JPS61206720A - コンベア上の物品の停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、物品を搬送するコンベアの技術分野において
利用され、特にコンベアの搬送路に出没して物品を停止
せしめる捕捉フィンガーを有する、コンベア上の物品の
停止装置に関する。

（従来の技術及び問題点） コンベアにて複数の物品を搬送する際、大多数の物品は
そのまま搬送をつづけ、特定の物品だけを所定位置にて
所定時間だけ停止させたいということがある。この目的
のためには、古くからコンベアの搬送路に出没する停止
ラグを用いることが知られている。このラグは、ピボッ
ト動する回動腕あるいは直動する捕捉フィンガーとして
形成されて物品の搬送方向に対して直角方向に動作する
。回動腕はいくつかの部品を有シていて高価で複雑であ
り、一方コンベアに対して直角に可動な捕捉フィンガー
は、物品の停止を解除するために移動する際に、物品の
表面に摩擦をもたらす。たしかに捕捉フィンガーと物品
との摩擦を減少させることは、例えば捕捉フィンガーに
ローラを設けることによって可能であるが、それによっ
て装置は高価かつ複雑となってしまう。

（問題点を解決するための手段及び効果）本発明の目的
は、上述の従来装置が有していた問題点を解決して、簡
単かつ安価で、物品の停止を解除する際に、物品に摩擦
による摩耗をもたらすことのない、コンベア上の物品の
停止装置を提供することである。

本発明は、上記の目的のために、 連続的に走行するコンベアによって搬送される物品を停
止するために該物品に接離自在に当接するブロック装置
であって、該ブロック装置は上記コンベアの搬送路に出
没する捕捉フィンガーを備え、該捕捉フィンガーには物
品の前面に当接する捕捉面が設けられているものおいて
、捕捉フィンガーはコンベアの面に対して傾角αをなし
て直動自在となっており、捕捉フィンガーの捕捉面が物
品から離反する際に、該捕捉面は物品の搬送方向と同方
向に移動する、ことによって構成される。

かかる本発明装置によるならば、可動部品はただ一つで
すみ、しかも物品の停止解除の際に物品を擦ることがな
い。

（実施例） 以下、添付図面にもとすいて本発明の一実施例を説明す
る。

図において、物品１、例えば搬送システムにおけるキャ
リア等がチェーンコンベア等のコンベア２の上に置かれ
ている。物品１は矢印の方向に搬送されている。コンベ
ア２に近接してブロック装置が配設されている。該ブロ
ック装置はコンベアに対して所望の位置に取りつけられ
るケーシング３を有し、該ケーシング３内には捕捉フィ
ンガー４がコンベア２の搬送路に出没自在に可動に収め
られ、物品の搬送方向の前面に当接して該物品を捕捉す
る捕捉面８を有している。かくして物品１は所望位置に
留められ、その間物品がチェーンコンベア等から受ける
摩擦力等の推進力は捕捉フィンガー４とブロック装置に
よって吸収される。この吸収されるエネルギーは、物品
の重量、物品とコンベアとの間の摩擦係数等の要素で定
まる。捕捉フィンガー４は指状をなして、ケーシング３
内の溝にて滑動自在に支持されている。

物品がブロック装置による捕捉から解除されてさらに前
進する際には、捕捉フィンガー４はその捕捉位置から没
しなければならない、これは、捕捉フィンガー４がその
長手方向に移動することによってなされる。本実施例で
は、捕捉フィンガー４に一体的に設けられたプランジ６
が移動可能に収められている円筒孔に、ケージング３を
貫通する導孔５を経て圧力媒体を導入して、上記捕捉フ
ィンガー４を出没移動せしめる。圧力媒体の導入の停止
あるいは圧力を減すると、プランジ６したがってこれと
一体的な捕捉フィンガー４は、該捕捉フィンガーを捕捉
方向へ弾圧するばね７に抗して、没する方向に移動する
。

もし、捕捉フィンガーがその捕捉解除の位置への移動の
際に物品の搬送方向に対して直角方向に動くならば、物
品との間に滑りによる摩擦、ひいては摩耗を生ずる。こ
の問題を解決するために、本発明では、捕捉フィンガー
はコンベアの面に対して傾角αをなして直動自在で、捕
捉フィンガーの捕捉面８が物品から離反する際に、該捕
捉面８は物品の搬送方向と同方向に移動するようになっ
ている。上記傾角と捕捉フィンガーの加速度は、該加速
度の物品搬送方向成分が捕捉解除によるコンベア上の物
品の加速度よりも大となるように定められる。物品とコ
ンベアとの間の摩擦係数をμ、重力の加速度をｇとした
場合、捕捉解除のときのコンベア上の物品の加速度はμ
・ｇとなる。そこで、捕捉フィンガーの傾角がαで、捕
捉解除時の該捕捉フィンガーの長手方向の加速度をａと
すると、上記加速度の関係は、 μ・ｇ＜ａ＝ｓｉｎα となる。通常の場合、速やかに作動するバルブによって
導孔５に加圧空気を導入すれば上記関係は十分充足され
る。もしも極めて高い加速度が要求されるならば、プラ
ンジ６を収容せるケーシング３の円筒孔の導孔５の出口
に、一定圧で瞬間衝撃圧を印加せしめる手段を接続して
もよい。こうすれば、バルブそして導孔５の容積に起因
する弾圧そして慣性の影響はなくなる。

捕捉フィンガー４で捕捉される物品１の捕捉面は、通常
コンベアの搬送方向に対して直角をなしている場合が多
い。。したがって、もし捕捉フィンガー４が自由端にて
物品ｌに接する面をもち、この面が搬送方向に対して直
角をなしているならば好都合である。これは最も簡単な
方法として、上記自由端に面取り部８を設けることによ
り実現できる。

この発明は上述の実施例以外にも変形が可能である。本
発明装置は、−例を挙げるならば、物品が重力によって
移動するような傾斜せるコンベアにも採用可能である。

また、捕捉フィンガーの作動は圧力媒体以外にも、例え
ば電磁あるいは機械的手段によっても達成できる・捕捉
フィンガーの形状も物品によって変えることができる。

この捕捉フィンガーは軸（長手）方向に作動するのが好
ましく、ケーシング３の中で回転することは避けるのが
よい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例装置を示す断面図である。 １・・・・・・・・・物品 ２・・・・・・・・・コンベア ４・・・・・・・・・捕捉フィンガー ８・・・・・・・・・捕捉面（面取り部）α・・・・・
・・・・傾角

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）連続的に走行するコンベア２によって搬送される
   物品１を停止するために該物品に接離自在に当接するブ
   ロック装置であって、該ブロック装置は上記コンベア２
   の搬送路に出没する捕捉フィンガー４を備え、該捕捉フ
   ィンガー４には物品の前面に当接する捕捉面が設けられ
   ているものおいて、 捕捉フィンガー４はコンベアの面に対して 傾角αをなして直動自在となっており、捕捉フィンガー
   の捕捉面が物品から離反する際に、該捕捉面は物品の搬
   送方向と同方向に移動する、 ことを特徴とするコンベア上の物品の停止 装置。
2. （２）捕捉フィンガーの捕捉面は、物品の搬送方向に対
   してほぼ直角をなしている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のコン
   ベア上の物品の停止装置。