JPS61213059A - 限外濾過量測定機構 - Google Patents

限外濾過量測定機構

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JPS61213059A
JPS61213059A JP60053888A JP5388885A JPS61213059A JP S61213059 A JPS61213059 A JP S61213059A JP 60053888 A JP60053888 A JP 60053888A JP 5388885 A JP5388885 A JP 5388885A JP S61213059 A JPS61213059 A JP S61213059A
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はいわゆる人工腎臓のような透析技術を用いる
透析装置において、その透析器に流入する透析液の量と
、透出器より流出される液の量との差、いわゆる限外が
適量を測定する限外が過量測定機構に関する。
〔従来の技術〕
第5図は特開昭48−61196号公報に示された従来
の限外濾過量測定機構のブロック図である。透析液は透
析液供給部40よりバルブSV−!を経て、2〜51程
度の透析液タンク1に送られ5、タンク1からの透析液
はヒータ2、泡抜器3、液圧溝筋弁4を順次径て透析器
5へ供給され、透析器5から流出される透析液は流量調
整弁6、循環ポンプ7を経て、透析液タンク1へ戻され
て循環系が形成され、透析液は循環している。また必要
に応じて、バルブ5V−Dを操作し、透析液を廃棄し、
新規に透析液が透析液供給部40より循環用タンク1へ
供給される。透析器5には血液回路71を通じて血液が
通され、透析器5内で透析膜10を通して、血液から透
析液の方へ移行した水分は、透析液量の増加となり、そ
の増加した液量は、透析液タンク1内で取出口8におい
て溢れ出て、バルブ(三方弁)SV−Mを通って限外が
過量測定器9に入り、限外が過量が測定される。
循環している透析液を交換する場合は、先ずバルブSV
−Mが限外か適量測定器9から廃棄側に、バルブ5V−
Dは開に、バルブSV−1は閉に保持され、透析液タン
ク1内の透析液が廃棄される。
透析液タンク1内の液位が所定のレベルにまで下った時
に、バルブ5V−Dは閉に、バルブSv−■は開にされ
、新しい透析液が透析液タンクlに供給される。その後
、透析液タンク1内の液位が透析液が取出口8より溢れ
出すレベル(オーバーフローレベル)、即ち、取出口B
より高いレベルに達した時バルブ5V−1は閉とされる
。この操作が行われている間も、透析液は前記循環系内
で循環を続けている。透析液の透析液タンク1への供給
が終った時点、即ちバルブ5V−1が閉になった時点か
ら、透析液タンクlの液位が安定するまでの時間(通常
30秒〜2分間)が経過した後バルブSV−Mは自動的
に廃棄側から測定器9側に切換えられる。
このようにして透析液は循環し、透析器5内で透析膜l
Oを透して血液から除去しようとする所望の物質ととも
に水分が透析液の方へ移行し、透析液の量は増加し、こ
の増加した液量は透析液タンク1内で溢れ出して取出口
8より限外炉適量測定器9に導かれる。この動作は次の
透析液廃棄の時まで続けられる。この間に限外が過量測
定器9に導かれた液量は、バルブSV−Mが測定器9側
になっている時間に血液側から透析液側に移行した水分
の量である。
測定器9により測定が行われる時間は、バルブSV−M
が測定器9側になっている時間内であり、この時間とバ
ルブSV−Mが廃棄側になっている時間との比と、測定
器9の測定量とから透析の全時間における限外濾過量の
全量を計算することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この従来の限外が過量測定機構において透析液タンクl
の容量は2〜5jl程度であるが、この程度の容量のタ
ンクになると、その水平断面積も1かなり一般には大き
くなる。透析液タンク1内での透析液の表面張力はタン
クの水平断面積に対応して増大するため、この従来装置
においては透析液タンクlから溢れ出る透析液の流れは
、前記表面張力の影響でしばしば断続流になる欠点があ
る。
例えば、断面積30〇−程度のタンク1での溢れ出る透
析液の流れは断続流となり、1回の流出量は約130m
jlである。従って、1回の溢れ出しくオーバーフロー
)が発生するまでの時間また溢れ出しから次の溢れ出し
までの時間は表面張力の影響で、特に限外が過量が少い
場合は何十分と長時間かかる。このため透析液を循環さ
せている循環モードの時間を長くとる必要がある。循環
モードの時間を長くすると透析効率が低下する欠点があ
る。
またオーバーフロー液が連続的に安定に流れず、透析液
の液面は表面張力の影響を受けるため、第5図の取出口
8の位置で常にオーバーフローが発生するのではなく、
つまりオーバーフロー面が常に一定であるのではなく、
実際には第5図の取出口8の位置より高い位置でオーバ
ーフローが発生し、これにつれて液面が低下し、取出口
8の位置で停止する。従って、オーバーフローレベルが
常に一定の場合のオーバーフローレベルの検出に比べ、
この場合のオーバーフローレベルの検出はかなり困難で
かつ誤差をともなう欠点がある。
これらの理由により、第5図に示した従来装置では限外
が過量を正確に計測することができなかった。
この発明の目的は限外が過量測定機構における上記した
欠点を除去しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は透析液タンクと連通管にて接続され上記透析
液タンクより水平断面積の小さなオーバーフロータンク
と、そのオーバーフロータンクからの溢れ出た透析液を
正確に測定する測定ユニットと、透析装置の循環モード
、排液モード(透析液タンクから透析液を廃棄するモー
ド)及び給液モード(透析液タンクへ新しい透析液を供
給するモード)を制御し、循環モードで上記測定ユニッ
トで測定した値をもとに限外が適量の演算を行う演算制
御部とで構成される。
〔実施例〕
1の 第1図はこの発明の実施例を示すブロック図である。第
5図に示した従来例と同一部分には同一符号を付しであ
る。透析液供給部40はパルプv1を経由して透析液タ
ンク1へ連結される。透析液タンク1の流出口は循環ポ
ンプ7、流量調整弁6、必要に応じて流量計25と順次
流管により連結され透析器5の透析液入力ポートに連結
される。透析器5の透析液の出力ポートは切換手段22
のポート1へ連結される。切換手段22のポート3は必
要に応じてヒータ2を経由して、前記バルブVtと透析
液タンク1の入力ポートとの間の流管へ連結される。こ
れにより透析液の循環用経路が構成される。
一方透析液タンク1より水平断面積が小さなオーバーフ
ロータンク27が連通管26により透析液タンク1と連
結され、このオーバーフロータンク27に連通管26よ
り上側において取出口8aが設けられ、その取出口8a
は測定ユニット28と連結される。この測定ユニット2
8は例えばオーバーフロータンク27からの液が供給さ
れる測定槽29、満杯レベルセンサ30及び測定槽29
内の液を排液するためのパルプv4で構成される。
オーバーフロータンク27内の液面レベルが取出口8a
よりも高くなると、オーバーフロータンク27内の液が
取出口8aから溢れ出るが、その溢れ出る液の流れが断
続的ではなく、一様になるように、オーバーフロータン
ク27の水平断面積は小さく選定されている。
透析液タンク1には、下限レベルセンサ23がもうけら
れ、排液用のパルプ■3が連結されている。上記したパ
ルプVl、切換手段22(以後バルブv2と言う)、バ
ルブvs、v4、循環ポンプ7及びヒータ2を制御し、
下限レベルセンサ23、満杯レベルセンサ30よりの信
号を受信し、限外が過量を演算する演算制御部24が設
けられる。
パルプv8はポート2側に切換えられると、透析液5は
排液管72に連結される。
1の 第1図の実施例の動作を第2図の動作フローチャート及
び第3図の細部の動作を示すモード別動作図を参照して
説明する。
先ず最初、起動時には、透析液タンクlに透析液の供給
を開始するモード1 (初期モード)となり、透析液供
給部40からの透析液は開(ON)とされたバルブV、
を通じて透析液タンク1に供給される。その他のバルブ
v8〜v1、ポンプ7及びヒータ2はOFFである。ポ
ンプ7は非動作状態をOFF、動作状態をON、ヒータ
は動作状態をON、非動作状態をOFFとして示す、上
記のバルブV、−V4 、ポンプ7、ヒータ2は演算制
御部24に上り制御される。透析液タンク1の容量は通
常は2〜10jl程度である。透析液タンク1内の透析
液のレベルが、タンクに設けられた下限レベルセンサ2
3の位置に達し、そのレベルセンサ23が動作するとモ
ード2へ移行する。
モード2では、制御部24にレベルセンサ23の検出信
号が伝わり、制御部24ば循環ポンプ7がONL、ヒー
タ2が動作する様に制御信号を発する。この時点で透析
器5には透析液が供給される。透析液供給部40からは
引き続き新鮮な透析液が供給されるので透析液タンク1
のレベルは次第に上昇する。この透析液タンク1は連通
管26を経由して、オーバーフロータンク27に接続さ
れており、透析液タンクIの液面上昇は若干の時間遅れ
でオーバーフロータンク27の液面上昇に伝達される。
このオーバーフロータンク27は容量が例えば100〜
200 cc程度の小さなもので、水平断面積も約10
〜20−(高さlQcmの場合)で小さいが、断面積が
小さ過ぎて毛管現象が生ずることもなく、また表面張力
の影響は殆どなく、はぼ連続的なオーバーフローを可能
とするものである。なお、透析液タンク1及びオーバー
フロータンク27は大気開放となっている。オーバーフ
ロータンク27でオーバーフローが発生したことはオー
バーフローした液を計測する計測ユニット28で検出さ
れる。計測ユニット28の排液バル゛プv4は閉じてお
り、オーバーフロータンク27からのオーバーフロー液
は、測定槽29に貯留する。排液バルブv4が閉じてい
るため、その貯留液レベルは次第に上昇し、測定槽29
にとり付けられたレベルセンサ30が満杯を検知すると
信号を発し、これよりモード3へ移行する。
モード3では、制御部24がこの満杯の信号を受けると
バルブv1が閉(OFF)となり、測定槽29の排液バ
ルブ■4がONとなる様に制御信号を出力する。先に述
べた様に、透析液タンク1の液面上昇の方が、オーバー
フロータンク27の液面上昇より若干早いので、バルブ
■1をOFFにしてからち、透析液タンクlから連通管
26を介してオーバーフロータンク27に透析液が流入
する。オーバーフロータンク27のオーバーフローレベ
ルにて透析液タンク1及びオーバーフロータンク270
レベルが安定するまでの時間は、透析液タンクlの容量
及び連通管26の内径にもよるが、通常は2〜5分程度
に選定され、前もって演算制御部24に設定されている
この液面が安定する時間が経過すると循環モード4へ移
行する。制御部24は透析液が空になっている測定槽2
9の排液バルブv4を閉じ、バルブv8をポート1がポ
ート3側に連結された状態(l→3で示す)とし、限外
が適量の測定が開始される。測定槽29が満杯レベルに
達し、レベルセンサ30が満杯信号を発すると、循環モ
ード5へ移行する。
循環モード5では、制御部24は満杯信号を受信すると
、排液バルブv4を開とし、測定槽29は排液される。
このバルブv4を開としている時間t4は前もって実験
データをもとに演算制御部24へ設定されている。普通
t−は7秒程度である。
この循環モード4.5においては、透析器5において血
液側から透析液側へと移動する水分量は、オーバーフロ
ータンク27からオーバーフローする液量に等しいもの
となることは第5図について説明した従来技術から容易
に理解される。
循環モード4.5は何回か繰返されるが、全体の動作時
間の目安となる標準時間は予め演算制御部24にて定め
られており、n回目の循環モード5の終了迄の全体の動
作時間が上記の標準時間を越えると、循環モードの繰返
し回数は上記nで打切られ、排液モード6へ移行する。
排液モード6では制御部24からの信号により、透析液
タンク1に接続された排液バルブV、が開となり、バル
ブvtがポート1側がポート2側と連結するように切換
えられる。i!l析液タンク1のバルブV、へ通じる排
液ラインは、口径がその透析液タンク1の入力ポートの
口径より大とされ、透析液タンク1の液面レベルは徐々
に低下する。
オーバーフロータンク27の液面も同様に低下゛する。
透析液タンク1の液面が透析液タンク1内の下限レベル
センサ23のレベルに低下すると、このレベルセンサ2
3が検出信号を発し給液モード7へ移行する。
給液モード7では、透析液タンク1に接続の排液バルブ
v3及び測定槽の排液バルブv4が閉じ。
バルブv1は開となる。給液モード7においては、貯液
モード2と同様な動作を行う、透析液タンク1に給液さ
れた透析液レベルが上昇し、オーバーフローを検出して
後給液モード8へ移行する。
給液モード8の動作は前述の貯液モード3の場合と同様
である。
1   にお番る  炉゛ の゛ 循環モード4.5でのオーバーフロー液量(限外が過量
に相当)の測定は次の様にして行う。
測定槽29の容量(排液バルブv4までの配管内の容量
も含む)をVml、バルブv4を閉じてより満杯レベル
センサ30にて満杯のレベルを検出するまでの時間をt
fi分、また満杯レベルを検出して、排液バルブv4が
開いている時間を21分とすると、その1回の計測にお
ける限外が過流量はV/l 1!11j!/分となる。
また1回の測定で計測される限外が過量は、 V +(V/1ft)  Xta = V(1+ta/
lr )mffiとなる。
これらの演算は、測定槽29の満杯レベルセンサ30の
検出信号を受信して、演算制御部24にて行われ、表示
部31に限外が過量と限外濾過流量とが表示される。1
回繰返された循環モードにおける合計の限外が過量UF
、は 排液モード6及び給液モード7.8に要する時間は演算
制御部24にて正確に測定されており、この2つのモー
ドにおける限外が過量の補正は次の様になされる。
1回繰返された循環モード4,5の合計の時間8の合計
の時間を1.分とすると、循環モード4゜5における平
均限外が過流量はUF++/1m  mj/分となる。
従って、排液モード6にて補正する量は、(UFa/を
貫)×tBml−sまた給液モード7゜8にて補正する
量は(UFl/lt )Xtr  wjとなり、lサイ
クル(循環モード、排液モード及び給液モード)での限
外が過量は、 UFm  +(UFm/1m)   Xto  +(U
Fm/1m)   Xt  *−upa (1+(to
 +tr)/1m )となる。
さて、限外決過量を決定する重要な要素としてTMP 
(透析器膜圧)がある、このTMPは、(透析器5内の
血液の圧力)−(透析器5内の透析液の圧力)となるが
、この発明の場合、関係するのは、透析液圧力のみであ
る。このTMPが、循環モード、排液モード及び給液モ
ードにおいて変化しなければ、殆ど誤差のない正確な限
外が過量の測定が可能であるが、現実には各モードで異
った値となる。しかしながら、この発明においては、透
析液タンクl及びオーバーフロータンク27は大気開放
となっており、循環モードと給液モードにおける透析液
圧の差は殆どない、正確には、両タンク1.27の水位
の、循環モードと給液モードとにおける差分のみであり
、約2〜3簡ngの差程度で極めて小さい、しかしなが
ら、排液モードにおいては、透析液タンクl内の透析液
が排液パルプ■、に引かれるため、透析液圧は例えば約
20〜30m11g程度減少する。従ってそのTMPは
上昇し、この排液モードにおいては、循環モードにおけ
るよりも、限外が過流量が増加する。しかしながら、排
液時間は通常2〜3分で済み、排液モードと循環モード
との限外濾過流量の差を5m1lI分としても、誤差量
は10〜15−1程度に過ぎない。
実際には、5時間の透析で、測定した限外が過量と、体
重減少量との差が±200g (換算)以内であれば何
ら問題はなく、循環モード、排液モード及び給液モード
の1サイクルが30分として、上記の場合の5時間での
誤差量は多く見積っても15x2x5−150 醜1以
内となり、重量換算で±200g以内に収まる。循環モ
ードにおける限外濾過量の測定での測定槽29の容量の
設定値を正確に設定することにより、循環モードでの測
定誤差を非常に小さくすることが可能であり、排液モー
ドでの誤差を考慮しても、±200g以内に収まる様に
することは容易である。
なお、この発明による測定機構は、第1図に示した例の
如く、透析液供給部(患者監視装置)40と透析器5と
の間にアダプタ的に設定する場合に限らず、透析液供給
部40あるいは、個人用透析装置の中に組み込む場合に
も適用できる。
第4図にマイクロコンピュータを組み込んだこの発明の
他の実施例を第1図と対応するものには同一の番号を付
して示す、この例にも第2図、第3図の動作関連の図は
そのまま適用できる。
この例においては、循環モード、排液モード及び給液モ
ードの各シーケンス及び各モードにおける機器動作は予
めROM51にプログラムとして組込まれており、CP
U52がそれを順次解読実行することにより実現される
先ず、初期モード1では電源投入直後は、バルブVlが
Orlバルブv、−v、がOFF、ポンプ7がOFF、
ヒータ2がOFFとなっており。
透析液供給部40から供給された透析液は透析液タンク
lに流れ込む、透析液タンク1には下限レベルセンサ2
3が取り付けられており、透析液がこのレベルセンサ2
3のレベルに達するとレベルセンサ23がこれを検出し
、検出信号は入力部53、入出力部(Ilo)54を経
由し70PU52にとり込まれる。CPU52はこの入
力信号により、次のステップの命令をROM51から順
次読み出し、実行して貯液モード2へ移る。
貯液モード2ではCPU52はl1054、出力機器制
御部55を経由し、パルプV、をON、ポンプ7をON
、ヒータ2を0・Nとする制御信号を各出力機器へ与え
る。
このヒータ2が必要な理由は、透析液供給部40から供
給された透析液が、循環される間に温度が低下するため
であるが、この温度低下は5〜6度程度であるため、小
熱容量のヒータで充分である。
さて、このモード2においては、循環ポンプ7が動作す
るので、透析器5に透析液が供給される。
透析液タンク1及びオーバーフロータンク27の液面レ
ベルが上昇し、オーバーフロータンク27のオーバーフ
ローレベルに達すると、オーバーフローが発生し、この
オーバーフロー液は測定槽29にとり込まれる。
測定槽29は、この実施例の場合は満杯レベルセンサ3
0までの容量(V aまでの配管ラインの容量を含む)
は6■2程度の小さなもので、オーバーフロー液はこの
槽内でほどなく満杯レベルセンサ30の検出レベルに達
する。この結果、直ちにレベルセンサ30による検出が
行われ、この検出信号が入力部53、l1054を経由
し、CPt152にとれ込まれる。CPU52はROM
51内のプログラムを読み出し実行することにより、貯
液モード3へ移行する。
貯液モード3では、パルプv1〜V、がOFF。
■4がON(ポンプ及びヒータの状態はそのまま)とな
り、透析液タンクl及びオーバーフロータンク27の液
面が安定するまでのオーバーフロー液は、測定槽29、
パルプv4を経由して全て排液される。このオーバーフ
ローの検出と同期して、タイマ56が動作し、液面が安
定するまでの時間(2〜5分)を計測する。その実施例
においては、限外が過量の計測の開始は、操作部57の
測定開始スイッチ58を押すことによりなされるが、液
面が安定する時間を経過すると、測定可能な状態を示す
ため、測定開始スイッチ58のランプが点滅し、開始ス
イッチ58の入力を促す様になっている。測定開始スイ
ッチ58を押すと、点滅していたランプは点灯に変り、
スイッチONの信号が入力部53、l1054経由にて
CPU52にとり込まれる。CPUは、ROM51内の
プログラムを読み出し、実行することにより循環モード
4へ移行する。
循環モード4では、パルプv4がOFFとなり透析器5
において、血液から膜を介して透析液側に移動した水分
量に等しい透析液量がオーバーフロータンク27からオ
ーバーフローし、測定槽29に貯留する。このオーバー
フロー液が測定槽29にて満杯レベルセンサ30の検出
レベルに達すると、レベルセンサ30が働き、検出信号
を発生する。この信号は入力部53、l1054を経由
し、CPU52にとり込まれる。CPUはjaMs l
内ノフログラムを読み出し、実行することにより、循環
モード5へ移行する。
循環モード5では、CPU52は、制御信号により、パ
ルプv4をONとすると共に限外が過量の計算を行う、
この計算については後に述べる。
循環モード4.5が何回か繰返されるが、この実施例の
場合、循環モード全体の時間は10分間以内に設定しで
ある。この時間が経過すると、タイマ56より信号がC
PU52へ与えられ、CPU52はROM51内のプロ
グラムを読み出し、実行することにより、排液モード6
へ移行する。
排液モード6では、CPU52から制御信号が1105
4、出力機器制御部55を経由して各出力機器にあたえ
られ、パルプV、、V、はONとなり、透析液タンク1
及びオーバーフロータンク27内の透析液は排液され、
またパルプV、は切換えられてボート1がポート2へ連
結され、透析器5より流出する透析液は、透析液タンク
1へ戻されることな(、流管72を通って排液される。
排液モード6では引き続き透析器において血液の透析が
行われているが、限外が過量の測定は行われず、循環モ
ードにおける値で補正する。この補正については後述す
る。さて、透析液タンク1内の透析液レベルが低下し、
下限レベルセンサ23にてレベル検出が行われると、こ
の検出信号が入力部53、l1054を経由してCPU
52へとり込まれる。CPU52はROM51内のプロ
グラムを読み出し、実行することにより給液モード7.
8へ移行する。
給液モード7.8の動作は前記貯液モード2゜=  3
とほぼ同じであるので詳細な説明は省略する。
ただ、この給液モード7.8では、貯液モード2゜3と
異なり、透析器における透析は引き続き行われる。しか
し限外濾過量の測定は行われず、循環モードにおける値
を用いて補正する。
次に第2実施例における限外が過量の計算とその補正に
つき述べる。
循環モード4において、満杯レベルセンサ30の検出信
号がCPU52へとり込まれ、タイマ56はCPUの指
令により、測定槽29の排液用のバルブv4を閉として
から上記検出信号受信塩の時間tf1を計測し、そのデ
ータはRAM60へとり込まれる。一方、測定槽29の
満杯時の容量V及び循環モード5の時間即ち測定槽29
の排液用のバルブv4を開いている時間t4は予めRC
M  51に格納してあり、CPU52は、これらのデ
ータをもとに、ROM51内のプログラムを読み出し、
実行することにより、1回繰返される循環モード全体の
限外が過量UF、及びその対応する全時間1R及び平均
限外濾過流量UF、/lRを計算し、その結果をRAM
60に格納すると共に表示部31へ表示する。
排液モード6における限外が適量の補正は次の様にして
行われる。循環モードの設定時間経過信号がCPU52
にとり込まれると、タイマ56はCPUの指令により排
液モード6の時間tゎ、即ちバルブV!〜v4をONと
してから下限レベルセンサ23が0・FFする迄の時間
を計測し、このデータはRAM60へ格納される。CP
U52はRAM60に格納されているt、のデータと循
環モードにおける平均限外濾過流量UF++/l++と
を用いて、排液モードにおける限外が過量とじて補正量
(UFえ/l++)Xt++を計算し、RAM60へ格
納する。
給液モード7.8の合計時間を1.とすると、給液モー
ドにおける限外濾過量として補正量(UF++ /1l
)X trについても同様に求められ、RAM60へ格
納される。
CPU52は循環モードにおける限外が適量UP++と
、排液モード及び給液モードにおける限外濾過量の補正
量、それぞれ(UF* /1m )X tヵと(UFI
/を虜)xtr とを加算し、この結果をRAM60へ
格納すると共に表示部31へ表示する。
この様にして、循環モード、排液モード及び給液モード
を1サイクルとして、限外が過量の測定(補正を含む)
が繰り返し行われる。測定を終了する場合は操作部57
の測定終了スイッチ59を入れることにより、測定が終
了する。
測定ユニット28としては前記例に限らず、その他各種
のものを用いることもできる。透析液の循環系の構成も
前記例に限らず、循環ポンプ7の位置、各種バルブの位
置、透析液経路などを変更することも可能である。更に
常時は前記循環経路を遮断して透析液供給部40からの
透析液を透析器5へ供給し、透析器5からの流出透析液
を排液とし、周期的に短時間前記循環径部を構成して、
限外が過量を測定するようにしてもよい。
(発明の効果〕 この発明はオーバーフロータンク27の水平断面積を小
さく選んで表面張力の影響を無くしているので、オーバ
ーフロー液が安定で連続した流れとなり、測定槽の液面
レベルの上昇変化はスムーズであり、液面は曲面ではな
く平面となる。従って測定ユニット28によりオーバー
フローした透析液の量を正確に検出することができ、限
外濾過量の正確な測定が可能となった。
限外濾過量が小さい場合、従来の技術では透析液タンク
lから直接オーバーフローさせていたため、透析液タン
ク1の水平断面積が大きく、表面張力の影響を受けて、
1回のオーバーフローが発生する時間が長くなる。この
ため循環モードの時間を長くとる必要があり、この結果
、透析効率を低下させていた。この発明はオーバーフロ
ータンク27の水平断面積を充分小さく選ぶことにより
このような従来の欠点を除去している。
また、透析液タンクが大気開放になっているため、透析
液中の気泡が除去され、透析器内への気泡の混入は非循
環式(シングルパス方式)の場合に比べ極めて少い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
第1図及び第4図の実施例の動作フローチャート、第3
図は第1図及び第4図の実施例のモード別動作説明図、
第4図はこの発明の他の実施例を示すブロック図、第5
図は従来の限外が過量測定機構のブロック図である。 I:透析液タンク、5:透析器、6:流用調整弁、7:
循環ポンプ、10:透析膜、23:下限レベルセンサ、
24=演算制御部、26:連通管、27:オーバーフロ
ータンク、28:m定ユニット、29:測定槽、30:
満杯レベルセンサ、40:透析液供給部、■1〜v4 
:パルプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透析液タンク内の透析液を透析器へ供給し、その
    透析器より流出される透析液を上記透析液タンクに戻し
    て透析液を循環させる透析装置において、 上記透析液タンクと連通され、そのタンクよりも水平断
    面積が小さいオーバーフロータンクと、そのオーバーフ
    ロータンクから溢れ出た液の容量を測定する測定ユニッ
    トと、 上記測定ユニット及び上記透析装置を制御すると共に上
    記測定ユニットからの信号を受信し、限外ろ過量を計測
    する演算制御部とを設けたことを特徴とする限外ろ過量
    測定機構。
JP60053888A 1985-03-18 1985-03-18 限外濾過量測定機構 Granted JPS61213059A (ja)

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JPH025093B2 JPH025093B2 (ja) 1990-01-31

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4861196A (ja) * 1971-12-01 1973-08-27
JPS54154195A (en) * 1978-05-24 1979-12-05 Chino Works Ltd Dialyzer
JPS5641252A (en) * 1979-09-11 1981-04-17 Toshiba Silicone Co Ltd Heat-curable silicone rubber composition

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