JPS61206814A - 軸受自動監視装置 - Google Patents

軸受自動監視装置

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Publication number
JPS61206814A
JPS61206814A JP60048567A JP4856785A JPS61206814A JP S61206814 A JPS61206814 A JP S61206814A JP 60048567 A JP60048567 A JP 60048567A JP 4856785 A JP4856785 A JP 4856785A JP S61206814 A JPS61206814 A JP S61206814A
Authority
JP
Japan
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bearing
sensor
abnormality
temperature
oil film
Prior art date
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Application number
JP60048567A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekatsu Naka
中 茂勝
Tetsuya Noguchi
野口 哲哉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS61206814A publication Critical patent/JPS61206814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/04Bearings
    • G01M13/045Acoustic or vibration analysis

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は水力機械等にお【ノる軸受装置の異常を監視す
る装置に係り、特に各セグメントパッドのrRWj流体
膜の形成状態を精度よく把握して異常を初期段階で検出
し得るようにした軸受自動監視装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、発電プラントや一般産業プラントの規模は大型化
の一途をたどっており、これに伴って水力機械も大型化
するとともに、その設置数も増大している。このような
水力機械には高い信頼性が要求されるため、その保守点
検を確実に行って事故を未然に防止する必要がある。特
に、水力機械で事故を起こし易い軸受の異常は、他に及
ぼす影響が大きいことから、その保守をより確実に行う
必要がある。
上述のように、水力機械における軸受は重要な要素であ
るにもかかわらず、従来からその監視方法は必ずしもモ
分なものとは言えなかった。寸なわら、従来から軸受の
監視方法としては、軸受の温度を計測する方法や軸系の
振動を計測する方法、あるいはrjI滑流体流体学的に
分析する方法等が採用されていたが、これらの監視方法
では軸受が損傷してもぞれが相当に進展しないと検知で
きないという不都合があり、異常を検知した段階では既
に軸受事故に発展していることが多いという問題点があ
る。
このような軸受事故が発生した場合、その復旧には長時
間を要し、その間、この水力機械は停止状態におかれる
。このため、設備の稼動率が低下して生産性向上のさま
たげとなる。特に、入官8機である水力機械の軸受の損
傷は非常に美大な損失となる。したがって、かがる機械
等の軸受が異常状態となるか、または初、期損傷が発生
した場合には大きな軸受事故に進展する以前に検出して
必要な処置を講することが非常に重要である。
さて、一般に使用される軸受装置としては、油をJ11
流体とする軸受が最も多く使用されている。
そして、この型式の軸受においては室軸水力機械の運転
時に主軸のすべり面の油の粘性効果によってセグメント
パッドに油膜を形成し、主軸スリーブと軸受との直接的
な接触を防止している。しかしながら、軸系の組立不良
や過負荷もしくは異物混入ならびにキャビテーション等
によってすべり面が損傷したときは、軸受と主軸スリー
ブの油膜形勢が困難となる。すなわt5、油膜が非常に
薄くなって、ついには油膜が破断して軸受事故に発展す
る。そして、このような油膜が破断する以前において軸
受温度を計測する方法等による監視方法では、油膜変化
に対する応答性が非常に鈍感な点がある。一方、最近で
は軸受の油膜厚さを直接監視する方法としてセグメント
バッドにそれを検出するセンサーを設置し監視する装置
が提案されている。これらの監視方法は軸受温度等の監
視方法に比べて、かなり早期の段階で異常を検知するこ
とが可能である。
しかし、上述した検出装置はいずれも単独で軸受の各異
常パラメータを検出する方式であるため、軸受本体に異
常がなくても検出器自体が誤動作した場合や極めて短時
間に軸受事故には至らない程度の軸受異常が発生した場
合等に不必要な誤り異常検出することがある。さらに、
単独の項目毎に異常検出する方式であるため、明確な軸
受異常の判定手段としては正確さを欠くという問題点も
ある。さらに、各種の検出項目で異常を検出したと。
しても軸受全体の異常としかとらえられないので、具体
的に何が原因で軸受異常が発生したかを検出することが
できず、異常に対する適切な処置が困烈であるという問
題がある。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し
、水力機械等の軸受損傷を極力少なくし、重大事故への
拡大を予防するべく、軸受が異常に至る前兆を早期にし
かも確実に検出し、軸受の異常箇所の判断まで行うこと
による適切な処置を可能とした軸受自動監視装置を提供
するにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明は回転例の主軸を支
持し、内部に潤滑流体が充填された軸受の温度ならびに
油膜厚さを検出するとともに主軸の軸振れを検出するセ
ンサー手段と、センサー手段からの信号に基いて絶対値
、時間変化率、振幅、最小油膜厚さおよび軸受クリアラ
ンスから成る検出要素を演算する0算手段と、各検出要
素を予め定めた設定値と比較する判別手段と、設定値を
超えた各検出要素を組み合わせて論理判断を行い異常を
検出する異常検出手段を備える軸受自動監視装置を提供
するものである。
また、上記目的を達成するために、本発明は回転機の主
軸を支持し、内部に潤滑流体が充填された軸受の温度を
検出する温度センサーと、軸受の油膜厚さを検出する油
膜厚センサーと、主軸の軸振れを検出する軸振れセンナ
−と、軸受温度の絶対値、時間変化率、温度差からその
異常を検出する第1の異常検出手段と、軸受油膜厚さの
平均値、振幅、最小油膜厚さ、軸受クリアランスからそ
の異常を検出する第2の異常検出手段と、軸振れ絶対値
からその異常を検出する第3の異常検出手段と、第1、
第2、第3の各異常検出手段の出力の組み合眩により警
報信号と異常箇所を示ず表示信号を出力する警報手段と
を備える軸受自動監視装置を提供するものである。
更に、上記目的を達成するために、本発明は回転機の主
軸を支持し、内部に潤滑流体が充填された軸受の温度を
検出する温度センサーと、軸受の油膜厚さを検出する油
膜厚センサーと、主軸の軸振れを検出する軸振れセンサ
ーと、冷却水温または油温を検出するセンサーと、軸受
温度の絶対値、時間変化率、温度差からその異常を検出
する第1の異常検出手段と、軸受油膜厚さの平均値、振
幅、最小油膜厚さ、軸受クリアランスからその異常を検
出する第2の異常検出手段と、軸振れ絶対値からそのお
状を検出する第3の異常検出手段と、各異常検出手段の
判定基準値を冷u1水温または油温を検出するセンサー
の出力に基いて決定する手段と、第1、第2、第3の各
異常検出手段の出力の組み合せにより警報信号と異常箇
所を示す表示信号を出力する警報手段とを備える軸受自
1PIJ監視装置を提供するものである。
(発明の実施例〕 以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明に係る軸受自動監視装置が適用される軸
受の一例を示す縦断面図である。同図に示すように、軸
受には主軸に取り句【プられた主軸スリーブ1と軸受セ
グメントバッド2、このセグメントバッド2を支持する
ピボット4および軸受支持部3.1袖受油筒6、軸受油
[7、軸受油槽7内に充填される潤滑油8が収納されて
いる。軸受油槽7上部には主軸の軸振れを検出する軸振
れセンサー10が設置される。
第2図はセグメントパッド2に対する各種検出センサー
の取付状態を示す説明図である。温度検出センサー11
は軸受温度検出用、油膜厚検出センサー12は軸受の油
膜厚さ検出用である。これらのセンサー類を設置したセ
グメントパッド2は最低でも全周に4個、つまり全周の
90°毎の相対位置に配置される。一方、軸振れセンサ
ー10は全周で2個、90°の間隔を置いた直角位置に
設置される。
第1図は本発明の一実施例に係る軸受自動監視装置の機
能ブロック図である。電気信号A−1、A−2、A−3
は軸受部に取り付けられた軸振れセンサー10、温度検
出センサー11、油膜厚検出センサー12の各出力信号
である。演算回路9B−1、B−2、B−3は各検出セ
ンサー、0゜11.12からの電気信号A−1、A−2
、A−3に応じた検出要素、例えば平均値や時間変化率
を演算しかつアナログ信号からディジタル信号に変換す
る。これらの演算回路B−1、B−2、B−3によって
変換されたディジタル信号はさらに判別回路Cに入る。
ここでは、予め異常と判定すべき各要素をおのおの設定
しておき、検出値との比較判別を行うと同時に検出値を
記録系Gに記録する。検出値が正常(設定値以下)の場
合には、検出値を記録系Gに記録するのみで終了となる
が、もし検出値が設定値を超えた場合には、検出値の次
の組み合わせパターン作成回路りに送る。
第4図、第5図、第6図は軸受の各異常内容ごとに分け
た組み合わせパターン作成回路りのパターン例を示す説
明図である。図において、入力項目×1〜×4は各検出
センサー10.11.12の検出要素からの信号にもと
づいて判別回路Cで異常判定された項目条件である。第
4図、第5図、第6図の各パターンD1.D2.D3に
おいては、入力項目×1〜×4からのアンド条件(AN
D)やオア条件(OR)が成立した場合において、出力
項目Yl、Y2.またはY3に信号が伝わるように論理
回路が構成されている。組み合わせパターン作成回路り
の各パターンD1.D2.D3にJ3いて出力項目Yl
、Y2.Y3に信号が送出されると、これらの信号は異
常表示部Eと警報装置部Fおよび記録系Gに同時に伝達
される。同時に、異常判別された信号の検出部を特定す
るべく、検出部異常表示部Hにも伝達され、軸受の異常
内容が表示される。
上述のような構成において、次にその作用を説明する。
いま、水力機械の運転を開始すると、その主軸に取付け
られた主軸スリーブ1が回転する。その結束、主軸スリ
ーブ1と対向して配置された軸受のセグメントバッド2
のすべり面上に流体油膜が形成される。この流体油膜の
温度ならびに軸受油膜厚さはセグメントパッド2に設置
された温度センサー11および油膜厚センサー12で検
出される。油槽7の上部では軸振れセンサー10により
主軸の軸振れが検出される。各センサー10゜11.1
2で検出された電気信号A−1、A−2、A−3は演算
回路B−1、B−2、B−3に入力され、各検出セン+
)J−10,11,12に応じて検出要素、例えば平均
値や時間変化率が算出され、かつアナログ信号がディジ
タル信号に変換される。
次に、これらの演算・変換信号は判別回路Cに入力され
る。この判別回路Cにおける判別条件の設定値は、運転
モード、例えば水力発電所における発電、揚水、調相ま
たは部分負荷等の運転モードや冷却水温度によって変化
させることもできるようにしておく。いずれにしても、
軸受の異常を検出する項目としては軸受温度、軸受油膜
厚さおよび主軸の軸振れの3項目で、軸受温度の検出項
目については絶対値、時間変化率および複数セグメント
パッド間の軸受温度の差、つまり温度ばらつきを、また
軸受油膜厚さについては平均値、振幅、つまり最大油膜
厚さ値と最小油膜厚さ値との差、最小油膜厚さ、および
軸受クリアランスを、そして主軸の軸振れについては、
軸振れ絶対値をそれぞれ検出要素として各演算回路B−
1、B−2、B−3で算出する。次に、各検出要素は判
別回路Cでおのおのの検出要素に対゛して予め設定され
た値と比較判定される。判別回路で設定値を超えた信号
は組み合わけパターン作成回路りに入力される。
第4図は軸受本体異常を検出する組み合わせパターン作
成回路1〕1を示している。判別回路ChXら入力され
る異常時の検出要素に関する入力項目X1.X2.X3
は次の通りである。
×1・・・軸受温度絶対値異常 ×2・・・軸受温度時間変化率異常 ×3・・・軸受最小油膜厚さ異常 この場合、出力項目Y1が成立する条件としては入力項
目×1、×3の組み合わせの結合条件が成立した場合ま
たは入力項目×2、×3の組み合わせの結合条件が成立
した場合のいずれかである。
つまり、 Y1=X1・X3+X2・X3    (1)なる条件
式が成立する。
第5図は軸受クリアランス異常を検出する組み合わせパ
ターン作成回路りのパターンD2を示す。
判別回路Cから入力される異常時の検出要素に関する入
力項目X1.X2.X3.X4は次の通りである。
Xl・・・軸受温度絶対値異常 ×2・・・軸受油膜厚さ振幅異常 ×3・・・軸受最小油膜厚さ異常 ×4・・・軸受クリアランス異常 この場合、出力項目Y2が成立する条件としてパターン
D2の作用は Y2−Xl −X4+X2 ・X3    (2)なる
条件式で表わされる通りである。
第6図は軸受支持構造物異常を検出する組み合わせパタ
ーン作成回路りのパターンD3を示し、入力項目X1.
X2.X3.X4は次の通りである。
×1・・・軸受油膜厚さ振幅異常 X2・・・軸受油膜平均値異常 ×3・・・主軸軸振れ絶対値異常 ×4・・・軸受温度差(複数サグメント軸受温度のばら
つき)異常 この場合、出力項目Y3が成立する条件としてパターン
D3の作用は Y3=X1−X2 ・X3+X1−X3−X4なる条件
式で表わされる。
以上のような構成作用により、各検出要素のいずれかが
設定値を超えた場合には各検出要素の異常表示をさせる
。なおかつ、正常異常を問わず、各検出要素の信号は記
録計G1.:3a録されているため、検出要素のいずれ
か1つが異常表示した場合には、記録計Gにより正常な
他の検出要素の履歴を調べることにより更に以前に異常
を検出することも可能である。したがって、軸受セグメ
ントバッド2の異常を流体油膜が破損する以前の初期段
階で早期に検出することができるとともに、その異常の
原因ならびに異常の箇所をも判定して軸受事故を未然に
防止することが可能となる。
第7図は本発明の他の実施例に係る軸受自動監視装置の
ブロック図である。同図において、軸受の温度検出セン
サー11、軸受の油膜厚検出センサー12、軸振れ検出
センサー10からはそれぞれ軸受温度信号21、軸受油
膜厚さ信号22、軸振れ信号20が送出される。軸受温
度信号21は軸受温度の絶対値異常検出器30、軸受温
度の時間変化率異常検出Ia31、軸受温度の温度差異
常検出器32に入力される。一方、油膜厚さ信号22は
軸受油膜厚さの平均値異常検出器33、振幅異常検出器
34、最小油1!厚さ異常検出器35、軸受クリアラン
スの異常検出器36に入力される。
さらに、軸振れ信号20は軸振れの絶対値異常検出器3
7に入力される。異常検出信号40.41゜42はおの
おの軸受温度の絶対値、時間変化率、温度差の各異常が
検出された時に異常検出器30゜31.32から送出さ
れる。一方、異常検出信号43.44.45.46はお
のおの軸受油膜厚さの平均値、振幅、最小油膜厚さ、軸
受クリアランスの各異常が検出された時に異常検出器3
3゜34.35.36から送出される。異常検出信号4
7は軸振れの絶対値異常が検出された時に異常検出2S
27から送出される。腎報回路50は異常検出信号40
〜47により軸受本体異常、軸受りリアランス異常、軸
受支持構造物異常を検出しこれに応じて警報信号60、
軸受本体異常信号61、軸受クリアランス異常信号62
、軸受支持構造物異常信号63を出力する。警報器70
は警報信号60により警報を行う。表示器80は異常信
号61〜63により異常箇所を表示する。
第8図は第7図の警報回路50のブロック図である。同
図に示すように、警報回路50は論理積回路51.52
.53.54.55.56ならびに論理和回路57.5
8,59.501から構成される。
上述のような構成において、次にその作用を説明りる。
水力機械の運転を開始すると、その主軸に取りつけられ
た主軸スリーブ1が回転する。これにより主軸スリーブ
1と対向して配置された軸受はグメントバッド2のすべ
り面上に流体油膜が形成される。そして、この流体油膜
の温度、軸受油膜厚さがセグメントバッド2に設置され
た各センサー11.12出検出される。一方、油槽7の
上部で−はセンυ−10により主軸の軸振れが検出され
る。
各ヒンリー10.11.12で検出された電気信号20
.21.22はおのおの異常検出器30〜37へ入力さ
れ、各項目の異常検出が行なわれる。
軸受温度信号21に対しては絶対値異常検出器31、温
度差異常検出器32を設番プでおのおのに設定された異
常検出判定値と比較し異常検出を行なう。この比較によ
り異常検出が行なわれた場合は、おのおの異常検出信号
40.41.42が異常検出器30.31.32から出
力される。軸受油膜厚さ信号22に対しては平均値異常
検出器33、振幅異常検出器34、最小油膜厚さ異常検
出器35、軸受クリアランス異常検出器36を設けてお
のおの異常検出信号43.44.45.46を出力する
。また、軸振れに対しては絶対値異常検出器37を設け
て異常検出を行ない、異常検出信号47を出力する。
これらの異常検出信号40〜47が出力された場合は、
軸受関係のどこかに異常があるが、または瞬間的な異常
が発生してすぐに正常に戻るものかのいずれかである。
警報回路50は直ちに正常に復帰するような瞬間的な異
常等に対しては警報を行なわず、軸受関係のどこかが異
常な場合にのみ警報を行なう。警報回路50は第8図に
示すように、軸受本体異常、軸受クリアランス異常、軸
受支持構造物異常を検出し、これらのいずれか1つでも
検出した場合に警報を行なっている。軸受本体異常は軸
受湯度の絶対値異常検出信号40または時間変化率異常
検出信号41と軸受最小油膜厚さ異常検出信号45が同
時に入力された場合の異常であり、軸受本体信号61と
警報信号60を出力する。また、軸受クリアランス異常
は軸受湯度の絶対値異常検出信号40と軸受油膜厚さク
リアランス異常検出器46が同時入力されるが、軸受油
膜厚さの最小油膜厚さ異常検出信号45と振幅異常検出
信号44が同時に入力された場合の異常であり、軸受ク
リアランス異常信号62と警報信号60を出力する。軸
受支持構造物異常は軸受油膜厚さの平均値異常検出信号
43と最小油II!厚さ異常検出信号45と軸振れ絶対
値異常検出信号47が同時に入力されるか、軸受温度差
異常検出信号42と異常検出信号45.47が同時に入
力された場合の異常であり、軸受支持構造物異常信号6
3と警報信号60を出力する。ここで出力された警報信
号60は警報機70により軸受の異常を示し、61〜6
3の各異常信号は表示器8oに入力され異常箇所の表示
を行なう。
上述のように、第7図においては、軸受に関する異常を
検出し警報を出力し、異常箇所の表示を行なうことがで
きる。
ところで、第9図に示すように、第7図の構成に記録計
90を付加することにより、異常検出過程の解析を行な
うためのデータ収集が可能となり、早期異常検出をより
効果的に実施することができる。つまり、各センサー1
0,11.12の検出信号、各異常検出器30〜37の
出力信号や警報回路50の出力信号のうち記録したい信
号を記録に190に接続し、各信号を同期的に記録し各
信号の時間経過が明らかになるようにηることによって
、後[」の異常解析の段階でこれらの記録データを利用
することができる。
以上に示した構成、作用により、軸受温度、軸受油膜厚
さ、軸振れを監視し、各異常検出項目を組み合Vること
により、異常検出および以上箇所の検出をより正確にま
た早期に行なうことができる。そして、記録計を付加す
ると、各信号の異常検出要素の覆歴を解析することで異
常検出をさらに初期段階で可能とする。さらに、異常検
出のための各設定値を順次より適切な値として行き、最
敵値をおのおの整定することも可能となる。
第10図は本発明のざらに他の実施例に係る軸受臼!F
ll監視装置のブロック図である。同図の構成は異常検
出を行なう判定基準値を冷却水温または油温との関係で
決定し異常検出するようにしたものである。冷却水温ま
たは油温は検出センサー13によって検出され、冷m水
濡または油温に対応した電気信号23に変換される。異
常検出器300.310,320,330,340゜3
50.360.370は第7図の異常検出器30.31
.32.33.34.35.36゜37に相当ηるもの
であり、冷却水温または油温によって異常検出判定基準
値を決定する構成となっている。
第10図に示すように、冷却水温または油温の検出セン
サー13からの信号を基に各異常検出を行なう異常検出
判定値を定めることによって、より早く、正確な異常検
出が可能となる。
第11図(a)、 (b)はそれぞれ第7図の異常検出
器30と第10図の異常検出器300の構成例を示すも
のであり、軸受温度21の絶対異常検出を行なう絶対値
比較器301と異常検出を行なう判定基準値302、冷
却水温または油温23により判定基準値304を決める
異常検出判定値関数器303等から構成される。
第11図(a)においては、軸受温度信号21に対して
固定の異常検出判定値302を絶対値比較器301にて
比較し異常を検出して軸受温度絶対値検出信号40を出
力している。
ところで、この絶対値の異常は、その時点の環境により
検出レベルは変化するものである。このため、より正確
な異常検出を可能にするようにしたのが第11図(1)
)の構成である。つまり、第11図(b)において用い
る異常検出判定値304は、冷却水温または油温信@2
3に応じて異常検出判定値関数器303より出力され、
その後時点に応じた値とすることができる。
上述のような構成を通じて、軸受温度信号21、冷却水
温または油温信号23に基いて軸受温度絶対値異常検出
信号40を得ることができるもので、より正確で早期の
異常検出が可能である。
なお、上記各実施例は装置を全てハードウェアで構成す
る場合を例示したが、各種演算や処理をソフトウェアに
よって実現してもよく、同様効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上)ホべたように、本発明によれば各種パラメータを
組み合せて軸受の監視を行なうことにより、正確に軸受
の異常検出を行なうことが可能となり、異常の早期検出
および異常箇所の表示を行なうことができるため、軸受
事故の未然防止、拡大防止が可能であり、また点検時間
を短くすることが可能で保守性が良く、極めて信頼性の
高い軸受自動監視装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る軸受自動監視装置の機
能ブロック図、 第2図はセグメントパッドに対する各種検出セン丈−の
取付状態を示す説明図、 第3図は本発明に係る軸受自動監視装置が適用される軸
受の一例を示1縦断面図、 第4図、第5図、第6図は組み合わせパターン作成回路
のパターン例を示す説明図、 第7図は本発明の他の実施例に係る軸受自動監視装置の
ブロック図、 第8図は第7図の警報回路のブロック構成図、第9図は
第7図の構成の変形例を示づブロック図、 第10図は本発明のさらに他の実施例に係る軸受自動監
視装置のブロック図、 第11図(a)、 (b)はそれぞれ第7図、第10図
に示”IW常検出器の構成例を示すブロック図である。 2・・・セグメントパッド、10・・・軸振れセンサー
、11・・・温度検出センサー、12・・・油膜検出セ
ンサー、30〜37・・・異常検出器、50・・・警報
回路、70・・・警報器、80・・・表示器、90・・
・記録計。 出願人代理人  猪  股    清 61 に 64 囚 ら3 囚 62 図 一口転万簡 65 に IPL)6  に ら7 図 ら 8 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転機の主軸を支持し、内部に潤滑流体が充填され
    た軸受の温度ならびに油膜厚さを検出するとともに主軸
    の軸振れを検出するセンサー手段と、センサー手段から
    の信号に基いて絶対値、時間変化率、振幅、最小油膜厚
    さおよび軸受クリアランスから成る検出要素を演算する
    演算手段と、各検出要素を予め定めた設定値と比較する
    判別手段と、設定値を超えた各検出要素を組み合わせて
    論理判断を行い異常を検出する異常検出手段を備えるこ
    とを特徴とする軸受自動監視装置。 2、センサー手段、演算手段、異常検出手段の出力信号
    を同期的に記録する記録手段を備えることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の軸受自動監視装置。 3、センサー手段が油温または冷却水温の検出センサー
    を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    軸受自動監視装置。 4、センサー手段が軸受温度センサー、軸受油膜センサ
    ー、軸振れセンサーのうち少なくとも2つのセンサーを
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の軸
    受自動監視装置。 5、センサー手段が軸受温度センサー、軸受油膜センサ
    ー、軸振れセンサーのうち少なくとも1個を備えること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の軸受自動監視
    装置。 6、回転機の主軸を支持し、内部に潤滑流体が充填され
    た軸受の温度を検出する温度センサーと、軸受の油膜厚
    さを検出する油膜厚センサーと、主軸の軸振れを検出す
    る軸振れセンサーと、軸受温度の絶対値、時間変化率、
    温度差からその異常を検出する第1の異常検出手段と、
    軸受油膜厚さの平均値、振幅、最小油膜厚さ、軸受クリ
    アランスからその異常を検出する第2の異常検出手段と
    、軸振れ絶対値からその異常を検出する第3の異常検出
    手段と、第1、第2、第3の各異常検出手段の出力の組
    み合せにより警報信号と異常箇所を示す表示信号を出力
    する警報手段とを備えることを特徴とする軸受自動監視
    装置。 7、各検出センサーの出力信号、各異常検出手段からの
    異常検出信号および警報手段の出力信号を同期的に記録
    する記録手段を備えることを特徴とする特許請求の範囲
    第6項記載の軸受自動監視装置。 8、冷却水温または絶対値を検出するセンサーと、冷却
    水温の絶対値または時間変化率の異常検出を行う異常検
    出手段と、異常検出手段の出力信号に基いて警報を行な
    う手段を備える特許請求の範囲第6項記載の軸受自動監
    視装置。 9、回転機の主軸を支持し、内部に潤滑流体が充填され
    た軸受の温度を検出する温度センサーと、軸受の油膜厚
    さを検出する油膜厚センサーと、主軸の軸振れを検出す
    る軸振れセンサーと、冷却水温または油温を検出するセ
    ンサーと、軸受温度の絶対値、時間変化率、温度差から
    その異常を検出する第1の異常検出手段と、軸受油膜厚
    さの平均値、振幅、最小油膜厚さ、軸受クリアランスか
    らその異常を検出する第2の異常検出手段と、軸振れ絶
    対値からその異常を検出する第3の異常検出手段と、各
    異常検出手段の判定基準値を冷却水温または油温を検出
    するセンサーの出力に基いて決定する手段と、第1、第
    2、第3の各異常検出手段の出力の組み合せにより警報
    信号と異常箇所を示す表示信号を出力する警報手段とを
    備えることを特徴とする軸受自動監視装置。
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