂直な方向に形成されたサーマルヘッ
ド7の素子列の選択された発熱素子6に電圧を印加する
ことにより行なわれる。
、フィルム1及び記録用紙9をそれぞれローラ3A、3
B、プラテンロー510等によって矢印X、Y方向に搬
送しつつ、記録はライン方向、すなわちプラテンローラ
10の回転方向と垂直な方向に形成されたサーマルヘッ
ド7の素子列の選択された発熱素子6に電圧を印加する
ことにより行なわれる。
第1図は、第2図の記録部8を説明するための拡大図で
ある。フィルム1はニッケル板あるいはステンレススチ
ール板から成り、厚さは10〜20μMである。このフ
ィルム1はそのニッケル板あるいはステンレススチール
板に直径10〜60μIの範囲から選ばれる径の異なる
複数種の孔を複数個エツチング処理することにより形成
されている。この実施例では径が15μ南、25μm。
ある。フィルム1はニッケル板あるいはステンレススチ
ール板から成り、厚さは10〜20μMである。このフ
ィルム1はそのニッケル板あるいはステンレススチール
板に直径10〜60μIの範囲から選ばれる径の異なる
複数種の孔を複数個エツチング処理することにより形成
されている。この実施例では径が15μ南、25μm。
40μm、55μmの4種類の孔が用いられている。こ
れらの孔の中にインク5が充填されて、フィルム1と等
厚のインクl!!5Aが形成される。このインクll5
Aがサーマルヘッド7の発熱素子6の発熱部に接触する
と、加熱によりインク層5Aの内部に気泡が発生し、そ
の圧力で孔2をノズルとしてインク滴5Bが第2図に示
す記録用紙9上に噴出されて転移する。
れらの孔の中にインク5が充填されて、フィルム1と等
厚のインクl!!5Aが形成される。このインクll5
Aがサーマルヘッド7の発熱素子6の発熱部に接触する
と、加熱によりインク層5Aの内部に気泡が発生し、そ
の圧力で孔2をノズルとしてインク滴5Bが第2図に示
す記録用紙9上に噴出されて転移する。
このサーマルヘッド7の発熱素子6側から見た一部拡大
斜視図を第3図に、そのサーマルヘッド7を矢印六方・
向から見た側面図を第4図に記録、原理図を第5図に示
す。
斜視図を第3図に、そのサーマルヘッド7を矢印六方・
向から見た側面図を第4図に記録、原理図を第5図に示
す。
第3図に示すようにサーマルヘッド7の先端部30には
発熱素子6が1111−当たり5〜16本の等間隔でラ
イン状に一列に並んで構成されている。
発熱素子6が1111−当たり5〜16本の等間隔でラ
イン状に一列に並んで構成されている。
先端部30には一点鎖線で示すフィルム1に当接する当
接部31が形成され、発熱素子6はこの当接部31より
も凹んで構成されている。当接部31は金属等の熱伝導
性材料で構成され、サーマルヘッド7本体に蓄積された
熱を金属製のフィルム1を通して放出する。
接部31が形成され、発熱素子6はこの当接部31より
も凹んで構成されている。当接部31は金属等の熱伝導
性材料で構成され、サーマルヘッド7本体に蓄積された
熱を金属製のフィルム1を通して放出する。
また、発熱素子6はフィルム1とは当接部31のために
間隙9だけ隔てて対向する。従って発熱素子6はフィル
ム1とは直接は接触せず、間隙9には第5図に示すよう
にインク1133が形成される。
間隙9だけ隔てて対向する。従って発熱素子6はフィル
ム1とは直接は接触せず、間隙9には第5図に示すよう
にインク1133が形成される。
第6図は間隙Oを変化させた場合の消費エネルギーの変
化を示すグラフである。本図に示すように間lIOは検
討した2〜200μ−の全範囲にわたってインクの吐出
に必要なエネルギーWは300〜600エルグに軽減さ
れ、記録像も良好であった。ti+隙Qが2μ−付近に
なると、インクの吐出に必要なエネルギーWは600〜
700エルグと大きくなる傾向を示し、発熱素子6から
金属フィルムベースへの熱の逃げを防止するにはインク
層の形成される凹部の深さは2ミクロン程度以上は必要
と判断される。
化を示すグラフである。本図に示すように間lIOは検
討した2〜200μ−の全範囲にわたってインクの吐出
に必要なエネルギーWは300〜600エルグに軽減さ
れ、記録像も良好であった。ti+隙Qが2μ−付近に
なると、インクの吐出に必要なエネルギーWは600〜
700エルグと大きくなる傾向を示し、発熱素子6から
金属フィルムベースへの熱の逃げを防止するにはインク
層の形成される凹部の深さは2ミクロン程度以上は必要
と判断される。
また、発熱素子6を凹部に設けたことにより、発熱素子
6がフィルム1と接触して摩耗するおそれがなくなり、
従来のサーマルヘッドよりも寿命が長くなるという効果
もある。
6がフィルム1と接触して摩耗するおそれがなくなり、
従来のサーマルヘッドよりも寿命が長くなるという効果
もある。
一方、フィルム1とサーマルヘッド7との当接部31は
、第4図に示すように適度の耐摩耗性と熱伝導性をもた
せるために、銅、アルミニウム。
、第4図に示すように適度の耐摩耗性と熱伝導性をもた
せるために、銅、アルミニウム。
ニッケルなどの熱良導体材料からなる熱伝導131−a
と、耐摩擦性の高いセラミック材料(例えばSi 02
、Si C,Si N、アモルファスシリコン等)の
化学蒸着による保護層31−bとから構成されている。
と、耐摩擦性の高いセラミック材料(例えばSi 02
、Si C,Si N、アモルファスシリコン等)の
化学蒸着による保護層31−bとから構成されている。
このうち熱伝導層31−8は2〜20μm、保1111
31−bは0.02〜1μ−の厚さにそれぞれ形成され
ている。
31−bは0.02〜1μ−の厚さにそれぞれ形成され
ている。
このような構造をもつサーマルヘッドを用いた結果、ヘ
ッド自身の温度上昇が防止され連続的に印字を行なって
も記録濃度が変動することがなくなった。これは発熱素
子6からサーマルヘッド7に蓄積された熱が熱伝導体か
らなる熱伝導1131−aを介して伝導し、熱伝導率は
それより低いが極めて薄い保護層31−bを容易に通過
して、フィルム1に伝導されて効率よく放熱するためで
あり、インク吐出効率を改善し、なおかつ印字品質の安
定性が向上するという効果が得られる。
ッド自身の温度上昇が防止され連続的に印字を行なって
も記録濃度が変動することがなくなった。これは発熱素
子6からサーマルヘッド7に蓄積された熱が熱伝導体か
らなる熱伝導1131−aを介して伝導し、熱伝導率は
それより低いが極めて薄い保護層31−bを容易に通過
して、フィルム1に伝導されて効率よく放熱するためで
あり、インク吐出効率を改善し、なおかつ印字品質の安
定性が向上するという効果が得られる。
[発明の効果]
以上説明し、たように本発明によれば、サーマルヘッド
の発熱素子の熱がインク保持体に逃げることなく、イン
クに有効に伝わるため、インク内での気泡の生成効率が
格段に向上し、消費エネルギーを大幅に減少させること
ができる。また、サーマルヘッドの蓄熱による記録濃度
の変化が防止でき、安定な印字品質を得ることができる
。さらに、インクの保持体とサーマルヘッドの発熱素子
が直接MF!Aされなくなるため、サーマルヘッドの寿
命゛も格段に長くなる等積々の作用効果を得ることがで
きる。
の発熱素子の熱がインク保持体に逃げることなく、イン
クに有効に伝わるため、インク内での気泡の生成効率が
格段に向上し、消費エネルギーを大幅に減少させること
ができる。また、サーマルヘッドの蓄熱による記録濃度
の変化が防止でき、安定な印字品質を得ることができる
。さらに、インクの保持体とサーマルヘッドの発熱素子
が直接MF!Aされなくなるため、サーマルヘッドの寿
命゛も格段に長くなる等積々の作用効果を得ることがで
きる。
第1図は、本発明の詳細な説明するための斜射図、第2
図は本発明の一実施例である記録装置の基本構成の説明
図、第3図は同側に使用するサーマルヘッドの一部拡大
斜視図、第4図は第3図に示すサーマルヘッドを矢印へ
方向から見た断面図、第5図は本願発明の一実施例を示
す装置の原理図、第6図は第3図に示すサーマルヘッド
の発熱素子の間隙を変化させた場合のエネルギー消費量
の変化を示すグラフ、第7図は従来装置の原理図である
。 1・・・保持体、5・・・インク、6・・・発熱素子、
7・・・記録ヘッド、9・・・被記録材、31・・・当
接部。 代理人 弁理士 則近 憲佑(ほか1名)第1図 第2図 9 を己争―用詞−3Bロ一ラ 第8図 第4図 第5図 第6図 9(、um)
図は本発明の一実施例である記録装置の基本構成の説明
図、第3図は同側に使用するサーマルヘッドの一部拡大
斜視図、第4図は第3図に示すサーマルヘッドを矢印へ
方向から見た断面図、第5図は本願発明の一実施例を示
す装置の原理図、第6図は第3図に示すサーマルヘッド
の発熱素子の間隙を変化させた場合のエネルギー消費量
の変化を示すグラフ、第7図は従来装置の原理図である
。 1・・・保持体、5・・・インク、6・・・発熱素子、
7・・・記録ヘッド、9・・・被記録材、31・・・当
接部。 代理人 弁理士 則近 憲佑(ほか1名)第1図 第2図 9 を己争―用詞−3Bロ一ラ 第8図 第4図 第5図 第6図 9(、um)
Claims (4)
- (1)多数の孔を有する保持体の上記孔にインクを保持
し、この保持体を複数の発熱素子を有する記録ヘッドに
当接し、発熱素子の発熱によって上記保持体の孔を選択
的に加熱し、その孔に保持されたインクに気泡を発生さ
せることにより、その孔からインクを吐出させて被記録
材に転写することによりパターンを形成する記録装置に
おいて、上記記録ヘッドの発熱素子周囲の上記保持体と
の当接部を発熱素子よりも保持体側に突出して形成した
ことを特徴とする記録装置。 - (2)記録ヘッドの保持体との当接部は熱伝導性物質で
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
記録装置。 - (3)発熱素子は保持体の複数の孔に対応して設けられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記
録装置。 - (4)保持体の孔の断面形状は、平行状またはテーパ状
に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186285A JPS61220856A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186285A JPS61220856A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61220856A true JPS61220856A (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=13183345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6186285A Pending JPS61220856A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61220856A (ja) |
-
1985
- 1985-03-28 JP JP6186285A patent/JPS61220856A/ja active Pending
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