JPS6121122Y2 - - Google Patents

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JPS6121122Y2
JPS6121122Y2 JP12139982U JP12139982U JPS6121122Y2 JP S6121122 Y2 JPS6121122 Y2 JP S6121122Y2 JP 12139982 U JP12139982 U JP 12139982U JP 12139982 U JP12139982 U JP 12139982U JP S6121122 Y2 JPS6121122 Y2 JP S6121122Y2
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JP
Japan
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tank
slit nozzle
cooling water
chamber
temperature steel
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JP12139982U
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JPS5925307U (ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、均一なカーテン膜状の冷却水流によ
り、高温鋼材の種類、温度分布、寸法等に応じて
最適の冷却を行い得るようにした装置に関する。
高温鋼材を所定の温度に冷却することは、製品
品質を良好にするために重要であり、従来から
種々の冷却装置が使用されている。
従来の高温鋼材の冷却装置としては、例えば、
第1図及び第2図に示すごときものがあり、この
冷却装置では、給水管aよりタンクbに供給され
た冷却水は、ノズルcより流出して高温鋼材eに
流下せしめられる。
しかるに、前記冷却装置にあつては、給水管a
からタンクbへ供給された冷却水の液面が波立つ
ため、その液面が変動してノズルcから流下する
冷却水量が変ることによりカーテン膜が不均一と
なり、又、ノズルの隙間dの調整が不可能なうえ
ノズルcの長手方向位置による冷却水量の調節が
できないため、高温鋼材の種類や温度に応じた最
適の冷却を行うことができない。
本考案は、従来手段の有する前述の欠点を除去
し、均一なカーテン膜状の冷却水流を得ることが
できるようにすると共に給水量の調節を行えるよ
うにして、最適な冷却を可能ならしめることを目
的としてなしたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第3図〜第6図は本考案の一実施例で、高温鋼
材1の長手方向に延びるタンク2の内部を仕切板
17によつて仕切り、該タンク2内部を高温鋼材
1の長手方向に対して複数の室2−1,2−2,
2−3に分割し、タンク2各室の内部に、タンク
2断面に対して直角方向に延びる整流板3,4を
固着し、整流板4前面に所要の間隔でシム用座5
を固着し、該シム用座5の前面に、隙間調整用シ
ム6を介してタンク側板7をボルト8により着脱
可能に取付け、タンク底板先端9を略垂直状に下
方へ向け折曲げ、該底板先端9と前記側板7とで
横断面矩形状をし且つ隙間が高さ方向の各位置で
略等しいスリツトノズル10を形成せしめる。前
記整流板3の上部は、冷却水がオーバーフローし
得るようタンク2側板上端より低くし、整流板3
の下端には、冷却水が流れる流路11を設ける。
又、整流板4の下部には、冷却水の流れる流路1
2を設ける。タンク2の底板をスリツトノズル1
0側に向けて下り勾配に配設したのは、タンク2
の各室2−1,2−2,2−3内を空にした場合
に、底板の部分に残存しないようにするためであ
る。
タンク2の外部所要位置に、タンク2と平行な
給水管13−1,13−2,13−3を配設し、
タンク2の室2−1と給水管13−1、室2−2
と給水管13−2、室2−3と給水管13−3を
夫々複数のノズル14で連通せしめ、給水管13
−1,13−2,13−3よりタンク2の各室2
−1,2−2,2−3へ冷却水を供給し得るよう
にする。給水管13−1,13−2,13−3は
タンク2外側ならどの部分へ設置しても良いが、
タンク2の底板下部へ配設したのは、全体をコン
パクトにするためである。
なお、図中15はタンク2上部に設けた空気
抜、16はタンクサポート、X1,X2,X3は給水
方向である。
次に、本考案の作用について説明する。
給水管13−1,13−2,13−3からノズ
ル14を経てタンク2内の各室2−1,2−2,
2−3へ送給された冷却水は、整流板3で整流さ
れ、液面が整流板3より低い場合には、流路11
を通り、液面が整流板3より高い場合には、一部
は整流板3をオーバーフローすると共に一部は流
路11を通り、整流板4で整流されて流路12を
通り、スリツトノズル10から均一なカーテン膜
状冷却水として流下せしめられ、第4図において
紙面に対して直角方向へ移動している高温鋼材1
を所定の温度に冷却する。
高温鋼材1の種類や温度分布、長さ等により、
高温鋼材1の長手方向に対しある位置では冷却水
流を流下させるが他の位置では流下させないで操
業を行う場合があるが、この場合には、タンク2
の各室2−1,2−2,2−3を使い分ける。こ
の使い分け方としては、室2−1、2−2,2−
3の何れへも冷却水を送給する場合、室2−1の
み或は室2−2のみ又は室2−3のみに冷却水を
送給する場合、室2−1と2−2或は2−1と2
−3又は2−2と2−3へ冷却水を送給する場合
がある。冷却水を送給しない給水管は、図示して
ないが、その上流側でバルブを閉止し、冷却水が
流れないようにする。
又、スリツトノズル10の隙間Gを変える場合
には、タンク側板7をシム用座5から取外し、隙
間調整用シム6の厚さを変え、再びタンク側板7
をシム用座5に固着し、スリツトノズル10の隙
間を上下で略等しい寸法に調整する。
以上のように冷却水を送給する室を使い分ける
と共にノズルスリツトの隙間を調整することによ
り、条件に応じた最適のカーテン膜状水流を得る
ことができる。
又タンク各室ごとに流下する冷却水量を各タン
ク室ごとに変えることができるため、冷却能力の
調節が可能であり、スリツトノズル10の隙間は
上方から下方まで略等しくできるため流下する水
流が乱されることなく、カーテン膜状水流をより
一層良好にできる。
なお、本考案の実施例においては、タンク内を
3室とする場合について説明したが、複数室なら
何室としても実施し得ること、高温鋼材としては
管材或は板材の何れに対しても適用し得ること、
タンクは本実施例のような開放型とはせず、上部
にはオーバーフロー管を設けた密閉型としても実
施し得ること、スリツトノズル下端に冷却水の流
下が不必要な場合にはスリツトノズルを閉止する
バルブを設けても実施し得ること、その他、本考
案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得
ること、等は勿論である。
本考案の高温鋼材の冷却装置によれば、 タンクが複数の室に分かれているので各室へ
の給水量及び各室から流下する冷却水量を変え
ることができて冷却能力の調整が可能であり、
高温鋼材の種類、温度分布、寸法等に応じ最適
の冷却を行うことができる。
スリツトノズルの隙間を変えることにより、
タンク内液面が同じ場合の給水量の調節が可能
となり、これによつても高温鋼材の最適な冷却
装置が可能となる。
タンク各室を使い分けることにより、最適な
冷却が可能となつて冷却水量が調節され、省エ
ネルギーに貢献できる。
冷却水は整流板により整流されるので、タン
ク液面の波立ちがないうえ整流された冷却水は
スリツトノズル部で乱されないため、均一なカ
ーテン膜状水流を得ることができる。
給水管よりタンクへの給水を均一にできるた
め、冷却水の波立ちをより一層良好に防止する
ことができる。
等、種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高温鋼材の冷却装置の説明図、
第2図は第1図の−方向矢視図、第3図は本
考案の高温鋼材の冷却装置の実施例の説明図、第
4図は第3図の−方向矢視図、第5図は第3
図の−方向矢視図、第6図は第4図の−
方向矢視図である。 図中1は高温鋼材、2はタンク、2−1,2−
2,2−3は室、3,4は整流板、6は隙間調整
用シム、7はタンク側板、10はスリツトノズ
ル、11,12は流路、13−1,13−2,1
3−3は給水管、14はノズルを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク側板及びタンク底板に連なる板によりカ
    ーテン膜状冷却水を流下せしめて高温鋼材を冷却
    する横断面矩形状をし且つ隙間が高さ方向の各位
    置で略等しいスリツトノズルを形成し、前記タン
    ク内をスリツトノズル長手方向に対して複数の室
    に分割し、前記スリツトノズルを構成するタンク
    側板と該タンク側板を取付けるためタンク内所要
    位置に固着された座の間に、スリツトノズルの隙
    間を上下で略等しい寸法に調節するシムを介在せ
    しめ、前記タンク各室内に、スリツトノズルの長
    手方向に対し略平行な整流板を設け、タンク外部
    所要位置にタンク各室へ夫々別個に冷却水を供給
    する複数の給水管を設けたことを特徴とする高温
    鋼材の冷却装置。
JP12139982U 1982-08-10 1982-08-10 高温鋼材の冷却装置 Granted JPS5925307U (ja)

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JP12139982U JPS5925307U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 高温鋼材の冷却装置

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JP12139982U JPS5925307U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 高温鋼材の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS5925307U JPS5925307U (ja) 1984-02-16
JPS6121122Y2 true JPS6121122Y2 (ja) 1986-06-25

Family

ID=30277870

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JP12139982U Granted JPS5925307U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 高温鋼材の冷却装置

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JPS5925307U (ja) 1984-02-16

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