JPS61215834A - 車両用デフアレンシヤル装置 - Google Patents
車両用デフアレンシヤル装置Info
- Publication number
- JPS61215834A JPS61215834A JP4542386A JP4542386A JPS61215834A JP S61215834 A JPS61215834 A JP S61215834A JP 4542386 A JP4542386 A JP 4542386A JP 4542386 A JP4542386 A JP 4542386A JP S61215834 A JPS61215834 A JP S61215834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- differential
- thrust
- ring gear
- diff
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- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[作業上の利用分野]
本発明は車両のデファレンシャル装置の改良に関する。
[従来の技術]
車輪組72間の差動回転を許容するデファレンシャル装
置において、一方の車輪がスリップ状態になった場合、
使方の車輪側の駆動力が失われてしまうためその地点か
らの脱出が困難となることがある。このような事態を防
止するため、例えば特開昭58−221046号公報に
開示されているように摩擦クラッチ等を組み込んで差動
制限機能付きとしたものがある。あるいは更に特公昭5
7−4536号公報に開示されているようにデファレン
シャル装置内に組み込んだe擦りラッチに対し油圧押圧
を行ない、差動制限機能を調整可能としているものもあ
る。
置において、一方の車輪がスリップ状態になった場合、
使方の車輪側の駆動力が失われてしまうためその地点か
らの脱出が困難となることがある。このような事態を防
止するため、例えば特開昭58−221046号公報に
開示されているように摩擦クラッチ等を組み込んで差動
制限機能付きとしたものがある。あるいは更に特公昭5
7−4536号公報に開示されているようにデファレン
シャル装置内に組み込んだe擦りラッチに対し油圧押圧
を行ない、差動制限機能を調整可能としているものもあ
る。
このようなデファレンシャル装置において、特に後車輪
の6のはかさ歯車を組合せて構成したちのが4ffiと
んどである。この場合のデフケースへの入力はデフケー
ス中央付近のビニオンシャフトJ:りも左右いずれか一
方に片寄った位置においてデフケース外周に設けられた
7ランジにリングギヤを装着し、このリングギヤにプロ
ペラシャフト・か ″らの入力が伝達される。そ
してこのギA7は車両の場合、ギV強度、取付強度、ギ
V比等の点で優れているハイポイドギヤがほとんど採用
されている。
の6のはかさ歯車を組合せて構成したちのが4ffiと
んどである。この場合のデフケースへの入力はデフケー
ス中央付近のビニオンシャフトJ:りも左右いずれか一
方に片寄った位置においてデフケース外周に設けられた
7ランジにリングギヤを装着し、このリングギヤにプロ
ペラシャフト・か ″らの入力が伝達される。そ
してこのギA7は車両の場合、ギV強度、取付強度、ギ
V比等の点で優れているハイポイドギヤがほとんど採用
されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら上記ハイポイドギヤにおいても、あるいは
他の形式のかさ歯車においても、前記リングギヤは入力
トルクに応じて大きなスラスト力が作用する。従ってデ
フケースの左右を支持しているベアリングのうら一方、
つまりリングギヤに近い方には常時は大きなスラスト荷
重加わる。
他の形式のかさ歯車においても、前記リングギヤは入力
トルクに応じて大きなスラスト力が作用する。従ってデ
フケースの左右を支持しているベアリングのうら一方、
つまりリングギヤに近い方には常時は大きなスラスト荷
重加わる。
デフケース左右のベアリングはこのようなスラスト荷重
を考慮して仕様が決められてはいるものの決して好まし
い状態ではない。そしてこの状態に対して前記差動制限
機能を発揮させるための摩擦クラッチ等が組み込まれ、
更にこれに油圧等による押圧力が付加される場合には一
層不具合となることがある。例えば前記特公昭57−4
536号公報の第3図に開示されているように、デフケ
ースのリングギヤ装着側に対して反対側に摩擦クラッチ
が配設されている。ここに油圧が加えられると前記リン
グギヤに近い側のベアリングへのスラスト荷重の偏在は
一層拡大し、ベアリング寿命を短縮する結果となる。
を考慮して仕様が決められてはいるものの決して好まし
い状態ではない。そしてこの状態に対して前記差動制限
機能を発揮させるための摩擦クラッチ等が組み込まれ、
更にこれに油圧等による押圧力が付加される場合には一
層不具合となることがある。例えば前記特公昭57−4
536号公報の第3図に開示されているように、デフケ
ースのリングギヤ装着側に対して反対側に摩擦クラッチ
が配設されている。ここに油圧が加えられると前記リン
グギヤに近い側のベアリングへのスラスト荷重の偏在は
一層拡大し、ベアリング寿命を短縮する結果となる。
本発明は上記従来の問題点に鑑み創案したもので、簡単
な構成によりデフケース支持ベアリングへの負荷、特に
スラスト荷重をできるだけ均一化方向に仕向けるように
した車両用デファレンシャル装置の提供を目的とする。
な構成によりデフケース支持ベアリングへの負荷、特に
スラスト荷重をできるだけ均一化方向に仕向けるように
した車両用デファレンシャル装置の提供を目的とする。
F問題点を解決するための手段]
上記の目的を達成するために本発明は、I!JwA力に
よって差動制限を行なう差動制限手段を備えドライブピ
ニオンギヤと噛合するリングギヤからの入力を伝達する
デファレンシャル装置において、前記差動制限手段を摩
擦力増加方向に押圧移動可能なプレッシャ部材と、この
プレン211部材を外部操作により駆動するアクチュエ
ータとを備え、かつ前記プレッシャ部材を、前記リング
ギに側にてプレッシャ部材による押圧力が前記ドライブ
ピニオンギヤとリングギヤとの噛合反力に対抗するよう
に配置する構成とした。
よって差動制限を行なう差動制限手段を備えドライブピ
ニオンギヤと噛合するリングギヤからの入力を伝達する
デファレンシャル装置において、前記差動制限手段を摩
擦力増加方向に押圧移動可能なプレッシャ部材と、この
プレン211部材を外部操作により駆動するアクチュエ
ータとを備え、かつ前記プレッシャ部材を、前記リング
ギに側にてプレッシャ部材による押圧力が前記ドライブ
ピニオンギヤとリングギヤとの噛合反力に対抗するよう
に配置する構成とした。
[作用]
本発明は上記のように構成されていることで、デフケー
ス外周に装着されているリングギヤへの入り伝達に伴な
うスラスト力と、差動制限手段を抑圧稼動させるプレッ
シャ部材の駆動に伴なうスラスト力とが打消し合うよう
に作用する。その結果デフケースを支持するベアリング
の一方に大きく偏って負荷されていたスラスト荷重が著
しく軽減される。
ス外周に装着されているリングギヤへの入り伝達に伴な
うスラスト力と、差動制限手段を抑圧稼動させるプレッ
シャ部材の駆動に伴なうスラスト力とが打消し合うよう
に作用する。その結果デフケースを支持するベアリング
の一方に大きく偏って負荷されていたスラスト荷重が著
しく軽減される。
[実施例1
本発明の車両用デファレンシャル装置の一実施例を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
デフケース1の中心付近のビニオン軸3にピニオンギヤ
5が回転自在に嵌入されている。このピニオンギヤ5の
左右にサイドギヤ7a、7bが配設されていてピニオン
ギヤ5と噛み合う。サイドギr7a、7bにはそれぞれ
出力軸9.11が嵌入されていて、出力軸9は図外の左
車輪に、出力軸11は図外の右車輪に連結されている。
5が回転自在に嵌入されている。このピニオンギヤ5の
左右にサイドギヤ7a、7bが配設されていてピニオン
ギヤ5と噛み合う。サイドギr7a、7bにはそれぞれ
出力軸9.11が嵌入されていて、出力軸9は図外の左
車輪に、出力軸11は図外の右車輪に連結されている。
デフケース1と一方のサイドギヤ7aとの間に、摩擦力
によって差動制限を行なう差動制限手段としての多板式
摩擦クラッチ13が組み込まれている。又デフケース1
の前記ビニオン軸3の片側、図面の左側に寄って外周に
設けられた7ランジ部を、入力軸15端とに一対のハイ
ポイドギヤのリングギヤ17aとドライブピニオンギヤ
17bとがそれぞれ装着されている。これで入力軸15
からの入力はデフケース1に伝達され駆動回転される。
によって差動制限を行なう差動制限手段としての多板式
摩擦クラッチ13が組み込まれている。又デフケース1
の前記ビニオン軸3の片側、図面の左側に寄って外周に
設けられた7ランジ部を、入力軸15端とに一対のハイ
ポイドギヤのリングギヤ17aとドライブピニオンギヤ
17bとがそれぞれ装着されている。これで入力軸15
からの入力はデフケース1に伝達され駆動回転される。
この場合更に、リングギヤ17aが装着される場所は図
面でビニオン軸3よりも左側、つまり前記摩擦クラッチ
13の組み込まれた側に寄せである。これは1lIiI
Iクラツチ13に対し後記プレッシャ部材が配設される
ため、プレッシャ部材配設側にリングギヤ17aの装着
側を一致させるものである。
面でビニオン軸3よりも左側、つまり前記摩擦クラッチ
13の組み込まれた側に寄せである。これは1lIiI
Iクラツチ13に対し後記プレッシャ部材が配設される
ため、プレッシャ部材配設側にリングギヤ17aの装着
側を一致させるものである。
摩擦クラッチ13のWll根板その半数19がデフケー
ス1内周のスプラインにスラスト移動可能に係止され、
残る半数21がサイドギヤ7aのボス外周のスプライン
にスラスト移動可能に係止され、交互に並んで配置され
ている。これらのI!I擦板19.21を抑圧移動し相
互接触させて*mクラッチ13を締結させるように、つ
まり摩擦力増加方向に抑圧移動可能なプレッシャ部材と
してのプレッシャリング23が前記摩擦板群のデフケー
ス1の外側に近い方の端面付近に配置されている。
ス1内周のスプラインにスラスト移動可能に係止され、
残る半数21がサイドギヤ7aのボス外周のスプライン
にスラスト移動可能に係止され、交互に並んで配置され
ている。これらのI!I擦板19.21を抑圧移動し相
互接触させて*mクラッチ13を締結させるように、つ
まり摩擦力増加方向に抑圧移動可能なプレッシャ部材と
してのプレッシャリング23が前記摩擦板群のデフケー
ス1の外側に近い方の端面付近に配置されている。
更に摩擦板群の前記端面の反対側、すなわちデフケース
1の中心に近い方の端面付近にはバックリング25が配
設されている。
1の中心に近い方の端面付近にはバックリング25が配
設されている。
プレッシャリング23のキャリヤ31の内面に施された
リング状溝に、プレッシャリング23にほぼ対面した形
態のリング状のピストン33がシール用Oリング35を
介して水密にスライド自在に嵌着されている。ピストン
33の背後にはこのピストン33の作動流体としての圧
力油の通路37がキャリヤ31内に貫通していて、キャ
リV31の外面に装着されているコネクタ部039によ
り図外の導管に連結されている。
リング状溝に、プレッシャリング23にほぼ対面した形
態のリング状のピストン33がシール用Oリング35を
介して水密にスライド自在に嵌着されている。ピストン
33の背後にはこのピストン33の作動流体としての圧
力油の通路37がキャリヤ31内に貫通していて、キャ
リV31の外面に装着されているコネクタ部039によ
り図外の導管に連結されている。
圧力油は図外の導管によって、センサ、コントローラ、
レギュレータ等で構成されている図外のコントロールシ
ステムに結ばれている。
レギュレータ等で構成されている図外のコントロールシ
ステムに結ばれている。
ピストン33の前面と、プレッシャリング23との間に
はスラストベアリング41を介してブチケース1と共に
回転しスラスト移動が可能なリング状の連結部材43と
、その背面の円周上に数本配置された連結スピンドル4
4とが百かれている。
はスラストベアリング41を介してブチケース1と共に
回転しスラスト移動が可能なリング状の連結部材43と
、その背面の円周上に数本配置された連結スピンドル4
4とが百かれている。
これら連結部材43、連結スピンドル44はプレッシャ
リング23にスプリングビン等で一体化されていて、前
記ピストン33の前後運動を、デフケース1と共に回転
しているプレッシャリング23に円滑に伝達できる構造
になっている。なお前記スラストベアリング41は内周
側のリテーナを連結部材43の当接面の内周に設けられ
た環状突出部45に回転自在に係止されている。
リング23にスプリングビン等で一体化されていて、前
記ピストン33の前後運動を、デフケース1と共に回転
しているプレッシャリング23に円滑に伝達できる構造
になっている。なお前記スラストベアリング41は内周
側のリテーナを連結部材43の当接面の内周に設けられ
た環状突出部45に回転自在に係止されている。
これらのピストン33、スラストベアリング41、連結
部材43、及び連結スピンドル44等がアクチュエータ
を構成している。このアクチxlT−タは前記コントロ
ールシステムによる外部操作でもって圧力油を介して作
動し、前記プレッシャリング23を駆動する。なおデフ
ケース1の左右端付近はベアリング47a、47bによ
ってキレリヤ31に支持されている。
部材43、及び連結スピンドル44等がアクチュエータ
を構成している。このアクチxlT−タは前記コントロ
ールシステムによる外部操作でもって圧力油を介して作
動し、前記プレッシャリング23を駆動する。なおデフ
ケース1の左右端付近はベアリング47a、47bによ
ってキレリヤ31に支持されている。
以上のように構成されてデファレンシャル装置の一方の
出力軸11に連結された図外の右車輪がスリップ状態に
なった場合、右車輪駆動軸に必要な駆動トルクは激減し
、これに対応したわずかの入力でもってデフケース1は
出力軸9.11を回転させようとするが、出力軸9の方
は高負荷のままであるため回転できず、結局出力軸11
側だけを高速空転させようとする。
出力軸11に連結された図外の右車輪がスリップ状態に
なった場合、右車輪駆動軸に必要な駆動トルクは激減し
、これに対応したわずかの入力でもってデフケース1は
出力軸9.11を回転させようとするが、出力軸9の方
は高負荷のままであるため回転できず、結局出力軸11
側だけを高速空転させようとする。
この時、前記図外のコントロールシステムで路面状況等
を検出判断し、スリップ前に差動制限手段押圧移動用の
プレッシャ部材を駆動するアクチュエータを作動させて
おく。すなわち路面状況をセン1すで検出し、コントロ
ーラで解析、判断し、tflf11クラッチ13の締結
条件を決め、その締結に必要なピストン33作動圧力等
を決める。この結果をレギュレータで圧力油の作動圧力
に変換して導管、圧力油通路37を経てピストン33に
導きピストン33を動作させる。
を検出判断し、スリップ前に差動制限手段押圧移動用の
プレッシャ部材を駆動するアクチュエータを作動させて
おく。すなわち路面状況をセン1すで検出し、コントロ
ーラで解析、判断し、tflf11クラッチ13の締結
条件を決め、その締結に必要なピストン33作動圧力等
を決める。この結果をレギュレータで圧力油の作動圧力
に変換して導管、圧力油通路37を経てピストン33に
導きピストン33を動作させる。
ピストン33の動きはスラストベアリング41、連結部
材43、連結スピンドル44を介してプレッシャリング
23を押圧移動させる。その結果摩擦クラッチ13を最
適条件で締結する。従って出力軸9と出力軸11とはデ
フケース1を介して摩擦クラッチ13の締結力に応じて
差動制限がなされ、出力軸11側にも充分なトルク伝達
が行われる。これで悪路で片車輪のみがスリップする状
態が抑制され、ここからの脱出が素早く確実にできる。
材43、連結スピンドル44を介してプレッシャリング
23を押圧移動させる。その結果摩擦クラッチ13を最
適条件で締結する。従って出力軸9と出力軸11とはデ
フケース1を介して摩擦クラッチ13の締結力に応じて
差動制限がなされ、出力軸11側にも充分なトルク伝達
が行われる。これで悪路で片車輪のみがスリップする状
態が抑制され、ここからの脱出が素早く確実にできる。
前記差動制限の程度も状況に応じて過不皐なく最適に調
整される。
整される。
以上の動作の中の摩擦クラッチ13の締結条件つまり着
初制限機能の作動程度は前記コント0−ラでこの車の走
行状態、路面条件、運転条件等に応じて自動的に、ある
いは人為的に変化させることができる。なお、前記は右
車輪のスリップ状態の場合を述べたが、左車輪の場合で
も同様である。
初制限機能の作動程度は前記コント0−ラでこの車の走
行状態、路面条件、運転条件等に応じて自動的に、ある
いは人為的に変化させることができる。なお、前記は右
車輪のスリップ状態の場合を述べたが、左車輪の場合で
も同様である。
又スリップ事態以外の、例えばカーブ走行時等でも差動
制限を必要とする際には前記と同様な動作をさせること
ができる。
制限を必要とする際には前記と同様な動作をさせること
ができる。
上記作動中においてピストン33の押圧力がプレツシャ
リング23を介してsiクラッチ13を締結することで
、その時のスラスト力は図面の左から右の°方に向う。
リング23を介してsiクラッチ13を締結することで
、その時のスラスト力は図面の左から右の°方に向う。
その一方、デフケース1の外周に装着されているリング
ギヤ17aを介してデフケース1を駆動回転する入力ト
ルクに応じたスラスト力はデフケース1に対して図面の
右から左に向って作用している。
ギヤ17aを介してデフケース1を駆動回転する入力ト
ルクに応じたスラスト力はデフケース1に対して図面の
右から左に向って作用している。
従ってこの車の走行中は常時作用している後者のスラス
ト力、つまり入力トルク伝達に伴なうデフケース1への
スラスト力に対して、前者のスラスト力すなわち差動制
限機能発揮の際に作用するスラスト力は方向が逆であり
、その分だけ前者のスラスト力が減少してデフケース1
支持用ベアリング47a、47bに加えられるスラスト
力が打消される方向となる。この実施例の場合には図面
左側のベアリング47aに常に加えられているスラスト
荷重が軽減される。
ト力、つまり入力トルク伝達に伴なうデフケース1への
スラスト力に対して、前者のスラスト力すなわち差動制
限機能発揮の際に作用するスラスト力は方向が逆であり
、その分だけ前者のスラスト力が減少してデフケース1
支持用ベアリング47a、47bに加えられるスラスト
力が打消される方向となる。この実施例の場合には図面
左側のベアリング47aに常に加えられているスラスト
荷重が軽減される。
このようにしてデフケース左右のベアリング47a、4
7bへの負荷が、もしも前記両スラスト力が前記と逆に
同一方向に加えられる場合に比較すると格段に均一化さ
れる結果、これらのベアリングの耐用期間を最大限に発
揮させることができて、ベアリング摩耗、破損等による
撮動、騒音、回転不能等の事態発生を減少させる。
7bへの負荷が、もしも前記両スラスト力が前記と逆に
同一方向に加えられる場合に比較すると格段に均一化さ
れる結果、これらのベアリングの耐用期間を最大限に発
揮させることができて、ベアリング摩耗、破損等による
撮動、騒音、回転不能等の事態発生を減少させる。
本発明の装置は上記一実施例に限定されることなく種々
の変形が可能である。例えば前記油圧ピストンに代えて
電磁力を用いたアクチュエータで駆動する場合でも同様
に適用できる。
の変形が可能である。例えば前記油圧ピストンに代えて
電磁力を用いたアクチュエータで駆動する場合でも同様
に適用できる。
E効果]
以上の説明で明らかなように本発明の車両用デファレン
シャル装置によれば、極めて簡単な構成により重要な構
成部品であるデフケース支持ベアリングの耐用期間を最
大限に発揮させる作用を持たせることができる。更に構
成上、従来の装置と比較して構成、重量等に変りはなく
、適用が容易である。
シャル装置によれば、極めて簡単な構成により重要な構
成部品であるデフケース支持ベアリングの耐用期間を最
大限に発揮させる作用を持たせることができる。更に構
成上、従来の装置と比較して構成、重量等に変りはなく
、適用が容易である。
図面は本発明の装置の一実施例の縦断面図である。
主要な図面符号の説明
1・・・デフケース 3・・・ビニオン軸13・・・摩
擦クラッチ(差動制限手段)17a・・・リングギヤ 17b・・・ドライブピニオン
擦クラッチ(差動制限手段)17a・・・リングギヤ 17b・・・ドライブピニオン
Claims (1)
- 摩擦力によって差動制限を行なう差動制限手段を備えド
ライブピニオンギヤと噛合するリングギヤからの入力を
伝達するデファレンシャル装置において、前記差動制限
手段を摩擦力増加方向に押圧移動可能なプレッシャ部材
と、該プレッシャ部材を外部操作により駆動するアクチ
ュエータとを備え、かつ前記プレッシャ部材を、前記リ
ングギヤ側にてプレッシャ部材による押圧力が前記ドラ
イブピニオンギヤとリングギヤとの噛合反力に対抗する
ように配置したことを特徴とする車両用デファレンシャ
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4542386A JPS61215834A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 車両用デフアレンシヤル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4542386A JPS61215834A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 車両用デフアレンシヤル装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1438185A Division JPS61175339A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 車両用デフアレンシヤル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61215834A true JPS61215834A (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=12718865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4542386A Pending JPS61215834A (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 車両用デフアレンシヤル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61215834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022215447A1 (ja) * | 2021-04-05 | 2022-10-13 | 日立建機株式会社 | 車両用アクスル装置 |
-
1986
- 1986-03-04 JP JP4542386A patent/JPS61215834A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022215447A1 (ja) * | 2021-04-05 | 2022-10-13 | 日立建機株式会社 | 車両用アクスル装置 |
US12090841B2 (en) | 2021-04-05 | 2024-09-17 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd | Vehicular axle device |
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