JPS6119863B2 - - Google Patents

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JPS6119863B2
JPS6119863B2 JP53049093A JP4909378A JPS6119863B2 JP S6119863 B2 JPS6119863 B2 JP S6119863B2 JP 53049093 A JP53049093 A JP 53049093A JP 4909378 A JP4909378 A JP 4909378A JP S6119863 B2 JPS6119863 B2 JP S6119863B2
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JP
Japan
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pressure
throttle
valve
line pressure
chamber
Prior art date
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JP53049093A
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English (en)
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JPS54141950A (en
Inventor
Shiro Sakakibara
Kazunori Ishikawa
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4909378A priority Critical patent/JPS54141950A/ja
Publication of JPS54141950A publication Critical patent/JPS54141950A/ja
Publication of JPS6119863B2 publication Critical patent/JPS6119863B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、車両用自動変速機の油圧制御装置に
係り、特に自動変速機に於いて、歯車変速機構の
摩擦係合手段に供給されるライン圧を制御するた
めのモジユレータ弁に関するものである。 動力伝達部が入力軸と、出力軸と、その間に設
けられた遊星歯車機構と、油圧により作動する複
数個の摩擦係合装置から構成され、かかる摩擦係
合装置の作動を種々に切換え、最も適した変速状
態に制御することが自動的に行なわれるようにさ
れた自動変速機に於いては、摩擦係合装置の切換
制御は、通常油圧制御装置によつて行なわれてお
り、かかる油圧制御装置にはアクセルペダルの踏
込み量即ち吸気スロツトル開度に応じて変化する
スロツトル圧と、車速に応じて変化するガバナ圧
の平衡関係に応じて切換作動される変速弁が組込
まれており、スロツトル圧とガバナ圧即ちアクセ
ルペダル踏込み量と車速の対比関係に基づいて歯
車変速機構の変速段を選定するようになつてい
る。 従来の油圧制御装置は、当該車両の内燃機関用
気化器の作動を連動するスロツトルバルブの開度
に応じて生じるスロツトル圧を感知して歯車変速
機構の変速噛合を選択的に達成する摩擦係合手段
に供給されるライン圧を制御するように構成され
ているが、スロツトルバルブの開度に応じて内燃
機関の出力トルクと前記ライン圧によつて摩擦係
合手段に加わるトルク容量は共に増大するもの
の、スロツトルバルブの開度が所定値以上になる
と、当該内燃機関の出力トルク容量の増加状況は
緩やかになる一方、前記摩擦係合手段に加わるト
ルク容量は直線的に増加するため、そのトルク容
量の差は増大し、変速時に内燃機関の空吹き現象
が起つたり大きなシヨツクが発生したりする。従
つてライン圧を制御して摩擦係合手段のトルクと
の差を出来るだけ小さくすれば、変速時のシヨツ
クを軽減し、滑らかな走行を行なわしめることが
できる。 本発明の目的は、以上述べたように自動変速機
の変速を滑らかに行なわせるために歯車変速機構
の摩擦係合手段に供給されるライン圧を当該内燃
機関の出力トルクに実質的に応答させ得る機能を
有する制御装置を提供することにある。更に、具
体的には、スロツトルモジユレータ弁を設けるこ
とにより、ライン圧を内燃機関の出力トルクの増
大と共に昇圧させ、スロツトル圧が所定の値以上
になると緩やかに昇圧させるように制御し、以つ
て摩擦係合手段のトルク容量を実際のトルクに対
し、近似させるようにした油圧制御装置を提供す
ることにある。 上記目的を達成するために本発明の自動変速機
の油圧制御装置は、内燃機関の駆動力を伝達する
流体式トルクコンバータと、いくつかの変速段を
得るための複数個の摩擦係合装置を備えた歯車変
速機構とからなる自動変速機の油圧制御装置にお
いて、油圧源と、該油圧源から調整されたライン
圧を発生するライン圧制御弁と、スロツトル開度
に応じたスロツトル圧を発生するスロツトル弁
と、車速に応じたガバナ圧を発生するガバナ弁
と、前記スロツトル圧と前記ガバナ圧の平衡関係
に応じて前記摩擦係合装置へ供給される前記ライ
ン圧を切換える複数個の変速弁と、運転者の意志
により選択的に作動される選速弁と、前記ライン
圧制御弁と前記スロツトル弁との間に配置される
スロツトルモジユレータ弁とからなり、前記ライ
ン圧制御弁は油室を有し該油室に付与される油圧
の昇圧に応じてラインを昇圧し、前記スロツトル
モジユレータ弁は前記スロツトル圧を供給される
流入口と前記ライン圧制御弁の油室と接続した流
出口と前記流入口と流出口に接続した内孔を有す
るバルブボデイと、該バルブボデイの前記内孔内
に往復動自在に嵌挿されて前記流出口に連絡した
圧力室を形成するとともに該圧力室に作用する圧
油に応じて前記流入口から前記流出口へ流れる圧
油の流量を制限可能なランドを有するスプール
と、該スプールを前記圧力室に作用する圧油に抗
する方向に付勢するスプリングとを備え、前記ス
ロツトル圧が所定の値より低い場合には前記ライ
ン圧制御弁の油室にスロツトル圧を供給し、前記
スロツトル圧が所定の値より高い場合には前記ラ
イン圧制御弁の油室にスロツトルモジユレータ圧
を供給して前記ライン圧制御弁が発生するライン
圧を前記内燃機関の出力トルクに近似させたこと
を特徴とする。また本発明の自動変速機の油圧制
御装置は、内燃機関の駆動力を伝達する流体式ト
ルクコンバータと、いくつかの変速段を得るため
の複数個の摩擦係合装置を備えた歯車変速機構と
からなる自動変速機の油圧制御装置において、油
圧源と、該油圧源から調整されたライン圧を発生
するライン圧制御弁と、スロツトル開度に応じた
スロツトル圧を発生するスロツトル弁と、車速に
応じたガバナ圧を発生するガバナ弁と、前記スロ
ツトル圧と前記ガバナ圧の平衡関係に応じて前記
摩擦係合装置へ供給される前記ライン圧を切換え
る複数個の変速弁と、運転者の意志により選択的
に作用される選速弁と、前記ライン圧制御弁と前
記スロツトル弁との間に配置されるスロツトルモ
ジユレータ弁とからなり、前記ライン圧制御弁は
油室を有し該油室に付与される油圧の昇圧に応じ
てラインを昇圧し、前記スロツトルモジユレータ
弁は前記スロツトル圧を供給される流入口と前記
ライン圧制御弁の油室と接続した流出口と前記流
入口と流出口に接続した内孔を有するバルブボデ
イと、該バルブボデイの前記内孔内に往復動自在
に嵌挿されて前記流出口に連絡した第1の圧力室
と前記流入口に連絡し該流入口より供給される圧
油が前記第1の圧力室に作用する圧油に抗する方
向に作用する第2の圧力室とを形成するとともに
前記第1および第2の圧力室に作用する圧油に応
じて前記流入口から前記流出口へ流れる圧油の流
量を制限可能なランドを有するスプールと、該ス
プールを前記第1の圧力室に作用する圧油に抗す
る方向に付勢するスプリングとを備え、前記スロ
ツトル圧が所定の値より低い場合には前記ライン
圧制御弁の油室にスロツトル圧を供給し、前記ス
ロツトル圧が所定の値より高い場合には前記ライ
ン圧制御弁の油室にスロツトルモジユレータ圧を
供給して前記ライン圧制御弁が発生するライン圧
を前記内燃機関の出力トルクに近似させたことを
特徴とする。 本発明の一実施例の図面により説明する。第1
図は自動車用3速自動変速機の動力伝達機構を概
略的に示した図であつて、この動力伝達機構は当
該車輌に装備したエンジンの駆動軸1、入力軸
2、中間軸3,4及び当該車輛の駆動車輪に連結
した出力軸5を備えている。またこの動力伝達機
構は、トルクコンバータ20、油圧式摩擦クラツ
チ10,11、油圧式摩擦ブレーキ12,13、
一方向クラツチ14,24及び遊星歯車機構3
0,40を備えている。 トルクコンバータ20は、駆動軸1により回転
駆動されるポンプインペラ21、入力軸2に連結
したタービンランナ22及びステータ23を具備
している。ステータ23はトランスミツシヨンハ
ウジング6に固着したスリーブ7上に一方向クラ
ツチ24を介して回転可能に組付けられている。
一方向クラツチ24は、ステータ23の前進方向
への回転を許容し、ステータ23の後退方向への
回転を規制する。なお、ステータ23の前進方向
への回転は駆動軸1の回転方向と同じである。 第1の摩擦クラツチ10は入力軸2と中間軸3
を連結すべく配設され、また第2の摩擦クラツチ
11は入力軸2と中間軸3上に回転可能に組付け
た中間軸4を連結すべく配設されている。第1の
遊星歯車機構30は、第1の摩擦ブレーキ12に
よつて制動され得る中間軸4に固着したサンギヤ
31、このサンギヤ31に噛合するプラネタリピ
ニオン32及びこのプラネタリピニオン32に噛
合するリンクギヤ33を備えている。プラネタリ
ピニオン32は、ハウジング6に一方向クラツチ
14を介して回転可能に組付けたキヤリヤ34上
に回転自在に軸支されている。リングギヤ33は
出力軸5に連結され、キヤリヤ34は第2の摩擦
ブレーキ13によつて制動され得る。一方向クラ
ツチ14はキヤリヤ34の前進方向への回転を許
容し、キヤリヤ34の後退方向への回転を規制す
る。なお、キヤリヤ34の前進方向への回転は駆
動軸1の回転方向と同じである。 第2の遊星歯車機構40は、中間軸4に固着し
たサンギヤ41、このサンギヤ41に噛合するプ
ラネタリピニオン42及びこのプラネタリピニオ
ン42に噛合するリングギヤ43を備えている。
リングギヤ43は中間軸3に連結され、プラネタ
リピニオン42は出力軸5に設けたキヤリヤ44
上に回転自在に軸支されている。 このような構成より成る動力伝達機構における
摩擦クラツチ10,11、摩擦ブレーキ12,1
3及び一方向クラツチ14は、第2図にて示した
油圧変速制御装置により当該自動変速機の各変速
段において第1表のごとく作動又は非作動とされ
る。第1表において、〇印は作動状態であること
を示し、無印は非作動状態であることを示す。ま
た、△印はエンジンブレーキ作用時のみ作動状態
であることを示し、※印はエンジンドライブ時に
のみ作動状態(すなわち、ロツク状態)であるこ
とを示す。
【表】 第2図にて示した油圧変速制御装置は、油圧ポ
ンプ101、ライン圧制御弁200及び選速弁2
10を具備している。油圧ポンプ101は、当該
油圧変速制御装置の作動油圧、トルクコーバータ
20の作動油及び各部潤滑油の供給源であつて、
駆動軸1により駆動されて油溜め100から油を
吸込み油路102にライン圧として吐出する。ラ
イン圧制御弁200は、油圧ポンプ101とトル
クコンバータ20及び各潤滑箇所への油供給路1
03との連通を油室204,205,206に付
与される油圧により制御して油路102に付与さ
れるライン圧を所定の値にするものであつて、こ
のライン圧はスロツトル弁240及びアキユムレ
ータ330、340,350に付与されている。
選速弁210は、当該車輛の運転席に設けた図示
しないシフトレバーにより往復動されるスプール
211を有していて、このスプール211がシフ
トレバーにより所定の位置に動かされたとき、油
路102のライン圧が、第2表にて示したよう
に、各油路104,105,106,107に付
与されるように構成されている。第2表におい
て、○印はライン圧が付与されていることを示
し、一印はライン圧が付与されていないことを示
している。また選択位置はシフトレバーの位置を
示していて、R位置においては後退状態に、N位
置においては中立位置に、D位置においては前進
3速自動変速状態に、2位置においては前進第1
速と第2速間にて自動変速状態に、L位置におい
ては前進第1速固定状態に、当該変速機がそれぞ
れセツトされる。
【表】 上記した油路104は摩擦クラツチ10のサー
ボモータ360にチエツク弁280を介して接続
されるとともに1−2シフト弁220及びガバナ
弁260に接続され、油路105は2−3シフト
弁230に接続されている。また油路106は1
−2シフト弁220に接続され、油路107はラ
イン圧制御弁200、2−3シフト弁230及び
1−2シフト弁220に接続されるとともにチエ
ツク弁310,290及び油路115を通して摩
擦クラツチ11のサーボモータ370に接続され
ている。 1−2シフト弁220は、スプール221,2
22及びこれらスプール221,222間に介装
したスプリング223を有し、スロツトル弁24
0から油路108を通して付与されるスロツトル
圧、ガバナ弁260から油路109を通して付与
されるガバナ圧、スロツトル弁240と油路11
0とチエツク弁320を通して付与されるライン
圧及び油路106を通して付与されるライン圧に
より制御されるように構成されていて、油路10
4と2−3シフト弁230に接続した油路111
との連通、及び油路104と摩擦ブレーキ13の
サーボモータ390に接続した油路112との連
通を制御している。 2−3シフト弁230は、スプール231,2
32,233及びスプール231と233間に介
装したスプリング234を有し、油路108を通
して付与されるスロツトル圧、油路109を通し
て付与されるガバナ圧、油路105を通して付与
されるライン圧及び油路107を通して付与され
るライン圧により制御されるように構成されてい
て、油路111とチエツク弁310に接続した油
路114との連通、及び油路111を通して摩擦
ブレーキ12とサーボモータ380に接続した油
路113との連通を制御している。 スロツトル弁240は、図示しないアクセルペ
ダルの動きに連動するダウンシフトプラグ241
と、このダウンシフトプラグ241にスプリング
242を介して連結したスプール243を具備し
ていて、スプール243の動きに応じて油路10
2のライン圧が制御されて油路108にスロツト
ル圧として付与されるとともに、ダウンシフトプ
ラグ241の動きにより油路102と油路110
の連通が制御されるように構成されている。な
お、スプール243にはカツトバツク弁250か
ら油路118を通してカツトバツク圧がスロツト
ル圧を低下させるべく付与されており、油圧ポン
プ101による不必要な動力損失が防止されてい
る。 カツトバツク弁250は油路116に付与され
るガバナ圧によつて制御され、油路118にカツ
トバツク圧を生じさせている。 ガバナ弁260は、出力軸5に取付けられてい
て、油路104に付与されるライン圧を制御して
出力軸回転数の増加に応じて上昇するガバナ圧と
し、このガバナ圧を油路109,116に付与す
るように構成されている。 このように構成した本実施例においては、シフ
トレバーをN位置に操作してエンジンを始動させ
ると、油圧ポンプ101が駆動されて圧油を吐出
し、ライン圧制御弁200の作用により油路10
2にライン圧が付与され、残余の圧油が油路10
3を通つてコンバータ20及び各潤滑箇所へ供給
される。しかして、このN位置においては、ライ
ン圧が各アキユムレータ330,340,350
及びスロツトル弁240に付与されるのみで、各
油路104,105,106,107には付与さ
れないため、各サーボモータ360,370,3
80,390は非作動状態となつている。このた
め、駆動軸1が回転しトルクコーバータ20を介
して入力軸2が回転しても、出力軸5は回転する
ことがない。 次に、シフトレバーをD位置に操作すると、油
路102のライン圧が油路104に付与され、ラ
イン圧はチエツク弁280を通してサーボモータ
360に付与されて摩擦クラツチ10を作動状態
とするとともにガバナ弁260に付与される。そ
こで、アクセルペダルを踏み込むと、エンジンの
回転が上昇して当該車輛は第1速にて前進する。
このときには、アクセルペダルの踏み込みに応答
してスプール243が摺動し油路108にスロツ
トル圧が付与される一方、当該車輛の前進により
ガバナ弁260が作動して油路109と油路11
6にガバナ圧が付与される。 かくして、出力軸5の回転数が増加しガバナ圧
が上昇すると、1−2シフト弁220においてス
プール221がスロツトル圧及びスプリング22
3の弾撥力に抗して上動する。すると、油路10
4と油路111が連通し、ライン圧が油路11
1、2−3シフト弁230、油路113を通して
サーボモータ380に付与され摩擦ブレーキ12
を作動状態とする。これにより当該自動変速機は
第1速から第2速に切換えられ、当該車輛は第2
速にて走行する。 また、このようにして第2速にて走行している
車輛において、出力軸5の回転数が更に増加しガ
バナ圧が更に上昇すると、2−3シフト弁230
においてスプール231,232がスロツトル圧
及びスプリング234の弾撥力に抗して上動す
る。すると、スプール231によつて油路113
が油路111から遮断されて油留め100に連通
する油路234に連通すると同時に油路111が
油路114に連通する。このため、摩擦ブレーキ
12が非作動状態となると同時に、ライン圧が油
路114、チエツク弁310,290及び油路1
15を通してサーボモータ370に付与され摩擦
クラツチ11を作動状態とする。これにより、当
該自動変速機は第2速から第3速に切換えられ、
当該車輛は第3速にて走行する。 ところで、このようにして3速にて走行してい
る車輛において、キツクダウンすべくアクセルペ
ダルを深く踏み込むと、スロツトル弁240にお
いてダウンシフトプラグ241が上動し、油路1
02のライン圧が油路110を通して2−3シフ
ト弁230に付与されると同時に、アクセルペダ
ルの踏み込み量に応じた大きなスロツトル圧が油
路108を通して2−3シフト弁230に付与さ
れる。このため、2−3シフト弁230において
は、スプール231,232が油路109を通し
て付与されるガバナ圧に抗して下動し、油路11
4が油路111から遮断されて油留め100に連
通すると同時に、油路111が油路113に連通
する。これにより、摩擦クラツチ11が非作動状
態となるとともに、摩擦ブレーキ12が作動状態
となり、当該自動変速機の変速段が3速から2速
に切換わる。 次に本発明の要部を構成するスロツトルモジユ
レータ弁500,600,700について第3
図、第4図、第5図を参照しながら説明する。 第3図は、第2図にて説明した本発明の第1の
実施例の要部を示し、スロツトルモジユレータ弁
500は、スロツトル弁240のスロツトル圧供
給口507とライン圧制御弁200のスロツトル
モジユレータ圧受入油路117との間に配置さ
れ、内径の異なるランド503,504をもつス
プール502と、スプール502を上向きへ付勢
するスプリング501とを有し、油路117を通
して圧力室509に下向きへ付与されるスロツト
ルモジユレータ圧、油路507を通して圧力室5
10に上向きへ付与されるスロツトル圧、スプリ
ング501によつて上向きへ付勢される力によつ
て制御されるように構成されていて、スロツトル
弁240に接続した油路507とライン圧制御弁
200に接続した油路117との連通を制御して
いる。(第3図参照) 第4図は、第3図にて説明した本発明の第2の
実施例の要部を示し、スロツトルモジユレータ弁
600は、スロツトル弁240のスロツトル圧供
給口507とライン圧制御弁200のスロツトル
モジユレータ圧受入油路117との間に配置さ
れ、スプール602とこのスプール602を上向
きへ付勢するスプリング601とを有し、油路5
07を通して圧力室610に上向きへ付与される
スロツトル圧、油路117を通して圧力室609
に下向きへ付与されるスロツトルモジユレータ
圧、スプリング601によつて上向きに付勢され
る力によつて制御されるように構成されていて、
スロツトル弁240に接続した油路507とライ
ン圧制御弁200に接続した油路117との連通
を制御している。(第4図参照) 第5図は、第2図にて説明した本発明の番3の
実施例の要部を示し、スロツトルモジユレータ弁
700は、スロツトル弁240のスロツトル圧供
給口507とライン圧制御弁200のスロツトル
モジユレータ圧受入油路117との間に配置さ
れ、スプール702とスプール702を上向きへ
付勢するスプリングとを有し、油路117を通し
て圧力室709に下向きへ付与されるスロツトル
モジユレータ圧、油路507を通して圧力室71
0に上向きへ付与されるスロツトル圧、スプリン
グ701によつて上向きへ付勢される力によつて
制御されるように構成されていて、スロツトル弁
240に接続した油路507とライン圧制御弁2
00に接続した油路117とを連通を制御してい
る。(第5図参照) 以下本発明の要部となるスロツトルモジユレー
タ弁500,600,700について本発明の第
1、第2、第3の実施例の作用を第6図、第7
図、第8図を参照しながら説明する。 本発明の第1実施例の作動について説明する
と、スロツトルモジユレータ弁500はスプール
502、圧力室509,510、スプリング50
1から成り、スプール502はランド503,5
04を有し、圧力室509,510に作用するス
ロツトル圧とスプリング501の力との平衡によ
つて油路117にスロツトルモジユレータ圧を発
生している。更に具体的にスロツトルモジユレー
タ弁500の作動を説明すると、油路507のス
ロツトル圧が所定の値よりも低い場合には(第6
図のA点よりもスロツトル開度が低い場合)圧力
室509に作用する下向きのスロツトルモジユレ
ータ圧よりも圧力室510に作用する上向きのス
ロツトル圧とスプリング501による上向きの力
の方が大きくスプール502によつて流入口50
5と流出口508は全開状態となり油路507に
於けるスロツトル圧と油路117に於けるスロツ
トルモジユレータ圧は等しい。一方油路507の
スロツトル圧が所定の値以上になると(第6図の
A点よりもスロツトル開度が高い部分)圧力室5
09に作用する下向きのスロツトルモジユレータ
圧の方が圧力室510に作用する上向きのスロツ
トル圧とスプリング501による上向きの力より
も大きくなりスプール502が下方へ移動し、流
入口505が狭まり、油路117にスロツトル圧
に応じたスロツトルモジユレータ圧が発生する。
このようにスロツトルモジユレータ弁は油路50
7のスロツトル圧が所定の値以下の場合に油路1
17に於けるスロツトル圧を変えず、油路507
のスロツトル圧が所定の値以上に於いて油路11
7にスロツトル圧に応じたスロツトルモジユレー
タ圧を発生させるものである。(第6図参照) 本発明の第2実施例の作動について説明する
と、本発明の要部スロツトルモジユレータ弁60
0は、スプール602、圧力室609,610、
スプリング601から成り、圧力室609に作用
するスロツトルモジユレータ圧と、圧力室610
に作用するスロツトル圧とスプリング601の力
との平衡によつて油路117にスロツトルモジユ
レータ圧を発生している。更に具体的にスロツト
ルモジユレータ弁600の作動を説明すると、油
路507のスロツトル圧が所定の値よりも低い場
合(第6図のA点よりもスロツトル開度が低い場
合)には圧力室609に作用する下向きのスロツ
トルモジユレータ圧よりもスプリング601によ
る上向きの力の方が大きくスプール602によつ
て流入口605と流出口608は変化せず油路1
17に於けるスロツトルモジユレータ圧は、油路
507に於けるスロツトル圧と等しいものであ
る。油路507に於けるスロツトル圧が所定の値
以上(第6図のA点よりもスロツトル開度が高い
場合)になると圧力室609に作用する下向きの
スロツトルモジユレータ圧の方が圧力室610に
作用する上向きのスロツトル圧とスプリング60
1による上向きの力よりも大きくなりスプール6
02が下方へ移動し流入口605が狭まり、油路
117にスロツトル圧に応じたスロツトルモジユ
レータ圧が発生する。このようにスロツトルモジ
ユレータ弁は油路507のスロツトル圧が所定の
値以下の場合に油路117に於けるスロツトル圧
を変えず、油路507のスロツトル圧が所定の値
以上になると油路117にスロツトル圧に応じた
スロツトルモジユレータ圧を発生させるものであ
る。(第6図参照) 本発明の第3の実施例の作動について説明する
と、本発明の要部スロツトルモジユレータ弁70
0は、スプール702、圧力室709、スプリン
グ701から成り、圧力室709に作用するスロ
ツトル圧とスプリング701の力との平衡によつ
て油路117にスロツトルモジユレータ圧を発生
している。更に具体的にスロツトルモジユレータ
弁700の作動を説明すると、油路507のスロ
ツトル圧が所定の値よりも低い場合(第7図のB
点よりもスロツトル開度が低い場合)には圧力室
709に作用する下向きのスロツトル圧よりもス
プリング701による上向きの力の方が大きくス
プール702によつて流入口705と流出口70
8は変化せず油路117に於けるスロツトルモジ
ユレータ圧は、油路507に於けるスロツトル圧
と等しいものである。油路507に於けるスロツ
トル圧が所定の値以上になると(第7図のB点よ
りもスロツトル開度が高い場合)圧力室709に
作用する下向きのスロツトル圧の方がスプリング
701による上向きの力よりも大きくなりスプー
ル702が下方へ移動し流入口705はスプール
702によつて閉鎖され油路117に一定値のス
ロツトルモジユレータ圧が発生する。このように
スロツトルモジユレータ弁は油路507のスロツ
トル圧が所定の値以下の場合に油路117に於け
るスロツトルモジユレータ圧を変えず油路507
のスロツトル弁が所定の値以上になると、油路1
17に一定値のスロツトルモジユレータ圧を発生
させるものである。(第7図参照) 以上詳述したように本発明に係る油圧制御装置
ではスロツトルモジユレータ弁を附加するだけで
第8図に示すように内燃機関の出力トルク容量と
摩擦要素のトルク容量を近似でき、スロツトル開
度の所定値以上に於けるオイルポンプのロスを少
なくし、変速時のシヨツクを軽減し滑らかな変速
を行なわしめ、しかも従来の変速点の変更なしで
ライン圧の特性の変更を可能とし、又構造の単純
性から生産面、信頼面に於いて優れ、多大の効果
を有するものである。(第8図参照)。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用3速自動変速機に於ける動力
伝達機構の概略構成図。第2図は本発明の第1実
施例を示すスロツトルモジユレータ弁を含む油圧
変速制御装置の油圧回路図、第3図は本発明の第
1実施例の要部を示すスロツトルモジユレータ弁
の縦断面図。第4図は本発明の第2実施例の要部
を示す縦断面図。第5図は本発明の第3実施例の
要部を示す縦断面図である。第6図は本発明の第
1及び第2実施例に於けるスロツトルモジユレー
タ弁作動によるスロツトルモジユレータ圧及びラ
イン圧の変化をスロツトル開度の値に応じて示し
たものである。第7図は本発明の第3実施例に於
けるスロツトルモジユレータ圧及びライン圧の変
化をスロツトル開度の値に応じて示したものであ
る。第8図は第6図に示したライン圧による摩擦
係合要素の係合力と内燃機関の出力トルクとの関
係を示したものである。 符号の説明、1……駆動軸、2……入力軸、
3,4……中間軸、5……出力軸、10,11…
…油圧式摩擦クラツチ、12,13……油圧式摩
擦ブレーキ、14,24……一方向クラツチ、2
0……トルクコンバータ、30……第1の遊星歯
車機構、40……第2の遊星歯車機構、100…
…油溜め、101…油圧ポンプ、200……ライ
ン圧制御弁、204,205,206……油室、
220……1−2シフト弁、240……スロツト
ル弁、250……カツトバツク弁、260……ガ
バナ弁、280,290,310,320……チ
エツク弁、330,340,350……アキユム
レータ、360,370,380,390……サ
ーポモータ、500,600,700……スロツ
トルモジユレータ弁、501,601,701…
…スプリング、502,602,702……スプ
ール、503,504……ランド、505,60
5,705……流入口、507……油路(スロツ
トル圧供給油路)、509,510,609,6
10,709……圧力室、550,650,75
0……バルブボデイ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の駆動力を伝達する流体式トルクコ
    ンバータと、いくつかの変速段を得るための複数
    個の摩擦係合装置を備えた歯車変速機構とからな
    る自動変速機の油圧制御装置において、油圧源
    と、該油圧源から調整されたライン圧を発生する
    ライン圧制御弁と、スロツトル開度に応じたスロ
    ツトル圧を発生するスロツトル弁と、車速に応じ
    たガバナ圧を発生するガバナ弁と、前記スロツト
    ル圧と前記ガバナ圧の平衡関係に応じて前記摩擦
    係合装置へ供給される前記ライン圧を切換える複
    数個の変速弁と、運転者の意志により選択的に作
    動される選速弁と、前記ライン圧制御弁と前記ス
    ロツトル弁との間に配置されるスロツトルモジユ
    レータ弁とからなり、前記ライン圧制御弁は油室
    を有し該油室に付与される油圧の昇圧に応じてラ
    インを昇圧し、前記スロツトルモジユレータ弁は
    前記スロツトル圧を供給される流入口と前記ライ
    ン圧制御弁の油室と接続した流出口と前記流入口
    と流出口に接続した内孔を有するバルブボデイ
    と、該バルブボデイの前記内孔内に往復動自在に
    嵌挿されて前記流出口に連絡した圧力室を形成す
    るとともに該圧力室に作用する圧油に応じて前記
    流入口から前記流出口へ流れる圧油の流量を制限
    可能なランドを有するスプールと、該スプールを
    前記圧力室に作用する圧油に抗する方向に付勢す
    るスプリングとを備え、前記スロツトル圧が所定
    の値より低い場合には前記ライン圧制御弁の油室
    にスロツトル圧を供給し、前記スロツトル圧が所
    定の値より高い場合には前記ライン圧制御弁の油
    室にスロツトルモジユレータ圧を供給して前記ラ
    イン圧制御弁が発生するライン圧を前記内燃機関
    の出力トルクに近似させたことを特徴とする自動
    変速機の油圧制御装置。 2 内燃機関の駆動力を伝達する流体式トルクコ
    ンバータと、いくつかの変速段を得るための複数
    個の摩擦係合装置を備えた歯車変速機構とからな
    る自動変速機の油圧制御装置において、油圧源
    と、該油圧源から調整されたライン圧を発生する
    ライン圧制御弁と、スロツトル開度に応じたスロ
    ツトル圧を発生するスロツトル弁と、車速に応じ
    たガバナ圧を発生するガバナ弁と、前記スロツト
    ル圧と前記ガバナ圧の平衡関係に応じて前記摩擦
    係合装置へ供給される前記ライン圧を切換える複
    数個の変速弁と、運転者の意志により選択的に作
    動される選速弁と、前記ライン圧制御弁と前記ス
    ロツトル弁との間に配置されるスロツトルモジユ
    レータ弁とからなり、前記ライン圧制御弁は油室
    を有し該油室に付与される油圧の昇圧に応じてラ
    インを昇圧し、前記スロツトルモジユレータ弁は
    前記スロツトル圧を供給される流入口と前記ライ
    ン圧制御弁の油室と接続した流出口と前記流入口
    と流出口に接続した内孔を有するバルブボデイ
    と、該バルブボデイの前記内孔内に往復動自在に
    嵌挿されて前記流出口に連絡した第1の圧力室と
    前記流入口に連絡し該流入口より供給される圧油
    が前記第1の圧力室に作用する圧油に抗する方向
    に作用する第2の圧力室とを形成するとともに前
    記第1および第2の圧力室に作用する圧油に応じ
    て前記流入口から前記流出口へ流れる圧油の流量
    を制限可能なランドを有するスプールと、該スプ
    ールを前記第1の圧力室に作用する圧油に抗する
    方向に付勢するスプリングとを備え、前記スロツ
    トル圧が所定の値より低い場合には前記ライン圧
    制御弁の油室にスロツトル圧を供給し、前記スロ
    ツトル圧が所定の値より高い場合には前記ライン
    圧制御弁の油室にスロツトルモジユレータ圧を供
    給して前記ライン圧制御弁が発生するライン圧を
    前記内燃機関の出力トルクに近似させたことを特
    徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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JPS59121240A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Aisin Warner Ltd 自動変速機の油圧制御装置
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JPS5165268A (ja) * 1974-12-03 1976-06-05 Aisin Warner Sharyoyojidohensokukino yuatsuseigyosochi

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