JPS61219834A

JPS61219834A - 防眩機能を有する透視板

Info

Publication number: JPS61219834A
Application number: JP6301485A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Ishihara; 克己石原; Seizo Tanaka; 田中　誠三; Yoichi Otani; 洋一大谷
Original assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Current assignee: Nippon Seiki Co Ltd
Priority date: 1985-03-26
Filing date: 1985-03-26
Publication date: 1986-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は表示装置例えば指示計器などの前面覆いとして
配設される透視板に関し、特にこの透視板表面に照射す
る外部光において、その透視板の表面で反射する光線を
視線方向以外の視野外へ反射させる防眩機能を有する透
視板に関する。

［ｒＩＪ達技術及びその問題点］一般に自動車等の計器類や画像表示装置、あるいは各種
計測器等の表示装置は、その表示器の前面に透視板を覆
って配設している。

この種の表示装置として、自動車の計器類を例にして説
明する。一般的に車両等の指示計器にはその前面覆いと
して配設されるガラス基板あるいは透光性を有する合成
樹脂基板などからなる平坦な透視板を用いると、その表
面部に照射する外部光が直接運転者の視線方向に向って
反射して透視板の表面が光るためその復方に配置した表
示装置たとえば指示ｚ１器の文字板、螢光表示管などに
よる表示器などの読み取りが困難となる問題があった。

このような問題点を解消するために、計器の前面を覆う
透視板に防眩機能をもたせる構造のものが種々提案され
ている。

例えば、本願出願人が先に提出した実開昭５６−１２２
９１３号に開示されるように、透視板の表面に、その断
面が鋸歯状となる多数の傾斜面を形成し、外部光線の一
部が傾斜面に反射され、その反射光線を運転者の視線方
向以外の視線外に導くことによって防眩機能を有する透
視板を提案している。

この場合、指示側器の文字板の裏面側に配設した内部光
源、あるいは自発光性表示器たとえば螢光表示管、発光
ダイオードなどの表示器など照射光線は指示計器の内部
側から透視板に向けてあらゆる方向に照射されて外部側
へと通過するため、透視板の表面に設けた鋸歯状の多数
の傾斜面の頂部にその光線が集光してしまう場合があり
、また外部光線の一部が透視板の裏面で反射され、この
反射光線により傾斜面を形成する表面側と平坦な裏面側
との間の透・視板内で光線の内部反射が繰り返えされて
鋸歯状の傾斜面の頂部箇所に反射光が集光する場合があ
り、この集光した光線が目に入ってくるために頂部の稜
線部分が帯状に光って見え、内部の表示器等の判読に支
障を来たすことがある。

〔発明の目的１本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、′）
１１？ｌｊｉ板の表面で反射する外部光線を視線方向以
外の視野外へ反射させると共に、透視板内で突部の頂部
箇所における内部反射光の集光を抑制して表示媒体を良
好に視認できる防眩機能を存する透視板を提供すること
を目的とするものである。

［発明の構成］上記目的を達成するため本発明は透視板の表面に断面形
状を鋸歯状にした突部を微１１Ｉな並行線状に形成する
と共に、前記透視板に視線方向に沿って遮光板を多数平
行に配設したものであり、外部光線の一部が透視板に反
射して視線方向に進むことを防止すると共に透視板に形
成した突部の頂部箇所に光線が集光することを抑制して
視認性を高めるようにしたものである。

［実施例］以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳述する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、こ
こでは自動車などの指示計器を例にして説明する。同図
において自動車の計器盤１１に装着したスピードメータ
等の指示計器１２の前面側には文字板１３が配設され、
さらに文字板１３の前面側には計器盤１１の前面覆いと
して後述する透視板１４が配設されている。

そして、計器盤１１の周縁には透視板１４で反射する光
の吸収と上方からの光を遮蔽するフード１５が突出形成
されると共に、計器盤１１内には透過性の文字板１３を
後方から照明する光源１６が設けられており、夜間等に
光９１６を点灯して文字板１３を照明表示するようにし
ている。

前記透視板１４の表面には運転者１７の視線方向１８と
ほぼ平行な垂直面１９とこの垂直面１９の頂部２０から
伸長して視線方向１８に対して角度θ傾斜した傾斜面２
１とから成る断面形状が鋸歯状の突部２２をその頂部２
０の稜線が水平方向となるよう微細な平行線状に連続形
成している。また、透視板１４内部には垂直面１９すな
わら視線方向１８とほぼ平行な遮光板２３を多数平行に
埋設して形成し、各遮光板２３間のスリット２４部分か
ら外部光線あるいは光源１６の内部光線が通過するよう
構成している。この場合、遮光板２３によって上下方向
から斜めの方向成分の光線を遮光するようにしており、
直進寸なわら水平方向の光線については透過するよう構
成している。

このように構成される本発明の詳細な説明する。先ず透
視板１４の表面には垂直面１９と傾斜面２１とからなる
突部２２が多数連続形成されており、運転者１７の後方
から照射される外部光はその一部が透視板１４の表面で
反射されるがその表面に設けた傾斜面２１により視野外
へ反射されるため、文字板１３を良好に判読することが
できる。一方、透視板１４に入射しＩζ外部光の一部は
、透視板１４の裏面で反射して突部２２を形成する垂直
面１９と傾斜面２１へと進み、この頂部２０箇所で内部
反射を繰り返そうとする。しかし、透視板１４内部には
垂直面１９とほぼ平行な遮光板２３が多数平行に埋設さ
れているため、透視板１４の裏面で反射して頂部２０へ
進む反射光を吸収し、内部反射を抑制する。

このため突部２２の頂部２０Ｂ所における内部反射の繰
り返しによる反射光の集光を抑制して頂部２０の稜線箇
所が帯状に浮き上がって見えることを予防できる。また
、この遮光板２３によって夜間光源１Ｇによる内部光線
に指向性を持たせ、内部光線の照射方向を制御すること
により、内部側から照射されるあらゆる方向からの光線
を遮光板２３によって水平方向成分の光線あるいは直進
する光線のみをスリット２４から通過させることができ
、これにより透視板１４内に入った光線がその表面側の
突部２２の頂部２０箇所に集光することができる。

［他の実施例］以上本発明の一実施例を詳述したが本発明の要旨の範囲
内で種々変形できる。例えば、第３図に示すように遮光
板２３は透視板１４の板厚全体に形成しなくても良く、
又遮光板２３の形成されるピッチは種々設定可能である
。さらに、この遮光板２３は第４図に示すように少なく
とも垂直面１９に沿って形成されていればよい。また、
前記実施例では透視板１４の裏面を平坦面としたが、裏
面にも同様に突部２２を形成したり、傾斜面２１を頂部
２０から下向きに形成したり、透視板１４を看色するこ
とも可能である。さらに、車輌用の計器類に限定される
ことなく他の計器類やテレビ等の表示装置に使用されて
いる透視板にも適用できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば透視板の表面に断面
形状を鋸歯状にした突部を微細な並行線状に形成するこ
とにより、外部光がこの透視板の表面に反射してもこの
反射光を視線方向以外の視野外へ導くことができると共
に、この透視板に視線方向に沿って遮光板を多数平行に
配設したことにより、透視板内部で繰り返される内部反
射を抑制して前記突部の頂部箇所における帯状の集光を
抑制でき表示媒体を良好にｉｇできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部拡大断面図、第２
図は透視板の要部を示す斜視図、第３図及び第４図は透
視板の他の実施例の要部を示す斜視図である。１１・・・計器Ｍ１２・・・指示計器　１３・・・文字
板１４・・・透視板　１８・・・視線方向　１９・・・
垂直面２０・・・頂部　２１・・・傾斜面　２２・・・
突部２３・・・遮光板特　許　出　願　人　　　日木精機株式会社１１１　図ｓ２図

Claims

【特許請求の範囲】透視板の表面に断面形状を鋸歯状にした突部を微細な並行線状に形成すると共に、前記透視板に視
線方向に沿って遮光板を多数平行に配設したことを特徴
とする防眩機能を有する透視板。