JPS61199514A - 金属の冷間加工方法 - Google Patents
金属の冷間加工方法Info
- Publication number
- JPS61199514A JPS61199514A JP3865885A JP3865885A JPS61199514A JP S61199514 A JPS61199514 A JP S61199514A JP 3865885 A JP3865885 A JP 3865885A JP 3865885 A JP3865885 A JP 3865885A JP S61199514 A JPS61199514 A JP S61199514A
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- Japan
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- stock
- steel
- coating
- metallic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はオーステナイト系ステンレス鋼及び高合金鋼の
冷間加工方法、詳細には、オーステナイト系ステンレス
鋼及び高合金鋼を冷間引抜等によって加工する際、その
潤滑を適切に行わしめることができる方法に関する。
冷間加工方法、詳細には、オーステナイト系ステンレス
鋼及び高合金鋼を冷間引抜等によって加工する際、その
潤滑を適切に行わしめることができる方法に関する。
鋼材の冷間加工法として引抜法やピルガ−圧延法が行わ
れているが、このうち、例えば引抜加工では、鋼材とダ
イスやプラグとの間の摩擦を減らし摩擦熱の局部的集中
による焼付を防ぐ目的から潤滑処理が行われる。
れているが、このうち、例えば引抜加工では、鋼材とダ
イスやプラグとの間の摩擦を減らし摩擦熱の局部的集中
による焼付を防ぐ目的から潤滑処理が行われる。
この潤滑処理として従来いくつかの方法が知られている
が、例えば冷間引き抜き加工においては、潤滑性能が最
も良好である化成処理法が多く用いられている。この方
法は、潤滑剤を均一に付着させることを目的として、脱
スケール後の鋼材を化成処理液に浸漬して被膜(下地被
膜)を形成させ、この下地処理後、反応型の潤滑剤より
潤滑処理を行って金属石けん被膜を形成させ、乾燥工程
を経て加工に供せしめるものであり、鋼材が高合金鋼の
場合には被膜付着性の問題から上記化成処理液としてシ
ュウ酸塩溶液が用いられている。しかしながら、このよ
うな潤滑方法でも所謂5US347.5US316など
のオーステナイト系ステンレス鋼や、所謂Dup l
ex鋼、高Ni合金鋼のような高合金鋼が加工対象とさ
れるような場合、加工時に潤滑被膜の切れを生じダイス
やプラグに焼付けを生じさせてしまうという問題がある
。
が、例えば冷間引き抜き加工においては、潤滑性能が最
も良好である化成処理法が多く用いられている。この方
法は、潤滑剤を均一に付着させることを目的として、脱
スケール後の鋼材を化成処理液に浸漬して被膜(下地被
膜)を形成させ、この下地処理後、反応型の潤滑剤より
潤滑処理を行って金属石けん被膜を形成させ、乾燥工程
を経て加工に供せしめるものであり、鋼材が高合金鋼の
場合には被膜付着性の問題から上記化成処理液としてシ
ュウ酸塩溶液が用いられている。しかしながら、このよ
うな潤滑方法でも所謂5US347.5US316など
のオーステナイト系ステンレス鋼や、所謂Dup l
ex鋼、高Ni合金鋼のような高合金鋼が加工対象とさ
れるような場合、加工時に潤滑被膜の切れを生じダイス
やプラグに焼付けを生じさせてしまうという問題がある
。
本発明はこのような問題に鑑み新たに研究開発されたも
ので、特に高合金鋼材についても潤滑被膜の被膜切れを
適切に防止しつつ冷間加工を行うことができる方法を提
供せんとするものである。このため本発明者らが実験研
究を重ねた結果、金属材に下地被膜としてシュウ酸塩被
膜を形成させた後、その被膜上に非反応型金属石けんの
潤滑被膜を形成させ、さらにその被膜上lこ鉱物油被膜
を形成させてなじませるという一連の潤滑処理を行うこ
とにより、加工対象がDuplex ili等の高合金
鋼であっても被膜切れを生ずることなく、適切な冷間加
工が可能であることを見い出したものである。
ので、特に高合金鋼材についても潤滑被膜の被膜切れを
適切に防止しつつ冷間加工を行うことができる方法を提
供せんとするものである。このため本発明者らが実験研
究を重ねた結果、金属材に下地被膜としてシュウ酸塩被
膜を形成させた後、その被膜上に非反応型金属石けんの
潤滑被膜を形成させ、さらにその被膜上lこ鉱物油被膜
を形成させてなじませるという一連の潤滑処理を行うこ
とにより、加工対象がDuplex ili等の高合金
鋼であっても被膜切れを生ずることなく、適切な冷間加
工が可能であることを見い出したものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
図面は本発明法を管体の冷間引き抜き加工に適用した場
合の一工程例を示すもので、才ず素管を酸洗して脱スケ
ールした後、シュウ酸塩溶液に浸漬してシュウ酸塩被膜
(Fe C204)を形成させる。この下地被膜はその
上に形成される潤滑被膜を保持するとともにその自身で
も材料とダイス、プラグ等の工具との直接接触を防止す
る作用をする。一般に、下地被膜としてはリン酸塩被膜
も用いられるが、本発明が対象とするようなオーステナ
イトステンレス銅や高合金鋼にあってはリン酸塩溶液処
理では被膜が生じに<<、このためシュウ酸塩被膜が用
いられる。このようなシュウ酸塩溶液による被膜処理後
、表面に付着した処理液を除去するため水洗が行われ、
さらにこの水洗によっても若干の処理液が残り、これが
潤滑剤の性能劣化につながるため、中和処理が行われる
。
合の一工程例を示すもので、才ず素管を酸洗して脱スケ
ールした後、シュウ酸塩溶液に浸漬してシュウ酸塩被膜
(Fe C204)を形成させる。この下地被膜はその
上に形成される潤滑被膜を保持するとともにその自身で
も材料とダイス、プラグ等の工具との直接接触を防止す
る作用をする。一般に、下地被膜としてはリン酸塩被膜
も用いられるが、本発明が対象とするようなオーステナ
イトステンレス銅や高合金鋼にあってはリン酸塩溶液処
理では被膜が生じに<<、このためシュウ酸塩被膜が用
いられる。このようなシュウ酸塩溶液による被膜処理後
、表面に付着した処理液を除去するため水洗が行われ、
さらにこの水洗によっても若干の処理液が残り、これが
潤滑剤の性能劣化につながるため、中和処理が行われる
。
次に潤滑処理が行われるが、本発明ではこの潤滑被膜の
構成に大きな特徴を有する。すなわち、素管はまず潤滑
槽に浸漬され潤滑処理が行われるが、本発明では、特に
この潤滑剤として非反応型の金属石けん(例えばCa石
けん)が用いられ、上記したシュウ酸塩被膜の上にさら
にこの非反応型金属石けんの潤滑被膜が形成される。次
いで、この被膜を十分乾燥させた後、潤滑被膜の上にさ
らに鉱物油被膜を形成させる。この鉱物油としては所謂
マシン油、スピンドル油、鉱物質圧延油(PLI又はそ
れに近い成分)等が主として用いられ、これら鉱物油中
に素管を浸漬させる等の方法で被膜を形成させる。
構成に大きな特徴を有する。すなわち、素管はまず潤滑
槽に浸漬され潤滑処理が行われるが、本発明では、特に
この潤滑剤として非反応型の金属石けん(例えばCa石
けん)が用いられ、上記したシュウ酸塩被膜の上にさら
にこの非反応型金属石けんの潤滑被膜が形成される。次
いで、この被膜を十分乾燥させた後、潤滑被膜の上にさ
らに鉱物油被膜を形成させる。この鉱物油としては所謂
マシン油、スピンドル油、鉱物質圧延油(PLI又はそ
れに近い成分)等が主として用いられ、これら鉱物油中
に素管を浸漬させる等の方法で被膜を形成させる。
このように本発明は、上記非反応型の金属石けん被膜と
鉱物油被膜との組み合せによる複合効果を得る点に大き
な特徴を有する。本発明では、こnらの潤滑被膜処理を
施した後直ちに冷間加工を行ってもある程度の効果は期
待できるが、潤滑被膜形成後、これを一定時間なじませ
る(養生)ことによってその効果が著しく増大する。す
なわち、本発明者らが検討したところでは、形成された
鉱物油被膜をその下層の潤滑被膜となじませることによ
って潤滑効果を高め得るものであり、特に被膜形成後4
時間以上なじませることにより効果が飛躍的に向上する
ことが確認された。
鉱物油被膜との組み合せによる複合効果を得る点に大き
な特徴を有する。本発明では、こnらの潤滑被膜処理を
施した後直ちに冷間加工を行ってもある程度の効果は期
待できるが、潤滑被膜形成後、これを一定時間なじませ
る(養生)ことによってその効果が著しく増大する。す
なわち、本発明者らが検討したところでは、形成された
鉱物油被膜をその下層の潤滑被膜となじませることによ
って潤滑効果を高め得るものであり、特に被膜形成後4
時間以上なじませることにより効果が飛躍的に向上する
ことが確認された。
このため、引き抜き等の冷間加工は、鉱物油被膜を形成
させた後、引抜加工等の冷間加工度合や被加工材の冷間
加工性に応じた時間。
させた後、引抜加工等の冷間加工度合や被加工材の冷間
加工性に応じた時間。
好ましくは4時間以上養生させ、しかる後実施すること
が望ましい◎ そして引き抜き加工後、脱ffj処理がなされ、さらに
焼鈍処理がなされる◎ 〔実施例〕 42 Ni −22Cr鋼の仕上り引抜き加工を行い外
径24.4wX肉厚1.65mの熱交換器用鋼管を製造
した。その際使用した潤滑条件及び潤滑効果を第1表に
示す〇 〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、加工対象がオーステナイト
系ステンレス鋼はもちろんのことDuplex鋼や高N
i系合金のような高合金鋼であっても潤滑被膜の被膜切
れを生ずることなく冷間加工を行うことができるという
工業上優れた効果がある。
が望ましい◎ そして引き抜き加工後、脱ffj処理がなされ、さらに
焼鈍処理がなされる◎ 〔実施例〕 42 Ni −22Cr鋼の仕上り引抜き加工を行い外
径24.4wX肉厚1.65mの熱交換器用鋼管を製造
した。その際使用した潤滑条件及び潤滑効果を第1表に
示す〇 〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、加工対象がオーステナイト
系ステンレス鋼はもちろんのことDuplex鋼や高N
i系合金のような高合金鋼であっても潤滑被膜の被膜切
れを生ずることなく冷間加工を行うことができるという
工業上優れた効果がある。
図面は本発明法を冷間引き抜きに適用した場合の一工程
例を示すものである。
例を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 金属材をシユウ酸塩溶液で化成処理して 表面にシユウ酸塩被膜を形成させた後、そ の被膜上に非反応型金属石けんの潤滑被膜 を形成させ、さらにその被膜上に鉱物油被 膜を形成させ、しかる後冷間加工を行うこ とを特徴とする金属の冷間加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3865885A JPS61199514A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 金属の冷間加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3865885A JPS61199514A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 金属の冷間加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199514A true JPS61199514A (ja) | 1986-09-04 |
Family
ID=12531356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3865885A Pending JPS61199514A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 金属の冷間加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61199514A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62290020A (ja) * | 1986-07-25 | 1987-12-16 | オムロン株式会社 | 接点構造 |
JP2006200833A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置および加湿構造体の再生方法 |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP3865885A patent/JPS61199514A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62290020A (ja) * | 1986-07-25 | 1987-12-16 | オムロン株式会社 | 接点構造 |
JP2006200833A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置および加湿構造体の再生方法 |
JP4696566B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | 加湿装置および加湿構造体の再生方法 |
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