JPH11226272A - 溝切り装置 - Google Patents

溝切り装置

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JPH11226272A
JPH11226272A JP10034797A JP3479798A JPH11226272A JP H11226272 A JPH11226272 A JP H11226272A JP 10034797 A JP10034797 A JP 10034797A JP 3479798 A JP3479798 A JP 3479798A JP H11226272 A JPH11226272 A JP H11226272A
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JP
Japan
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blade
rotary blade
grooving device
groove
cutting
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JP10034797A
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English (en)
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Kuniaki Nakabe
邦昭 中部
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パテ盛り用の溝を容易に設けて補修作業を迅
速に行える溝切り装置を提供すること。 【解決手段】 溝切り用の回転刃物11と、この回転刃
物11を回転駆動させるモータ12を主な構成部材とし
て溝切り装置1を製作した。従って、パテ盛り用の溝D
を従来のようなカッターナイフを用いて設ける必要がな
く、不陸が生じている石膏ボードA間の補修作業を迅速
に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝切り装置に係
り、例えば電動式の切削手工具として用いられる溝切り
装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の内壁を構成する建物用面
材として石膏ボードが用いられている。この石膏ボード
は、例えば木製の合板等を下地として複数枚並設され、
釘打ち等によって固定されている。そして、各石膏ボー
ドの表面を覆うようにしてビニールクロス等を貼設する
ことにより、内壁の壁面が仕上げられる。
【0003】ところで、複数の石膏ボードを並設した
際、各石膏ボード同士の継ぎ目部分に不陸が生じること
がある。このような場合には、継ぎ目部分をクロスで覆
っても、不陸による段差が影響して外観が損なわれるた
め、クロスを貼る前に補修作業を行う必要がある。
【0004】この補修作業は、各石膏ボードの対向辺縁
を大きく面取りするように断面V字形の溝を設けた後、
そのV溝にパテを盛って平滑にしごくことで行われる。
こうすることにより、継ぎ目部分が平滑に仕上げられる
ため、クロス貼り後の外観が良好になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような補
修作業では、カッターナイフを用いた手作業でV溝を設
けているため、手間がかかって作業性が悪いという問題
がある。そこで、これを解決する装置の開発が望まれて
いる。
【0006】本発明の目的は、パテ盛り用の溝を容易に
設けて補修作業を迅速に行える溝切り装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の溝切り装置は、
後述する実施形態での符号を用いて説明すれば、近接対
向し合う建築用面材Aの各対向辺縁Bを切削して各建築
用面材に跨る溝Dを設ける溝切り装置1〜3であって、
各対向辺縁を切削する切削刃21が設けられた回転刃物
11と、この回転刃物を回転駆動させる駆動手段12と
を備えていることを特徴とするものである。ここで、近
接対向し合う建築用面材とは、一対の建設用面材が実質
的に完全に分かれている場合の他、一つの建築用面材に
溝が設けられ、この溝によって見かけ上近接対向してい
る場合も含む。また、特に近接対向とは、各建築用面材
の対向面が密着している場合も含む。
【0008】このような本発明においては、回転刃物お
よび駆動手段を備えた溝切り装置を用いるため、パテ盛
り用の溝を従来のようなカッターナイフを用いて設ける
必要がなく、補修作業が迅速に行われるようになる。
【0009】以上において、切削刃の刃形を刃幅方向の
中央に向かうに従って刃先までの径寸法が大きくなる凸
形状とすることが望ましい。このような場合、建物用面
材の表面側において、溝は建物用面材の表面に近ずくに
つれて浅くなるため、建物用面材の表面とパテとの際部
分での互いの段差が生じにくくなり、パテをしごいて均
した際の仕上がり状態が良好になる。
【0010】また、本発明の溝切り装置では、各面材間
に挿入されるガイド片23を設けることが好ましい。こ
のような場合には、面材間にガイド片を挿入させること
により、溝切り装置が対向辺縁に沿って正確に移動可能
となる。
【0011】この際、ガイド片を回転刃物に一体に設け
てもよく、このような場合には、ガイド片の位置と回転
刃物の位置とがずれる心配がないため、溝切り装置が移
動途中で対向辺縁から外れるおそれがない。
【0012】一方、本発明の溝切り装置では、回転刃物
の切込み深さを規定する規定部22を設けることが好ま
しい。このような場合には、溝の深さが規定部によって
一定に規定されるため、パテの盛り量にばらつきが生じ
にくくなるうえ、建物用面材が取り付けられている下地
まで削り取るなどの削り過ぎが防止される。
【0013】そして、規定部を回転刃物に一体に設ける
ことが好ましく、こうすることにより、規定部の位置と
回転刃物の位置とがずれる心配がないため、溝が一定の
深さでより正確に設けられるようになる。
【0014】さらに、本発明の溝切り装置では、回転刃
物のガイド片で当該回転刃物の切込み深さを規定する規
定部を兼用させてもよい。このような場合には、ガイド
片が規定部を兼用するため、別途規定部を設ける必要が
なく、安価に製作可能である。
【0015】また、本発明の溝切り装置では、回転刃物
を交換可能に設けるることが望ましく、溝幅や溝深さ、
あるいは溝の断面形状等を変えたい場合などには、複数
種類の回転刃物を用意しておき、その中から適宜な回転
刃物を選択して用いればよく、種類の異なる回転刃物が
装着された装置を複数台用意する必要がない。
【0016】また、本発明の溝切り装置では、回転刃物
には、切削刃が設けられた部分よりも大きい径寸法の円
周部分に丸鋸刃状の切断刃を設けてもよい。このような
場合には、回転刃物に丸鋸刃状の切断刃を設けるため、
建築用面材を切断しながらパテ盛り用の溝を設けること
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、本実施形態に係る溝切り装置
1を示す側面図、図2は、図1のII−II線断面図であ
る。
【0018】溝切り装置1は、作業者が片手で容易に持
てる程度の大きさとされた装置本体10と、建物用面材
としての一対の石膏ボードAの対向辺縁B(図1中のZ
−Z線断面図参照)にあてがわれる回転刃物11と、回
転刃物11を回転駆動させる駆動手段であるモータ12
(図1)とを備え、これら回転刃物11の大部分とモー
タ12とが装置本体10内に配置されている。なお、各
石膏ボードAは、木質のパネル等を構成する合板C上に
釘打ち等によって取り付けられている。
【0019】装置本体10は、回転刃物11が収容され
る収容部13を有している。収容部13内には回転刃物
11が取り付けられた回転軸14が配置されており、こ
の回転軸14の一端が装置本体10の内面に軸支され、
他端が装置本体10に対して着脱自在とされたカバー部
材15の内面に軸支されている。装置本体10の図1中
の右方下側には、石膏ボードAと当接する当接部10A
が設けられている。
【0020】回転軸14の前記一方側には円周方向に沿
って噛合部16が設けられ、この噛合部16には別の回
転軸17に軸支された歯車18が噛み合っている。そし
て、歯車18の傘歯部分とモータ12の傘歯歯車19と
が噛み合っており、これによってモータ12の回転が回
転刃物11に伝達されるようになっている。
【0021】回転刃物11は、各石膏ボードAの対向片
縁Bを切削する切削刃21と、この切削刃21の刃幅方
向の両側に一体に設けられた規定部22とを備えてお
り、これらの切削刃21および規定部22の一部が収容
部13から突出している。このような回転刃物11は、
キー溝方式、スプライン方式、あるいはロックナット方
式等で回転軸14に固定されて回転するとともに、カバ
ー部材15を外した後に回転軸14から抜き取ることで
交換可能である。
【0022】切削刃21の刃形は、刃幅方向の中央に向
かうに従って刃先までの径寸法が大きくなるように凸状
とされ、断面V字形の溝Dを設けることができるように
なっている。規定部22は、各石膏ボードAの表面に当
接されることで切削刃21による切削深さを一定に規定
するものである。なお、この規定部22は、片側一方に
設けられてもよい。
【0023】モータ12は、例えば図示しない充電式の
バッテリーを電源とするものであり、電源コードが不要
な電動式の手工具等に一般的に用いられるものである。
【0024】このような本実施形態においては、溝切り
装置1を用いて以下のように補修作業を行う。先ず、装
置本体10に設けられたスイッチを入れて回転刃物11
を回転させ、この回転刃物11を不陸が生じている各石
膏ボードAの対向辺縁Bにあてがう。そして、溝切り装
置1全体を辺縁Bに沿って例えば図1中の白抜き矢印方
向に移動させ、これによって各石膏ボードAの継ぎ目部
分に断面V字形の溝Dを設ける。次いで、溝Cにパテを
充填した後、このパテをしごいて均し、各石膏ボードA
に跨る平滑面を形成する。これにより補修作業が完了す
る。この後、各石膏ボードAを覆うようにビニールクロ
ス等の仕上げ材を貼り付け、内壁を完成させる。
【0025】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 1)不陸が生じている石膏ボードA間の補修作業を行う
にあたり、モータ12で回転する回転刃物11を備えた
溝切り装置1を用いるため、パテ盛り用の溝Dを従来の
ようなカッターナイフを用いて設ける必要がなく、その
補修作業を迅速に行うことができる。
【0026】2)回転刃物11に設けられた切削刃21
の刃形が凸形状とされているため、溝Cを断面V字形に
設けることができる。従って、溝Dは各石膏ボートAの
表面に近ずくにつれて浅くなるため、パテをしごいて均
した際、各石膏ボードAとパテと際部分での互いの段差
を生じにくくでき、平滑面の仕上がり状態を良好にでき
る。
【0027】3)回転刃物11には切込み深さを規定す
る規定部22が設けられているため、溝Dの深さが規定
部22によって一定に規定できる。このため、パテの盛
り量を均一にできるうえ、各石膏ボードAが取り付けら
れている合板Bまで削り取るなどの削り過ぎを防止でき
る。
【0028】4)規定部22が回転刃物11に一体に設
けられていることにより、規定部22の位置と回転刃物
11すなわち切削刃21との位置関係が切削中にずれる
心配がなく、溝Dを一定の深さでより正確に設けること
ができる。
【0029】5)装置本体10には当接部10Aが設け
られているため、溝切り装置1全体を石膏ボードAの表
面に押し当てながら移動させても、装置本体10の下面
を確実に浮かすことができ、溝切り装置1の移動を安定
した状態で行えるとともに、切りくずの排出も良好にで
きる。
【0030】6)回転刃物11は交換可能であるため、
溝Dの溝幅や溝深さ、あるいは溝Dの断面形状等を変え
たい場合などには、複数種類の回転刃物を用意してお
き、その中から適宜な回転刃物を選択して用いればよ
い。従って、種類の異なる回転刃物が装着された装置を
複数台用意する必要がなく、経済的である。
【0031】7)モータ12の電源が充電式のバッテリ
ーであるため、電源コードが不要であり、取り扱い性を
良好にできる。
【0032】〔第2実施形態〕図3、図4には、本発明
の第2実施形態に係る溝切り装置2が示されている。溝
切り装置2では、規定部22が装置本体10およびこれ
に取り付けられるカバー部材15に分割して設けられて
いる点(図4)、装置本体10には各石膏ボードA間に
挿入されるガイド片23が設けられている点、および切
削刃21の刃形の勾配が刃幅方向の両側で緩やかになっ
ている点、で第1実施形態とは異なる。他の構成は第1
実施形態と同じであり、同様な構成部材には同一符号を
付した。このような溝切り装置2を用いる場合には、ガ
イド片23を石膏ボードA間に挿入させた状態で移動さ
せる。
【0033】本実施形態によれば、規定部22が装置本
体10とカバー部材15とに分割して設けられているた
め、カバー部材15の取付状態に緩みがあって切削中に
ずれてしまった場合には、溝Dが若干傾いて設けられる
ことがあり、前記6)の効果を得ることができない可能
性がある。しかし、その他、第1実施形態と同様な構成
により、前記1)〜3)、5)〜7)の効果を同様に得
ることができる。また、本実施形態では、その特有の構
成により以下の効果を得ることができる。
【0034】8)溝切り装置2にはガイド片23が設け
られているため、ガイド片23を各石膏ボードA間に挿
入することにより、溝切り装置2を対向辺縁Bに沿って
正確に移動させることができる。
【0035】9)切削刃21の刃形の勾配が刃幅方向の
両側で緩やかになっているため、溝Dを各石膏ボートA
の表面に近ずくにつれてより浅くでき、パテをしごいて
均した際の仕上がり状態を一層良好にできる。
【0036】〔第3実施形態〕図5、図6には、本発明
の第3実施形態に係る溝切り装置3が示されている。溝
切り装置3では、回転軸14が装置本体10に対して片
持ち状態に支持されている点、これに伴ってカバー部材
15の形状が変更されている点、当接部10A(図1、
図2)に相当する部位が設けられていない点、および図
示しないモータの電源が電源コード24を介してコンセ
ント等から供給されるようになっている点、で第1実施
形態とは大きく相違している。その他の構成は第1実施
形態と同じである。なお、図中の符号25、26は、回
転刃物11を回転軸14に固定するためのフランジおよ
びロックナットである。
【0037】このような本実施形態では、前記5)、
7)の効果を得ることができないが、1)〜4)、6)
の効果を同様に得ることができる。また、加えて、以下
の効果がある。 10)溝切り装置3のモータは、電源コード24を介し
て供給される商業用電源で作動するため、回転刃物11
の大きな切削トルクを安定して得ることができる。
【0038】〔第4実施形態〕図7、図8には、本発明
の溝切り装置に用いられる回転刃物11の別実施形態が
示されている。なお、各図において、装置本体等の図示
を省略した。本実施形態に係る回転刃物11では、ガイ
ド片23が回転刃物11の幅方向の中央から径方向の外
側に延出し、かつ円周方向に沿って連続して設けられて
いる。
【0039】このガイド片23では、先端縁までの延出
長さH1が各石膏ボードAの厚さ寸法H2と溝Dの深さ
寸法H3との差になるように設定されており(H1=H
2−H3)、先端縁を合板Cの表面に当接させること
で、溝Dが所定の深さ寸法H3で切削加工されるように
なっている。すなわち、このガイド片23は本発明に係
る規定部を兼用している。
【0040】本実施形態では、以下の効果がある。 11)ガイド片23が回転刃物11に一体に設けられて
いるため、ガイド片23の位置と回転刃物11の位置と
がずれる心配がなく、溝切り装置が移動途中で対向辺縁
Bから外れるのをより確実に防止できる。
【0041】12)ガイド片23が規定部を兼用してい
るため、規定部を別途設ける必要がなく、装置を簡単な
構造にでき、安価に製作できる。
【0042】〔第5実施形態〕図9には、回転刃物11
のさらに別実施形態が示されている。図9においても、
装置本体等の図示を省略した。本実施形態に係る回転刃
物11では、ガイド片23の外周部分が丸鋸刃状の切断
刃23Aとなっており、ガイド片23で石膏ボードAを
切断できるように構成されている。そして、ガイド片2
3は、前記第4実施形態で説明したような規定部を兼用
しておらず、第4実施形態のように使用した場合でも、
切断刃27で合板C(図8)が切断されることはない。
【0043】このような回転刃物11を用いた場合に
は、先ず、切断刃27による切断に伴って石膏ボードA
に細溝が設けられるのに続き、この細溝に臨む対向端縁
が切削刃21で削り取られ、溝Dが設けられるようにな
る。
【0044】本実施形態では以下の効果がある。 13)ガイド片23の外周部分が丸鋸刃状の切断刃27
になっているため、一つの石膏ボードAを切断しながら
パテ溝Dを設けることができる。すなわち、既に建て付
けられた石膏ボードの一部に損傷が生じた場合などに
は、その部分を切断して開口にし、この開口に応じた小
さな石膏ボードをはめ込むことで補修するが、そのよう
な石膏ボードをはめ込んだ際には周囲の石膏ボードとの
間で不陸が生じ易い。このため、本実施形態の回転刃物
11を用いることで、はめ込み用の石膏ボードを大きな
石膏ボードから切断して製作する際、および建て付けら
れた石膏ボードから損傷部分を切断して開口部を設ける
際に、それらの切断と同時にはめ込み用の石膏ボードの
外縁および既設の石膏ボードの開口部の内縁に溝Dの半
分を設けることができ、製作した石膏ボードをその開口
部にはめ込むだけで、完全な溝Dを簡単に設けることが
できる。
【0045】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態では、切削刃21の刃形が凸状
になっていたが、本発明に係る切削刃の形状はこれに限
定されるものではなく、径寸法が刃幅方向の全域で同一
な切削刃でもよい。また、回転刃物としても円板状のも
のに限らず、例えば円錐状の回転刃物を用い、切削面に
対して鉛直な回転軸で回転させた場合でも本発明に含ま
れる。
【0046】また、前記第1実施形態では、回転軸14
が歯車18および傘歯歯車19を介して回転するように
なっていたが、回転軸を回転させる構造は任意であり、
回転刃物の形状や大きさ、あるいは回転軸の配置構造等
を勘案して決められてよい。
【0047】前記各実施形態では、規制部22およびガ
イド片23の少なくともいずれかが設けられていたが、
これらは本発明に必須のものではなく、両方とも設けら
れない場合でも本発明に含まれる。また、本発明の装置
はパテ盛りようの溝Dを設けるために専ら使用される
が、回転刃物を任意の径の丸鋸刃に交換することによ
り、この装置を9mmあるいは12mm厚等の石膏ボードの
切断に用いてもよい。
【0048】前記各実施形態では、建物用面材として石
膏ボードAが用いられていたが、その他、本発明に係る
建物用面材としては、木質の合板や単板等であってもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
回転刃物および駆動手段が設けられた溝切り装置を用い
るため、パテ盛り用の溝を従来のようなカッターナイフ
を用いて設ける必要がなく、補修作業を迅速に行えると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る溝切り装置を示す
側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る溝切り装置の要部
を示す側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る溝切り装置を示す
斜視図である。
【図6】第3実施形態に係る溝切り装置を示す正面図で
ある。
【図7】第4実施形態に係る溝切り装置の構成部材を示
す斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】第5実施形態に係る溝切り装置の構成部材を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3 溝切り装置 11 回転刃物 12 駆動手段であるモータ 22 規定部 23 ガイド片 A 建築用面材である石膏ボード B 対向辺縁 D 溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接対向し合う建築用面材の各対向辺縁
    を切削して前記各建築用面材に跨る溝を設ける溝切り装
    置であって、前記各対向辺縁を切削する切削刃が設けら
    れた回転刃物と、この回転刃物を回転駆動させる駆動手
    段とを備えていることを特徴とする溝切り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の溝切り装置において、
    前記切削刃の刃形は、刃幅方向の中央に向かうに従って
    刃先までの径寸法が大きくなる凸形状とされていること
    を特徴とする溝切り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の溝切り
    装置において、前記各面材間に挿入されるガイド片が設
    けられていることを特徴とする溝切り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の溝切り装置において、
    前記ガイド片は、前記回転刃物に一体に設けられている
    ことを特徴とする溝切り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の溝切り
    装置において、前記回転刃物の切込み深さを規定する規
    定部が設けられていることを特徴とする溝切り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の溝切り装置において、
    前記規定部は、前記回転刃物に一体に設けられているこ
    とを特徴とする溝切り装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の溝切り装置において、
    前記回転刃物のガイド片は、当該回転は物の切込み深さ
    を規定する規定部を兼用していることを特徴とする溝切
    り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の溝切り
    装置において、前記回転刃物が交換可能に設けられてい
    ることを特徴とする溝切り装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の溝切り
    装置において、前記回転刃物における前記切削刃が設け
    られた部分よりも大きい径寸法の円周部分には鋸刃状の
    切断刃が設けられていることを特徴とする溝切り装置。
JP10034797A 1998-02-17 1998-02-17 溝切り装置 Pending JPH11226272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223421A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Nippon Adox Kk 部材補修補強工法及び当該工法により処理された部材

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JP2008223421A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Nippon Adox Kk 部材補修補強工法及び当該工法により処理された部材

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