JPS61202706A - 傾斜圧延機のロ−ラ−シユ−支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、継目無管の製造に用いて好適な傾斜圧延機の
ローラーシュー支持装置に関する。

［従来の技術］ 管の傾斜圧延機は、通常、一対のバレル型圧延ロールと
、一対のガイドシューを有している。

ガイドシューとしては板状の固定シューが用いられてい
るが、この固定シューは高温の素管との滑り摩擦により
、多大の荷重、熱負荷を受けるため、その損傷が大きく
、シばしば交換、手入れが必要とされる。

そこで、上記固定シューに代わって、ローラーシューを
用いることが知られている。ただし、このローラーシュ
ーにおいても、被圧延材としての管の外径に応じて異な
るローラーシューを用いる２・要がある。圧延機の稼動
率を上げるためには。

上記ローラーシューの交換に要する時間を極力短くする
ことが望ましく、そのための技術として、特公昭５４−
３１４８０に係るローラーシュー支持装置が提案されて
いる。

と記特公昭５４−３１４ｆｌＯに係るローラーシュー支
持装置は、第３図、第４図に示すように構成されている
。すなわち、ｌは圧延機であり、一対の圧延ロール２と
、一対のローラーシュー３を有している、また、圧延機
１は、そのハウジング４に配設されているピン５のまわ
りに外方にスイング可能に支持される一対のスイングフ
レーム６を有している。７は、スイングフレーム６を作
業位置と交換位置との間で移動可能とするスイングシリ
ンダ装置であり、８は、作業位置に設定されたスイング
フレーム６を保持するロックシリンダ装置である。上記
スイングフレーム６には、スライドブロック９がスライ
ド可能に支持され、スライドブロック９には、軸受ユニ
ット１０を介してローラーシュー３が支持されている。

１１は、スライドブロック９のための案内ビームであり
、スイングフレーム６に一体化されている。スイングフ
レーム６は、モータ１２、モータ１２によって駆動され
るウオームギヤユニット１３、ウオームギヤユニット１
３に結合されるねじ軸１４を備え。

ねじ軸１４をスライドブロック９に螺合している。

これにより、圧延機１の圧延時には、スイングフレーム
６が第４図に実線で示す作業位置に設定され、モータ１
２の駆動とともに左右のスライドブロック９が圧延領域
に対して直線運動し、一対のローラーシュー３の間隔を
被圧延材としての素管１５の外径に応じて変化させるこ
とを可能としている。

他方、ローラーシュー３を交換する場合には、ロックシ
リンダ装置８を解除し、スイングシリンダ装置７の作動
によってスイングフレーム６を第４図に鎖線で示す交換
位置に設定する。この状態下で、ねじ軸１４とスライド
ブロック９との螺合を解除した後、クレーン等の吊り上
げ手段の使用により、ローラーシュー３．軸受ユニット
ｌＯ、スライドブロック９を一体で吊り上げ、交換する
。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記特公昭５４−３１４８０に係るロー
ラーシュー支持装置は、ローラーシュー３とスライドブ
ロック９を一体とする状態で交換するため、以下のよう
な問題がある。

スライドブロック９とねじ軸１４の螺合を解く必要があ
り、交換作業時間が長くなる。

ローラーシュー３とスライドブロック９とが一体構造で
あるため、交換対象物の重量、容積が大きく、それらの
ための広い保管スペースが必要となる。

スイングフレーム６の案内ビーム１１とスライドブロッ
ク９とのスライド面間隙は、ローラーシュー３の振動を
小とするため、できるだけ小とすることが望ましいが、
その場合には、スライドブロック９を案内ビーム１１に
装入するのが困難となり、交換作業時間が長くなる。

スライドブロック９を吊り上げ、保管する時、そのスラ
イド面がむき出しになり、損傷を受けやスく、ローラー
シューを長期にわたって高精度で安定支持するのに困難
がある。

本発明は、ローラーシューの交換作業を迅速かつ容易に
行なうことを可能とするとともに、ローラーシューの支
持状態を安定化可能とすることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、１組をなす圧延ロールのそれぞれを被圧延材
のパス方向に対して傾斜配置するとともに、各圧延ロー
ルが形成する圧延領域の側方にローラーシューを配置し
てなる傾斜圧延機のローラーシュー支持装置において、
圧延機のハウジングに対して外方にスイング可能に支持
されるスイングフレームと、スイングフレームに対して
スライド可能に支持されるスライドブロックと、ローラ
ーシューを軸支し、スライドブロックに係脱可能に結合
されるシューベースとを有してなるようにしたものであ
る。

［作　用］ 本発明によれば、シューベースをスライドブロックに係
脱するのみの単純作業によりローラーシューを交換可能
であり、スライドブロックをスイングフレームから分離
、連結する場合に比して、ローラーシューの交換作業を
迅速かつ容易に行なうことが可能となる。また、スライ
ドブロックをスイングフレームから分離することがない
ので、スイングフレームとスライドブロックのスライド
面間隙を小とすることが可能となるととも・に、スライ
ドブロックのスライド面に損傷を与える可能性がなく、
ローラーシューの支持状態を安定化することが可能とな
る。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第２図
は第１図の■−■線に沿う断面図である。

圧延機２０は、一対の圧延ロール２１のそれぞれをＩ圧
延材としての素管２２のパス方向に対して傾斜配置する
とともに、各圧延ロール２１が形成する圧延領域の側方
に一対のローラーシュー２３を配置している。

圧延４ｊ１２０のハウジング２４には、ピン２５を介し
て、一対のスイングフレーム２６が外方にスイング可能
に支持されている。２７は、スイングフレーム２６を作
業位置と交換位置との間で揺動可能とするスイングシリ
ンダ装置であり、２８は、作業位置に設定されたスイン
グフレーム２６を保持するロックシリンダ装置である。

Ｌ記スイングフレーム２６には、スライドブロック２９
がスライド可能に支持されている。また、スイングフレ
ーム２６は、モータ３０、モータ３０によって駆動され
るウオームギヤユニット３１、ウオームギヤユニット３
１のウオーム車３２の中心部にスプライン結合されるね
じ軸３３を備えている。ねじ軸３３は、上記ウオーム車
３２に結合するスプライン部３４を有するとともに、ス
イングフレーム２６に一体化されているナツト３５に螺
合するねじ部３６を有している。

また、ねじ軸３３は、スライドブロック２９の後面部に
設けられている球面座３７に結合する継手部３８を有し
ている。これにより、モータ３０が駆動すると、ねじ軸
３３がスイングフレーム２６に対して螺動し、スライド
ブロック２９をスイングフレーム２６に対してスライド
可能とする。

スライドブロック２９の前面部には円錐状の係合凹部３
９が設けられ、この係合凹部３９には、シューベース４
０の背面部に設けられている円錐状の係合凸部４１が係
脱可能とされている。

シューベース４０には、軸受ユニット４２を介してロー
ラーシュー２３が支持されている。

なお、シューベース４０の係合凸部４１の先端部には、
テーパー溝４３が形成され、テーパー溝４３には、スラ
イドブロック２９に支持されているクランプシリンダ装
置４４の作動によって進退するテーパーブロック４５が
装入可能とされている。これにより、シューベース４０
は、スライドブロック２９に強固に結合可能となる。ま
た、スライドブロック２９には、取外し用シリンダ装置
４６、該シリンダ装置４６によって揺動する取外し用レ
バー４７が設けられている。これにより、ローラーシュ
ー２３の交換時に、上記レバー４７の先端部によって係
合凸部４１の先端部を押し、スライドブロック２９とシ
ューベース４０との結合を容易に解除することが可能と
なる。

また、シューベース４０が、係合凸部４１の中心軸まわ
りに回転することを防止するため、シューベース４０の
背面部には複数の円錐状の位置決めピン４８が設けられ
、この位置決めピン４８をスライドブロック２９の前面
部に形成されている位置決め凹部４９に係入可能として
いる。

したがって、上記圧延機２０の圧延時にあっては、ロー
ラーシュー２３を支持しているシューベース４０が、そ
の係合凸部４１をスライドブロック２９の保合四部３９
に係着する状態下で、該スライドブロック２９に結合さ
れるとともに、スイングフレーム２６が作業位置に設定
される。

この状態で、モータ３０が駆動されると、スライドブロ
ック２９がスイングフレーム２６に対してスライドし、
一対のローラーシュー２３の間隙を素管２２の外径に応
じて変化させることが可能となる。

他方、口→ラーシュ−２３を交換する場合には、スイン
グフレーム２６を交換位置に設定した後、スライドブロ
ック２９をスイングフレーム２６から分離することなく
、ローラーシュー２３−オヨびシューベース４０がスラ
イドブロック２９から取外され、新たなローラーシュー
２３およびシューベース４０が、その係合凸部４１をス
ライドブロック２９の係合凹部３９に係着する状態下で
該スライドブロック２９に結合されることとなる。

上記実施例によれば、シューベース４０をスライドブロ
ック２９に係脱するのみの単純作業により、ローラーシ
ュー２３を交換可能であり、スライドブロック２９をス
イングフレーム２６から分離、連結する場合に比して、
ローラーシュー２３の交換作業を迅速かつ容易に行なう
ことが可能となる。すなわち、スライドブロック２９に
対するシューベース４０の結合が、円錐状の係合凹部３
９と係合凸部４１との係脱によるため、きわめて容易で
ある。また、スライドブロー、り２９とねじ軸３３との
結合を解く必要がなく、交換作業を短時間で完了するこ
とが可能となる。また、交換対象物がスライドブロック
２９を含まず、その重量、容積が比較的小となり、それ
らのための保管スペースも小となる。

また、スライドブロック２９をスイングフレーム２６か
ら分離することがないので、スイングフレーム２６とス
ライドブロー２り２９のスライド面間隙を小とし、ロー
ラーシュー２３の振動を防止することが可能となる。ま
た、スライドブロック２９のスライド面に損傷を与える
可能性がな？。

良好な潤滑状態を長期にわたって維持し、ローラーシュ
ー２３の支持状態を安定化することが可能となる。

（発明の効果コ 以りのように、本発明は、１組をなす圧延ロールのそれ
ぞれを被圧延材のパス方向に対して傾斜配置するととも
に、各圧延ロールが形成する圧延領域の側方にローラー
シューを配置してなる傾斜圧延機のローラーシュー支持
装置において、圧延機のハウジングに対して外方にスイ
ング可能に支持されるスイングフレームと、スイングフ
レームに対してスライド可能に支持されるスライドブロ
ックと、ローラーシューを軸受し、スライドブロックに
係脱可能に結合されるシューベースとを有してなるよう
にしたものである。したがって、ローラーシューの交換
作業を迅速かつ容易に行なうことが可能となるとともに
、ローラーシューの支持状態を安定化することが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第２図
は第１図の［Ｉ　−ＴＩ線に沿う断面図、第３図は従来
例を示す断面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う
矢視図である。 ２０・・・圧延機、２１・・・圧延ロール、２２・・・
素管、２３・・・ローラーシュー、２４・・・ハウジン
グ、２６・・・スイングフレーム、２９・・・スライド
ブロック、３９・・・（ｆｔ合合部部４０・・・シュー
ベース、４１・・・係合凸部。 代理人　　弁理士　　塩　川　修　治 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）１組をなす圧延ロールのそれぞれを被圧延材のパ
   ス方向に対して傾斜配置するとともに、各圧延ロールが
   形成する圧延領域の側方にローラーシューを配置してな
   る傾斜圧延機のローラーシュー支持装置において、圧延
   機のハウジングに対して外方にスイング可能に支持され
   るスイングフレームと、スイングフレームに対してスラ
   イド可能に支持されるスライドブロックと、ローラーシ
   ューを軸支し、スライドブロックに係脱可能に結合され
   るシューベースとを有してなることを特徴とする傾斜圧
   延機のローラーシュー支持装置。