JPS61215243A - 無機質軽量骨材 - Google Patents

無機質軽量骨材

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JPS61215243A
JPS61215243A JP5468685A JP5468685A JPS61215243A JP S61215243 A JPS61215243 A JP S61215243A JP 5468685 A JP5468685 A JP 5468685A JP 5468685 A JP5468685 A JP 5468685A JP S61215243 A JPS61215243 A JP S61215243A
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JP
Japan
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water
lightweight
aggregate
lightweight aggregate
hydrophobic
Prior art date
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Application number
JP5468685A
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English (en)
Inventor
山口 喜代則
哲夫 浅野
淳 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、たとえば軽量コンクリートの製造や植物の
人工培地用材料の製造に供される、改善された無機質軽
量骨材に関するものである。
[従来技術] 軽量コンクリート製造の分野においては、パーライトや
バーミキュライト等のプリル(粒状物)を骨材として軽
量コンクリートを製造する方法が知られている。   
  ・ また、最近の水耕栽培の分野においては、植物の根の一
部を水中に浸漬させる一方、残りの根を空中に曝すかも
しくは空気を含んだ培地(浮き媒体)中に発達させる方
式の“浮根水耕システム′″が開発されており、この“
浮根水耕システム″の前記培地として、パーライトやバ
ーミキュライトから成る軽量骨材を使用する試みがなさ
れている。
ちなみに、゛浮根水耕システム”において植物は、浮根
から一部養分と酸素を、水中板から養分を吸収して成育
する。
[発明が解決しようとする問題点] パーライトやバーミキュライトから成る軽量骨材は一般
的に吸水性であるため、該軽量畳材を軽量コンクリート
の製造や前記浮根水耕システムの培地に使用すると、以
下に記載するごとき種々の不都合な問題点が発生してい
た。
たとえば、軽量コンクリートの製造において前記軽il
l材を使用した場合、前記軽量骨材は吸水性が強いため
多量の混練水を必要とし、従ってコンクリートの硬化反
応が遅くなるという問題点があった。 しかもスラリー
の比重が重くなるため、たとえば吹付は施工の場合、下
向き水平面や垂直面への施工において吹き付けたスラリ
ーが、該面から落下しやすくなるという問題点もあった
それ故、このような問題点を解決するために前記軽量骨
材を疎水性にすることも考えられているが、該骨材を疎
水性にすると母材(マトリックス)と該骨材とのなじみ
が悪くなってコンクリートの強度が低下することがわか
っている。
一方、前記軽量骨材を“浮根水耕システム″の培地(す
なわち浮き媒体)として使用した場合、前記軽量骨材は
吸水性が強いため浮き媒体とはならず、吸水して水中に
没してしまう結果、植物の浮根も水中に完全に没し、従
って酸素不足となって浮根が死んでしまうという問題が
生じていた。
そこで、この問題を解決するために該培地を構成する軽
量骨材を疎水性の物質で構成することも試みられている
が、該培地が疎水性であると、該培地に吸水性がないた
め、浮根に対する水分の供給不足が起こり、根の成育不
良を招くことがわかっている。
この発明の一つの目的は前記のごとき種々の問題点を解
決して、たとえば、軽量コンクリートの製造においては
多量の混練水を必要とすることなく、コンクリートの硬
化反応が速やかで且つ吹付は施工において被吹付は面か
らスラリーのたれ落らが起きにくい、改良された軽量骨
材を提供することである。 また、この発明の他の目的
は、たとえば、浮根水耕システムにおいて植物の浮根に
水分と酸素とを十分に供給しつつ、該浮根を水没させる
ことなく水上に保持することのできる、改良された軽量
骨材を提供することである。 要約して言えば、この発
明の目的は、親水性と疎水性とを併せもった軽II骨材
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明においては、前記問題点を解決するために、表
面のみが親水性で内部が疎水性である軽量骨材を提供す
るものである。
この発明の軽量骨材の素材は、パーライト、バーミキュ
ライトもしくはクレー発泡体等のプリル素材から成る(
各素材を単体で含むかもしくは混合して含む)ものであ
る。 この発明でいう「クレー発泡体のプリル」とは、
フィロ珪I!塩鉱物と呼ばれる層状鉱物の粉末を水と撹
拌混合し、懸濁液をガス化して湿潤発泡体とし、これを
乾燥した後焼結して硬質発泡体としたものを意味し、か
かるクレー発泡体のプリルは例えば特開昭58−217
4574公報に詳細に説明されている。
この発明による改良された軽量骨材は、上記フリル素材
の表面部分を親水性とする反面、内部は疎水性になるよ
うに構成されている。 このような軽量骨材の製造方法
の一例を示すと、前記素材から成る骨材をシリコーン樹
脂エマルジョンのごとぎ疎水性液体に浸漬して該骨材の
全体を疎水性にした後、該骨材を強アルカリ性の液に浸
漬して200℃程度の温度で加熱処理を行うことにより
、該骨材の表面部のシリコーン樹脂のみを熱とアルカリ
の作用で分解させて該骨材の表面部のみを親水性にする
一方、該骨材の内部は疎水性の保たれた状態にする。 
疎水性液体としては、シリコーン樹脂エマルジョンのほ
か、たとえばパラフィンエマルジョンが使用でき、この
場合、強アルカリ性液の代りに浸透剤が使用される。
[作用] 本発明の1ull骨材は表面部のみが親水性であるため
、芯にまで吸水することがない。 従って、従来の軽量
骨材く全体が親水性のもの)にくらべて著しく吸水率が
低い上、浸水経過日数に対する吸水率の増加も少ない。
[実施例] パーライト、バーミキュライトもしくはクレー発泡体の
プリル(たとえば特開昭58−2174574公報参照
)等の軽量骨材に、下記実施例のごとき処理を行って、
本発明の軽量骨材を製造した。
実施例 1 水1500重量部、ボロンMGSOI(信越化学社製、
シリコン樹脂エマルジョン) 2重量部、およびCAT
−LZ 5ol(信越化学社製、上記エマルジョンの重
合触媒)  0.46重量部を混合して疎水化−処理液
を調合した。 この処理液内に充填密度60kQ/ l
ll3のプリル100重量部を24時間浸漬後、過剰の
処理液を該プリルから分離した。 その後、OH12の
処理水(Na OH> 500a中に該プリルを数秒間
浸漬して、再度過剰の処理液を分離した後、直ちに20
0℃で乾燥及び熱処理を行った。
上記アルカリ処理水の加熱処理により、プリル表面部の
シリコーン樹脂が分解し、表面部分のみが親水性になる
実施例 2 水1500重凹部にセロゾール#651Asol(中東
油脂社製、パラフィンエマルジョン)  4.5重量部
を混合して調製した疎水化処理液に60kg/ ta3
の充填密度のプリル100重量部を24時間浸漬後、過
剰の処理液を該プリルから分離した。 しかる後、プリ
ルを110℃で恒量になるまで乾燥した後、該プリルを
1500重倦部0水に投入するとともに浸透剤(サンモ
リン0T−70:三洋化成工業社製)を0.3重量部添
加して、プリル表面を濡らした優、直ちに過剰の水を切
ってから110℃で恒量になるまで乾燥した。
本発明の効果を確認するため、実施例1および2により
得られた軽重骨材と比較して無処理の軽 −量骨材およ
び疎水化した軽量骨材、すなわち以下4点の軽量骨材 ■全体が親水性である従来の軽量骨材1(実施例1にお
けるプリル素材) ■軽量骨材1の全体を疎水化処理して成る従来の軽量骨
材2(実施例1においてアルカリ水に浸漬処理なし) ■実施例1により得られた軽量骨材3 ■実施例2により得られた軽量骨材4 を試験体として、吸水率、沈降率及び浸水深さくついて
測定したものが第1図乃至第3図に示されている。
第1図は本発明の実施例による軽量骨材3及び4の吸水
率変化と従来の軽量骨材1及び2の吸水率変化とを比較
表示したものである。
第2図は前記軽量骨材1〜4を水中に浸漬して沈降率を
比較した結果を表している。 なお、軽量骨材1以外は
全く沈まないので第2図には従来の軽量骨材1以外の結
果は表示されていない。
第3図は前記軽量骨材1〜4の浸水深さの変化を示した
グラフである。 なお、疎水化処理した従来の軽量骨材
2には全く水が浸透しないので、第3図にはこの軽重骨
材2の結果は表示されていない。
なお、吸水率、沈降率、浸水深さの各テストは次のごと
き条件で行われた。
吸水率 :試料を水中に浸漬して、吸水率の経時変化を
測定した。
沈降率 :試料を水中に浸漬して、試料100粒中の何
粒が沈降するかを経時的に測定し た。
浸水深さ:クリスタルバイオレット着色水に試料を浸漬
し、試料表面からの浸水深さを マイクロスコープで経時的に観察して 測定した。 試料の形状は長さ5〜 61111直径2mm程度であるので、浸水深さ111
11で芯まで浸水していることになる。
第1図ないし第3図かられかるように、従来の軽量骨材
(プリル素材)1は吸水率が高く且つ浸水深さも深(,
3日で完全に沈降してしまうのに反し、本発明の軽(6
)骨材3及び4は表層の一部のみが浸水されて適当な吸
水率を持ちつつ、1ケ月経過しても沈降しないことが明
らかになった。
[発明の効果] 以上に明らかにしたように、本発明により改良された軽
1骨材は表面部のみが親水性で芯部は疎水性であるため
、たとえば軽量コンクリート用骨材として使用した場合
には、混練水が少なくですむ上、スラリーの比重が低く
なるため、従来の軽量コンクリート製造における問題点
(すなわち、混練水が多い上に硬化反応が遅くなり、し
かも、吹付は施工において垂れ落ちやすい等の問題点)
が解決される。 更に本発明の軽量骨材は表面が親水性
であるため母材(マトリックス)とのなじみがよく、従
って表面が疎水性の従来の軽量骨材を使用する場合に問
題となっていたコンクリート強度の低下という問題も生
じなくなる。 また、全体が親水性の従来の軽量骨材を
使用する場合にくらべて乾燥費用が安くなるという利点
もある。
一方、本発明の軽量a材を用いて“浮根水耕システム″
の培地を構成すれば、培地表面は吸水によって十分湿潤
に保持されると同時に骨材粒子間に空気を含んだ状態と
なり、しかも、その芯部は疎水性のため水中にどんなに
長く浸漬されていても水面下に沈降することはない。 
従って、該培地に支持された浮根は空中に露出しつつも
水分を十分に吸収することができるので全体が疎水性の
従来の軽量骨材を用いた培地にくらべて浮根を著しく発
育させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明による軽量骨材と従来の軽量
骨材とについて吸水率、沈降率、浸水深さをそれぞれ比
較測定した結果を表示したグラフである。 1・・・従来の軽量骨材(親水性のもの)、 2・・・
従来の軽量骨材(疎水性のもの)、 3.4・・・本発
明の実施例の軽量骨材。 第1F!! ’/L 第2図 5′r− 第3図 浸水a軟(町

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パーライト、バーミキュライト、クレー発泡体等の
    プリルを主成分とし、該プリルの内部が疎水性で表面部
    が親水性に構成された無機質軽量骨材。
JP5468685A 1985-03-20 1985-03-20 無機質軽量骨材 Pending JPS61215243A (ja)

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JP5468685A JPS61215243A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 無機質軽量骨材

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JPS61215243A true JPS61215243A (ja) 1986-09-25

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JP (1) JPS61215243A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032533A1 (en) * 1998-12-01 2000-06-08 Ecc International Limited Porous inorganic material
JP2010524823A (ja) * 2007-04-16 2010-07-22 ジェイムズ ハーディー インターナショナル ファイナンス ベスローテン フェンノートシャップ 軽量添加剤、その製造方法および使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000032533A1 (en) * 1998-12-01 2000-06-08 Ecc International Limited Porous inorganic material
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