JPS61219510A - シ−ト段差削り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はシート状のゴムやプラスチックなどの端縁段差
部を所望形状に削り落すためのシート段差削り機の構造
に関する。

〔従来技術〕

建物の屋上、ゴルフ場の池の底あるいは廃却物捨て場の
底面などに防水シートを展張したり、床面に表面シート
を敷き詰めることが広く行われており、これらのシート
として例えばゴムやプラスチックのシートが使用されて
いる。

このようなシートの展張は、一般に、所定の中および長
さのシートを使用し、各シートの周縁（端縁）部を重ね
合わせて熱融着または接着等で接合して施工される。

この場合、シートの継目として、シートを２枚重ねする
他３枚重ねする継目が必要になる。

ところで、シートの継目はできるだけ平坦に仕上げるこ
とが望ましく、そのためにシートの端縁部を斜めに削り
落すなどの段差削りが必要になる。

また、特に防水シートの３枚重ねの継目では、シート端
面に沿って形成されるすき間が水路となって液洩れの原
因になるので、これを防止するためにも上記シート端縁
部の段差削りが必要である。

この段差削りの従来方法の１例として、傾斜した刃先を
有するかんな（鉋）状の器具を使用し、シート端面をガ
イドとして段差部を削っていく方法がある。

しかし、この方法では、削り形状が不正確になりやすく
、削り残しや削りムラが生じてもこれを検知することが
難しいという問題、並びに、シート端面（ガイド面）に
器具を押し付けて削るので両面からの段差削りが困難で
あるという問題があった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、シート端縁を容易かつ正確に段差削りすることができ
る削り機を提供することである。

〔概要〕

本発明は、電気または空気圧などで駆動される回転カッ
ターを使用し、該回転カンル−の両側に、シートの端縁
部を該回転カッターに対し削り形状に応じた所定角度で
摺接させるためのシートガイドを設ける構成により、上
記目的を達成するものである。

この場合、前記シートガイドにマイクロスイッチ等のシ
ート挿入検知手段を設け、シートが挿入されたとき前記
回転カッターが駆動されるようにすることが好ましい。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は一実施例に係るシート段差削り機の斜視図であ
り、第２図は第１図の中央縦断面を示す。

第１図および第２図において、前面が開放した機枠１の
内部に回転機２によって駆動される回転カッター３が装
着され、この回転カッター３の両側にはシート４を案内
するためのスリット状のシートガイド５．５が設けられ
ている。

前記回転機２としては、電気モーター、空気圧ローター
あるいは油圧モーターなどが使用される。

前記回転カッター３はその表面に切削刃または研削面（
グラインダー）を設けた構造を有する。

前記シートガイド５．５は、前面に開口するほぼシート
厚さに等しいスリットで形成され、第２図に示すごとく
、シート４の端縁部を前記回転カッター３に対し削り形
状に応じた所定角度で摺接させる位置に設けられている
。

各シートガイド５．５は、第１図および第２図に示すご
とく、機枠１に交換可能に固定されるガイド部材６．７
で形成され、削り形状やシート厚さに対して容易に調節
しうる構造になっている。

さらに、回転カッター３を交換可能にし、研削部（切削
刃を含む）の形状（勾配や凹凸形状を含む）の異なるも
のに変更することにより、段差削りの形状を自由に選定
することもできる。

さらに、前記シートガイド５．５にシート挿入検知手段
（図示せず）を設け、シート４が挿入された時これを検
知して前記回転機２を駆動し自動的に段着削りを開始し
うるような構造にすることが好ま１い。このシート挿入
検知手段としては、・例えば、アイクロスインチや光重
式スイッチなどを使用することができる。　　　　　　
　、・以上説明した実施例によれば、シート４の端縁部
をシートガイド５．５に挿入して横方向に移動させるか
、または、シート４の方を固定しておきこれにシートガ
イド５．５を挿通させて削り機を移動させることにより
、シート４の端縁部の段差を所望形状に容易かつ正確に
削り落しく面取り、）することができる。

また、段差削りが不充分な場合削り機自体がその部分で
相対移動できないので、段差削りの削り残しや削りムラ
を容易かつ確実になくすことができる。

さらに、回転カッター３とシートガイド５．５の位置関
係並びに回転カッター３の回転方向を調節すれば、シー
ト４を裏返すことなぐ、シート４の表面および裏面のい
ずれでも段差削りを行うことができる。また、表面およ
び裏面の両面からの段差削りも容易に行うことができる
。

さらにまた、特に表面カラーおよび裏面黒色などの２層
または３層以上の積層カラーシート等の場合、カラフル
な化粧面を残す段差削りが容易になるという効果も得ら
れる。

なお、本発明によるシート段差削り機は、コムシートや
プラスチックシートに限らず他の材質のシートに対して
も広く使用することができ、ま、た、工場などでの据置
型式および現場施工などのための可搬式のいずれの型式
でも実施することができる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、シー
トの端縁の段差削りを容易かつ正確に行いうるシート段
差削り機が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るシート段差削り機の斜
視図、第２図は第１図のシート段差削り機の中央縦断面
図である。 １−−−−−一機枠、２−−−−回転機、３−−−−一
回転カツタ−１４−−−−−−シート、５−−−一−−
−シートガイド。 代理人　弁理士　　大　音　康　穀 筒１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転カッターの両側に、シートの端縁部を前記回
   転カッターに対し削り形状に応じた所定角度で摺接させ
   るためのシートガイドを設けて成るシート段差削り機。
2. （２）前記シートガイドにシート挿入検知手段を設け、
   シートが挿入された時前記回転カッターが駆動されるよ
   う構成した特許請求の範囲第１項記載のシート段差削り
   機。