JPS61200084A - 撒積船のハツチカバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は撒積船のハツチカバーＩζ関し。

船体の大型化、幅広化に対応して適切な粒状物の積込み
を行い得るハツチカバーを提供しようとするものである
。

〔発明の背景〕

近年、撒積船の大型化、幅広化が行われているが１港湾
設備Ｉこよっては粒状物（ブレーン）積込みのローダが
艙口まで届かない状態が生じている。この場合、粒状物
をフルに積込めず、また粒状物が片舷に片寄って積込ま
れるため船体が横傾斜する等の問題を生じ、その解決が
望まれている。

〔発明の概要〕

本発明は上記した問題点を解決するためになされたもの
で、舷側から艙ロヘ向けて下方に傾斜する傾斜面を設け
たものである。該傾斜面の傾斜角度は安息角以上とし、
この傾斜面ζζローダから粒状物を排出し、艙口へと粒
状物を導くようＣζ構成している。

この構成Ｉζより、ローダが艙口に届かない場合でも粒
状物を均一に艙内に満載することが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面Ｉこ基づいて説明する。

第１図において、（５０）がローダ、（５１）が艙口で
ある。ハツチカバー（１）は矢印方向にスライドし、艙
口（５１）を開閉するようになっている。ハツチカバー
（１）は、上面を傾斜面（２）とした直方体をなしてお
り、該傾斜面（２）は舷側から艙口（５１）へ向けて下
方ｌこ傾斜している。傾斜面（２）の角度（θ）は粒状
物（Ｘ）の安息角以上とする。

傾斜面（２）の両サイドには、この実施例においては、
流れ止め板αＯを設け、粒状物の両サイドからの落下を
防止している。板αＱは固定でも良いが、この実施例で
は通常は傾斜面（２）側へ倒しておき、粒状物排出時に
立設するように構成している。第２図乃至第４図にその
機構を示す。傾斜面（２）の幅方向中央部Ｉこ開口を傾
斜面上方に向けたボックスαυを載置し、このボックス
α１両端にワイヤ（６）を連結し、滑車αＪを介して板
αＯに連結しである。そして粒状物（Ｘ）が傾斜面（２
）を流れてくると、ボックスα刀内に滞留し、その重み
によりボックスαυが下方ｌこ移動し、ワイヤ（２）を
引き、板α０を起立させるようｌこなっている。ボック
ス（ロ）の底部（１１０）は第４図に示すように開放可
能となっており、積込みが終了したら、該底部（１１０
）を開けてボックス内Ｉこ溜まった粒状物（Ｘ）を膣口
ｌζ落とすようＩこなっている。

なお１この実施例では、ハツチカバー（１）の中は空洞
となっているため、側面（３）Ｉζドア■を設けて内部
を収納等に利用できるようにしている。

次ζこ使用方法を説明する。

まず、ハツチカバー（１）を若干膣口（５１）　に突出
させて勿き、傾斜面（２１の幅方向中央部にローダ（５
０）から粒状物（Ｘ）を排出する。傾斜面（２）の角度
は粒状物の安息角以上であるから、粒状物は滞留するこ
となく斜面を流れる。粒状物（Ｘ）の一部はボックスＱ
ｌｌ）こ溜まり、その重量により流れ止め板（ＩＧが立
設する。板明が立設したら、ローダ（５０）を左右に振
らせて、粒状物（Ｘ）を均一に流す。また、゛ハツチカ
バー（１）を順次閉じて行き、膣口（５１）全体に粒状
物（Ｘ）を挿入する。最後にボックスαηの底部（１１
Ｇ）を開いて、ボックス（ロ）内に溜まった粒状物（Ｘ
）を艙内に落として作業を終了する。

なお、上記ではハツチカバー（１１を開から閉へと移動
させたが、これとは逆ｌζ最初若干の゛隙間を残してカ
バーを閉じておき１次第に開放するように作動させても
良い。

〔発明の効果〕

以上説明したようξζ本発明のハツチカバーによれば、
大型船や幅広船等に右いてローダが届かないような場合
でも、艙内に粒状物を均一に満載することができる。ま
た構造も傾斜面を設けるという比較的簡単なものである
ため、港湾設備の改造等に比較してコスト的ｌζも大き
なメリットがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図。 第２図は流れ止め板の起倒機構を示す平面図、第３図は
その正面図、第４図は側面図である。 １１）・・・ハツチカバー、（２）・・・傾斜面、（３
）・・・側面、σＯ・・・流れ止め板、αト・・ボック
ス、（６）・・・ワイヤ、ＣＬｌ・・・滑車。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 積載する粒状物の安息角以上の角度で舷 側から艙口に向けて下方に傾斜する傾斜面 を有する撒積船のハッチカバー。