JPS61189056A - 電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はハンドセットを使用せずに、直接スピーカやマ
イクロホンを使用して拡声通話できる、いわゆるハンド
フリータイプの電話機に関する。

従来の技術 一般にハンドフリータイプの電話機では、スピーカによ
って拡声された音声がマイクロホンに入り込み、ハウリ
ングを起すのを防止するためにそれぞれ送話路、受話路
にアナログスイッチを設け、これらのアナログスイッチ
を送話路、受話路にそれぞれ流れる各信号の大小に応じ
てそれぞれオン。

オフ制御するようにしている。すなわち、送話路に流れ
る信号が受話路に流れる信号よシ大きいときには、送話
路に挿入されたアナログスイッチをオン、受話路に挿入
されたアナログスイッチをオフし、受話路に流れる信号
が送話路に流れる信号より大きいときには受話路に挿入
されたアナログスイッチをオン、受話路に挿入されたア
ナログスイッチをオフして、それぞれ自動的に送受切換
えを行なうようにしている。ところでこの場合、スピー
カよりマイクロホンに回り込む音の大きさは、電話機が
設置された部屋の環境、特にその反響条件によって大き
く異なるため、これらを充分に考慮してハウリングが一
切起らないようにしようとすると、どうしても送受切換
えのヒステリシスを充分に大きく設定しておく必要があ
った。

発明が解決しようとする問題点 そのため、従来のこの種のハンドフリータイプの電話機
では、小さな声で話しても送話状態から送話状態に正確
に切換えられず、また、一旦送話状態になっている状態
では相手が小さな声で話すと受話状態に切換えられない
という問題があった。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するものであり
、簡単な構成で部屋等の反響条件に応じて送受切換先の
ヒステリシスを自動的に調整できる優れたハンドフリー
タイプの電話機を提供する本発明は上記目的を達成する
ために部屋等の反響条件を測定する測定手段と、この測
定手段によって測定された値を記憶する記憶手段を設け
、この記憶手段に記憶された上記値てもとづいて送受切
換えのヒステリシスを自動的にその部屋等に適した値に
設定するように構成したものである。

作　　用 したがって、本発明によれば常に使用する部屋等の反響
条件に合ったヒステリシスを得ることができ、その部屋
等に合わせて適当な大きさで話せば充分に送受切換えが
正確に行なわれることになる０ 実施例 第１図は本発明の電話機における一実施例の概略構成図
であり、図中、１は電話機本体、２は電話回線、３は電
話回線２に接続され、ノ・ンドフリー通話を選択するか
、ハンドセット通話を選択するかを決定するスイッチ、
４はスイッチ３のハンドフリー通話側端子ａに接続され
たハイブリッド回路、５，６はハイブリッド回路４によ
って分離された受話路、送話路にそれぞれ挿入された増
幅回路、７，８はそれぞれ上記増幅回路５，６の入力側
に接続されたアナログスイッチ、９．１０はそれぞれ増
幅回路７の出力側、アナログスイッチ８の入力側に接続
されたスピーカ及びマイクロホン、１１はアナログスイ
ッチ７．８の入力側に現われた受話信号、送話信号をそ
れぞれ入力し、これらの受話信号、送話信号のレベルを
互いに比較する比較回路、１２は電源投入時に一定時間
スビー力９より発振音を出力するための発振音出力回路
、１３は発振音出力回路１２を構成する発振器。

１４は抵抗１５．コンデンサ１６．ダイオード１７、イ
ンバータ１８等で構成され、電源投入時に一定時間所定
の信号を出力するタイミング回路。

１９は発振器１３の出力端と増幅回路５の入力端の間に
接続され、タイミング回路１４の出力によってオン、オ
フ制御されるアナログスイッチ。

２０はスピーカ８からマイクロホン９に回り込む音の大
きさ、すなわち部屋等の反響条件を測定し記憶する記憶
部、２１は上記記憶部２０を構成する記憶回路、２２は
記憶回路２１の入力側に接続され、タイミング回路１４
の出力によってオン。

オフ制御されるアナログスイッチである。

尚、アナログスイッチ７に比較回路１１の出力で直接オ
ン、オフ制御され、アナログスイッチ８は比較回路１１
の出力をインバータ２３に″よって位相反転した出力で
オン、オフ制御されるように構成されている。

上記実施例において、今、電源を投入すると、タイミン
グ回路１４より抵抗１５．　　コンデンサ１６によって
決定される一定時間ハ・イレベルノ信号が出力される。

そして、この出力がアナログスイッチ１９．２２に印加
されるため、アナログスイッチ１９．２２がそれぞれ上
記一定時間オンされる。アナログスイッチ１９がオンす
ると、その間発振器１３の出力がアナログスイッチ１９
を介して増幅回路５に印加され、ここで増幅されてスピ
ーカ９に印加されることになり、スピーカ９より予め定
めた発振音が出力される。スピーカ９より予め定めた発
振音が出力されると、これが部屋等で反響し、マイクロ
ホン１０に人力される。マイクロホン１０に発振音が入
力されると、ここで電気信号に変換され、アナログスイ
ッチ２２を介して記憶回路２１に入力される。そして、
上記一定時間が経過すると、タイミング回路１４の出力
がローレベルになり、アナログスイッチ１９゜２２が共
にオフする。したがって、この状態でスピーカ９より発
振音が出力されないようになり、記憶回路２１がその寸
前の入力レベルをその部屋の反響条件として記憶する。

そして、その記憶された値を比較回路１１に伝送し、比
較回路１１が上記値にもとづいて決定されるヒステリシ
ス巾で動作するようにする。

したがって、この状態でスピーカ９．マイクロホン１ｏ
を用いてハンドフリー通信を行なえば、送受の切換えが
部屋等の反響条件に適合して正確に行なわれることにな
る。

すなわち、上記実施例によれば電話回線２を通して入力
される相手からの音声信号がマイクロホン１０からの音
声信号よシ大きい場合には、比較回路１１よりハイレベ
ルの信号が出力され、アナログスイッチ７がオン、アナ
ログスイッチ８がオフして自動的に受話状態になり、そ
の逆の場合にはアナログスイッチ７がオフ、アナログス
イッチ８がオンして自動的に送話状態になるのであるが
この場合、上記比較回路１１のヒステリシス巾が予めそ
の部屋の反響条件に合った値に自動的に設定されるため
、どのような環境で使用しても、常に最適の送受切換え
特性を得ることができることになる。

尚、上記実施例では、反響条件の測定を電源役人時に自
動的に行なうように構成しているが、必要に応じて随時
性なえるようにすることも可能である。また、上記実施
例では発振器１３として、−周波数の信号を出力するも
のを用いているが、２周波数、あるいはそれ以上の周波
数の信号を出力するものを用いても良い。このようにす
れば、部屋等の反響条件を更に正確に測定することがで
き、送受切換えのヒステリシス巾も更に正確に決定する
ことができる。

また、記憶回路２１は第２図に示すように、入力端子Ｃ
に印加されるマイクロホン１０からの信号をアナログデ
ィジタル変換器２４によって、ディジタル信号に変換し
制御端子ｄに印加されるタイミング回路１４からのコン
トロール信号で読み込み記憶動作状態になる記憶手段２
５に上記ディジタル信号を記憶し、その出力をディジタ
ルアナログ変換器２６によって再びアナログ信号に変換
し、出力端子ｅに出力させるように構成したものを用い
れば良く、また、第３図に示すように入力端子Ｃに印加
される信号を整流回路２７によって一旦整流し、入力端
子ｄに印加されるタイミング回路１４からのコントロー
ル信号でオン、オフ制御されるアナログスイッチ２８を
介して、上記整流出力をコンデンサ２９に記憶させ、上
記コンデンサ２９に記憶された信号を増幅回路３０を介
して出力端子ｅに導くようにしたものを用いても良い。

要するに、記憶回路２１としてはアナログ。

ディジタルいずれのものを用いても良い。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、部屋等の反響
条件を測定する測定手段と、その測定結果を記憶する記
憶手段を設け、この記憶手段に記憶された上記測定結果
にもとづいて、送受切換えのヒステリシス巾を上記部屋
等の反響条件に適した値に自動的に設定するように構成
したものであり、使用場所に関係なく常に最適の送受切
換え特性を得ることができ、実用上きわめて有利である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電話機における一実施例の概略構成図
、第２図、第３図は同実施例に使用する記憶回路の具体
的なブロック図である。 ２・・・電話回線、３・・・スイッチ、４・・・ハイブ
リッド回路、５，６・・・増幅回路、７．８，１９．２
２・・・アナログスイッチ、９・・・スピーカ、１０・
・・マイクロホン、１１・・・比較回路、１２・・・発
振音出力回路、１３・・・発振器、１４・・・タイミン
グ回路、２０・・・記憶部、２１・・・記憶回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 部屋等の反響条件を測定する測定手段と、この測定手段
   によって測定された値を記憶する手段と、この記憶され
   た値にもとづいて送受切換えのヒステリシスを自動的に
   上記部屋等の反響条件に合ったヒステリシスに設定する
   手段を設けて成る電話機。