JPS61215750A - ラツセル編機用ニ−ドルバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明はラッセル８機用のニードルバーに関する。

〔従来の技術］ ラッセル編機用のニードルバーは、１０〜３０本のラッ
チニードルを等間隔に並置し、その基部を型中に置き、
例えば鉛のような低温溶融金属を溶解して咳型中に流し
込み、ラッチニードルの基部を一体に固着して単位ブロ
ックとし、これを編機の編幅に相当する長さに連結して
ニードルバーベースとし、ニードルバーを構成していた
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

編機の稼動中に何等かの原因で単位ブロック上のラッチ
ニードルが一本でもＩＩ傷したときは、当該ラッチニー
ドルを含む単位ブロックを取外し交換する必要があり、
一本のラッチニードルのＩＩ（Ｉｉｉによって、多くの
健全なラッチニードルを有する単位ブロックをそのまま
破棄するか、ラッチニードルの基部を固着している低温
溶融金属を溶解し健全なラッチニードルを取り出して再
使用する外はなく、破棄は省資源の面から好ましくない
ばかりか、再使用をはかるとしても極めて多くの工数を
必要とし非能率であった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明のニードルバーにおいては、ラッチニードルの
側面を含む仮想平面に沿ってラッチニードルのベラ側に
、ラッチニードルの幹部から下方に向う分岐した支枠を
、等間隔で密に並設された支枠挿入溝に嵌挿し、更に固
定ブロックを当接してニードルバーベースに固定するこ
とにより、ラッチニードルを嵌着して解決した。

〔作　　　用〕

この発明のニードルバーベースは、ラッチニードルのベ
ラ側にラッチニードルの幹部から下方に向い鋭角をなし
て分岐した支枠を、支枠挿入溝に嵌挿し、固定ブロック
を当接してニードルバーベースに固定するようにしたも
のであるから、本発明のニードルバー上のラッチニード
ルは、ラッチニードルの基部及び支枠によって安定した
状態で固定保持され、万一そのうちの一本が損傷したと
きは、容易に損傷したラッチニードルを取外し、健全な
ラッチニードルと交換することができる。

（実　施　例〕 第１図は本発明のニードルバーに使用されるラッチニー
ドルの一例を示す側面図であって、ラッチニードル１の
側面を含む仮想平面に沿い、ラッチニードル１のベラ２
側に、ラッチニードル１の幹部３から下方に向い分岐し
、かつ外側縁４上に小突起部５を備えた支枠６を有する
ものである。

然して上記ラッチニードル１を嵌挿するニードルバーベ
ース７は、第２図乃至第４図に示すように、ラッセルｍ
機の編幅に相当する約５〜６ｍの長さを持った断面り型
をなし、その酋長にわたり、立上り端部外側にはラッチ
ニードル１の基部８が係合する欠切段部９が形成され、
又立上り端部内側はその形状が支枠６の外側縁４と同形
に形成され、かつ支枠６全体が小突起部５を残して嵌挿
される支枠挿入溝１０が等間隔で密に並設されている。

１１は支枠６の外側縁４との接触面が同一表面形状を持
つ中２゜５ＣＩ程度の固定ブロックであって、ニードル
バーベース７の端部内側面との当接面には巾方向に向は
支枠６上の小突起部５を嵌合する凹溝１２が設けられ、
又下方には該固定ブロック１１をニードルバーベース７
に固定するためのボルト孔１３が設けられている。

今前記ラッチニードル１をニードルバーベース７に嵌着
するには、第４図に示すようにラッチニードル１の基部
８をニードルバーの欠切段部９に当接し、支枠６を支枠
挿入溝１０に嵌挿して跨座状態とし、次いで固定ブロッ
ク１１の溝１２に、ニードルバーベース７の端部内側面
から突出している支枠６上の小突起部５を係合しながら
、固定ブロック１１とニードルバーベース７を当接し、
ボルト孔１３を通してニードルバーベース上のネジ孔１
４にボルト１５を螺合し固定ブロック１１をニードルバ
ーベース７に固着してラッチニードル１を強固に嵌着す
る。

従って若しラッチニードルのうちの一本が損傷したとき
は、損傷したラッチニードルを固定している固定ブロッ
クを取外すことのみによって、容易に損傷したニードル
を取外し、健全なニードルと交換することができる。

第１図においては支枠６が逆Ｖ字状に分岐したラッチニ
ードル１を示し、第４図においては該ラッチニードル１
をニードルバーベース７に＊Ｗｔ。

た状態を示しているが、このような構成の場合、８機の
運転中に時としてラッチニードルの固定が緩み、ラッチ
ニードルを！ｊ４傷したり、１ＩＦＲの品質を損ねる危
険が認められ、これを防止するためには、支枠６がラッ
チニードル１の基部３となす角度、支枠６上の小突起部
５の位置、及び固定プロツク１１上の凹溝１２の位置等
を高精度に保つ必要がある。

しかし第５図に示すように支枠６の分岐を逆Ｕ字状とし
、それによりラッチニードル１の基部３と支枠６とに平
行部分を形成し、これに対応する形態のニードルバーベ
ース７、及び固定ブロック１１を使用して、第６図に示
すようにラッチニードル１を嵌着するときは、工作精度
を緩和してもより確実なａＩ肴が可能となり、ラッチニ
ードル１の固定が緩んで、ラッチニードルが損傷したり
、騙時の品質を損ねるおそれを防止することができる。

上記実施例において支枠挿入溝１０はニードルバーベー
ス７自体に設けられているものとして説明したが、既に
述べた通り該ニードルバーベース７は、ラッセル編機の
ａＩに相当する約５〜６ＴＩＬの長さを持つ断面り型を
なし、その全長にわたり立上り端部外側にはラッチニー
ドルの基部が係合する欠切段部が形成され、又立１り端
部内側はその形状が支枠の外側縁と同形に形成され、か
つ支枠挿入溝が等間隔で密に並設されており、その加工
には高度の精密度が要求され、長尺であるために加工面
においても取扱面においても上記諸条件を満足すること
は、容易なことではない。

この点を改良する本発明の第２の実施例として第７図乃
至第１０図に示すものは、１個が２．５個程度の巾を持
つ単体ピース１６に、支枠挿入満１０を設け、これをニ
ードルバーベース７の立上り端長手方向に多数連結配置
し固定ブロック１１と共にボルト１５によって前記ニー
ドルバーベース７に固着したもので、これによりラッチ
ニードル１は、各単体ピース１６毎にニードルバーベー
ス７に取り付は取外しが自由となった。即ち、吋何等か
の原因でランチニードルが損傷したときは、該ラッチニ
ードルが嵌着されている単体ピースと固定ブロックのみ
を、ニードルバーベースから取外し、固定ブロックを外
して損傷したラッチニードルを健全なものと交換した後
、再び二−ドルバーベースニ固着するといった極めて簡
単な方法により、迅速に障害を除去することができる。

なお上記説明においては第１図乃至第８図に示すように
、外側縁４上に小突起部５を有する支枠６を、支枠挿入
溝１ｏに嵌挿し、挿入溝１０から突出する該支枠上の小
突起部５を、固定ブロック１１の当接面に設けた凹溝１
２と係合嵌着するものとして説明したが、支枠６の外側
縁４に対する固定ブロック１１の接触面が同一表面形状
をなしているときは、支枠外側縁上の小突起部及び固定
ブロックの凹溝を廃して互りに平面接触するようにして
も差し支えなく、これによってもニードルバーは強固に
嵌着されることは容易に理解される。

一般に支枠挿入溝の間隔は、０．８８〜０．８９　ｒｍ
程度であり、前述の単体ピースを用いる場合単体ピース
の端部側面とそれに隣りする支枠挿入溝との間隔は約０
．４４　ｍと極めて簿くせざるを得ず、該部分が折曲っ
たり折損するなど、工作上、取扱上の難点が認められた
。然も該連結部分にお０て、隣り合う単体ピース間には
何等の保合関係もないため、各単体ピースの取付時の微
差が、ラッチニードルの針列を不揃いなものとし、ａＩ
の運転に影響を与え、製品の品質を害し、更にはラッチ
ニードル損傷の原因ともなる恐れがあった。

このような欠点を除去するため、更に本発明においては
第９図に示すように、単体ピース１６の左端上部には下
向きの段部１７を、また右端上部には上向きの段部１８
を設け、個々の単体ピース１６を当該段部で掛合し、連
結するか、或いは第１０図に示すように、単体ピース１
６の両端上部に下向きの段部１７を形成した単体さ一ス
１６ａと、両端上部に上向きの段部１８を形成した単体
ピース１６ｂとを、交互に当該段部で掛合し連結するよ
うにし、然も固定ブロック１１の両側端面は単体ピース
１６の形状に関係なく段部のない平滑面で互いに接触し
、単体ピース１６を介してニードルバーベース７に固定
されるようにしたから、各単体ピースはニードルバーベ
ース上に整然と取り付けが可能となり、針列の乱れを起
すことがなく、更に単体ピース端部側面と、それに隣り
する支枠挿入溝との間隔が老犬して、該部分の損傷が防
止でき、更に何等かの原因によりラッチニードルが損傷
したときは、該ラッチニードルが存在する部分の固定ブ
ロックを取外すことによって、容易に損傷ラッチニード
ルを取外し交換することができ、又単体ピースに損傷を
生じたときは第９図に示した構成によるときは、ニード
ルバーベース７の端部に位置する単体ピースから損傷単
体ピースに至る全単体ピースを取外し交換するが、第１
０図に示した構成によるときは、損傷した単体ピースが
両端上部に下向きの段部１７を形成したものであるとき
は、該単体ピース１６ａを固定している固定ブロックを
取外すことにより、又両端上部に上向きの段部１８を形
成したものであるときは、該単体ピース１６ｂとその左
右に位置する単体ピースを固定している固定ブロックを
取外すことにより容易に交換することができる。

なお第９図に示した単体ピース１６を説明するに当って
、左端上部に下向きの段部を、右端上部に上向きの段部
を設けるものとして説明したが、左端上部に上向きの段
部を、右端上部に下向きの段部を設けても良いことは勿
論であり、又前記上向き及び下向きの段部は第９図、第
１０図に示すように最外位に設けられたラッチニードル
の支枠挿入溝を横断して、次位の挿入溝に隣接する位置
に至らしめると最も効果的である。

〔発明の効果〕

以上詳細に述べた通りこの発明のラッセル編機用ニード
ルバーは、ラッチニードルの側面を含む仮想平面に沿い
ラッチニードルのベラ側にラッチニードル幹部から下方
に向う分岐した支枠を、等間隔で密に並設された支枠挿
入溝に嵌挿し、更に固定ブロックを当接してニードルバ
ーベースに固定することにより、ラッチニードルはラッ
チニードルの基部及び支枠によって安定した状態で嵌着
保持され、ニードルバーベース上に針列を乱すことなく
整然と配置される許りか、万一そのうちの一本が損傷し
たようなときは、該部分の固定ブロックを取外すことに
より、容易に損傷したラッチニードルを取外し、健全な
ラッチニードルと共に交換することができ、従来のよう
に一本のラッチニードルの損傷によって、多くの健全な
ラッチニードルと共にそのまま破棄する必要がなく、生
産性の向上、省資源の面からも極めて大きな効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で使用されるラッチニードルの側面図、
第２図は一部にラッチニードルをｖＩ着した、本発明ニ
ードルバーの部分欠切正面図、第３図は第２図Ｉ−１線
断面図、第４図は第２図ＩＶ−■轢断面図、第５図は本
発明において使用されるラッチニードルの別の実施例を
示す側面図、第６図はニードルバーベースに第５図のラ
ッチニードルをｗＩ着した状態を示す側面断面図、第７
図、第８図は本発明の別の実施例を示す側面断面図、第
９図、第１０図は第７図の矢印爪方向から見た一部欠切
矢視図である。 １・・・・ラッ・チニードル、　　　３・・・・幹部。 ５・・・・小突起部、　　　　　　６・・・・支枠。 ７・・・・ニードルバーベース、　８・・・・基部。 １０・・・・支枠挿入溝、　　１１・・・・固定ブロッ
ク。 １２・・・・凹溝、　　　　１５・・・・ボルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ラッチニードルの側面を含む仮想平面に沿ってラッ
   チニードルのベラ側に、ラッチニードル幹部から下方に
   向う分岐した支幹を、等間隔で密に並設された支幹挿入
   溝に嵌挿し、更に固定ブロックを当接してニードルバー
   ベースに固定することにより、ラッチニードルを嵌着し
   たことを特徴とするラッセル編機用ニードルバー。 ２　逆Ｖ字状に分岐した支幹を有するラッチニードルを
   嵌着した特許請求の範囲第１項記載のラッセル編機用ニ
   ードルバー。 ３　逆Ｕ字状に分岐した支幹を有するラッチニードルを
   嵌着した特許請求の範囲第１項記載のラッセル編機用ニ
   ードルバー。 ４　支幹挿入溝はニードルバーベースに設けられている
   特許請求の範囲第１項記載のラッセル編機用ニードルバ
   ー。 ５　支幹挿入溝はニードルバーベースに固着する単体ピ
   ースに設けられている特許請求の範囲第１項記載のラッ
   セル編機用ニードルバー。 ６　支幹の外側縁上に小突起部を設け、該小突起部を固
   定ブロックの当接面に設けた凹溝と係合嵌着する特許請
   求の範囲第１項記載のラッセル編機用ニードルバー。 ７　単体ピースは一端上部に下向きの段部を、他端上部
   に上向の段部を有し、該段部を互いに掛合連結する特許
   請求の範囲第５項記載のラッセル編機用ニードルバー。 ８　単体ピースは両端上部に下向の段部を有する単体ピ
   ースと、両端上部に上向の段部を有する単体ピースから
   成り、該単体ピースを交互に段部を互いに掛合しながら
   連結する特許請求の範囲第５項記載のラッセル編機用ニ
   ードルバー。