JPS6120561Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6120561Y2
JPS6120561Y2 JP1981139019U JP13901981U JPS6120561Y2 JP S6120561 Y2 JPS6120561 Y2 JP S6120561Y2 JP 1981139019 U JP1981139019 U JP 1981139019U JP 13901981 U JP13901981 U JP 13901981U JP S6120561 Y2 JPS6120561 Y2 JP S6120561Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
cooling water
space
end plate
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981139019U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5845501U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13901981U priority Critical patent/JPS5845501U/ja
Publication of JPS5845501U publication Critical patent/JPS5845501U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6120561Y2 publication Critical patent/JPS6120561Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高出力レーザー装置に用いられる反射
鏡に関する。
一般に、CO2レーザーなどの高出力レーザー装
置に用いられる反射鏡は、レーザー光の熱から反
射面を保護するために水却構造となつている。す
なわち、従来は第1図に示すように一方が端板a
によつて閉塞されこの外面が反射面bに形成され
ているとともに他方が開口し、この開口が蓋体c
によつて液密に閉塞された本体dの周壁に供給口
eと流出口fを形成し、この供給口eから本体d
内に供給された冷却水を流出口fから流出させる
ことにより、レーザー光を反射する上記反射面b
を冷却するようにしていた。
ところで、このような構成の反射鏡において、
反射面bの冷却効率を高めるためには、本体dの
反射面bが形成された部分の端板aの肉厚を薄く
することが必要である。しかしながら、反射鏡が
設置される発振器内部は数+Torrと気圧が低
く、また冷却水は約2気圧程度の圧力を有するか
ら、上記端板aには第1図に矢印で示すようにこ
の端板aを本体dの外方へ押す圧力が加わる。し
たがつて、冷却効率を高めるために反射面bが形
成された部分の端板aを薄くすると、この端板a
が鎖線で示すように凸面状に変形してしまうの
で、レーザー光のモードが変わるなどして所定の
加工特性が得られないという欠点がある。ちなみ
に、冷却水の圧力を3気圧、本体dの直径を75
mm、端板aの3mmとして実験したところ、端板a
は20μm変形した。そこで、端板aの肉厚を6mm
にしたところ、圧力による変形は4μmまで低下
したが、実際に使用すると伝達熱による変形が3
〜4μm程度となり、合計の変形量は7〜8μm
となつた。すなわち、反射面bの冷却効率を高め
るために端板aを薄くすると、この端板aは圧力
により変形してしまい、圧力による変形をなくす
ため厚くすると、冷却効率を低下して熱変形を生
じるといる不都合があつた。
本考案は上記事情にもとづきなされたもので、
その目的とするところは、本体の反射面が形成さ
れる部分の肉厚を厚くせずに十分な強度を持たせ
ることができるようにして、反射面の変形により
レーザー光の特性が変化することがないようにし
た反射鏡を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を第2図と第3図を参
照して説明する。図中1は反射鏡の本体である。
この本体1は一方の面が端板2によつて閉塞され
他方の面が開口した円筒状に形成され、上記端板
2の外面は鏡面加工されて反射面3に形成されて
いる。また、端板2の内面からは、本体1の周壁
4と相似形の環状をなしかつ周壁4と同じ高さ寸
法の壁体5が垂設されている。そして、本体1の
開口面は、本体1の端板2に比べて肉厚な蓋体6
によつて閉塞されている。この蓋体6と周壁4の
端面との間には第1のパツキング7が設けられ、
蓋体5の端面との間には第2のパツキング8が設
けられていて、蓋体5と各端面とはねじ9…によ
つて固着されている。したがつて、本体1内は壁
体6によつて環状の外側空間10と円形の中央空
間11とが液密に区画形成されている。
また、本体1には一端を周壁4外面に開口させ
他端を中央間11に開口させた供給管12が外側
空間10を貫通して設けられている。この供給管
12からは上記中央空間11に冷却水が供給され
る。中央空間11に供給された冷却水は壁体5に
穿設された通孔13から外側空間10に流れ、周
壁4に穿設された流出口14から流出するのだ
が、上記外側空間10には通孔13と流出口14
の間に仕切体15が設けられているので、通孔1
3から外側空間10に出た冷却水は壁体5の外周
に沿つて流れて上記流出口14から流出するよう
になつている。
このように構成された反射鏡によると、反射面
3が形成された端板2は、この端板2から垂設さ
れ末端を蓋体6に固定した壁体5によつて補強さ
れている。したがつて、端板2は冷却水から受け
る正圧や共振器内から受ける負圧などによつて変
形しずらいから、十分薄くして冷却効率を高める
ことができる。すなわち、冷却効率を高めるため
に端板2を薄くしても、反射面3が変形してレー
ザー光の特性が変わるということを防げる。
また、冷却水は、壁体5によつて形成された中
央空間11に供給されると、外側空間10を通つ
て流出口14から流出するので、冷却水の本体1
内における流路を長くすることができる。したが
つて、このことによつても端板2の冷却効率を高
めることができるので、端板2の熱変形を防止す
ることができる。
実験結果によると、端板2の肉厚を3mmとし、
冷却水を3気圧で供給して実際に使用したとこ
ろ、反射面3の変形は1μm以下であることが確
められた。
第4図は本考案の他の実施例で、この実施例に
おいては壁体5の蓋体6とねじ9…で連結固定す
る末端部だけを肉厚部5aとし、壁体5の他の部
分をできるだけ薄くした。このように構成によれ
ば壁体5を効率よく冷却することができるから、
この壁体5と一体な端板2の冷却効率を向上させ
ることができる。
さらに、図示はしないが、本体の径が大きくな
つた場合には、本体に複数の壁体を同心状に設け
ることにより、端板の補強を確実に行なうことが
でき、またこのことによつて冷却水の流路も十分
長くすることができる。
以上述べたように本考案は、反射鏡の本体の反
射面が形成された部分から壁体を垂設し、この壁
体の末端を上記本体の開口を閉塞した蓋体に固定
するようにしたから、本体の反射面が形成された
部分が上記壁体によつて補強される。したがつ
て、本体の反射面が形成された部分は、冷却効率
を高めるために薄くしても、ここに加わる圧力な
どによつて変形しずらいので、上記反射面で反射
するレーザー光の特性を変えてしまうようなこと
がない反射鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の反射鏡の断面図、第2図は本考
案の一実施例を示す反射鏡の断面図、第3図は同
じく第2図−線に沿う断面図、第4図は本考
案の他の実施例を示す反射鏡の断面図である。 1……本体、3……反射面、5……壁体、6…
…蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側端面が反射面に形成された端板に有しかつ
    周壁に冷却水の外部への流出口が一個穿設されて
    いる有底円筒状の本体と、この本体の開口部を閉
    塞する蓋体と、上記本体の中空部に上記本体とほ
    ぼ同軸に配設され上記中空部を中央空間と外側空
    間とに分割しかつ上記中央空間から上記外側空間
    に上記冷却水が流出する一個の通孔が穿設された
    環状の壁体と、一端部が上記本体の周壁外面に開
    口し他端部が上記中央空間に開口して上記冷却水
    を上記外部から上記中央空間に供給する供給管
    と、止記外側空間を仕切る位置に設けられた一枚
    の仕切板とを具備し、上記通孔および上記流出口
    は、上記仕切板の両側かつ近接した位置に設けら
    れ、上記通孔から流出した上記冷却水をして上記
    外側空間をほぼ一巡させたのち上記流出口から流
    出させることを特徴とする反射鏡。
JP13901981U 1981-09-21 1981-09-21 反射鏡 Granted JPS5845501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13901981U JPS5845501U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 反射鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13901981U JPS5845501U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 反射鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5845501U JPS5845501U (ja) 1983-03-26
JPS6120561Y2 true JPS6120561Y2 (ja) 1986-06-20

Family

ID=29932222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13901981U Granted JPS5845501U (ja) 1981-09-21 1981-09-21 反射鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845501U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010034476B4 (de) * 2010-08-11 2020-08-27 Carl Zeiss Smt Gmbh Reflektives optisches Element

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5468258A (en) * 1977-11-10 1979-06-01 Mitsubishi Electric Corp Reflecting mirror and production of the same

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5468258A (en) * 1977-11-10 1979-06-01 Mitsubishi Electric Corp Reflecting mirror and production of the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5845501U (ja) 1983-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2172545T3 (es) Una aguja medica y su metodo de produccion.
CA2245998A1 (en) Port closure for a tank
JPS6120561Y2 (ja)
JPH06146883A (ja) 加圧式リザーブタンク
JPH0358378U (ja)
JP3090133B2 (ja) 金属製真空保温容器
JPH0126554B2 (ja)
JPS6018576Y2 (ja) 内燃機関におけるラジエタのリザ−ブタンク
JPH0711333Y2 (ja) エンジンのラジエータのアツパータンク
JPH0277367U (ja)
JPH0311928U (ja)
JPH0632699Y2 (ja) レ−ザ発振器
JPH071037B2 (ja) 吸込側自吸式形の立軸ポンプ
JPS6173005U (ja)
JP2588229Y2 (ja) レーザロッドホルダ
JPS5936413Y2 (ja) 断熱箱体
JPH0114812Y2 (ja)
JPH01166876U (ja)
JPH0426687U (ja)
JPH0524124Y2 (ja)
JPH0342185U (ja)
JPS6131894A (ja) ガイド付ガスケツト
JPS59135190U (ja) 処理槽
JPS6188101U (ja)
JPH0237515B2 (ja) Teisoonchosetsuben