JPH06101316A - 建築物表面仕上用シートの製造方法 - Google Patents
建築物表面仕上用シートの製造方法Info
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- JPH06101316A JPH06101316A JP24999392A JP24999392A JPH06101316A JP H06101316 A JPH06101316 A JP H06101316A JP 24999392 A JP24999392 A JP 24999392A JP 24999392 A JP24999392 A JP 24999392A JP H06101316 A JPH06101316 A JP H06101316A
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Abstract
く、むらなく、連続的に、効率よく製造する方法を提供
する。 【構成】 基材1をチェーン状コンベア15の上に載
せ、上流から下流に移動させつつ、かつ、吹付けノズル
2、3、4、5を基材1の移動方向を横切る方向に往復
運動させつつ、各ノズルから吹付材を噴射させて基材上
に吹付ける。まず基材1上にノズル1から噴射された下
吹用の吹付材が吹付けられ、次いで上流側のノズル3か
らは白色の吹付材が、ノズル4からは黒色の吹付材が、
ノズル5からは薄赤い珊瑚色の吹付材がそれぞれ上層用
の吹付材として吹付けられ御影石模様の重厚な建築物表
面仕上用シートが得られる。
Description
トの製造方法に関するものであり、特にその連続的製造
方法に関するものである。
を計るために、建築物の表面に、建築物表面仕上用シー
ト状物やパネル状物を固着する工法は、近年広く普及し
てきている。従来はタイルやレンガ、あるいは石板など
をセメントその他の接着剤で、固着する方法が一般的で
あった。
石板等は、重量が比較的大きいので、長期間経過による
風化や熱膨張などにより、接着が弱まり、落下した場合
には重大な事故につながる危険性がある。そのため、特
別の接着剤を使用したり、取り付け金具を使用するな
ど、特殊な工夫を施す必要があり、コスト高になってし
まう。また、近年は石材もかなり高価になり、コスト高
になってしまうという問題がある。
溶液とそれに天然石や人工セラミックスの粉末や砂等の
骨材を混入した吹付材などを建築物の壁面に現場で吹付
ける吹付け仕上げも、重厚な石材調の美観を有する高級
感のある仕上げができるため、近年頻繁に採用されてい
る。
吹付材を建築現場で調合し、好みの石材調模様に仕上げ
ることは、熟練を要し、むらが生じてしまう危険性があ
る。
とからなる吹付材をあらかじめ所望の基材上に吹付け
て、建築物表面仕上用シートを製造しておき、建築現場
では、あらかじめ製造した建築物表面仕上用シートを建
築物の所望部分に貼り合わせる方法が注目されている。
用シートを品質よく、高能率で連続的に製造する方法を
提供することを目的とするものである。
め、本発明は次の構成を有する。 (1)基材の上方に配置された吹付けノズルから、合成
樹脂と骨材とからなる吹付材を前記基材上に吹付けて、
建築物表面仕上用シートを製造する方法において、基材
を上流から下流に移動させながら、かつ、当該基材の上
方に配置された3個以上の吹付けノズルを当該基材の上
方で当該基材の移動方向を横切る方向に往復運動させつ
つ、当該ノズルから吹付材を噴射させて基材上に吹付け
る場合に、当該3個以上のノズルのうち少なくとも1個
のノズルを当該基材の移動方向の上流側に配置し、ま
た、少なくとも2個のノズルを当該基材の移動方向の下
流側に当該基材の移動方向を横切る方向に並べて配置
し、かつ、前記下流側に配置された少なくとも2個以上
のノズルのうちの少なくとも1個のノズルと他の少なく
とも1個のノズルからは、それぞれ互いに色の異なった
吹付材を噴射させることを特徴とする建築物表面仕上用
シートの製造方法。
の移動方向を横切る方向に並べて配置された吹付けノズ
ルが3個以上であり、該3個以上のノズルのうち濃色の
吹付材を噴射させるノズルはそれより淡色の吹付材を噴
射させるノズルの間に配置されている前記(1)項に記
載の建築物表面仕上用シートの製造方法。
の移動方向を横切る方向に並べて配置された吹付けノズ
ルが3個以上であり、該3個以上のノズルのうち少なく
とも1個は濃色の吹付材を噴射させるノズルであり、少
なくとも2個はそれより淡色の吹付材を噴射させるノズ
ルであって、前記少なくとも2個の淡色の吹付材を噴射
させるノズルのうち、少なくとも1個は中間色の吹付材
を噴射させるノズルであり、かつ少なくとも1個は前記
中間色の吹付材よりもより淡色の吹付材を噴射させるノ
ズルである前記(2)項に記載の建築物表面仕上用シー
トの製造方法。
状コンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン状コ
ンベアの上に基材を載せることにより行なわれ、前記ベ
ルト状コンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン
状コンベアの基材の移動方向に進行するベルト、ワイヤ
ーまたはチェーンの下側であって、かつ吹付材噴射ノズ
ルの下方に相当する位置に、基材からはみ出した位置に
吹付けられた吹付材を回収するための回収容器を設け
て、吹付材を回収する前記(1)〜(3)項のいずれか
に記載の建築物表面仕上用シートの製造方法。
たノズルから、回収容器に回収された吹付材を噴射させ
る前記(4)項に記載の建築物表面仕上用シートの製造
方法。
吹付けが完了した後の位置に設けられたへら状物または
ローラー状物を、建築物表面仕上用シートの上側表面と
接触させて、その表面を平滑にする前記(1)〜(5)
項のいずれかに記載の建築物表面仕上用シートの製造方
法。
仕上用シートの製造方法は、基材の上方に配置された吹
付けノズルから、合成樹脂と骨材とからなる吹付材を前
記基材上に吹付けて、建築物表面仕上用シートを製造す
る方法において、基材を上流から下流に移動させなが
ら、かつ、当該基材の上方に配置された3個以上の吹付
けノズルを当該基材の上方で当該基材の移動方向を横切
る方向に往復運動させつつ、当該ノズルから吹付材を噴
射させて基材上に吹付ける場合に、当該3個以上のノズ
ルのうち少なくとも1個のノズルを当該基材の移動方向
の上流側に配置し、また、少なくとも2個のノズルを当
該基材の移動方向の下流側に当該基材の移動方向を横切
る方向に並べて配置し、かつ、前記下流側に配置された
少なくとも2個以上のノズルのうちの少なくとも1個の
ノズルと他の少なくとも1個のノズルからは、それぞれ
互いに色の異なった吹付材を噴射させるので、前記基材
上には、上流側に配置された吹付けノズルから、下吹材
となる吹付材を吹付けて、ある程度の厚みの下地を形成
でき、このように下吹材が吹付けられた中間製品はさら
に下流側に移動することにより、下流側に配置された少
なくとも2個以上のノズルから噴射された吹付材により
厚みが増加すると伴に、上層が形成される。しかも前記
下流側に配置された少なくとも2個以上のノズルのうち
の少なくとも1個のノズルと他の少なくとも1個のノズ
ルからは、それぞれ互いに色の異なった吹付材が噴射さ
れるので、これらのノズルから噴射される吹付材の色調
を所望の組み合わせにしておくことにより、例えば天然
石のような所望の模様の重厚感のある表面層に仕上げら
れる。しかも、基材は上流側から下流側に移動しなが
ら、吹付けノズルを当該基材の上方で当該基材の移動方
向を横切る方向に往復運動させつつ、当該ノズルから吹
付材が噴射されるので、むらなく、連続的に、効率良
く、建築物表面仕上用シートを製造することができる。
材の移動方向の下流側に当該基材の移動方向を横切る方
向に並べて配置された吹付けノズルが3個以上であり、
該3個以上のノズルのうち濃色の吹付材を噴射させるノ
ズルはそれより淡色の吹付材を噴射させるノズルの間に
配置されている構成とすることにより、濃色の吹付材が
その両側の淡色の吹付材によってその一部がカバーされ
るように吹付けられるので、一般に好まれる淡色を基調
色にして、その基調色の中に適宜点在するように濃色部
分が配置された、例えば花崗岩のような模様、外観を有
する一般的に需要度の高いかつ重厚な外観の建築物表面
仕上用シートを製造することができる。
材の移動方向の下流側に当該基材の移動方向を横切る方
向に並べて配置された吹付けノズルが3個以上であり、
該3個以上のノズルのうち少なくとも1個は濃色の吹付
材を噴射させるノズルであり、少なくとも2個はそれよ
り淡色の吹付材を噴射させるノズルであって、前記少な
くとも2個の淡色の吹付材を噴射させるノズルのうち、
少なくとも1個は中間色の吹付材を噴射させるノズルで
あり、かつ少なくとも1個は前記中間色の吹付材よりも
より淡色の吹付材を噴射させるノズルとすることによ
り、前記と同様に一般に好まれる淡色を基調色にしては
いるが、さらに例えば薄茶色とか薄赤のような珊瑚色等
のような中間色を混ぜることができるので、より微妙な
模様、外観の、例えば御影石のような重厚感を有する、
より高品位の外観を有する建築物表面仕上用シートを製
造することができる。
材の移動が、連続回転するベルト状コンベアまたは複数
本のワイヤーまたはチェーン状コンベアの上に基材を載
せることにより行なわれ、前記ベルト状コンベアまたは
複数本のワイヤーまたはチェーン状コンベアの基材の移
動方向に進行するベルト、ワイヤーまたはチェーンの下
側であって、かつ吹付材噴射ノズルの下方に相当する位
置に、基材からはみ出した位置に吹付けられた吹付材を
回収するための回収容器を設けて、吹付材を回収する事
により、回収した吹付材を適宜再使用することができる
ので、コストの低減を計ることができ好ましい。
材の移動方向の上流側に配置されたノズルから、回収容
器に回収された吹付材を噴射させる方法を採用すること
により、この上流側のノズルから噴射される吹付材は下
吹材であるから、すなわち、その後、下流側のノズルか
ら吹付ける吹付材によって覆い隠されるので、色調など
の調整を必要とせず、回収したものをそのまま使用でき
る。従って、生産効率を良くすることができ、コストの
低減を計ることができるので好ましい。
材の移動方向の下流側であって、吹付けが完了した後の
位置に設けられたへら状物またはローラー状物を、建築
物表面仕上用シートの上側表面と接触させて、その表面
を平滑にする事により、表面の平滑なタイプの建築物表
面仕上用シートを製造する場合に、簡単な方法で容易に
連続的に、平滑タイプの建築物表面仕上用シートを製造
する事ができる。
されている建築物壁面用のもので良く、合成樹脂と骨材
を主成分とするものである。合成樹脂としては、一般的
にはアクリル樹脂水性エマルジョンが好適であるが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、柔軟性、耐侯
性、接着性、耐アルカリ性、耐吸水性などのうち施工場
所などの目的に応じて適宜の性質を有するものであれば
使用可能である。このような合成樹脂の例としては、例
えば、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン
系樹脂などが挙げられる。これらの合成樹脂はエマルジ
ョン、特に水性エマルジョンが好ましく用いられるが、
有機溶媒溶液でも使用可能である。通常これらの合成樹
脂エマルジョンないし溶液は、合成樹脂固形分濃度が約
40〜60重量%程度のものが用いられる。
の粉砕物、砂などが用いられ、通常その平均サイズは
0.01〜2.0mm程度にすることが好ましい。この
骨材は、必要に応じて種々に着色して用いても良い。こ
れら、種々の色調のものを組み合わせて各ノズルから噴
射することにより、吹付け後の外観を天然石に近いもの
から、天然品にはない色彩を表現することも可能であ
る。
とする製品の物性、外観、その他によって種々変化する
ので、一概に限定できないが、例えば、重量割合で骨材
10に対し、合成樹脂(固形分重量)で約2〜3程度の
範囲から適宜選定して用いることが好ましい。この他、
必要に応じて吹付材に更にその他の添加剤を加えてもよ
い。
に応じて、適宜のものを選定すれば良く、布、合成樹脂
シート状物やフイルム状物、木材や金属、石膏などの板
状物あるいはこれらの組み合わせなどが一般的である。
優れた補強性も兼ね備えたシートとする場合には、基材
として布を用いることが好ましく、ポリエステルとかア
クリルなどの合成繊維織物、特に好ましくは寒冷紗織物
が好適である。
用いる場合で、前述した基材を移動させるためのコンベ
アーとして、例えば複数本のワイヤーまたはチェーン状
コンベアを用いる場合など、基材の平面性、剛性を確保
しにくい場合には、基材を剛性のある板状のサポートの
上に載せてコンベアーの上に供給し、吹付け、乾燥終了
後サポートを回収する方法が好ましく用いられる。さら
に基材として、比較的目の粗い寒冷紗織物などを用いる
場合には、寒冷紗織物など基材の上に吹付けられた吹付
材が寒冷紗織物などの目を通過して、サポートなどに接
着してしまわないように、基材の下にさらに離型性のシ
ート、例えばポリエステルフイルムなどを設けておくこ
とも好ましい。
させるため、あらかじめ吹付材を基材にうすく吹付けて
乾燥させておくとか、その他の適宜の接着性改良処理を
施しておくことも好ましい。
物の内外壁面のみならず、柱や天井の表面などに適宜使
用することができる。以下図面を参照しながら、より具
体的に本発明を説明する。
装置の概念の一例を示す概略斜視図である。図2は本発
明の製造方法を実施するための装置の概念の一例を示す
概略側面図、図3は本発明の製造方法を実施するための
装置の概念の一例を示す概略平面図、図4は吹付けノズ
ルの往復運動の機構の一例を説明するための概略概念
図、図5は本発明で用いる吹付けノズルの一例の概略断
面図、図6は表面の平滑なタイプの建築物表面仕上用シ
ートを製造している状態を示している部分概略斜視図、
図7は本発明の建築物表面仕上用シートの一例の部分切
り欠き斜視図である。
付けノズル2、3、4、5が設けられている。この例の
場合は、吹付けノズル2は上流側に設けられた下吹用の
ノズルであり、この例では1個であるが2個以上設けて
も差し支えない。
され、本建築物表面仕上用シートの上層、すなわち表面
層を形成するための吹付材を噴射するノズルである。こ
の例では3個のノズルを設けているが、2個であっても
よいし、4個以上設けても差し支えない。
イプ6を経由して各ポンプ8に接続されており、さらに
各吹付材の供給ホッパー11、12、13、14に接続
されている。
給ホッパー12、13、14にはそれぞれ上層用の吹付
材が貯えられており、この例では、ホッパー12には淡
色(ここでは白色)の吹付材が、ホッパー13には濃色
(ここでは黒色)の吹付材が、ホッパー14には中間色
(ここでは薄赤い珊瑚色)の吹付材がそれぞれ貯えられ
ている。
レッサー10から、エアーの圧力を調整するための各エ
アーレギュレーター9および各パイプ7を経由して、各
ノズルに供給された各吹付材を噴射するための圧縮空気
が供給されるようになっている。
50がノズルの外壁であり、51が圧縮空気吹き出し内
部ノズルであり、内部ノズル51は、パイプ7に連結さ
れている。52はパイプ6から供給された吹付材を示し
ている。ノズルの構造は、この例のみに限定されるもの
ではなく、吹付材を基材1に向かって噴射できるもので
あれば他の構造のものを用いても差し支えない。
18に取り付けられており、支持棒19の一端にはノズ
ル2が取り付けられている。また、支持棒19の他端
は、支持棒18と連結されている。
ノズル3、4、5のそれぞれの中心軸の仮想延長線の交
わる点(すなわち焦点)が基板面の約10〜20cm程
度上になるように調整することが好ましい。下流側のノ
ズルの数が2個または4個以上の場合も略同様である。
上流側のノズル2は、基材に対して略垂直に取り付けら
れている。
定されており、垂直支持棒20の上部端は移動部材21
に連なっている。移動部材21は、横方向移動支持部材
22に適宜の機構で取り付けられており、後述する基板
の移動方向を横切る方向に往復運動できるようになって
いる。
ばいかなる機構、構造のものでもよく特に限定されな
い。例えば図4に示すように、モーター53により歯車
54が駆動され、それにより他端の歯車55との間に掛
けられたチェーン56が矢印の方向に回転しており、図
示していないが移動部材21の内部の機構により、移動
部材21が右に動くときには、チェーン56の上側のチ
ェーンに噛み合うことにより、右方向に移動し、右端に
移動部材21が到達すると、チェーン56の下側のチェ
ーンに噛み合うことにより、移動部材21が左方向に移
動するような機構のレシプロケーターが例示できる。も
ちろんピストン方式のレシプロケーターを使用するな
ど、適宜他の往復運動可能な機構を用いても良い。
向に回転している3列に平行に設置されたチェーン状無
端コンベア15の上に載せられ、上流側から、下流側に
移動する。コンベアとしてはチェーンの代わりにワイヤ
ーを用いても良いし、通常の帯状のベルトコンベアーな
どを用いても良い。
るチェーン側の下側、すなわち基材1の移動方向と同方
向に進行しているチェーンの下側であって、かつ前記吹
付材噴射ノズル2、3、4、5の下方に相当する位置
に、基材1からはみ出した位置に吹付けられた吹付材を
回収するための回収容器17が設けられ、必要に応じ、
回収容器17に溜まった回収された吹付材をポッパー1
1に供給して下吹用の吹付材としてノズル2から噴射し
て再使用することが、吹付材のロスを少なくする上で特
に好ましい。図示していないが、回収容器17に溜まっ
た回収された吹付材をポッパー11に供給する場合にポ
ンプを用いて自動的に供給再使用できるようにしても良
い。
に移動させながら、かつ、吹付けノズルを基材1の移動
方向を横切る方向に往復運動させつつ、各ノズルから吹
付材を噴射させて基材上に吹付ける事により、まず基材
1上にノズル1から噴射された下吹用の吹付材が吹付け
られ、次いで上流側のノズル3、4、5により、ノズル
3からは淡色(ここでは白色)の吹付材が、ノズル4か
らは濃色(ここでは黒色)の吹付材が、ノズル5からは
中間色(ここでは薄赤い珊瑚色)の吹付材がそれぞれ上
層用の吹付材として吹付けられ御影石模様の重厚な建築
物表面仕上用シートが得られる。通常、このシートは乾
燥されて製品となる。また、必要に応じて、乾燥後、例
えばワイドベルトサンダー、あるいは、ディスクサンダ
ーなどを用いて、表面のサンダー掛けを行なってもよ
い。
透明合成樹脂をさらに吹付けるか、塗布して、表面の艶
を適宜調整してもよい。クリヤー仕上に用いられるクリ
ヤー塗料の例としては、例えばアクリルウレタン、アク
リルシリコーン、フッ素樹脂などが好ましい。
向の下流側であって、吹付けが完了した後の位置に設け
られた支持部材63の上に支持棒62と板状物61とか
らなるへら状物60を置くことにより、その自重で乾燥
前の建築物表面仕上用シートの上側表面と接触させて、
その表面を平滑にする処理を行なってもよい。へら状物
60の代わりに、例えばローラー状の表面平滑用部材を
用いてもよい。
な、寒冷紗からなる基材70上に下吹材73と表層の吹
付材74とからなる吹付材71が形成された建築物表面
仕上用シートが得られる。
流側のノズル3、4、5が同期して往復運動する態様の
実施例について説明したが、上流側のノズルと、下流側
のノズルがそれぞれ別個に往復運動するような機構にし
ても良いことはもちろんである。
ートを、品質よく、むらなく、連続的に、効率よく製造
する方法を提供できる。
向の下流側に当該基材の移動方向を横切る方向に並べて
配置された吹付けノズルが3個以上であり、該3個以上
のノズルのうち濃色の吹付材を噴射させるノズルはそれ
より淡色の吹付材を噴射させるノズルの間に配置されて
いる本発明の好ましい態様とすることにより、濃色模様
が強くなりすぎることを抑制でき、一般に好まれる淡色
を基調色にして、その基調色の中に適宜点在するように
濃色部分が配置された、高級感のある重厚な外観の建築
物表面仕上用シートを製造する方法を提供できる。
の移動方向を横切る方向に並べて配置された吹付けノズ
ルが3個以上であり、該3個以上のノズルのうち少なく
とも1個は濃色の吹付材を噴射させるノズルであり、少
なくとも2個はそれより淡色の吹付材を噴射させるノズ
ルであって、前記少なくとも2個の淡色の吹付材を噴射
させるノズルのうち、少なくとも1個は中間色の吹付材
を噴射させるノズルであり、かつ少なくとも1個は前記
中間色の吹付材よりもより淡色の吹付材を噴射させるノ
ズルとする本発明の好ましい態様とすることにより、前
記と同様に濃色模様が強くなりすぎることを抑制でき、
一般に好まれる淡色を基調色にしてはいるが、さらに中
間色を混ぜることができるので、より微妙な模様、外観
と、より重厚感を有する高品位の外観の建築物表面仕上
用シートを製造する方法を提供することができる。
状コンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン状コ
ンベアの上に基材を載せることにより行なわれ、前記ベ
ルト状コンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン
状コンベアの基材の移動方向に進行するベルト、ワイヤ
ーまたはチェーンの下側であって、かつ吹付材噴射ノズ
ルの下方に相当する位置に、基材からはみ出した位置に
吹付けられた吹付材を回収するための回収容器を設け
て、吹付材を回収する本発明の好ましい態様とすること
により、基材上に吹付けられなかった吹付材を容易に回
収することができ、適宜再使用することができるので、
コストの低減を計ることができる建築物表面仕上用シー
トを製造する方法を提供することができる。
たノズルから、回収容器に回収された吹付材を噴射させ
る本発明の好ましい態様とすることにより、下吹材とし
て色調などの調整を必要とせず、回収したものをそのま
ま使用でき、生産効率が良く、コストの低減を計ること
ができる建築物表面仕上用シートを製造する方法を提供
することができる。
吹付けが完了した後の位置に設けられたへら状物または
ローラー状物を、建築物表面仕上用シートの上側表面と
接触させて、その表面を平滑にする本発明の一態様とす
ることにより、表面の平滑なタイプの建築物表面仕上用
シートを製造する場合に、簡単な方法で容易に連続的
に、平滑タイプの建築物表面仕上用シートを製造する方
法を提供することができる。
の一例を示す概略斜視図である。
の一例を示す概略側面図である。
の一例を示す概略平面図である。
構の一例を説明するための概略概念図である。
図である。
物表面仕上用シートを製造している状態を示している部
分概略斜視図である。
シートの部分切り欠き斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 基材の上方に配置された吹付けノズルか
ら、合成樹脂と骨材とからなる吹付材を前記基材上に吹
付けて、建築物表面仕上用シートを製造する方法におい
て、基材を上流から下流に移動させながら、かつ、当該
基材の上方に配置された3個以上の吹付けノズルを当該
基材の上方で当該基材の移動方向を横切る方向に往復運
動させつつ、当該ノズルから吹付材を噴射させて基材上
に吹付ける場合に、当該3個以上のノズルのうち少なく
とも1個のノズルを当該基材の移動方向の上流側に配置
し、また、少なくとも2個のノズルを当該基材の移動方
向の下流側に当該基材の移動方向を横切る方向に並べて
配置し、かつ、前記下流側に配置された少なくとも2個
以上のノズルのうちの少なくとも1個のノズルと他の少
なくとも1個のノズルからは、それぞれ互いに色の異な
った吹付材を噴射させることを特徴とする建築物表面仕
上用シートの製造方法。 - 【請求項2】 基材の移動方向の下流側に当該基材の移
動方向を横切る方向に並べて配置された吹付けノズルが
3個以上であり、該3個以上のノズルのうち濃色の吹付
材を噴射させるノズルはそれより淡色の吹付材を噴射さ
せるノズルの間に配置されている請求項1に記載の建築
物表面仕上用シートの製造方法。 - 【請求項3】 基材の移動方向の下流側に当該基材の移
動方向を横切る方向に並べて配置された吹付けノズルが
3個以上であり、該3個以上のノズルのうち少なくとも
1個は濃色の吹付材を噴射させるノズルであり、少なく
とも2個はそれより淡色の吹付材を噴射させるノズルで
あって、前記少なくとも2個の淡色の吹付材を噴射させ
るノズルのうち、少なくとも1個は中間色の吹付材を噴
射させるノズルであり、かつ少なくとも1個は前記中間
色の吹付材よりもより淡色の吹付材を噴射させるノズル
である請求項2に記載の建築物表面仕上用シートの製造
方法。 - 【請求項4】 基材の移動が、連続回転するベルト状コ
ンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン状コンベ
アの上に基材を載せることにより行なわれ、前記ベルト
状コンベアまたは複数本のワイヤーまたはチェーン状コ
ンベアの基材の移動方向に進行するベルト、ワイヤーま
たはチェーンの下側であって、かつ吹付材噴射ノズルの
下方に相当する位置に、基材からはみ出した位置に吹付
けられた吹付材を回収するための回収容器を設けて、吹
付材を回収する請求項1〜3のいずれかに記載の建築物
表面仕上用シートの製造方法。 - 【請求項5】 基材の移動方向の上流側に配置されたノ
ズルから、回収容器に回収された吹付材を噴射させる請
求項4に記載の建築物表面仕上用シートの製造方法。 - 【請求項6】 基材の移動方向の下流側であって、吹付
けが完了した後の位置に設けられたへら状物またはロー
ラー状物を、建築物表面仕上用シートの上側表面と接触
させて、その表面を平滑にする請求項1〜5のいずれか
に記載の建築物表面仕上用シートの製造方法。
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---|---|---|---|
JP24999392A JP3321206B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 建築物表面仕上用シートの製造方法 |
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JP24999392A JP3321206B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 建築物表面仕上用シートの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06101316A true JPH06101316A (ja) | 1994-04-12 |
JP3321206B2 JP3321206B2 (ja) | 2002-09-03 |
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JP24999392A Expired - Lifetime JP3321206B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 建築物表面仕上用シートの製造方法 |
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JP (1) | JP3321206B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0910634A (ja) * | 1995-06-28 | 1997-01-14 | Kikusui Kagaku Kogyo Kk | 建築物表面仕上げ用シートの製造方法および製造装置 |
JP2002263565A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Fujikura Kasei Co Ltd | 模様塗膜の形成方法 |
GB2473670A (en) * | 2009-09-22 | 2011-03-23 | Trade Fabrication Systems Ltd | Insulation panel coated with filled acrylic resin |
KR20190045985A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | (주)엘지하우시스 | 인조대리석 제조장치 및 이를 이용한 인조대리석 제조방법 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24999392A patent/JP3321206B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0910634A (ja) * | 1995-06-28 | 1997-01-14 | Kikusui Kagaku Kogyo Kk | 建築物表面仕上げ用シートの製造方法および製造装置 |
JP2002263565A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Fujikura Kasei Co Ltd | 模様塗膜の形成方法 |
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KR20190045985A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | (주)엘지하우시스 | 인조대리석 제조장치 및 이를 이용한 인조대리석 제조방법 |
KR20210064132A (ko) * | 2017-10-25 | 2021-06-02 | (주)엘지하우시스 | 인조대리석 제조장치 및 이를 이용한 인조대리석 제조방법 |
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JP3321206B2 (ja) | 2002-09-03 |
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