JPS61204376A - 動・静翼表面の平滑化処理方法 - Google Patents
動・静翼表面の平滑化処理方法Info
- Publication number
- JPS61204376A JPS61204376A JP4468185A JP4468185A JPS61204376A JP S61204376 A JPS61204376 A JP S61204376A JP 4468185 A JP4468185 A JP 4468185A JP 4468185 A JP4468185 A JP 4468185A JP S61204376 A JPS61204376 A JP S61204376A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- ticn
- coating
- tempering
- moving
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、軸流圧縮機、蒸気タービン等の翼表面を平滑
化し、ばいじん等異物の付着を防止する動・静翼表面の
平滑化処理方法に関するものである。
化し、ばいじん等異物の付着を防止する動・静翼表面の
平滑化処理方法に関するものである。
(従来の技術)
コンプレッサー等に代表される軸流圧縮機は多りの機器
やプラントに用いられているが、その効率は翼表面粗度
と関係が深(、表面が平滑なものほど好ましいことが知
られている。
やプラントに用いられているが、その効率は翼表面粗度
と関係が深(、表面が平滑なものほど好ましいことが知
られている。
このため、各々の翼は機械加工や手研磨等種々の方法を
用いて表面を平滑化しているが、これら工程は多くの工
数を要すため、これが翼コスト上昇の要因となる欠点が
ある。
用いて表面を平滑化しているが、これら工程は多くの工
数を要すため、これが翼コスト上昇の要因となる欠点が
ある。
また軸流送風機が浮遊粉塵等不純物を多量に含む環境下
で用いられた場合、翼表面にこれら物質が付着し、ター
ビン効率を低下させるばかりか、極端な場合は運転不能
となるので、できるだけ異物の付着゛・堆積し難いもの
が望まれているが、付着機構そのものが複雑なこともあ
り十分対策されていないのが現状である。
で用いられた場合、翼表面にこれら物質が付着し、ター
ビン効率を低下させるばかりか、極端な場合は運転不能
となるので、できるだけ異物の付着゛・堆積し難いもの
が望まれているが、付着機構そのものが複雑なこともあ
り十分対策されていないのが現状である。
そこで本発明者らは、先に、機械加工後の翼を翼材料に
応じた適切な温度条件下でTiN及びTiCの混合物を
CV D (+41emical VaporDep
osition = 化学蒸着法−以下CVDと記す
)によりコーティングし、その後簡単な研磨を行うこと
によって、平滑で付着物の付き難い表面が得られること
に着目し、翼材料に通常施こされる熱処理条件(温度、
時間)でTiNとTiCの複合CVDコーティングを行
い、その後焼戻し処理し、しかる後、簡単な研磨を行う
技術を提案した(特願昭59−81923号明細書)。
応じた適切な温度条件下でTiN及びTiCの混合物を
CV D (+41emical VaporDep
osition = 化学蒸着法−以下CVDと記す
)によりコーティングし、その後簡単な研磨を行うこと
によって、平滑で付着物の付き難い表面が得られること
に着目し、翼材料に通常施こされる熱処理条件(温度、
時間)でTiNとTiCの複合CVDコーティングを行
い、その後焼戻し処理し、しかる後、簡単な研磨を行う
技術を提案した(特願昭59−81923号明細書)。
(発明が解決しようとする問題点)
上記先願発明におけるCVD条件は、異材料に通常施さ
れる熱処理すなわち焼入れ条件が採用されている。
れる熱処理すなわち焼入れ条件が採用されている。
これに対し、本発明は、低温で反応しCVDが可能な物
質を選定し、翼のCVDコーティングと焼戻しが同時に
実施し得る動・静翼表面の平滑化処理方法を提案するも
のである。
質を選定し、翼のCVDコーティングと焼戻しが同時に
実施し得る動・静翼表面の平滑化処理方法を提案するも
のである。
(問題点を解決するだめの手段)
本発明者らは、上記物質としてTiCNが好適であるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。
とを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、異材料に通常施こされる焼戻し条件
と同一の温度、時間条件下で翼表面に’riCNを化学
反応蒸着させて’I’iCN層を形成させることを特徴
とする動・静翼表面の平滑化処理方法に関するものであ
る。
と同一の温度、時間条件下で翼表面に’riCNを化学
反応蒸着させて’I’iCN層を形成させることを特徴
とする動・静翼表面の平滑化処理方法に関するものであ
る。
(本発明の詳細な説明)
軸流圧縮機、動・静翼には12%Cr鋼(5U8403
)が使用されることが多いので、該材料を被処理物とし
た具体的態様を以下説明する。
)が使用されることが多いので、該材料を被処理物とし
た具体的態様を以下説明する。
被処理物である動・静翼を10〜15%Nal C03
水溶液により汚染程度に応じ3〜10分間洗浄し、該N
IJ C03水溶液による洗浄後の動・静翼を水で3
〜5分洗浄して、翼表面のアルカリ(Na、Co3 等
)を除去した。
水溶液により汚染程度に応じ3〜10分間洗浄し、該N
IJ C03水溶液による洗浄後の動・静翼を水で3
〜5分洗浄して、翼表面のアルカリ(Na、Co3 等
)を除去した。
次に翼を100〜120℃の温風に1〜3分間さらし、
乾燥・した。乾燥後、翼をクロロセンNu (フッ素
系溶剤:米ダウケミカル社商品名)Kて3〜5分間、蒸
気洗浄を行った。
乾燥・した。乾燥後、翼をクロロセンNu (フッ素
系溶剤:米ダウケミカル社商品名)Kて3〜5分間、蒸
気洗浄を行った。
洗浄後、動・静翼をMT−TiCNコーティング〔日之
出金属社開発のコーティング法で、比較的低温の650
〜750℃に加熱された容器(炉)中へ、反応ガス(T
iC1,、R−CN、馬等)を導入し、容器中に設置さ
れ九被処理物にコーティングするCVDコーティング法
〕用の容器内に挿入し、膜厚10μ慣を目標にTiCN
コーティングを3〜6時間寮施した。TiCNコーティ
ング時の基本的な反応式は下記の通りである。
出金属社開発のコーティング法で、比較的低温の650
〜750℃に加熱された容器(炉)中へ、反応ガス(T
iC1,、R−CN、馬等)を導入し、容器中に設置さ
れ九被処理物にコーティングするCVDコーティング法
〕用の容器内に挿入し、膜厚10μ慣を目標にTiCN
コーティングを3〜6時間寮施した。TiCNコーティ
ング時の基本的な反応式は下記の通りである。
2TiC14+2R−CN…h1で2’riCN+2H
C1+2RC1(R: CHs t −C2H1l ?
’ −CsHr * −Cs Hs等のアμキμ基。
C1+2RC1(R: CHs t −C2H1l ?
’ −CsHr * −Cs Hs等のアμキμ基。
フェニル基〕
この反応(条件)は次のようにして設定した。
翼(12Cr、 I SCr鋼)は所定の強度を得る
ため、焼入れ(素材のとき)及び焼戻しく素材又は加工
後)が行なわれる。この焼戻し温度が650〜750℃
であることから、この温度下で反応が生起し、コーティ
ングが行えるものとして設定したものである。従って、
本発明ではコーティングと同時に翼の焼戻しができ、工
程の省略、コスト低減がはかれる。
ため、焼入れ(素材のとき)及び焼戻しく素材又は加工
後)が行なわれる。この焼戻し温度が650〜750℃
であることから、この温度下で反応が生起し、コーティ
ングが行えるものとして設定したものである。従って、
本発明ではコーティングと同時に翼の焼戻しができ、工
程の省略、コスト低減がはかれる。
上記のTiCNコーテイング後、コーティング容器中に
加圧(1〜5 kl/ca” ) N2ガスを導入し、
各翼を100℃付近まで冷却し、コーティング容器より
取出した。しかる後、各翼の表面を軽くパフ研磨(1〜
2分間)し、表面付着物を除去することにより仕上げた
。
加圧(1〜5 kl/ca” ) N2ガスを導入し、
各翼を100℃付近まで冷却し、コーティング容器より
取出した。しかる後、各翼の表面を軽くパフ研磨(1〜
2分間)し、表面付着物を除去することにより仕上げた
。
と−で使用した動・静翼は機絨加工後のもので、その表
面粗度は6 B (4,8〜&6μm)程度であったが
、本発明による処理後は3 B (2,4〜工3μm)
程度に平滑化することができた。
面粗度は6 B (4,8〜&6μm)程度であったが
、本発明による処理後は3 B (2,4〜工3μm)
程度に平滑化することができた。
(発明の効果)
本発明は、次に示すような効果がある。
(1)従来の手研磨に比較し、短時間、安価に平滑化で
きる。
きる。
(2) 翼表面は平滑で硬いTiCNで覆われるため
、流体中の異物によるエロージミンや付着を防止できる
。
、流体中の異物によるエロージミンや付着を防止できる
。
(3) (1)、 (2)の結果、圧縮機の効率向上
とともに、初期効率の長時間保持が期待できる。
とともに、初期効率の長時間保持が期待できる。
(4) T I CNコーティングによって翼材の焼
戻しが行なわれるため、従来、翼に必要な硬度を得るた
め実施していた焼入れ及び焼戻し工程を焼入れ工程のみ
に省略することができる。
戻しが行なわれるため、従来、翼に必要な硬度を得るた
め実施していた焼入れ及び焼戻し工程を焼入れ工程のみ
に省略することができる。
(5) T i CNコーティング層は耐食性にすぐ
れているため、翼の耐食性、耐二ローション性を著しく
向上させることができる。
れているため、翼の耐食性、耐二ローション性を著しく
向上させることができる。
復代理人 内 1) 明
復代理人 萩 原 亮 −
Claims (1)
- 翼材料に通常施こされる焼戻し条件と同一の温度、時間
条件下で翼表面にTiCNを化学反応蒸着させてTiC
N層を形成させることを特徴とする動・静翼表面の平滑
化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4468185A JPS61204376A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 動・静翼表面の平滑化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4468185A JPS61204376A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 動・静翼表面の平滑化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61204376A true JPS61204376A (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=12698174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4468185A Pending JPS61204376A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 動・静翼表面の平滑化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61204376A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162613A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 表面平滑化皮膜を有する回転機械 |
JP2018193998A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | Jfeスチール株式会社 | 炉頂圧回収タービンの製造方法及び炉頂圧発電設備の建設方法 |
-
1985
- 1985-03-08 JP JP4468185A patent/JPS61204376A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162613A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 表面平滑化皮膜を有する回転機械 |
JP2018193998A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | Jfeスチール株式会社 | 炉頂圧回収タービンの製造方法及び炉頂圧発電設備の建設方法 |
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