JPS61205684A - 建築用板材およびその製造方法 - Google Patents

建築用板材およびその製造方法

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Publication number
JPS61205684A
JPS61205684A JP4861985A JP4861985A JPS61205684A JP S61205684 A JPS61205684 A JP S61205684A JP 4861985 A JP4861985 A JP 4861985A JP 4861985 A JP4861985 A JP 4861985A JP S61205684 A JPS61205684 A JP S61205684A
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JP
Japan
Prior art keywords
board
alc
enamel
powder
thermal spraying
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Pending
Application number
JP4861985A
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English (en)
Inventor
久保 浩士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Techno Research Corp
Original Assignee
Kawatetsu Techno Research Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawatetsu Techno Research Corp filed Critical Kawatetsu Techno Research Corp
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Publication of JPS61205684A publication Critical patent/JPS61205684A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物の内外壁や床材などに用lI)られる
建築用板材およびその板材を製造するための方法に関す
るものである。
従来の技術 従来、工期の短縮や品質の信頼性などを図るために、壁
材や床材等のコンクリート製建築材料がプレキャスト化
され、工場生産されるようになってきている。この種の
プレキャストコンクリートとしてオートクレーブ養生軽
量気泡コンクリート板(以下、ALC板と記す)が知ら
れており、これはセメントあるいは石灰にけい砂および
発泡剤を混合して成形し、180℃、10気圧前後の飽
和蒸気下で養生したものであって、軽量断熱性および防
火性、耐火性ならびに遮音性に優れ、さらにはのこびき
・くぎ打ち等の加工性に富む特徴を有している。
発明が解決しようとする問題点 ALC板は前述したように軽量断熱性等に優れており、
これは多孔質であることに伴う特性であるが、反面、多
孔質であることが吸水性に富む欠点となっており、外壁
や屋根に用いる場合には、充分な防水・防湿処理を施す
必要がある。従来、ALC板を外壁に使用する場合の防
水を兼ねた装飾として、仕上塗装や薄いタイルの貼付、
あるいはカラー鋼板や琺瑯鋼板を貼り付ける方法などが
行なわれている。しかしながら通常の有機系塗料による
仕上塗装では、自然環境下での塗膜の劣化が著しく、定
期的な補修を余儀なくされる問題がある。またタイルを
貼付する方法では、仕上塗装に比較して耐久性に優れて
いるが、タイル自体がある程度の重量を有しているため
に、長期間を経るうちに剥離してしまう問題がある。さ
らに、カラー鋼板や琺瑯m板を貼り付ける方法では、こ
れらの鋼板を取付けるための特殊な加工を必要とする問
題があり、また特にカラー鋼板にあっては、自然環境下
での塗膜の劣化が認められ、耐久性に劣る問題がある。
この発明は上記の事情に鑑み、ALC板の特長を備えて
いるうえに吸水性がなく、しかも耐久性、意匠性に優れ
た建築用板材およびその板材を容易に得ることのできる
方法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明の建築用板材は、上記の目的を達成するめだに
、第1図に示すようにALCtfLlの表面を琺瑯2で
被覆したことを特徴とするものである。
またこの発明の方法は、ALC板の表面に溶射法によっ
て琺瑯被覆層を形成すること特徴とする方法である。
作   用 すなわち琺瑯2は、ガラス質を被覆したものであるから
、ALC板1の表面の開気孔が埋まり、その結果吸水性
がなくなる。また琺瑯2は変質することがないうえに、
付着力が強いから、耐久性の優れたものとすることがで
き、しかも基材の形状が特に限定されないから、ALC
板1に凹凸を付しておくなどのことにより意匠性に富む
ものとすることができる。
またこの発明の方法は、琺瑯用ゆう薬を溶融状態にして
ALC板1に吹き付は積層させる溶射法によって琺瑯被
覆層を形成する方法であるから、密着性の良好な被覆を
容易に得ることができる。
すなわち従来知られている方法は、ゆう薬のスラリーを
基材に塗布し、かつ乾燥させた後に600〜800℃に
加熱焼成する方法であるが、このような方法をALC板
1を基材とする建築用板材に適用した場合には、ALC
板1の加熱脱水による変質が生じ、また熱容量の大きい
A L C板1をも加熱昇温することになるために、多
大の熱量を必要とし、かつまた作業に長時間を要する不
都合がある。これに対しこの発明の方法では、予め加熱
溶融した琺瑯用ゆう薬を、直接ALC板1に吹き付けて
積層するから、上述のような不都合を生じることはなく
容易に実施できる。
発明の詳細な説明 この発明の板材および方法は、ALC板を基材とする。
そのALC板は従来知られているものでよく、セメント
や石灰にけい砂およびアルミニウム粉末等の発泡剤なら
びに水などを混合して成形し、ついで高温高圧(例えば
180℃、10気圧)下で養生し、固化させたものを用
いることができる。そのALC板を基材とする琺瑯は、
この発明の方法では、溶射法によって形成する。すなわ
ち琺瑯のフリット、顔料、および必要に応じて酸化チタ
ン粉末、ミル添加剤を混合するとともに、微細に粉砕す
る。その場合の粒度は、溶射機のノズル径を考慮して1
00メツシユ以下とすることが好ましい。またゆう薬の
性状としては熱膨張率が小さく、焼成温度の低いものが
好適である。これは、溶射法においては基材の温度が低
いために、琺瑯被覆が基材上で冷却固化する際に、収縮
に伴う引張応力が生じるが、熱膨張率が大きい場合には
、その引張応力によってクラックが生じ、ひいては基材
から剥離するおそれがあるからである。
ざらに焼成温度の低いゆう薬を用いれば、低い温度で溶
射を行なうことができ、このようにすれば、基材である
ALC板が加熱されることによる脱水およびそれに伴う
劣化を防ぐことができる。具体的には焼成温度が600
℃以下のゆう薬を用いることが好ましい。モして溶射法
は、加熱方式によりプラズマ法や火炎法に分けられ、ま
た被覆材の供給方式により粉末法とロンド法とに分ける
ことができ、この発明においては、これらのいずれの方
法を適用してもよいが、被覆速度を考慮すると、粉末法
が好適である。またそして、溶射を行なうに先立ち、必
要に応じてALC板の表面を平滑に研磨し、もしくは種
々の形状に表面を加工して意匠性を付与することが好ま
しく、ついで表面の粉U等を除去した後に溶射を行なう
溶射による琺瑯被覆層は、基材であるALC板の開気孔
を完全に隠ぺいする必要があるために、50声以上の厚
さとすることが好ましい。すなわち50IJIIに満た
ない場合にはALC板の表面を完全に隠ぺいできずに水
分の侵入の危険があり、このような場合には浸入した水
分が冬期に凍結して割れの発生原因になる。
この発明においては、上述した方法に加え、意匠性を更
に^めるために、種々の図柄を附することができ、その
方法としては、基材であるALC板に直接図柄を画いて
おき、その上に琺瑯を施してもよく、あるいは一旦均一
な被覆を施した後にその上に図柄を画いてもよい。
実施例 厚さ10CIの市販のALC板の表面に、琺瑯ゆう薬の
0末を溶射法によって吹き付けて琺瑯被覆層を形成した
。そのゆう薬としては、日本フェロ−(味ン裂のアルミ
ニウム用ゆう薬AL−80(商品名)を主体とし、下記
の配合とするとともに、ボールミルによって粉砕し、−
100メツシユの粒度に調製した。
AL−8010011量部 酸化チタン      15重量部 青色顔料P−0534重量部 また溶射は、酸素アセチレン火炎溶射機を用いて行なっ
た。
上記の琺瑯ゆう薬をALC板の表面に50声の厚さで被
覆した。得られた板材について調べたところ、欠陥のな
い優れた外観を呈し、かつち密な被覆となっていた。ま
た吸水性は全く認められず、耐候性も優れていた。
発明の効果 以上述べたようにこの発明の建築用板材は、ALC板の
表面に琺瑯を施した構成であるから、軽量耐熱性に優れ
るなどのALC板に固有の利点を損わずに、吸水性のな
い、耐久性に優れた板材とすることができ、また形状、
色調を任意に変えることができるから、意匠性に富むも
のとすることができる。ざらこの発明の方法では、溶射
法によって琺瑯を施すから、ALC板を加熱することが
なく、したがって少ない熱量でよいうえに、ALC板の
脱水やそれに伴う劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る建築用板材を示す部分断面斜視
図である。 1・・・ALC板、 2・・・琺瑯。 出願人  川鉄テクノリサーチ株式会社代理人  弁理
士 豊 1)武 久 (ほか1名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オートクレーブ養生軽量気泡コンクリート板の表
    面を琺瑯で被覆してなる建築用板材。
  2. (2)オートクレーブ養生軽量気泡コンクリート板の表
    面に溶射法によって琺瑯被覆層を設けることを特徴とす
    る建築用板材の製造方法。
JP4861985A 1985-03-11 1985-03-11 建築用板材およびその製造方法 Pending JPS61205684A (ja)

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JP4861985A JPS61205684A (ja) 1985-03-11 1985-03-11 建築用板材およびその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100085A (ja) * 1986-10-16 1988-05-02 株式会社イナックス 長寸法の施釉プレストレスコンクリ−ト材および製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100085A (ja) * 1986-10-16 1988-05-02 株式会社イナックス 長寸法の施釉プレストレスコンクリ−ト材および製法

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