JPS6119914Y2 - - Google Patents

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JPS6119914Y2
JPS6119914Y2 JP1981156360U JP15636081U JPS6119914Y2 JP S6119914 Y2 JPS6119914 Y2 JP S6119914Y2 JP 1981156360 U JP1981156360 U JP 1981156360U JP 15636081 U JP15636081 U JP 15636081U JP S6119914 Y2 JPS6119914 Y2 JP S6119914Y2
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JP
Japan
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polishing
wooden
whetstone
blade
abrasive
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JP1981156360U
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JPS5863966U (ja
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、レザーカツトナイフ(以下単にレザ
ーと称す)、ハサミ、バリカン、肉切包丁等の包
丁類等の刃物を研磨するために使用する研磨木砥
に関するものである。 従来の刃物を研磨するための研磨器具として
は、木製砥石、石材製砥石、鉄材製砥石等があ
る。しかし、木製砥石の場合には、刃面が研磨面
に喰い込むため刃部前進運行によつて研磨するこ
とはできず、刃背部(峰部)前進運行のみによつ
て研磨せざるを得ず、したがつて、刃に対して正
確な切れ味を付与せしめるためには、多回数に亘
つて刃背部前進運行を繰り返さねばならず、刃物
の研磨に多大な手数を要するばかりでなく木製砥
石の研磨面に傷がつき易いこと、刃物より生ずる
研磨屑が研磨面に喰い込んで除去しにくいこと、
更に研磨面が摩耗し易いこと等によつて研磨面に
狂いを生ずるおそれが多く、そのため、刃物の刃
部に傷がつき易く、刃に対して正確な切れ味を付
与せしめるためには問題があつた。又、石材製砥
石および鉄材製の砥石においても同様に、砥石の
研磨面に傷がつき易いこと、刃物より生ずる研磨
屑が研磨面に喰い込んで除去しにくいこと、更に
研磨面が摩耗し易いこと等によつて研磨面に狂い
を生ずるおそれが多く、そのため、刃物の刃部に
傷がつき易く、刃に対して正確な切れ味を付与せ
しめるためには相当な熟練を要するという問題が
あり、そして、従来の砥石においては、研磨の都
度研磨面に水、油、研磨剤を適宜塗布する必要が
あり、その手数が煩瑣であるばかりでなく、それ
によつても研磨面に狂いを生ずるおそれがあると
ともに周囲を汚損し美観上においても問題がある
等の難点を有していた。 本考案は、軽量であり、美観高揚にも期するこ
とができ、粒粉、液体塗料等の付着度も良好であ
る等の木製砥石の利点をそのまま活かし、木製砥
石本体の外面に研磨剤と水性塗装液との混合物よ
りなる皮膜を形成し研磨面となすことによつて、
上記従来の砥石が有していた諸難点を解消せしめ
ることができ、使用上好適である研磨木砥を提供
することを目的とする。 別紙図面について本考案実施の一例を説明す
る。1は角型板体状の木製砥石本体で、該木製砥
石本体1の外面に別表1に記載した如く、刃物の
種類に適した粒子度の研磨剤と水性塗装液とを所
定の割合にて混合撹拌せしめた混合物よりなる皮
膜を形成し研磨面となしたものである。
【表】 前記の研磨剤の粒子度、研磨剤と水性塗装液の
量は、あくまで基本であつて、刃物の種類、研磨
の目的等に応じ適宜変更する場合がある。所庭の
粒子度と量の研磨剤と水性塗装液とを混合撹拌し
て研磨液を形成し、この研磨液を木製砥石本体1
の外面に塗布した後、乾燥させ、この研磨液の塗
装、乾燥工程を4〜5回繰り返して、厚さ約0.8
〜1.00mm程度の皮膜を形成し、その乾燥硬化後水
洗いしながら表面を小粒度のサンドペーパーにて
磨き上げをなして研磨面となす。 第2図および第3図は、ハサミの研磨用木砥を
示すもので、木製砥石本体1の上面に荒研ぎ用の
皮膜2、下面に仕上げ研ぎ用の皮膜3、長手方向
両側面に裏研ぎ用(返り刃を落とす)の皮膜4を
形成したものである。第4図および第5図は、肉
切包丁の研磨用木砥5を示すもので、一側端部に
把手6を有する丸棒7の外周面を長手方向に沿つ
て二分割し、夫々荒研ぎ用の皮膜8、仕上げ用の
皮膜9を形成したものである。なお、上記実施例
においては、一つの木製砥石本体の外面に、荒研
ぎ、仕上げ研ち、裏研ぎの異なる研磨目的に対す
る研磨用の皮膜を共に形成する場合を示したが、
これに限らず、研磨目的の異なる毎に別々に作製
してもさしつかえない。しかし、上記実施例のよ
うになした場合の方が、資源の節約となり経済的
であるとともに、使用上、保管上においても便利
である。又、木製砥石本体の形状は、上記実施例
のように角形板体状、丸棒状に限らず、円板状等
適宜形状のものでさしつかえない。 本考案は、叙上のように、木製砥石本体の外面
に、刃物の種類に適した粒子度の研磨剤と水性塗
装液とを所定の割合にて混合撹拌せしめた混合物
よりなる皮膜を形成し研磨面となして、研磨木砥
を形成したので、次の効果を有する。 即ち、研磨剤と水性塗装液とは良く混合する性
質を有しており、木砥の外面にはこの研磨剤と水
性塗装液との混合物よりなる皮膜が形成されてい
るので、水性塗装液の存在により、単に研磨剤を
塗布した場合と異なり、木砥外面における研磨面
は、適度な柔軟性を有し、表面がなめらかである
とともに、刃に対して適切な堅さを有している。
したがつて、従来の木砥のように刃部前進運行に
よつて研磨しても木砥の研磨面に刃先が喰い込む
ようなことはなく、そのため従来の木砥と異な
り、刃に対して正確な切れ味を付与せしめるため
に、刃背部前進運行のみを多数回繰り返して研磨
をする必要はなく、刃部前進運行、刃背部前進運
行のいずれも自由に行うことができ、従来の木砥
に比し、研磨を迅速、容易に行うことができる。
又、前記の如く、研磨面は適度な柔軟性となめら
かさを有するとともに刃物に対して適切な堅さを
有し、それを長期に亘つて保持することができる
ので、従来の木砥、石材製の砥石、鉄材製の砥石
と異なり、研磨面に刃物により傷がついたり、摩
耗したりするおそれがなく、そのため刃物より生
ずる研磨屑が研磨面に喰い込んで除去しにくくそ
れらによつて研磨面に狂いを生ずるということが
なく、研磨屑はごく小量の灯油をしみこませた布
切れによつて容易にふきとることができ、長期に
亘つて精確な研磨面を保持することができる。し
たがつて、刃物に対して何ら熟練を要することな
く、良好な切れ味を付与せしめることができる。
又、水性塗装液の存在により研磨面がなめらかで
あることと研磨面に狂いが生せず精確な研磨面が
保持されることによつて、研磨剤により刃物に傷
がつくおそれもない。更に、砥石本体に研磨剤と
水性塗装液の混合物よりなる皮膜の研磨面が形成
されているので、従来の砥石のように研磨の都度
砥石に水、油、研磨剤を塗布する必要はなく、そ
のままの状態で刃物の研磨をすることができ、し
たがつて研磨の手数が大巾に軽減されるととも
に、水、油、研磨剤の塗布により周囲が汚損され
ることもなく、使用上並びに保管上好適である。
そして、前記の如く、研磨剤と水性塗装液との混
合物よりなる皮膜によつて研磨面が形成されてい
ることによつて、刃物に対して良好な切れ味を付
与せしめることができるものであるが、特にレザ
ーにおいては、この研磨面によつて研磨すること
により、刃先が先鋭状ではなく稍丸味を帯びた状
態の刃先となすことができるので、円滑な切れ味
となり、使用上好適である。又、研磨剤と水性塗
装液との混合物よりなる皮膜を形成する媒体とし
て、石材製や鉄材製の砥石ではなくその付着度の
良好な木製砥石を使用したので、その皮膜が砥石
より長期に亘つて剥離するというおそれはなく、
水性塗装液の使用により砥石に種々の色彩を付与
せしめることができ、研磨の際に水、油、研磨剤
を塗布する必要がないことと相まつて、砥石を例
えば理容店の化粧台等人の目に付き易い場所に置
いても体裁を損ねることがなく、美観上において
も好適であり、更に軽量であるので使用上好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すもので、第1図
は角形板体状の砥石本体を用いた場合の斜視図、
第2図は第1図におけるA−A断面図、第3図は
第1図におけるB−B断面図、第4図は肉切包丁
用の丸棒状の砥石本体を用いた場合の斜視図、第
5図は第4図におけるC−C断面図である。 1……角形板状の木製砥石本体、2……荒研ぎ
用の皮膜、3……仕上げ研ぎ用の皮膜、4……裏
研ぎ用の皮膜、5……肉切包丁用木砥、7……丸
棒、8……荒研ぎ用の皮膜、9……仕上げ研ぎ用
の皮膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木製砥石本体の外面に、刃物の種類に適した粒
    子度の研磨剤と水性塗装液とを所定の割合にて混
    合撹拌せしめた混合物よりなる皮膜を形成し研磨
    面となしたことを特徴とする研磨木砥。
JP15636081U 1981-10-22 1981-10-22 研磨木砥 Granted JPS5863966U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15636081U JPS5863966U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 研磨木砥

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15636081U JPS5863966U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 研磨木砥

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5863966U JPS5863966U (ja) 1983-04-28
JPS6119914Y2 true JPS6119914Y2 (ja) 1986-06-14

Family

ID=29948904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15636081U Granted JPS5863966U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 研磨木砥

Country Status (1)

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2510566Y2 (ja) * 1989-07-28 1996-09-11 京セラ株式会社 刃物研ぎ具
JP2002239925A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fuji Dies Kk 研磨用具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417181Y2 (ja) * 1976-05-12 1979-07-03

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JPS5863966U (ja) 1983-04-28

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