JPS61204048A - 砂洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分舒 本発明は、例えばコンクリートに使用される砂を洗浄す
る砂洗浄装置に関するものである。

従来の技術 建設の基礎になるコンクリートに使用されるところの粗
骨材および細骨材は川や山から殆んど取りつくされ、昨
今は輸送に不便な奥地に採簗を求めている。中でも細骨
材である砂は貴重品になりつつある。一方、海底に取り
つくせない量の砂が眠っている。しかし海砂は５表面に
塩分が付着していることから、コンクリートに使用した
とき鉄筋をもろくし、ひび割れを発生させるなど塩害が
生じる。そこで最近では、野積みした海砂の上にスプリ
ンクラ−で散水して脱塩を行なっている。

発明が解決しようとする問題点 上述した従来の脱塩方式によると、野積みの下層部分や
、スプリンクラ−の散水の行き届かない箇所など、部分
的に脱塩が行なわれていなかった。

すなわち砂が十分に洗浄水と接触しないという問題があ
った。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本発明における砂洗浄装置は、
上部に砂受入れ部を有し且つ下部に砂取出し口を有する
洗浄槽を設け、この洗浄槽内に仕切体を設けて、この仕
切体内に、上下端が洗浄槽内に連通ずる揚砂部を形成す
ると共に、この揚砂部内にスクリューコンベヤを配設し
、前記洗浄槽の下部に、前記砂取出し口に向く払出し用
ノズルを有する高圧水ヘッダーを設け、前記拠砂部に連
通ずる洗浄水供給管を設けると共に、前記洗浄槽の上部
に排水管を設けている。

作用 かかる本発明構成によると、洗浄槽内に投入された砂は
、スクリューコンベヤにより揚砂部内を上昇すると共に
、仕切体の外部においては自重により下降することにな
って該洗浄槽内を循環移動し、その際に揚砂部内では、
供給される洗浄水と共に攪拌・洗浄されて、表面に付着
している塩分などを除去し得る。そして塩水など不純水
は排水管から除去し得、また洗浄後の砂は砂取出し口か
ら洗浄砂として取出し得る。

実施例 以下に本発明の一実施例を第１図、第２図に基づいて説
明する。（１）は平面視三角形状の洗浄槽で、内面のう
ち二面を垂：６面（１ａ）に形成すると共に、残り一面
を下位はど前方に位置する傾斜面（１ｂ）に形成しであ
る。前記洗浄槽（１）の上部は殆んど開放されて砂受入
れ部（２）を形成している。また傾斜面（１ｂ）に対向
するコーナは円弧状部に形成してあり、この円弧状部の
下端を開口して砂取出し口（３）を形成している。この
砂取出し口（３）の外側にはガイド（４）に案内されて
昇降自在なゲート（５）が設ケラれ、このゲート（５）
の昇降は洗浄槽（１）との間に設けたシリンダ装置（６
）により行なわれる。前記洗浄槽（１）内には、前記円
弧状部に対向して半円筒吠の仕切体（７）が取外し可能
に配設され、これら円弧状部と仕切体（７）とによって
、上下端が洗浄槽（１）内に連通ずる円筒状の揚砂部（
８）を形成する。この揚砂部（８）内にスクリューコン
ベヤ（９）が配設される。すなわちスクリューコンベヤ
（９）は、前記揚砂部（８）内を貫通し且つ両端が軸受
Ｃ１Ｏを介して揚砂部（８）側に支持される回転軸０と
、揚砂部（８）よりも下方に突出した位置から揚砂部（
８）の中間部位置に亘って前記回転軸（ロ）に取付けた
スクリュー羽根（２）と、このスクリュー羽根（２）の
上端位置から揚砂部（８）の上端近くに亘って回転軸α
ｎに取付けたリボンスクリュー羽根α１と、＠記揚砂部
（８）の上端上方において回転軸０ηに取付けた分配用
のブレードＱ４と、前記洗浄槽（１）の上部に取付けら
れチェノやスプロケットなどからなる無端連ｍＪ　伎ｆ
Ｆｉ　Ｑ篩を介して前記回転軸０番ζ連動する減速機０
Ｇ付きのモータαηとから構成される。ここでスクリュ
ー羽根（２）の配置部分がリフトゾーン（３）となり、
リボンスクリュー羽根（至）の配電部分が攪拌洗浄ゾー
ンＣＢ）となり、また攪拌洗浄ゾーン（８）の上方が分
配ゾーシ傾になると共に、リフトゾーン囚の下方が払出
しゾーンの）となる。前記洗浄槽（１）の下部に、前記
砂取出し口（３）に向（払出し用ノズル（ト）と上向き
の噴射〉ズル０１とを有する高圧水ヘッダー曽が配設さ
れ、この高圧水ヘッダー（ホ）には高圧水供給管ａが連
通ずる。前記リボンスクリュー羽根（至）の下端に対向
する位置に洗浄水供給管（イ）が配設され、この洗浄水
供給管器は揚砂部（８）内に開口している。前記洗浄Ｉ
Ｉ！！！（１）の上部にはオーバーフロー用の排水管（
ハ）が配設され、また下部にはドレン管（ホ）が配設さ
れる。

以下に砂洗浄作業を説明する。ゲート（５）により砂取
出し口（３）を閉塞し、スクリューコンベヤ（９）を駆
動すると共に、洗浄槽（１）内に洗浄水を入れた状態で
、砂受入れ部（２）を通して海砂（至）を投入する。

定量め海砂（至）を投入したのち、一定時間に亘って攪
拌・洗浄を行なう。この攪拌・洗浄は、洗浄槽（１）の
下部にある海砂−がスクリュー羽根α４によって揚砂部
（８）内を上方へ押上げられ、その途中で洗浄水供給管
（イ）からの洗浄水−と合流し、そして海砂（至）はリ
ボンスクリュー羽根（至）により攪拌・希釈洗廊されな
がら上方へ進み、ブレードａ４でならされて揚砂部（８
）の上部から洗浄槽（１）へ強制移動され、傾僑面（１
ｂ）を滑って揚砂部（８）の下方に至る。順次、このサ
イクルを繰り返し、その間に洗浄水翰が供給されろと共
に、塩水がオーバーフロー水として排水管（ハ）から排
水され、以って海砂−に対する洗。

浄氷行なわれる。一定時間の攪拌・洗浄を行な−たのち
、洗浄水鋤の供給、ならびにスクリューコンベヤ（９）
の回転を停止する。そしてドレン管器を介して内部の水
を排出し、排出し終ってからシリンダ装置（６）により
ゲート（５）を上昇“させ、砂取出し口（３）を開放さ
せる。次いで高圧水ヘッダー（１）の両ノズル（至）Ｏ
Ｉから高王水を１射し、この噴射圧力で洗浄砂（２６Ａ
）を切り崩しながら砂取出し口（３）から払い出す。こ
のときスクリューコンベヤ（９）は逆回転され、揚砂部
（８）内の洗浄砂（２６Ａ）を下送する。

第３図は上記した砂洗浄装置を組込んだ海砂洗浄システ
ムを示す。すなわち浚せつ船のパケット（至）などで掻
き上げられた海砂（至）はコンベヤ翰などにより洗浄槽
（１）に投入される。そして洗浄１（！！　（１）から
払い出された洗浄砂（２６Ａ）はフラットコンベヤα目
こより下送され、ホッパー６１］を介してダンプカー（
２）などに積込まれる。フラットコンベヤ（至）におい
て水切りされ、その水は排水タンク（至）にため′られ
る。なお払い出された洗浄砂（２６Ａ）はベルトコンヘ
ヤ（支）によす野積みしてもよい。

第４図は砂洗浄装置の別の実施例を示す。すなわち洗浄
槽（１）は円錐コーン形状であり、また仕切体（７）は
筒状で洗浄槽（１）の中心部分に配設されている。

なお仕切体（７）を取りタシし可能にすることによりメ
ンテナンスが容易となる。またリボンの形状は、砂の粒
度、撹拌状態に昆合ったまうに変え得る。

発明の効果 上記構成の本発明における砂洗浄装置によると・洗浄槽
内に投入された砂は、スクリューコンベヤにより揚砂部
内を上昇すると共に、仕切体の突部においては自重によ
り下降することになって該洗浄槽内を循環移動し、その
際に揚砂部内では、供給される洗浄水と共に攪拌・洗浄
されることになって、砂は、その表面に付着している塩
分などを効果的に除去することができる。そして塩水な
ど不純水は排水管から除去でき、また洗浄後の砂は砂取
出し口から洗浄砂として取出すことができる。

また砂を洗浄槽に滞留させることにより洗浄度の調整を
行なうことができる。さらに構造を簡単かつコンパクト
にできると共に、大容気の処理を可能にでき、しかもラ
ンニングコストを低くできる。

さらに水中下で攪拌・洗浄を行なうため、砂はブリッジ
するようなことなく効果的に流動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は縦
断正面図、第２図は横断平面図、第３図はレステム説明
図、第４図は別の実施例を示す縦断正面図である。 （１）・・・洗浄槽、（２）・・・砂受入れ部、ｒ３）
・・・砂取出し口、（５）・・・ゲート、ｒａｌ・・・
シリンダ装置、（７）・・・仕切体、（８）・・・揚砂
部、（９）・・・スクリューコンベヤ、ａト・・回転軸
、υ・・・スクリュー別様、（至）・・・リボンスクリ
ュー羽根、０４・・・ブレード、（至）・・・払出し用
ノズル、叫・・・噴射ノズル・勾・・・高圧水ヘッダー
、（イ）・・・洗浄水供給管、（ハ）・・・排水管、（
至）・・・ドレン管、（至）・・・海砂、（２６Ａ）　
用洗浄砂、勾・・・洗浄水

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上部に砂受入れ部を有し且つ下部に砂取出し口を有
   する洗浄槽を設け、この洗浄槽内に仕切体を設けて、こ
   の仕切体内に、上下端が洗浄槽内に連通する揚砂部を形
   成すると共に、この揚砂部内にスクリューコンベヤを配
   設し、前記洗浄槽の下部に、前記砂取出し口に向く払出
   し用ノズルを有する高圧水ヘッダーを設け、前記揚砂部
   に連通する洗浄水供給管を設けると共に、前記洗浄槽の
   上部に排水管を設けたことを特徴とする砂洗浄装置。