JPS6119802Y2 - - Google Patents

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JPS6119802Y2
JPS6119802Y2 JP1982088202U JP8820282U JPS6119802Y2 JP S6119802 Y2 JPS6119802 Y2 JP S6119802Y2 JP 1982088202 U JP1982088202 U JP 1982088202U JP 8820282 U JP8820282 U JP 8820282U JP S6119802 Y2 JPS6119802 Y2 JP S6119802Y2
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spring
adjustment
outer cylinder
plate
adjustment plate
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JP1982088202U
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JPS58190443U (ja
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本発明は衝撃式破砕機に関するものであり、特
に、破砕物の粒度を調整する調整板の調整装置に
関するものである。
衝撃式破砕機は、例えば、第1〜4図に示すよ
うに、ケーシング1の中に矢印方向に回転するロ
ータ2を設け、ケーシング1中のロータ2の上方
と斜め上方に調整板3,4を設け、ケーシング1
の入口5から被破砕物を投入し、回転しているロ
ータ2の作用で被破砕物を飛ばして調整板3,4
に当て、ロータ2と調整板3,4における衝撃作
用で被破砕物を破砕するものである。その場合
に、破砕されたものの粒度はロータ2と調整板4
の下端部との間の距離Sによつて決まる。6は図
示していない電動機に連結しているロータ軸、7
は調整板4の上端部を回動自在に保持しているブ
ラケツトである。
従来より、衝撃式破砕機における調整板の調整
装置は、第1,2図に示すように、調整板4に複
数個のスプリング調整装置8と複数個の調整ボル
ト装置9を別個に有している。すなわち、1個の
調整板4とケーシング1との間には、水平方向に
例えば3個のスプリング調整装置8を配し、各ス
プリング調整装置8間にはそれぞれ1個ずつの調
整ボルト装置9を配している。
スプリング調整装置8は、調整板4に被破砕物
が当つたときの衝撃を吸収するもので、ケーシン
グ1に回動自在に取付けられたスプリングケース
10、スプリングケース10内に対向させてそれ
ぞれ摺動自在に設けたスプリング受け11,1
2、両方のスプリング受け11,12間に配置し
た圧縮ばね13、一方のスプリング受け11と一
体になつていて先端部を調整板4に回動自在に取
付けたロツド14、スプリングケース10の後壁
にねじによつて位置調整可能に取付けた締付ボル
ト15とナツト16などによつて構成されてい
る。締付ボルト15の先端部は後側のスプリング
受け12の後面に接触しており、調整板4からの
衝撃は圧縮ばね13の作用によつて吸収される。
調整ボルト9は、調整板4の位置を調整するも
ので、ケーシング1に位置調整可能に取付けられ
て、先端部が調整板4に回動自在に楼結されてい
る調整ボルト17とナツト18によつて構成され
ている。
このような装置を用いてロータ2と調整板4と
の間の距離Sを変えるセツト調整を行う場合の手
順は、(i)調整ボルト装置9のナツト18を緩め
る。(ii)スプリング調整装置8の後部に設けられた
ナツト16を緩め、締付ボルト15を適当な位置
までねじ込む。(iii)調整ボルト装置9のナツト18
をセツト値になるように締め込む、という手順で
あり、その調整は簡単でなかつた。また、スプリ
ング調整装置8に内蔵されたスプリング13は通
常の負荷時にはたわむことはないが、異常負荷時
にはたわんで逃げうる力に設定しておく必要があ
り、セツト調整を行なう際、スプリング13の長
さが変化してしまうため、その都度、スプリング
力が一定となるよう調整ボルト17の突出長さl
と締付ボルト15の突出長さmを測定し、再調整
しなければならず、非常に手間がかかつていた。
この考案は、これらの欠点をなくすためのもの
で、ロータと調整板とのセツトの調整を確実容易
に行なうと共に、異常負荷時における調整板の逃
げ力をあらかじめ設定し、その調整を不要にする
ことができるようにしたものである。
この考案の衝撃式破砕機においては、調整板に
加わる異常負荷を吸収しうる強度にあらかじめ設
定された弾性緩衝手段をスプリングケース内に内
蔵させて形成したスプリング装置を、外筒内に摺
動自在に設け、外筒を本体フレームにピン接合に
より揺動可能に取付け、前記弾性緩衝手段の前端
部にロツドを介して調整板を係合させ、スプリン
グケースの後端部と外筒の後端部の間に調整板用
の位置調整部材を取付けた。
つぎに、図面に示した1実施例によつて、この
考案とさらに詳細に説明する。
第3〜6図において、1は本体フレームでもあ
るケーシング、2はロータ、3,4は調整板、5
は被破砕物の入口、6はロータ軸、6aは軸受、
19は飛石防止板である。調整板3は、ケーシン
グ1に位置調整装置20により軸21を中心とし
て回動自在に取付けられている。調整板4は上端
部をケーシング1内のブラケツト7に回動自在に
取付けられており、中央部を3個の調整装置22
によつてケーシング1と連結した。23は調整板
4と調整装置22とをピン24によつて回動自在
に連結するフオークエンドである。
調整装置22と本体フレームでもあるケーシン
グ1との取付けは、外筒25に取付けたスペーサ
26とピン接合用のピン27により行なわれてお
り、調整装置22の外筒25はピン接合用のピン
27を支点として揺動できるようになつている。
外筒25の中にはスプリング装置28が内蔵され
ている。スプリング装置28は、フオークエンド
23と一体になつているロツド29、外筒25内
に摺動自在に設けたスプリングケース30、スプ
リングケース30内に摺動自在に設けたスプリン
グ受け31,32,2個のスプリング受け31,
32間に設けた圧縮ばね33、スプリングケース
30の後面部にスプリングケース30と一体に設
けたエンドプレート34によつて構成した。ロツ
ド29のスプリングケース30内に装入された後
端部は段部になつていて、前方のスプリング受け
31と係合しており、圧縮ばね33の作用でスプ
リング受け31とロツド29が一体に動くように
なつている。圧縮ばね33は適当なスプリング力
が得られるようあらかじめ選択してスプリングケ
ース30内に組込んだ。後方のスプリング受け3
2は圧縮ばね33の作用により、エンドプレート
34に押付けられている。
35はハンドル、36は締付ボルトであり、締
付ボルト36の先端部はナツト37,38によつ
てエンドプレート34と一体に取付けた。39は
締付ボルト36を所望の位置に保持しておくため
のナツトであり、40は外筒25の後端部に固定
されていて締付ボルト36をねじ込んで貫通させ
ているカバーである。この装置では、締付ボルト
36を締め込んだり緩めたりして、スプリング装
置を移動させ、調整板4を移動させることができ
るようになつている。
この装置において、調整板4を任意の位置に調
整できる位置調整機構は、ハンドル35、締付ボ
ルト36、ナツト37〜39、エンドプレート3
4、スプリングケース28、スプリング受け3
1,32、圧縮ばね33、ロツド29によつて構
成され、調整板4に加わる異常負荷を吸収しうる
安全装置機構は、スプリングケース28、スプリ
ング受け31,32、圧縮ばね33によつて構成
した。また、ハンドル35、締付ボルト36、ナ
ツト37〜38は、調整板用の位置調整部材を構
成し、カバー40は外筒25の一部を構成し、エ
ンドプレート34はスプリングケース30の一部
を構成している。したがつて、調整板用の位置調
整部材は、スプリングケース30の後端部と外筒
25の後端部の間に取付けたことになる。
なお、第6図に示すものは、締付ボルト36の
先端部のナツト37,38を用いずに、締付ボル
ト36の先端をエンドプレート34に直接接触さ
せたものであり、この締付ボルト36を回わすと
きは、第5図に示したハンドル35をはずして、
こちらに用いる。
つぎに、この調整装置の動作を説明する。セツ
ト調整を行なう場合は、まず、第3図における中
央部の調整装置のナツト39を緩める。次に、ハ
ンドル35により締付ボルト36を回し、スプリ
ングケース30全体を移動させて、調整板4とロ
ータ2とが適当な位置関係になるようにセツト
し、両者2,4間の間隔Sを所望の寸法にし、ナ
ツト39を締め込む。次に、第3図における両側
の調整装置のナツト39を緩め、移してきたハン
ドル35により締付ボルト36がエンドプレート
34に接触するまで締め込む。その後ナツト39
を締め込む。なお、間隔Sを大きくしたい場合
は、第3図における両側の調整装置を先に緩めて
おく。
以上の動作でセツト調整は完了するが、この装
置においては、セツト調整時における圧縮ばねの
調整を全く必要はない。
調整板4に異常な負荷が加わつた場合は、ロツ
ド29が押されて、圧縮ばね33が縮み、負荷が
解除されると元の位置に復帰する。
この考案による装置は、調整板とケーシングと
の間に少なくとも1ケ以上の調整装置を設けたも
ので、本調整装置はあらかじめスプリング力が設
定されたスプリング装置を内蔵しており、さら
に、スプリング装置全体を移動させる締付ボルト
を有している。このため、この考案によれば、セ
ツト調整は、ナツトを緩めた後、締付ボルトをね
じ込むことでスプリング装置を前進させ、更に、
スプリング装置前部に取付けられたロツド及びフ
オークエンドにより調整板を前進させるだけで行
なうことができ、非常に簡単で短時間に行なえ
る。
勿論、調整板の位置を変える場合にスプリング
力は全然変わらない。そして、圧縮ばねはあらか
じめ設定されたものが組込まれていて、スプリン
グ力をその都度調整する必要がまつたくなく、調
整が非常にやりやすい。また、常に安定した負荷
吸収力が得られる。さらに、保守も簡単であり位
置調整機構と安全装置機構をかねそなえた装置に
したので、装置も少なくてすむ。
また、本考案においては、調整板用の位置調整
機構と安全装置機構とを備えた調整装置を、本体
フレームにピン接合により揺動可能に取付けたも
ので、調整板の急激な揺動に対しても、容易に回
避できるようになつている。したがつて、部材へ
の損傷に対して、極めて安全である。なお、水平
方向の反撥力に対しても、本考案では、調整板か
らの力はスプリングケース内に弾性移動自在に設
けられている弾性緩衝手段に直接伝達され、余分
なねじ部を介して行なわれない。そして、ねじ部
があるのは、スプリングケースと外筒間に設けた
位置調整部材の所だけとすることができる。した
がつて、本考案のものは、ねじ部の損傷個所も少
なく、衝撃力の吸収も直接的で容易に行なえる。
さらに、本考案では、スプリング等の弾性緩衝
手段をスプリングケース内にほぼ完全に密封状態
で内蔵しているため、破砕物の微粉末や粉塵の混
入が少なく、スプリングを損耗する恐れが少な
く、寿命も長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案に類する従来の装置の1
例を示す縦断面図、第3〜6図はこの考案の1実
施例を示すもので、第3図は平面図、第4図は縦
断面図、第5図および第6図はそれぞれ第3図の
部および部の拡大縦断面図である。 1……ケーシング、2……ロータ、3,4……
調整板、8……スプリング調整装置、9……調整
ボルト装置、22……調整装置、25……外筒、
28……スプリング装置、29……ロツド、30
……スプリングケース、31,32……スプリン
グ受け、33……圧縮ばね、34……エンドプレ
ート、35……ハンドル、36……締付ボルト、
37〜39……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調整板に加わる異常負荷を吸収しうる強度にあ
    らかじめ設定された弾性緩衝手段をスプリングケ
    ース内に内蔵させて形成したスプリング装置を、
    外筒内に摺動自在に設け、外筒を本体フレームに
    ピン接合により揺動可能に取付け、前記弾性緩衝
    手段の前端部にロツドを介して調整板を係合さ
    せ、スプリングケースの後端部と外筒の後端部の
    間に調整板用の位置調整部材を取付けた衝撃式破
    砕機。
JP8820282U 1982-06-15 1982-06-15 衝撃式破砕機 Granted JPS58190443U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8820282U JPS58190443U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃式破砕機

Applications Claiming Priority (1)

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JP8820282U JPS58190443U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃式破砕機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58190443U JPS58190443U (ja) 1983-12-17
JPS6119802Y2 true JPS6119802Y2 (ja) 1986-06-14

Family

ID=30096889

Family Applications (1)

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JP8820282U Granted JPS58190443U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 衝撃式破砕機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569470Y2 (ja) * 1992-11-09 1998-04-22 川崎重工業株式会社 衝撃式破砕機の衝突板保持装置
JP5431684B2 (ja) * 2008-06-02 2014-03-05 株式会社中山鉄工所 インパクトクラッシャ

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JPS58190443U (ja) 1983-12-17

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