JPS61213403A - ボイラ応力監視装置 - Google Patents

ボイラ応力監視装置

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JPS61213403A
JPS61213403A JP5385685A JP5385685A JPS61213403A JP S61213403 A JPS61213403 A JP S61213403A JP 5385685 A JP5385685 A JP 5385685A JP 5385685 A JP5385685 A JP 5385685A JP S61213403 A JPS61213403 A JP S61213403A
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metal
pressure
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、ボイラの応力監視装置に係り、特に、頻繁な
プラントの起動停止や負荷変化運用が要求される中間負
荷運用のボイラプラントの応力監視に好適なボイラ応力
監視装置に関する。
(発明の背景) ボイラの運転に際して、特fこ、ボイラの起動停止及び
負荷変化時に、2次過熱器出ロヘッダ管寄などの厚肉耐
圧部の、特に内面ノズルコーナ部には、内部流体の温度
とメタル電纜との差に起因する熱応力が発生し、これが
主因となって疲労寿命が消費される。
また、ボイラの定格運転中には、上記熱応力と内部流体
の圧力による内圧応力に起因するクリープ寿命消費が顕
著となる。
従って,ボイラプラントの安全運転を確保し、その寿命
消費を低減する為Sこは,上述の如《寿命消費が問題と
なるボイラ厚肉耐圧部に応力評価点を設定し、この評価
点について、熱応力.内圧応力を総合した応力を監視し
、過大な寿命消費を生じないようにする必要がある。
熱応力計算では,評価点におけるメタルの平均温度と内
面温度との温擢差を知る必要かあるが、その為にはメタ
ル肉厚方向の温度分布を精度良く計算する必要かある。
従来、上記メタル温度分布の計算方法としては、特開昭
59−115901号明細書に示されるように、非定常
メタル温度分布計算モデルに基づき,評価点のメタル温
度分布を (1)評価点メタルの内面及び外面の温度計測値を用い
て計算する方法と、 (2)内部流体の温度、圧力、流量の各計測値を用いて
内部流体からメタルへの熱伝達率を計算し・伝熱量を求
めて計算する方法がある。
前者の方法では、直接にメタル温度を計測する為、@蜜
分布の計算精度は良いが、温度検出器をメタルに埋め込
む必要があることと,検出器の断線などによる信頼性の
低下が懸念されることなどの欠点がある。
一方,後者の方法は,上記の問題はないが、熱伝達率の
計算精度がメタル温度分布の計算結果に大きく影響を与
えるにも拘わらず、その計算精度の確認手段がないとい
う欠点がある。また、プラント停止後のように評価点内
部流体の流量が0になると、熱伝達率は0となI】、内
面メタル!変が決定できないという欠点がある。
上述のように、従来の方法によれば,プラントの起動か
ら停止後に亘って、ボイラ熱応力を高信頼で精度良く計
算し監視することができないという問題がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、従来の欠点を無くし、プラントの起動
時から運転中はもちろんのこと、停止後においても・高
信頼性でかつ精度良く、応力を計算することのできるボ
イラ応力監視装置を提供するにある。
(発明の概要) まず、検出器故障による信頼性低下を防ぐためには、出
来るだけ少数の検出信号に基づいて熱応力が計算できる
ことが望ましい。つぎに、評価点のメタル属音分布は、
内部流体の流量が運転フェーズによって流れたり流れな
かったりすることにより、その特性が変化するので内部
流体の流量に応じた理論式を用いてメタル温度を計算す
ることが精度向上の点で望ましい。さらに、より計算積
電を向上させるため、物理モデルで計算したメタル温度
分布計算結果を針側の容易な信号で補正することが望ま
しい。
本発明は1以上の点に着眼し、(1)評価点における内
部流体の状態に対応して、メタル温度計算の物理モデル
を切替えること、すなわち、内部流体が流れていること
を内部流体の流量、圧力で判定し、その少なくとも一方
の計測値が規定値未満の時は1定常メタル温度分布計算
モデルを用いることにより、また両方の計測値が共に規
定値以上の時は、非定常メタル温聞分布計算モデルを用
いることによ1]、それぞれの状態に適応したメタル温
度分布を計算すること、(2)上記非定常メタルに温度
分布モデルでは、まず、内部流体のin、圧力、@度の
計測値に基づいて・メタル温度分布を計算し、この結果
を外面メタル温度計測値を用いて補正するように構成し
たことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を具体的な実施例に基づき詳細に説明する
第1図は、本発明の一実施例の概略構成図であ()、応
力評価点を2次過熱器出口管寄の内面ノズルコーナs1
ζ設定した例について、ディジタル計算機lotを用い
たボイラ応力監視装置100と、ボイラプラントからの
関連入力信号との関係を示したものである。
まず最初に、IKI図におけるボイラプラント部につい
て、その概略を説明する。この図は、UPタイプの超臨
界圧油焚き貫流ボイラの関連部分を示したものである。
m2図に示すように、プラントの起動から停止までの運
転は、バーナ点火から過熱器止弁6の全開までの「起動
バイパス運転」と、それ以降・前記過熱器止弁6を全゛
閉して停止するまでの「貫流運転」との2つのモードに
分けられる。
まず、起動バイパス運転について説明する。
第1図に示すように、給水はボイラ200の節炭器20
1によって予熱され、氷壁202で加熱される0、そし
て加熱流体は、1次過熱器バイパス弁1を介して直接に
、あるいは1次過熱器 203で過熱された後、2次過
熱器バイパス弁2を介して、それぞれフラッシュタンク
206 に導びかれる。
蒸気は、過熱器通気弁5および逆旧弁5Aを通204 
で過熱された蒸気は、出口ヘッダ管寄205およびター
ビンバイパス弁7を通って、フラッシュタンク 206
及び復水器400に導ひかれ、主蒸気管20をウオーミ
ングする。
次に、フラッシュタンク206の圧力が所定の圧力まで
上昇したら、主塞止弁バイパス弁9を開いて低圧タービ
ン300 )こ通気し、タービン昇速を行なう。低圧タ
ービン300が定格回転数にの例では、3600 rp
m )に達したら同期併入し、フラッシュタンク蒸気に
より)初負荷をとる。
そして、−次週熱器203の出口流体のエンタルピが、
フラッシュタンク蒸気のエンタルピに等しくなるよう憂
ζ、2次過熱器バイパス弁21こよって、−次週熱器2
03の出口@度を規定値に制御する。
タービン初負荷併入後、タービン負荷が規定負荷に達し
たら、主塞止弁バイパス弁9による制御講、F−十m、
LMOf−へ四l −F−+1ll−七 1A IF 
L、 L ildl御に切替えられる。
その後、負荷がある規定値以上になったならば過熱器減
圧弁3を開き、2次過熱器204の入口の圧力がフラッ
シュタンク運転圧力よC】高くなると、過熱器通気系統
上の逆止弁5A(過熱器通気弁5の後流に設置される)
Iこより蒸気源は一次過熱器203に切替えられる。
これと平行して2次過熱器バイパス弁2が自動的に閉じ
られる。一方、過熱器通気弁5は、過熱器止弁6の入口
圧力が規定値以上になったとき閉じられる。つぎのステ
ップでは・負荷要求信号によI)過熱器減圧弁3を開き
、負荷を、併入負荷から約20チ負荷まで立上げる。
過熱器止弁6は、負荷が20L%に達すると、過熱器減
圧弁3が全開になるまでは段階的に徐開され、減圧弁3
の全開後は連続的に開かれる。一方、1次週熱器バイパ
ス弁lは、上記操作に対応して閉じられ、負荷が約25
チで全閉する。
以上のように、過熱器止弁6が全開するまでを起動バイ
パス運転と呼ぶ。
貫流運転(通常運@)は、過熱器止弁6が全開した後の
運転フェーズで、この場合の負荷は、グランド停止まで
タービン加減弁10によりて調節される。
また、第1図において、ボイラ応力監視装置100 は
、ディジタル計算機101  、IF報表示器102、
 アラームタイプライタ−03CRT表示装置 104
.ハードコピー装置105.およびタイプライタ−06
から構成される。
ディジタル計算機101は、2次過熱器出ロヘッダ管寄
205の内部流体流量計算用の各種プラントデータ(I
で詳述する)D 、外面メタル温度T   、2次過熱
器出口流体温度T2.およびO 圧力Pに基づいて、後で詳述するような手法で、2次過
熱器出ロヘッダ管寄205の一搬部(ノズルコーナ部N
Cを除く部分)内面における熱応力と内圧応力を計算し
、これらの結果を用いて該ノズルコーナ部NCの主応力
を計算する。
主応力が許容値を超えた場合には、警報表示器102の
ラングを自動点灯し、アラームタイプライタ103に警
報印字する等の処理を行う一方。
自動的または要求1c応じてCRT表示装置 1041
こ関連情報を表示し、タイプライタ 106に関連情報
を印字する。
また、CRT表示装置104には、主応力のトレンドグ
ラフ表示や数値表示を行なわせ、タイプ2イタ106に
は、主応力やプラント情報を自動的または、要求に応じ
て印字するようにすることができる。
さらに、CRT表示装置104に表示されたトレンドグ
ラフ表示などの情報は、ハードコピー装置 105で必
要に応じて配録できる。
前述のように、2次過熱器204の出口へラダ1#去 
9ng (LJ丁−評価占シ畝玖tス)筒内面ノズルフ
ーナNCには、プラント停止後にも応力が発生するため
、プラント起動から停止まではもちろんのこと、更1ξ
停止後も継続して、応力を監視する必要がある。
その場合、評価点205のメタル温度分布は、主蒸気管
20および水管22に内部流体か流れている場合は、非
定常温度分布特性に従うか、内部流体が流れていない場
合は、定常温度分布特性に従う。
このため、メタル温度分布を精度良く計算するためには
、内部流体の状態に対応して計算モデルを適切に切替え
る必要がある。
ところか、評価点205の内部における流体の流量は、
直接計測することができない。したがって1本発明では
、タービンの同期併入までは、タービンバイパス弁7の
1i1度や、2次週1vlI器204の出口流体圧力と
フ2ツシェタンク206の内圧との差圧などから計算し
、同期併入後は、タービン負荷から計算することとして
いる。
以上に説明したように、2次過熱出口管寄すなわち評価
点205には、ボイラ点火後、過熱器通気弁5とタービ
ンバイパス弁7が開くまでハ、内部流体は流れない。そ
れ故に、評価点205のメタル温度分布は、定常メタル
温度分布計算モデルにしたがって計算する。
一方、上記両弁5および7が開いたiは過熱器止弁6が
閉じられるまで、評価点205には、内部流体が流れる
ため、メタル温度分布は非定常メタル温度分布計算モデ
ルにしたがって計算する。
なお、非定常メタル温げ分布計算では、内部流体からメ
タルへの伝熱量を計算するため、内部流体の流量を計算
する必要がある。
#!2図に示したように、同期併入までは、タービンバ
イパス弁7の開開・主塞止弁前上部シートドレン弁12
の開閉、主蒸気管ドレン弁11の開ぜ、及び初負荷をと
るまでの低圧および中・高圧タービン 300,302
の碍速過程におけるタービン回転数Rを入力信号として
、内部流体の流量を計算する(第2図の流量計算1)。
−力、併入後は、タービン負荷MW(または発電機50
0の出力)を入力信号として前記流量を計算する(第2
図の流量計算2)。
第3図は、ボイラ応力監視装置100の処理を機能ブロ
ックで表わしたものである。本図を用いて、プラント起
動前にボイラ応力監視装置 100の動作を開始させた
場合について、その時点からプラント起動、定常運転、
停止以後の頭に説明する。
まず、装置の動作を開始させた時、メタル温闇分布初期
値計器部 1001で、評価点205の内部流体温度計
測値T、と外面メタル混層計測値”MOを用い、定常メ
タル温闇分布計算モデル(後で詳述するンに基づいて、
評価点205のメタル温度分布の初期値を計算する。
次に、バーナが点火されてプラントが起動されると、バ
ーナ点大信号を検知し、モデル切替条件判定部1002
を動作させ、評働点の内部流体の圧力計測値Pと流量計
算値Gを連続監視させる。
そして、第1図、累2図で説明したように、過熱器通気
弁5とタービンバイパス弁7が開いて評価点205に内
部流体か流れているかどうかを・内部流体の圧力計測値
Pおよび流量計算値Gの両方が規定値以上になったかど
うかで判定する。
すなわち、流量計算値Gおよび針mj値Pの少なくとも
一方が規定値未満の場合は、内部流体が流れていないと
判定し、定常メタル温度分布計算モ。
デル1003を動作させる。そして、切替スイッチ(A
11004  をa@、すなわら定常メタル温度分布計
算モデル側に切替えて、その計算結果をメタル温度分布
記憶部 1005に格納するようにする。
上記両針測値が共に規定値以上になった場合にば1兆9
営]々ル燻廖分右計箪モデル1005 を動作させる。
そして、切替スイッチ囚 1004をbga、すなわら
非定常メタル温度分布計算モデル1005  fill
に切替えて、メタル温度分布記憶部1006には、その
計算結果を蓄えるようにする。
非定常メタル温度分布計算では、まず最初に、前述のよ
うに同期併入前と後とで異る計算方法により)、各種プ
ロセス量D を基に内部流体流量計器部1007 によ
I)計算した内部流体流量計算値Gと内部流体の温度と
圧力の計測値T、及びPを用いて、熱伝達率計算部10
08 で、内部流体からメタルへの熱伝達率を計算する
つぎに、前記の熱伝達率を、後述の(4)式に代入して
得られる内面メタルの境界条件に基づき、切替スイッチ
(B) 1009をb9111に切替えて得られるメタ
ル温度分布記憶部1006 の内容(定常メタル温度分
布計算モデル 1003による計算結果)を初期温度分
布として使用し、非定常メタル温rH分布計算モデル1
005 でメタル!度分布を計算する。
さらに前記の計算結果を外面メタル温度計測値TM0 
 で補正し、その補正結果を、スイッチ囚1004のb
m入力を介してメタル温度分布記憶部10061こ格納
する。
プラント停止時は、I!1図の過熱器止弁6が閉じられ
て評価点205の内部流体が減少する。
前記内部流体の流量と圧力の少なくとも一方が、規定値
未満になったことを、モデル切替条件判定i  100
2で検知すると、上記とは逆に、メタル温度分布計算モ
デルを、非定常メタル温度分布計算モデル 1005か
ら定常メタル温度分布計算モデル1003に切替える。
この時のメタル温度分布初期値としては、メタル温度分
布記憶部1006の内容を、切替スイッチ(Bl  1
009をalllに切替えて使用する。一方、切替スイ
ッチ(Al  1004もa@に切替えて、定常メタル
温度分布計算モデル 1003の計算結果をメタル互変
分布記憶部1006  に格納する。
熱応力は1以上のよう番こして計算され、格納されたメ
タル@蜜分布記憶部 1006の内容に基づいて、熱応
力計算部 1010 で計算する。一方、内圧応力は、
内部流体の圧力計測値Pに基づいて、内圧応力計算部1
011で計算する。
以上のようにして求めた熱応力および内圧応力の計算値
から、主応力計算部 1012で主応力を計算する。
なお、警報熟理部1013は、主応力の計算値と設定値
を比較し、主応力が設定値を超えた時に警報表示器10
2やアラームタイグライタ 103に警報出力を行う。
CRT表示処理部 1014は、主応力、熱応力。
内圧応力の計算結果や関連したプロセスデータなどをC
RT表示装置104に表示する。
印字処理部 1015は、警報発生時のデータ、オペレ
ータが要求したデータ、定時記録データなどをタイプラ
イタ −06に印字する。
以上では、本発明の概略動作について説明したが、以下
に、本発明の中心となるメタル互変分布計算と応力計算
の実施具体例について、さらに詳細に説明する。
まず、何れも同じ計算式を使う、メタル温度分布初期値
計算部 1001 と定常メタル温度計算モデル100
3について説明する。
2次過熱器出ロヘッダ管寄、すなわち評価点205を、
第4図に示すような各部寸法をもった無限円筒とみなし
、軸方向の温度分布は生じない一換言すれば、その半径
す方向の温度分布は、軸方向のどの位置でも同じである
と仮定する。
そして、!5図に示すように、評価点205における半
径方向N個のうち、i番目の分割点のメタル温度T4 
(iは0−N)を、次の(1)式の定常温度分布計算式
を用いて計算する。
T、=Aln ri+  B  ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)た
だし、 ここで、 ri:円筒中心からの距離 lL−円筒内半径 b 二円筒外半径 TMo:外面メタル温度計測値 T、:内部流体製電計測値 つぎに、非定常メタル温度計算モデルにおける温度分布
計算式について説明する。
上記と、同様に、評価点 205を無限円筒とみなし・
かつその軸方向の温度分布は生じないものと仮定すると
、半径方向の非定常メタル温度分布は、次の(3)〜(
5)式で計算される。
ここで、 λ :メタルの熱伝導率 h :内部流体からメタル内への熱伝達率T :内面メ
タル温度計算値 な3、前記(4)式は、内部流体から評価点205のメ
タルに伝達される熱電が、メタル内表面における!度勾
配とメタルの熱伝導率との積に等しいことをあられすも
のであり、また前記(5)式は、前記メタル外表面では
熱的に平衡状態にあることを示すものである。
前記式(3)〜(5)をディジタル計算機101で計算
するためには、定常温度分布計算の場合と同様に、評価
点メタルを半径方向にN分割し、各分割点のメタル温I
f T、 (jlを求めるように1分割率位長さをΔr
、温蜜分蜜分布算周期をΔtとして、第6fillこ示
す差分形式に変換することか必要である。
第6図において、60は変換前のデータを記憶するテー
ブルであ1)、61  は差分形式に変換する変換部で
ある。また、62は変換後のデータを記憶するテーブル
である。
60に記憶されたデータは、変換部61で次の(6)式
のように変換される。すなわち、ここで。
勺 ただし、 T、 tj) :内部流体の時刻jの温度T、(j):
メタルの分割点lの時刻jの温度ajz熱拡散率(時刻
jの値) λj :熱伝導率(時刻jの値) h、:熱伝達率(時刻jの値) コ Δr :メタルの円筒分割単位長さ つぎに、熱伝達率hj  は、熱伝達率計算部1008
において、次の(7)〜αα式に基づいて計算される。
(−色尚次外共著、森北出版株式会社、「伝熱工学」第
89頁など参照)。
W1!G−v/S  ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(7)S x −a”   −0−0
1,−01100,−0,−9,−0−0−0,−00
,−699,−0−1−0,−0−(81R0=   
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・−・(
9)ν ここで、 W:蒸気流速 G:内部流体流量 マ:内部流体比容積(@fTfと圧力Pの関■S:流路
断面積 Re:レイノズル数 シ:動粘性係数(温度T、  と圧力Pの関数)K:熱
伝導率(温f T、と圧力Pの11数)Prニブラント
ル数(温度T1  と圧力Pの関数)繭記式(7)にお
ける内部流体流量Gは内部流体流量計算部 10071
こおいて、併入前は、次のαη式を用いて計算される。
G=−CG、+G2+G、+G1RH)  四相・・・
曲・・・曲・・・・・ αυここで、 G、:タービンバイパス弁7の流量 G2:主塞止弁前上部シートドレン弁12の流量Gll
:主蒸気管ドレン弁11の流量 G1R)I:1段再熱器207 (7)蒸気fill上
記G1# G、  # G、は各々の弁の差圧特性に基
づく一般の流量計算式により求めることができる。
すなわち、fiflGl は、2次過熱器出口蒸気圧力
と7ラツシエタンク器内圧との差圧を用いて。
また流量G、 # G、 は、2次過熱器出口蒸気圧力
と復水器圧力との差圧を用いて、各々の弁流路断面積な
どの弁特性に基づいて、各々計算することができる。一
方” IRfiは、併入前の最大流量にタービンの定格
回転数に対する比率を乗することによりて計算できる。
なお、上式における係数1/4は、主蒸気管20が2本
設置されたプラントについて、各々の管寄ヘッダの流量
を全蒸気量から按分換算するための係数である。
つぎに、併入後の内部流体流量Gは、タービン負荷に対
する主蒸気流量を予めテーブルとして記憶させて置き、
このデータに基づいて補間計算により計算することかで
きる。
上記手順により、非定常メタル@度分布計算式で計算し
た結果は、外面メタル温度計測値TM。
を用いて、 a)メタル内面熱伝j!率が、式uOIに一致し、さら
に b)外面メタルは蜜を計測値に一致させるように、 補正される。すなわち、内面メタル温度計算値T。
と外面メタル温度計算値TNとの差の大きさ1こしたか
って、 ill  ITo−TNl≧0,5℃(温度差が大)の
時は、比例配分の考えを用いて、 ここで、 ただし、 Ti:補正前の分割点iのメタル温度計算値T、′:補
正装の分割点1のメタル@度計算値なる計算式によって
、また、 +21  IT、 −TNl < 0.5℃(温度差が
小)ノ時は・平行移動の考えを用いて。
”i= Tt −(TN −Tyio)  ・・・聞・
曲・・・凹曲・ (至)なる式によって、それぞれメタ
ル湿層分布の補正計算を行う。
゛  つぎに、熱応力計算部 1010について説明す
る。ここでは、上記方法によって計算・補正され、メタ
ル温度分布記憶部 1006に記憶されている結果(メ
タル温ば分布)を用いて、次のOQaη式により評価点
205の一般部(ノズルコーナ部NC以外の部分)の熱
応力を計算する。
Eα ここで、 σ〃4 :局方向内面熱広力 σzt  ’軸方向内面感応カ T&V@  ’メタル体項平均温闇 E :ヤング卓 α :線膨張率 ν :ポアソン比 Tlm  ’分割点iのメタル温度の記憶値Tom二内
面メタル温度の記憶値 TNrn:外面メタル@度の記憶値 上式におけるヤング率E、線膨張率αは、メタル体積平
均温1f+c依存するため、これをパラメータとして定
数テーブルより内挿計算によって決定するのが望ましい
つぎ番こ内圧応力計U部について説明する。ここでは・
内部流体の圧力lft−11直に基づいて、内圧応力を
次のα4埒式を用いて計算する。
σ  =  −p    ・・・曲−曲・凹曲曲・聞・
・曲・・曲・・ CI印p ここで、 σ4.:半径方向内圧応力 σp :内圧応力強さ P ;内圧 り、:f内径 t :板厚 以上で計算した熱応力と内圧応力を基にして、主応力計
算部1012 では、評価点 205の一般部に対する
内面ノズルコーナ部NCへの応力集中を考慮し、次の(
1)?υ(2)式により、内面ノズルコーナ部の主応力
を計算する。
σ、=Kr−,・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■p    
rp σθ=にθt・σθt+にθp・σp・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ e1σz=Kzt・σz
t +Kzp・σp・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・ 翰ここで、 Kむ:周方向熱応力集中係数 に□:軸方向熱応力東中係数 Kr、 :半極方向内圧応力集中係数 にθ、二同周方向内圧応力集中係 数2.:軸方向内圧応力集中係数 σ :半径方向主応力 1θ :wi方向主応力 σ :軸方向主応力 なお、前述の実施例では、内部流体流量の計算値および
内部流体の圧力実測値とそれぞれの基準値との比較結果
に基づいて、メタル@度分布計算モデルの定常/非定常
間の切替えを実行したが、過熱器止弁6の開閉状態に応
じて前記の切替えを実行してもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、ボイラプラントの起動から停止まで、
広範囲の運転に対して熱応力、内圧応力、これらを総合
した主応力を高信頼かつ高精饗で計算監視することがで
きるので、ボイラプラントの安全を確保しつつ大幅かつ
急速な負荷運用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
、j!1図は本発明の一実施例の全体構成図、第2図は
1本発明とプラント運転との関係を説明するタイムチャ
ート、第3図は・ディジタル計算機による本発明の実施
ブロック図、第4図〜m7因は、2次過熱器出ロヘッダ
管寄部の温度分布計算力法尤id R[]+1内儀ハ1
1堵哨セ16・・・過熱器止弁、 8・・・主塞止弁、
  20・・・主A気管、   100  ・・・ボイ
ラ応力監視装置、101−ディジタル計算機 200 
・・・ボイラ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボイラプラントの配管の所望個所に設定された評
    価点における熱応力、内圧応力を検出し、前記両応力に
    基づいて主応力を監視するためのボイラ応力監視装置で
    あって、 配管メタルの外面温度および前記配管の内部流体温度に
    基づいて定常メタル温度分布を計算する手段と、 前記配管の内部流体の流量・圧力・温度に基づいて非定
    常メタル温度分布を計算する手段と、前記配管内部流体
    の状態に応じて、前記定常メタル温度分布計算手段およ
    び非定常メタル温度分布計算手段の出力を選択切換える
    モデル切替条件判定手段と、 前記のように選択された出力、すなわちメタル温度分布
    を記憶する手段と、 前記メタル温度分布記憶手段の記憶内容に基づいて、前
    記評価点の熱応力を計算する手段と、前記内部流体の圧
    力および配管メタルの寸法に基づいて内圧応力を計算す
    る手段と、 前記熱応力および内圧応力に基づいて主応力を計算する
    手段とを具備したことを特徴とするボイラ応力監視装置
  2. (2)モデル切替条件判定手段は、前記内部流体の流量
    および圧力の両方が規定値以上のときに、非定常メタル
    温度分布計算手段の出力を選択することを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項記載のボイラ応力監視装置。
  3. (3)非定常メタル温度分布計算手段は、配管の内部流
    体の流量・圧力・温度に基づいて計算した非定常メタル
    温度分布を、評価点の外面メタル温度に基づいて補正す
    る手段を含むことを特徴とする前記特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のボイラ応力監視装置。
  4. (4)前記非定常メタル温度分布計算手段の補正は、補
    正前および補正後のメタル温度分布の比較において、評
    価点のメタル内面での熱伝達率が一致し、かつ各々のメ
    タル外面における温度が、外面メタル温度計測値に一致
    するように行なわれることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第3項記載のボイラ応力監視装置。
JP5385685A 1985-03-18 1985-03-18 ボイラ応力監視装置 Granted JPS61213403A (ja)

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