JPS6118966B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6118966B2
JPS6118966B2 JP15529978A JP15529978A JPS6118966B2 JP S6118966 B2 JPS6118966 B2 JP S6118966B2 JP 15529978 A JP15529978 A JP 15529978A JP 15529978 A JP15529978 A JP 15529978A JP S6118966 B2 JPS6118966 B2 JP S6118966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsules
frozen
solution
temperature
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15529978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5582027A (en
Inventor
Kimio Ishimaru
Hidenori Awata
Kazuo Kimoto
Muneharu Ichikawa
Mutsuo Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP15529978A priority Critical patent/JPS5582027A/ja
Publication of JPS5582027A publication Critical patent/JPS5582027A/ja
Publication of JPS6118966B2 publication Critical patent/JPS6118966B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は冷凍食品や医薬品等の温度検知に使
用する温度検知具に関するものである。 冷凍食品や医薬品等はある温度(冷凍食品では
−18℃)以上になると品質が劣化し、再びその温
度以下になつても復元しないため、また最終的に
凍結されておれば途中の温度履歴がわからないた
め、貯蔵や輸送システムにおいて厳密にその温度
以下に維持しておく必要があつた。このため、簡
便な手段として従来、有色水溶液を石こうに含浸
させ、その表面にワツクスの皮膜を形成し、これ
を透明小型容器に水とともに充填密封し、凍結時
にワツクス皮膜の収縮により皮膜に亀裂を生じさ
せておき、所定温度以上になると、内部の解凍し
た有色水溶液が亀裂よりにじみ出して水を染色
し、もつて温度検知するものがあつた(特開昭52
−21884号)。また、相互に呈色反応を生じる2種
類の液体を個別に含水性基材に含浸させ、これを
凍結して接触させておき、所定温度で解凍して呈
色反応をさせることにより、温度検知をするもの
もあつた(特開昭52−21885号)。 ところが、これらの温度検知具は、所要容積が
大きくて冷凍食品や医薬品等への添付個数が制限
され冷凍食品や医薬品等への添付手段が複雑であ
り、かつ経済的に高価であるという欠点があつ
た。 したがつて、この発明の目的は、容積をとらず
冷凍食品や医薬品等への添付が簡単でしかも製造
が簡単かつ安価な温度検知具を提供することであ
る。 この発明の概念を第1図により説明する。すな
わち、この温度検知具は、酸、アルカリまたはヨ
ウ素等を添加した溶液1を内包した第1のマイク
ロカプセル2と、これらの溶液に呈色反応する指
示薬を添加した溶液3を内包した第2のマイクロ
カプセル4とからなる。溶液1および溶液3は、
食塩水等に酸、アルカリ、ヨウ素およびこれらと
呈色反応する指示薬を添加して凍結温度が、たと
えば−18℃になるように濃度を調整したものであ
る。食塩水等としては食塩水のほか、塩化カルシ
ウム溶液、塩化マグネシウム溶液、エチレングリ
コール水溶液、プロピレングリコール水溶液等が
あり、酸として、酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、ホウ
酸、リン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、クエ
ン酸等を用いることができ、アルカリとしては、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アンモニウム等が用
いられる。その他の呈色反応溶液としてヨウ素等
を添加した溶液がある。さらにこれらの指示薬と
してはメチルレツド、メチルオレンジ、フエノー
ルフタレイン、チモールフタレイン、ブロムクレ
ゾールグリーン、アリザリンイエローR、デンプ
ン、緑色3号、青色1号、赤色102号、黄色4号
等が用いられる。 また、マイクロカプセルの製造は通常の界面重
合法、相分離法、in−situ重合法等によつて溶液
1や溶液3を内包させられる。このマイクロカプ
セル膜としては、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリウレア、ポリ酢酸ビニール、ポ
リニトロセルロース、ポリスチレン、ポリエチレ
ン等がある。 このマイクロカプセルは直径が数μm〜数百μ
m程度であり、通常のワツクスボールに比較して
1/10〜1/1000程度であるので、第2図のように、
前記第1および第2のマイクロカプセル2,4を
混合して冷凍食品5の包装紙6の表面に接着剤や
印刷インク7を用いて塗布することができる(塗
布状態をAで示す)。また、テープの表面に接着
剤や印刷インクを用いて塗布し、そのテープを冷
凍食品5の包装紙6の表面に添付するか、テープ
を包装紙6の中に入れてもよい。あるいはマイク
ロカプセル2,4を混合して透明の小袋に入れ、
この小袋を冷凍食品5の包装紙6の表面に添付す
るか、小袋を包装紙6の中に入れてもよい。 この温度検知具は、たとえば冷凍食品の包装紙
の表面に塗布された状態で食品とともに凍結され
る。その場合、マイクロカプセル皮膜の収縮と内
部液体の固化時の体積膨張により皮膜に亀裂Pが
生じ、亀裂Pが生じた状態で凍結状態となるの
で、内包物がカプセルからにじみ出ることがな
く、呈色反応が起こらない。この場合において、
凍結時に生ずる亀裂Pだけでは不十分ならば、凍
結後に機械的な力を加えてもよい。一方、冷凍食
品の凍結状態が所定温度以上になると、マイクロ
カプセルの内包物が解凍して亀裂Pからにじみ
出、溶液1と溶液3とが呈色反応して、冷凍食品
の包装紙の塗布表面にその反応が現われた状態で
広がり、温度検知が容易にできることとなる。ま
た、温度検知具を冷凍食品の包装紙の表面に塗布
した状態で食品とともに凍結する代わりにテープ
に塗布した温度検知具と冷凍食品とを別々に凍結
しておいてそのテープを冷凍食品の包装紙の表面
に添付してもよいし、添付後さらに凍結してもよ
く、種々変形可能である。 以上のように、この発明の温度検知具は、一対
のマイクロカプセルのそれぞれに互いに呈色反応
を生じかつ所定温度で凍結する液体を内包するよ
うにしたため、温度検知のために大きい容積をと
らず、冷凍食品や医薬品等への添付が簡単であ
り、かつ製造が簡単で経済的に安価であるという
効果がある。 以下は実施例である。 実施例 1 21.1wt%食塩水溶液にN/10炭酸水素ナトリウ
ム溶液を添加してPHを10に調整した溶液50mlにヘ
キサメチレングリコール2.4gを溶解し、次いで
クロロホルム500mlを添加して撹拌乳化させた。
この乳化液にテレフタル酸ジイソシアナート3.2
gを添加して界面重合法により、アルカリ性食塩
水溶液を内包するマイクロカプセルを調製し
た。 同様にして、炭酸水素ナトリウム溶液にかえて
フエノールフタレインを数滴添加した食塩水溶液
を内包するマイクロカプセルを調製した。 前記2種類のマイクロカプセル,を等量混
合してポリエチレンの小袋に入れ、−60℃に凍結
して、マイクロカプセルの表面に亀裂を生じさせ
た。 次いで、このポリエチレンの小袋を凍結状態で
冷凍食品の包装材に添付した。冷凍食品が−18℃
になつた時、ポリエチレンの小袋の中のマイクロ
カプセルの表面が全体に赤く変色した。 実施例 2〜5 21.1wt%食塩水溶液に酸またはアルカリを添加
してPHを調整した溶液50mlにヘキサメチレングリ
コール2.4gを溶解し、次いでクロロホルム500ml
を添加して撹拌乳化させた。この乳化液にテレフ
タル酸ジイソシアナート3.2gを添加して界面重
合法により酸性またはアルカリ性食塩水溶液を内
包するマイクロカプセルを調製した。 同様に、酸またはアルカリにかえて指示薬を数
滴添加して無色または着色させた塩の水溶液を内
包するマイクロカプセルを調製した。 2種類のマイクロカプセル,を2:3の割
合で混合してポリエチレンの小袋に入れ、凍結し
てマイクロカプセルの表面に亀裂を生じさせた。
次いで、このポリエチレンの小袋を凍結状態で冷
凍食品の包装材に添付した。冷凍食品が−18℃に
なつた時ポリエチレンの小袋の中のマイクロカプ
セルの表面が全体に最初の色から次表のごとく変
色した。
【表】 実施例 6 20.9wt%食塩水溶液にN/10ヨウ素溶液を数滴
添加した溶液50mlにヘキサメチレングリコール
1.8gを溶解し、次いで1・2−ジクロロエタン
500mlを添加して撹拌乳化した。この乳化液にテ
レフタル酸ジイソシアナート2.4gを添加して界
面重合法によりヨウ素含有食塩水溶液を内包する
マイクロカプセルを調製した。 同様にして、N/10ヨウ素溶液にかえてデンプ
ン水溶液を数滴添加した食塩水溶液を内包するマ
イクロカプセルを調製した。 2種類のマイクロカプセル,を等量混合
し、ポリエチレンの小袋に入れて、−60℃に凍結
し、マイクロカプセルの表面に亀裂を生じさせ
た。 次いで、このポリエチレンの小袋を凍結状態で
冷凍食品の包装材に添付した。冷凍食品が−18℃
になつた時、ポリエチレンの小袋の中のマイクロ
カプセルの表面が青紫色に変色した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概念説明図、第2図はその
使用状態の斜視図である。 1……酸、アルカリまたはヨウ素等を添加した
溶液、3……指示薬を添加した溶液、2,4……
マイクロカプセル、5……冷凍食品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定温度以下で凍結しその所定温度以上で相
    互に呈色反応をする第1および第2の液体と、こ
    れらの液体が個別に内包されて前記所定温度以下
    で亀裂を生ずる第1および第2のマイクロカプセ
    ルとを備えた温度検知具。
JP15529978A 1978-12-15 1978-12-15 Temperature detection tool Granted JPS5582027A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15529978A JPS5582027A (en) 1978-12-15 1978-12-15 Temperature detection tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15529978A JPS5582027A (en) 1978-12-15 1978-12-15 Temperature detection tool

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5582027A JPS5582027A (en) 1980-06-20
JPS6118966B2 true JPS6118966B2 (ja) 1986-05-15

Family

ID=15602852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15529978A Granted JPS5582027A (en) 1978-12-15 1978-12-15 Temperature detection tool

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5582027A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055234A (ja) * 1983-09-05 1985-03-30 Matsumoto Kosan Kk 温度指示用セツト
JPS60190824A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−ト
JPS60190826A (ja) * 1984-03-10 1985-09-28 Matsumoto Kosan Kk 温度指示シ−トの製造法
DE102006004974A1 (de) * 2006-02-01 2007-08-02 Krümpel, Jan Vorrichtung zum Überwachen der Gefriertemperatur einer Ware
JP5593326B2 (ja) * 2008-11-25 2014-09-24 アジェンデ・キミケ・リウニテ・アンジェリニ・フランチェスコ・ア・チ・エレ・ア・エフェ・ソシエタ・ペル・アチオニ 医薬品用の包装材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5582027A (en) 1980-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3695903A (en) Time/temperature indicators
US4163427A (en) Freeze-thaw indicator apparatus
US7011037B2 (en) Changed condition indicator
US4042336A (en) Time temperature integrating indicator
US3946611A (en) Time-temperature integrating indicator
US3243303A (en) Temperature monitor employing a flowable aqueous composition containing dispersed polyvinyl acetate as a flow retardant
US8430053B2 (en) Color-changing emulsions for freeze indicators
US5215378A (en) Dual temperature indicator
AU2002329716A1 (en) Changed condition indicator
US3996007A (en) Time-temperature integrating indicator
CN103649700B (zh) 时间-温度指示器系统i
JPH0360051B2 (ja)
AU2011330895B2 (en) Lower threshold temperature indicator device
CN103649747B (zh) 时间-温度指示器系统
JPS6118966B2 (ja)
US2716065A (en) Telltale for frozen food packages
CA1049288A (en) Time temperature integrating indicator
AU757162B2 (en) Method and indicator for indicating thawing
GB1604648A (en) Temperature indicators
JP5259027B1 (ja) 感熱インジケーター
JPS59122921A (ja) 解凍表示材
JPH01134219A (ja) 温度履歴検知材
JPH0711129Y2 (ja) 固形芳香剤入浴用剤
WO2008143537A1 (en) Method and device for an irreversible indication of exceeding a set maximum temperature of frozen objects especially products