JPS61215498A - 送風用フアン - Google Patents
送風用フアンInfo
- Publication number
- JPS61215498A JPS61215498A JP5809185A JP5809185A JPS61215498A JP S61215498 A JPS61215498 A JP S61215498A JP 5809185 A JP5809185 A JP 5809185A JP 5809185 A JP5809185 A JP 5809185A JP S61215498 A JPS61215498 A JP S61215498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- filled
- resin material
- weight
- mechanical strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）発明の技術分野
本発明は、車両の熱交換器冷却用等に使用される比較的
高い温度雰囲気中で用いられる送風用ファンに関する。
高い温度雰囲気中で用いられる送風用ファンに関する。
偵）従来技術と問題点
この種の送風用ファンは、一般にボス部に放射状に複数
枚羽根が一体に配設されたファンをポリプロピレン又は
ナイロンの樹脂材で構成しているが（例えば実開昭５７
−１９１８９７号）、通常強度を増大させるためにこれ
ら樹脂材にタルクやガラス繊維を充填させている。
枚羽根が一体に配設されたファンをポリプロピレン又は
ナイロンの樹脂材で構成しているが（例えば実開昭５７
−１９１８９７号）、通常強度を増大させるためにこれ
ら樹脂材にタルクやガラス繊維を充填させている。
この様にすることにより、前者のタルクを充填したもの
、及び後者のガラス繊維を充填したもの、いずれも充填
量の増加に伴ってファンの剛性を増大させることができ
る。
、及び後者のガラス繊維を充填したもの、いずれも充填
量の増加に伴ってファンの剛性を増大させることができ
る。
しかし乍ら、ニ方比重は充填量の増加に伴うて増加する
ことから、回転するファンの如く自重と強度とが１対１
の関係にあるものに於ては剛性効果が必ずしも増大する
とは限らない。
ことから、回転するファンの如く自重と強度とが１対１
の関係にあるものに於ては剛性効果が必ずしも増大する
とは限らない。
また、前者のタルクを充填させたものは、タルク粉の形
状が塊状となっているから、雰囲気中の熱による伸縮作
用によってその塊の突起部が起点となって亀裂が生じ易
く、それに粒度が不均一なことから、大きな粒に応力が
集中して亀裂が生じ易い。従って、ファンの機械的強度
は比較的弱いものであった。
状が塊状となっているから、雰囲気中の熱による伸縮作
用によってその塊の突起部が起点となって亀裂が生じ易
く、それに粒度が不均一なことから、大きな粒に応力が
集中して亀裂が生じ易い。従って、ファンの機械的強度
は比較的弱いものであった。
一方、後者のガラス繊維を充填させたものは、ガラス繊
維が針状となっているから、成形樹脂の流れ方向に配向
が生じ、そのため流れ方向に剛性が増すが、それと直角
の方向では剛性は半減して同様に機械的強度は弱い。
維が針状となっているから、成形樹脂の流れ方向に配向
が生じ、そのため流れ方向に剛性が増すが、それと直角
の方向では剛性は半減して同様に機械的強度は弱い。
また、２箇所以上のゲートを有する成形型では、成形さ
れ、たファンにウェルド部が生ずることから、ガラス繊
維の補強効果が少なく、これによっても破損や亀裂が生
ずる。更に、ガラス繊維の場合、ガラス繊維配向方向に
は樹脂が良く流れてこの方向の収縮率は小さいが、それ
と直角な方向では樹脂が流れにくいことから、成形の際
この方向に反りや歪が生じ易く、この点からもファンの
機械的強度は充分ではなかった。
れ、たファンにウェルド部が生ずることから、ガラス繊
維の補強効果が少なく、これによっても破損や亀裂が生
ずる。更に、ガラス繊維の場合、ガラス繊維配向方向に
は樹脂が良く流れてこの方向の収縮率は小さいが、それ
と直角な方向では樹脂が流れにくいことから、成形の際
この方向に反りや歪が生じ易く、この点からもファンの
機械的強度は充分ではなかった。
しかも、いずれの場合も、比重が大きいことから、成形
されたファンは重くなるという欠点がある。
されたファンは重くなるという欠点がある。
（ハ）発明の目的
本発明は如上の諸欠点を解消するためになされたもので
、その目的は機械的強度の増大を図ると共に、軽量化も
図れる送風用ファンを提供することである。
、その目的は機械的強度の増大を図ると共に、軽量化も
図れる送風用ファンを提供することである。
仁）発明の構成
本発明の送風用ファンの構成は、樹脂材にマイクロバル
ーンを充填させた材料でファンを構成したことを特徴と
するものである。
ーンを充填させた材料でファンを構成したことを特徴と
するものである。
（ト）発明の実施例
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。
第１図は、本発明の送風用ファンの一実施例を示したも
のである。
のである。
本発明の送風用ファンは、ファンＡを樹脂材に 。
マイクロバルーンを充填させて形成したものである。
ファンＡは、モータ軸が挿入される軸穴１を有する円筒
状のボス部２に羽根３が複数枚放射状に一体に設けたも
のである。このファンＡは、樹脂材４、例えばポリプロ
ピレン又はナイロンにマイクロバルーン５、例えばガラ
スの微小中空体（比重０．２前後、粒径が５μｍ程度、
殻の厚さ０．２〜２μｍのものを用いる）からなるバル
ーンを２０重量％充填させて射出成形法によって成形し
たものである。その組織は第２図に示すようになる。
状のボス部２に羽根３が複数枚放射状に一体に設けたも
のである。このファンＡは、樹脂材４、例えばポリプロ
ピレン又はナイロンにマイクロバルーン５、例えばガラ
スの微小中空体（比重０．２前後、粒径が５μｍ程度、
殻の厚さ０．２〜２μｍのものを用いる）からなるバル
ーンを２０重量％充填させて射出成形法によって成形し
たものである。その組織は第２図に示すようになる。
マイクロバルーン５の充填量は、必要に応じて５乃至３
０重量％程度に充填させればよいが、好ましくは１０〜
２０重量％がよく、使用するバルーンの球径は、流動性
のことを考慮して５μｍ以下のものが望ましい。
０重量％程度に充填させればよいが、好ましくは１０〜
２０重量％がよく、使用するバルーンの球径は、流動性
のことを考慮して５μｍ以下のものが望ましい。
樹脂材４にマイクロバルーン５を充填させた材料の機械
的強度は、マイクロバルーンの充填量と降伏強さとの関
係を示す第３図から明らかな様に、タルクを充填させた
ものと、ガラス繊維を充填させたものとのほぼ中間の値
を示すが、自重と強度とが１対１の関係にあるファンの
如きものでは、温度と破壊回転数との関係を示す第４１
！Ｉの様に比重が小さくなることに起因してその破壊強
度は強度の大なるガラス繊維を充填したファンと同等、
若しくはそれ以上になる。従ってファンの機械的強度は
飛曜的に増大する。
的強度は、マイクロバルーンの充填量と降伏強さとの関
係を示す第３図から明らかな様に、タルクを充填させた
ものと、ガラス繊維を充填させたものとのほぼ中間の値
を示すが、自重と強度とが１対１の関係にあるファンの
如きものでは、温度と破壊回転数との関係を示す第４１
！Ｉの様に比重が小さくなることに起因してその破壊強
度は強度の大なるガラス繊維を充填したファンと同等、
若しくはそれ以上になる。従ってファンの機械的強度は
飛曜的に増大する。
勿論、マイクロバルーン５は流動性に富み、かつガラス
繊維の如く配向性もないことから、均一に分布し、ウェ
ルド部の強度低下もなくなってどの方向でも均一な強度
が得られる。しかも、球形状で、はぼ均一な大きさを呈
しているから、応力集中も回避され、加えてマイクロバ
ルーン５を含む成形材料は第５図に示す如く比重は小さ
いことから、ファンＡの大幅な軽量化も図れる。
繊維の如く配向性もないことから、均一に分布し、ウェ
ルド部の強度低下もなくなってどの方向でも均一な強度
が得られる。しかも、球形状で、はぼ均一な大きさを呈
しているから、応力集中も回避され、加えてマイクロバ
ルーン５を含む成形材料は第５図に示す如く比重は小さ
いことから、ファンＡの大幅な軽量化も図れる。
尚、ファンＡを構成する樹脂材４は、ポリプロピレン又
はナイロンの他に、これらにガラス繊維を充填されたも
の、タルクを充填されたもの、ワラストナイトを充填さ
れたもの等が用いられる。
はナイロンの他に、これらにガラス繊維を充填されたも
の、タルクを充填されたもの、ワラストナイトを充填さ
れたもの等が用いられる。
また、マイクロバルーン５は、ガラスのバルーンの池に
、シラス、シリカ、アルミナ等が用いられる。
、シラス、シリカ、アルミナ等が用いられる。
（へ）発明の効果
以上述べたように本発明によれば、樹脂材にマイクロバ
ルーンを充填させた材料でファンを構成したことで、機
械的強度が飛■的に増大すると共に、大幅な軽量化も図
れる。
ルーンを充填させた材料でファンを構成したことで、機
械的強度が飛■的に増大すると共に、大幅な軽量化も図
れる。
第１図は本発明の一実施例の送風用ファンの一実施例の
斜視図、第２図はその組織図、第３図はマイクロバルー
ンの充填量と降伏強さとの関係を示す図、第４図は温度
と破壊回転数との関係を示す図、第５図はマイクロバル
ーンの充填量と比重との関係を示す図である。 ４・４・・’１Ｍ脂材、５・・・マイクロバルーン、Ａ
・・・ファン。 第１図 第２図 第３゜ を車量−％
斜視図、第２図はその組織図、第３図はマイクロバルー
ンの充填量と降伏強さとの関係を示す図、第４図は温度
と破壊回転数との関係を示す図、第５図はマイクロバル
ーンの充填量と比重との関係を示す図である。 ４・４・・’１Ｍ脂材、５・・・マイクロバルーン、Ａ
・・・ファン。 第１図 第２図 第３゜ を車量−％
Claims (6)
- （１）樹脂材にマイクロバルーンを充填させた材料でフ
ァンを構成したことを特徴とする送風用ファン。 - （２）樹脂材にマイクロバルーンを充填させた材料は、
樹脂材にマイクロバルーンが５乃至３０重量％充填され
たものである特許請求の範囲第１項記載の送風用ファン
。 - （３）樹脂材は、ポリプロピレン又はナイロンにガラス
繊維を充填させたものである特許請求の範囲第１項又は
第２項記載の送風用ファン。 - （４）樹脂材は、ポリプロピレン又はナイロンにタルク
を充填させたものである特許請求の範囲第１項又は第２
項記載の送風用ファン。 - （５）樹脂材は、ポリプロピレン又はナイロンにワラス
トナイトを充填させたものである特許請求の範囲第１項
又は第２項記載の送風用ファン。 - （６）マイクロバルーンは、ガラス，シリカ又はアルミ
ナである特許請求の範囲第１項又は第２項記載の送風用
ファン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5809185A JPS61215498A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 送風用フアン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5809185A JPS61215498A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 送風用フアン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61215498A true JPS61215498A (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=13074271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5809185A Pending JPS61215498A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 送風用フアン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61215498A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163500A (ja) * | 1987-12-17 | 1989-06-27 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ポリオレフィン製軸流ファン |
| JPH03115793A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-16 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | ポンプ用ロータ |
| US5403161A (en) * | 1991-03-29 | 1995-04-04 | Dennis T. Nealon | Air foil blade and methods of making same |
| US5527155A (en) * | 1992-08-21 | 1996-06-18 | Mcdonnell Douglas Corp. | Injection molded fan blade |
| JP2000240591A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機用羽根車 |
| JP2001041196A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機用羽根車 |
| JP2007009714A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Yoroshiku:Kk | リサイクル容易なシロッコファン |
-
1985
- 1985-03-22 JP JP5809185A patent/JPS61215498A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163500A (ja) * | 1987-12-17 | 1989-06-27 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ポリオレフィン製軸流ファン |
| JPH03115793A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-16 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | ポンプ用ロータ |
| US5403161A (en) * | 1991-03-29 | 1995-04-04 | Dennis T. Nealon | Air foil blade and methods of making same |
| US5527155A (en) * | 1992-08-21 | 1996-06-18 | Mcdonnell Douglas Corp. | Injection molded fan blade |
| US5691391A (en) * | 1992-08-21 | 1997-11-25 | Mcdonnell Douglas Helicopter | Process for making an injection molded fan blade |
| JP2000240591A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機用羽根車 |
| JP2001041196A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風機用羽根車 |
| JP2007009714A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Yoroshiku:Kk | リサイクル容易なシロッコファン |
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