JPS6121145B2 - - Google Patents
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- JPS6121145B2 JPS6121145B2 JP10217980A JP10217980A JPS6121145B2 JP S6121145 B2 JPS6121145 B2 JP S6121145B2 JP 10217980 A JP10217980 A JP 10217980A JP 10217980 A JP10217980 A JP 10217980A JP S6121145 B2 JPS6121145 B2 JP S6121145B2
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- mortar
- cement
- glass fiber
- fiber reinforced
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は断熱材を内部に充填したガラス繊維
強化セメント板を連続的に製造する方法に関する
ものである。
強化セメント板を連続的に製造する方法に関する
ものである。
断熱材を内部に充填したガラス繊維強化セメン
ト板は建築物の外壁などに適するものであるが、
従来はきわめて手数のかかる方法で製造されてい
たのである。すなわち、従来では上部開放の扁平
な箱型の型枠内にスプレーなどを利用してセメン
トモルタルとガラス短繊維を吹き付けてガラス短
繊維を混入したモルタル層を所定の厚みに形成
し、このモルタル層上にブロツク状の断熱材を適
当な間隙を存して配置し、更にこの上にスプレー
などでセメントモルタルとガラス短繊維とを吹き
付けてガラス短繊維を混入したモルタルで各断熱
材を包み込んだのち、1日程度放置して養生した
のち型枠から取出すスプレーアツプ法で製造され
ている。
ト板は建築物の外壁などに適するものであるが、
従来はきわめて手数のかかる方法で製造されてい
たのである。すなわち、従来では上部開放の扁平
な箱型の型枠内にスプレーなどを利用してセメン
トモルタルとガラス短繊維を吹き付けてガラス短
繊維を混入したモルタル層を所定の厚みに形成
し、このモルタル層上にブロツク状の断熱材を適
当な間隙を存して配置し、更にこの上にスプレー
などでセメントモルタルとガラス短繊維とを吹き
付けてガラス短繊維を混入したモルタルで各断熱
材を包み込んだのち、1日程度放置して養生した
のち型枠から取出すスプレーアツプ法で製造され
ている。
上記のようなスプレーアツプ法は設備は簡単で
あるがバツチ方式であるため製造能率が著しく悪
く、コストアツプにつながる欠点がある。
あるがバツチ方式であるため製造能率が著しく悪
く、コストアツプにつながる欠点がある。
この発明は上記のような従来の製造方法とは全
く異るもので、ベルトコンベヤ上に断熱材入りガ
ラス繊維強化セメント板を連続的に製造する方法
を提供するものである。
く異るもので、ベルトコンベヤ上に断熱材入りガ
ラス繊維強化セメント板を連続的に製造する方法
を提供するものである。
以下にこの発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図はこの発明の方法で製造した断熱材入り
ガラス繊維強化セメント板(以下断熱材入り
GRC板と称す)の一例を示すものである。
ガラス繊維強化セメント板(以下断熱材入り
GRC板と称す)の一例を示すものである。
第1図において、A,A′は上下のガラス繊維
強化セメント層で、何れもガラス繊維強化セメン
ト板からなつているが、この上下のガラス繊維強
化セメント層間にモルタルからなる連結壁1と角
形の紐状断熱材2とが交互に平行に並び、連結壁
1によつて上下のガラス繊維強化セメント層A,
A′を一体に結合して断熱材2を包み込んだもの
である。ただし、断熱材2は図示のような角形断
面に限らず、円形その他任意の断面形状をとり得
る。
強化セメント層で、何れもガラス繊維強化セメン
ト板からなつているが、この上下のガラス繊維強
化セメント層間にモルタルからなる連結壁1と角
形の紐状断熱材2とが交互に平行に並び、連結壁
1によつて上下のガラス繊維強化セメント層A,
A′を一体に結合して断熱材2を包み込んだもの
である。ただし、断熱材2は図示のような角形断
面に限らず、円形その他任意の断面形状をとり得
る。
前記ガラス繊維強化セメント層A,A′は普通
セメントからなるモルタルにガラス短繊維を混合
したモルタル層a,dおよびa′,d′の内側にガラ
ス長繊維層3,4および3′,4′を設け、この長
繊維層3,4および3′,4′間に超速硬性セメン
トのみ、または超速硬性セメントに普通モルタル
を混入したモルタル層b,b′を挾んだものであ
る。また、連結壁1も層b,b′と同材料からなつ
ているが、この連結壁1を構成するモルタルにガ
ラス短繊維を混入すると強度が向上する。
セメントからなるモルタルにガラス短繊維を混合
したモルタル層a,dおよびa′,d′の内側にガラ
ス長繊維層3,4および3′,4′を設け、この長
繊維層3,4および3′,4′間に超速硬性セメン
トのみ、または超速硬性セメントに普通モルタル
を混入したモルタル層b,b′を挾んだものであ
る。また、連結壁1も層b,b′と同材料からなつ
ているが、この連結壁1を構成するモルタルにガ
ラス短繊維を混入すると強度が向上する。
第2図は上記の断熱材入りGRC板内に入る断
熱材の一例を示すものである。この図において、
断熱材2はロツクウール、ロツクセルボード、ポ
リウレタン、石綿繊維などからなつた太い紐状の
もので、この各断熱材2を一定間隔に保つために
その上下を帯状体eに接着などの手段で固定して
いる。この帯状体eはガラス長繊維からなる網状
織物、直交方向がガラス長繊維で長手方向が普通
繊維の糸からなるスダレ状のもの、直交方向と長
手方向の両方が普通繊維の糸からなる織物あるい
は金網などを用いるが、何れの場合も粗い組織と
しモルタルが通り易くする必要がある。
熱材の一例を示すものである。この図において、
断熱材2はロツクウール、ロツクセルボード、ポ
リウレタン、石綿繊維などからなつた太い紐状の
もので、この各断熱材2を一定間隔に保つために
その上下を帯状体eに接着などの手段で固定して
いる。この帯状体eはガラス長繊維からなる網状
織物、直交方向がガラス長繊維で長手方向が普通
繊維の糸からなるスダレ状のもの、直交方向と長
手方向の両方が普通繊維の糸からなる織物あるい
は金網などを用いるが、何れの場合も粗い組織と
しモルタルが通り易くする必要がある。
また、断熱材2の片方のみを帯状体eに取付け
る場合、あるいは帯状体を全く用いない場合もあ
る。
る場合、あるいは帯状体を全く用いない場合もあ
る。
第3図ないし第5図は上記の断熱材入りGRC
板の製造方法を実施する装置を示すものである。
板の製造方法を実施する装置を示すものである。
この図において、Bはベルトコンベヤで、耐熱
性ベルトからなる可撓性無端ベルト5の両端折返
し部を適宜のプーリ6,7で支承し、適宜の駆動
装置によつて矢印方向に一定の速度で走行させる
ものである。
性ベルトからなる可撓性無端ベルト5の両端折返
し部を適宜のプーリ6,7で支承し、適宜の駆動
装置によつて矢印方向に一定の速度で走行させる
ものである。
上記のベルトコンベヤBの前部にはベルト5に
付着したセメントなどをかき取るスクレーパ8を
接触させる。同じくコンベヤBの前部下側にはベ
ルト洗浄用の水洗ノズル9とエアブロー10を設
ける。
付着したセメントなどをかき取るスクレーパ8を
接触させる。同じくコンベヤBの前部下側にはベ
ルト洗浄用の水洗ノズル9とエアブロー10を設
ける。
11はコンベヤBの後端上に設けたエアブロー
で、ベルト5上にエアを吹付けて掃除をするため
のものであり、12はベルト5上に離型剤を吹き
付ける吹付装置である。
で、ベルト5上にエアを吹付けて掃除をするため
のものであり、12はベルト5上に離型剤を吹き
付ける吹付装置である。
Dはベルト5上に普通セメントからなるモルタ
ルとガラス短繊維とを吹き付けるモルタル・短繊
維吹付器で、ミキサーCにより混合したモルタル
の吹付器とガラス繊維ロービングをカツターで切
断してモルタルとともにベルト5上に吹き付ける
吹付装置とをベルト5上の全巾に亘つて往復する
台車に取付けたものであり、こうして吹き付けた
モルタルと短繊維の混合物からなるモルタル層a
に、圧密脱気を行なうための、ベルト5に直交す
るローラと長手方向に平行で、巾方向に往復する
ローラやバイブレータを有している。
ルとガラス短繊維とを吹き付けるモルタル・短繊
維吹付器で、ミキサーCにより混合したモルタル
の吹付器とガラス繊維ロービングをカツターで切
断してモルタルとともにベルト5上に吹き付ける
吹付装置とをベルト5上の全巾に亘つて往復する
台車に取付けたものであり、こうして吹き付けた
モルタルと短繊維の混合物からなるモルタル層a
に、圧密脱気を行なうための、ベルト5に直交す
るローラと長手方向に平行で、巾方向に往復する
ローラやバイブレータを有している。
Eはガラス長繊維供給装置で、網状織物などの
帯状としたガラス長繊維を層a上に敷いてガラス
長繊維層3とし、ベルト5に直交するローラと、
長手方向に平行で巾方向に移動するローラやバイ
ブレータにより層aに密着させるものである。
帯状としたガラス長繊維を層a上に敷いてガラス
長繊維層3とし、ベルト5に直交するローラと、
長手方向に平行で巾方向に移動するローラやバイ
ブレータにより層aに密着させるものである。
Fは超速硬性セメントモルタルの供給装置で、
定量切出装置から超速硬性セメントのみ、または
これに普通モルタルを混入したモルタルを長繊維
層3上に供給してローラまたはバイブレータある
いはせき板などで一定の厚みに調整して超速硬性
モルタル層bを形成する。
定量切出装置から超速硬性セメントのみ、または
これに普通モルタルを混入したモルタルを長繊維
層3上に供給してローラまたはバイブレータある
いはせき板などで一定の厚みに調整して超速硬性
モルタル層bを形成する。
Gはガラス長繊維供給装置で、前記のガラス長
繊維供給装置Eと全く同じもので、ここから供給
されたガラス長繊維をモルタル層b上に敷いてガ
ラス長繊維層4とする。
繊維供給装置Eと全く同じもので、ここから供給
されたガラス長繊維をモルタル層b上に敷いてガ
ラス長繊維層4とする。
Hはモルタル・短繊維吹付器で前記のモルタ
ル・短繊維吹付器Dと同じものであつて、この吹
付器Hから長繊維層4上にモルタルとともにガラ
ス短繊維を吹き付けてローラあるいはバイブレー
タなどで圧密脱気してモルタル層dを形成すると
第1図のガラス繊維強化セメント層Aに該当する
部分が形成される。
ル・短繊維吹付器Dと同じものであつて、この吹
付器Hから長繊維層4上にモルタルとともにガラ
ス短繊維を吹き付けてローラあるいはバイブレー
タなどで圧密脱気してモルタル層dを形成すると
第1図のガラス繊維強化セメント層Aに該当する
部分が形成される。
Iは断熱材供給装置である。この装置Iは第4
図のようにベルト5の上方において、図示省略し
てあるフレームに巻軸14を設け、この巻軸14
に複数の紐状断熱材2を巻き付け、この断熱材2
を各一対のガイドローラ15と送りローラ16で
挾んで、ベルト5上に形成されているガラス繊維
強化セメント層A上に供給する。ガラス繊維強化
セメント層A上に供給された断熱材2は上下一対
のガイドローラ17と送りローラ18でベルト
5、ガラス繊維強化セメント層Aとともに挾まれ
て次の超速硬性セメントモルタル供給装置Kに進
入していく。
図のようにベルト5の上方において、図示省略し
てあるフレームに巻軸14を設け、この巻軸14
に複数の紐状断熱材2を巻き付け、この断熱材2
を各一対のガイドローラ15と送りローラ16で
挾んで、ベルト5上に形成されているガラス繊維
強化セメント層A上に供給する。ガラス繊維強化
セメント層A上に供給された断熱材2は上下一対
のガイドローラ17と送りローラ18でベルト
5、ガラス繊維強化セメント層Aとともに挾まれ
て次の超速硬性セメントモルタル供給装置Kに進
入していく。
上記の断熱材供給装置Iから供給される複数の
断熱材2が第2図のように帯状体eにより連結さ
れている場合は、そのままでよいが、各断熱材2
が連結されていない場合はローラ17,18間か
ら装置Kの入口までの間において、各断熱材2の
間隔を正確に保つためのガイドを配置する。
断熱材2が第2図のように帯状体eにより連結さ
れている場合は、そのままでよいが、各断熱材2
が連結されていない場合はローラ17,18間か
ら装置Kの入口までの間において、各断熱材2の
間隔を正確に保つためのガイドを配置する。
前記超速硬性モルタル供給装置Kは前記供給装
置Fとほぼ同じであるが、扁平のモルタル供給管
19の下端開口はガイド枠20上に臨んでいる。
このガイド枠20は図示省略してあるフレームに
一定間隔で固定されたもので、第5図のようにガ
ラス繊維強化セメント層A上の各断熱材2上に位
置しており、その横断面は山形である。
置Fとほぼ同じであるが、扁平のモルタル供給管
19の下端開口はガイド枠20上に臨んでいる。
このガイド枠20は図示省略してあるフレームに
一定間隔で固定されたもので、第5図のようにガ
ラス繊維強化セメント層A上の各断熱材2上に位
置しており、その横断面は山形である。
従つて上記の供給管19から排出された超速硬
性セメントのみ、またはこれに普通セメントモル
タルを混入したモルタルは各ガイド枠20の山形
に沿つて左右に分れ、断熱材2間に充満して連結
壁1を形成するとともにその下部のガラス繊維強
化セメント層Aの上部のモルタル層dと長繊維層
4上に流れて一体となる。また、各断熱材2が帯
状体eで連結されている場合も供給管19からの
モルタルは各帯状体eの織目または編目を通過す
るので同様の状態となる。
性セメントのみ、またはこれに普通セメントモル
タルを混入したモルタルは各ガイド枠20の山形
に沿つて左右に分れ、断熱材2間に充満して連結
壁1を形成するとともにその下部のガラス繊維強
化セメント層Aの上部のモルタル層dと長繊維層
4上に流れて一体となる。また、各断熱材2が帯
状体eで連結されている場合も供給管19からの
モルタルは各帯状体eの織目または編目を通過す
るので同様の状態となる。
また、前記のガラス繊維強化セメント層Aの形
成のさい、あるいはモルタルにより連結壁1の形
成のさい、モルタルがベルト5上より流れ出るの
を防止するため、ベルト5の両側に第5図のよう
に突縁21を形成しておくか、または、ベルト5
の両側上に位置してベルト5上からのモルタルの
流出を防止する側板を適宜のフレームに取付け
る。
成のさい、あるいはモルタルにより連結壁1の形
成のさい、モルタルがベルト5上より流れ出るの
を防止するため、ベルト5の両側に第5図のよう
に突縁21を形成しておくか、または、ベルト5
の両側上に位置してベルト5上からのモルタルの
流出を防止する側板を適宜のフレームに取付け
る。
こうして各断熱材2間に流れ、かつ断熱材2上
にも流れたモルタルは第4図のような厚さ調整用
のせき板22およびバイブレータなどで一定の厚
みとする。
にも流れたモルタルは第4図のような厚さ調整用
のせき板22およびバイブレータなどで一定の厚
みとする。
前記のモルタル供給装置Kの前部には前記モル
タル・短繊維吹付器D,Hと同じモルタル・短繊
維吹付器D1,H1と、ガラス長繊維供給装置E,
Gと同じガラス長繊維供給装置E1,G1と超速硬
性セメントモルタル供給装置Fと同じ超速硬性セ
メントモルタル供給装置F1を第3図のような順
序で配置して各連結壁1および各断熱材2上にモ
ルタル層a′,b′,d′とガラス長繊維層3′,4′か
らなるガラス繊維強化セメント層A′を形成し、
上下のガラス繊維強化セメント層A′,Aを連結
壁1で一体連結したものを形成する。
タル・短繊維吹付器D,Hと同じモルタル・短繊
維吹付器D1,H1と、ガラス長繊維供給装置E,
Gと同じガラス長繊維供給装置E1,G1と超速硬
性セメントモルタル供給装置Fと同じ超速硬性セ
メントモルタル供給装置F1を第3図のような順
序で配置して各連結壁1および各断熱材2上にモ
ルタル層a′,b′,d′とガラス長繊維層3′,4′か
らなるガラス繊維強化セメント層A′を形成し、
上下のガラス繊維強化セメント層A′,Aを連結
壁1で一体連結したものを形成する。
この状態では上下のガラス繊維強化セメント層
A′,Aと連結壁1が各断熱材2を包み込んだ状
態でベルト5とともに進行する。
A′,Aと連結壁1が各断熱材2を包み込んだ状
態でベルト5とともに進行する。
第3図のLは養生室で、この養生室Lは蒸気な
どによつて約80℃に加熱されているから、養生室
Lを通過する間にガラス繊維強化セメント層A,
A′の各モルタル層や、連結壁1を形成するモル
タルが養生されて硬化し、十分な強度をもち、一
体となつて養生室Lからでていく。
どによつて約80℃に加熱されているから、養生室
Lを通過する間にガラス繊維強化セメント層A,
A′の各モルタル層や、連結壁1を形成するモル
タルが養生されて硬化し、十分な強度をもち、一
体となつて養生室Lからでていく。
こうして養生が終つた断熱材入りGRC板Pが
養生室Lから出たところからベルト5は下方へ走
行していくが、その間に表面に付着したものをス
クレーパ8でかき取り、ついで、水洗ノズル9か
ら噴射される水により洗浄され、エアブロー10
からのエアにより水が吹き飛ばされる。
養生室Lから出たところからベルト5は下方へ走
行していくが、その間に表面に付着したものをス
クレーパ8でかき取り、ついで、水洗ノズル9か
ら噴射される水により洗浄され、エアブロー10
からのエアにより水が吹き飛ばされる。
一方、ベルト5から送り出された断熱材入り
GRC板Pはガイドローラ23上に載り回転カツ
タ24により切断されるが、このカツタ24はロ
ーラ23上に載つて移動する板Pとともに移動し
つつ板Pに切込んで、これを巾方向に切断したの
ち元に戻る運動を繰り返えしている。また、必要
に応じて第2図の鎖線のように長手方向の回転カ
ツタ25を設けて板Pを長手方向にも切断する場
合もある。また、ベルトコンベヤBの後方、すな
わち第3図の左方から凹凸などの模様入りのゴム
シートまたは任意材料のフイルムを供給し、その
上にガラス繊維強化セメント層Aを形成して模様
入りのセメント板を製造することもできる。
GRC板Pはガイドローラ23上に載り回転カツ
タ24により切断されるが、このカツタ24はロ
ーラ23上に載つて移動する板Pとともに移動し
つつ板Pに切込んで、これを巾方向に切断したの
ち元に戻る運動を繰り返えしている。また、必要
に応じて第2図の鎖線のように長手方向の回転カ
ツタ25を設けて板Pを長手方向にも切断する場
合もある。また、ベルトコンベヤBの後方、すな
わち第3図の左方から凹凸などの模様入りのゴム
シートまたは任意材料のフイルムを供給し、その
上にガラス繊維強化セメント層Aを形成して模様
入りのセメント板を製造することもできる。
この発明の断熱材付きGRC板の製造方法は上
記のように一定速度で走行する無端ベルト上に超
速硬性セメントを混入したモルタル、ガラス短繊
維、ガラス長繊維を供給してガラス繊維強化セメ
ント層を形成し、この上に多数の紐状断熱材2を
供給して一定の間隔で平行に並べてベルト5など
ともに一定速度で走行させつつこの各断熱材2間
に超速硬性モルタルのみまたは超速硬性セメント
を混入したセメントモルタルを供給して充填した
のち、さらにその上に前記ガラス繊維強化セメン
ト層と同様のガラス繊維強化セメント層を形成し
たのち養生室Lを通過させて硬化させることによ
り断熱材2の入つたGRC板Pを形成するもので
あるから、バツチ式の製造方法に比較して製造能
率が著しく向上する。また、各ガラス繊維強化セ
メント層の製造にさいしてはモルタルやガラス短
繊維やガラス長繊維の供給量を増減することによ
り任意の強さの断熱材入りGRC板が得られ、さ
らに、ガラス繊維強化セメント層および断熱材間
のセメントモルタルを超速硬セメントのみ、また
は普通セメントモルタルに超速硬性セメントを混
入したものとしたことにより普通モルタルの硬化
が促進されるので製造能率がさらに増大するなど
の効果が得られる。
記のように一定速度で走行する無端ベルト上に超
速硬性セメントを混入したモルタル、ガラス短繊
維、ガラス長繊維を供給してガラス繊維強化セメ
ント層を形成し、この上に多数の紐状断熱材2を
供給して一定の間隔で平行に並べてベルト5など
ともに一定速度で走行させつつこの各断熱材2間
に超速硬性モルタルのみまたは超速硬性セメント
を混入したセメントモルタルを供給して充填した
のち、さらにその上に前記ガラス繊維強化セメン
ト層と同様のガラス繊維強化セメント層を形成し
たのち養生室Lを通過させて硬化させることによ
り断熱材2の入つたGRC板Pを形成するもので
あるから、バツチ式の製造方法に比較して製造能
率が著しく向上する。また、各ガラス繊維強化セ
メント層の製造にさいしてはモルタルやガラス短
繊維やガラス長繊維の供給量を増減することによ
り任意の強さの断熱材入りGRC板が得られ、さ
らに、ガラス繊維強化セメント層および断熱材間
のセメントモルタルを超速硬セメントのみ、また
は普通セメントモルタルに超速硬性セメントを混
入したものとしたことにより普通モルタルの硬化
が促進されるので製造能率がさらに増大するなど
の効果が得られる。
第1図はこの発明方法で製造した断熱材入りガ
ラス繊維強化セメント板の横断正面図、第2図は
同上に用いる断熱材の一例を示す横断正面図、第
3図は同上の製造方法を実施する装置の側面図、
第4図は同上の断熱材供給装置の要部を示す一部
縦面側面図、第5図は同じく一部を横断した拡大
正面図である。 1……連結壁、2……断熱材、3,4,3′,
4′……ガラス長繊維層、5……可撓性無端ベル
ト、20……ガイド枠、24,25……回転カツ
タ、A,A′……ガラス繊維強化セメント層、B
……ベルトコンベヤ、D,H,D1,H1……モル
タル・短繊維供給装置、E,G,E1,G1……ガ
ラス長繊維供給装置、F,K,F1……超速硬性
セメントモルタル供給装置、I……断熱材供給装
置、L……養生室、a,b,d,a′,b′,d′……
モルタル層。
ラス繊維強化セメント板の横断正面図、第2図は
同上に用いる断熱材の一例を示す横断正面図、第
3図は同上の製造方法を実施する装置の側面図、
第4図は同上の断熱材供給装置の要部を示す一部
縦面側面図、第5図は同じく一部を横断した拡大
正面図である。 1……連結壁、2……断熱材、3,4,3′,
4′……ガラス長繊維層、5……可撓性無端ベル
ト、20……ガイド枠、24,25……回転カツ
タ、A,A′……ガラス繊維強化セメント層、B
……ベルトコンベヤ、D,H,D1,H1……モル
タル・短繊維供給装置、E,G,E1,G1……ガ
ラス長繊維供給装置、F,K,F1……超速硬性
セメントモルタル供給装置、I……断熱材供給装
置、L……養生室、a,b,d,a′,b′,d′……
モルタル層。
Claims (1)
- 1 一定速度で走行する可撓性無端ベルト上に、
超速硬性セメントのみ、または超速硬性セメント
に普通モルタルを混入したセメントモルタルをガ
ラス長繊維と、普通セメントモルタルにガラス短
繊維を混入したモルタルで挾んだガラス繊維強化
セメント層を形成し、その上に紐状断熱材を適宜
間隔で平行に並べ、ついで各紐状断熱材間に超速
硬性セメントのみ、または超速硬性セメントに普
通モルタルを混入したセメントモルタルを供給し
て充填したのち、その上にさらに超速硬性セメン
トのみ、または超速硬性セメントに普通モルタル
を混入したセメントモルタルをガラス長繊維と、
普通セメントモルタルにガラス短繊維を混入した
モルタルで挾んだガラス繊維強化セメント層を形
成し、これらを無端ベルトとともに養生室内に導
いて、前記両ガラス繊維強化セメント層および断
熱材間のセメントモルタルを硬化させてこれらを
一体に結合したのち、ベルトから分離することを
特徴とする断熱材入りガラス繊維強化セメント板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10217980A JPS5725947A (en) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | Manufacture of glass fiber reinforced cement board containing heat insulating material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10217980A JPS5725947A (en) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | Manufacture of glass fiber reinforced cement board containing heat insulating material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5725947A JPS5725947A (en) | 1982-02-10 |
JPS6121145B2 true JPS6121145B2 (ja) | 1986-05-26 |
Family
ID=14320447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10217980A Granted JPS5725947A (en) | 1980-07-24 | 1980-07-24 | Manufacture of glass fiber reinforced cement board containing heat insulating material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5725947A (ja) |
-
1980
- 1980-07-24 JP JP10217980A patent/JPS5725947A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5725947A (en) | 1982-02-10 |
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