JPS61188751A - 光記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は光記録媒体の複数の記録面と情報の授受を行な
う光学ヘッドを備えた光記録再生装置に関するものであ
る。

従来技術 一般に、光記録再生装置は記録面を一面または両面に有
する単一の光記録媒体と単一の光学ヘッドとを備えて構
成されるが、単一の光学ヘッドで情報を授受できるのは
単一の記録面のみであり、一度に取扱いできる情報量に
制限が生じるとともに、光記録媒体の記録面間の直接的
情報交換ができない欠点がある。

これに対し、光記録媒体に設けられた複数の記録面を共
通の光学ヘッドに択一的に対向させるハンドリング装置
を備え、それら記録面に対して情報を授受できるように
した光記録再生装置が考えられている。たとえば、第１
３図に示す光記録再生装置がその一例であり、複数の光
記録媒体１３０を収納するホルダ１３２と、光記録媒体
１３０との間で情報の授受を行なう光学ヘッドを有する
一箇所の記録再生部１３４と、ホルダ１３２から光記録
媒体１３０を選び出して記録再雨部１３４に運び、或い
はその記録再生部１３４において情報の授受が終わった
光記録媒体１３０をホルダ１３２に戻すハンドリング装
置１３６等とから構成される。

発明が解決すべき問題点 しかしながら、斯る従来の光記録再生装置においては、
複数の光記録媒体から一個の光記録媒体を選び出して記
録再生部に運び、また情報の授受が終わった光記録媒体
をホルダの所定位置に戻すための動作時間を要するので
、アクセス時間が長くなることが避けられず、光記録再
生装置の情報処理能率が低くなる欠点があった。また、
光記録媒体を運ぶためのハンドリング装置が必要となる
ため、装置が複雑かつ大型となる欠点があった。

このような事情は、表裏両面に記録面を備えた光記録媒
体でも、所望の記録面を光学ヘッドと対向させるために
光記録媒体の姿勢をハンドリング装置にて変更しなけれ
ばならないため、同様である。

問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、光記録媒体の複数の記録面と
情報の授受を行なう光学へ・ノドを備えた光記録再生装
置において、前記光学ヘッドを、前記複数の各記録面に
それぞれ対向する複数のヘッド可動部と、光と電気信号
との間の信号変換を行なう単一のヘッド固定部とに分割
して、ヘッド可動部を各記録面に沿って移動可能に配置
しかつヘッド固定部を位置固定に配置するとともに、ヘ
ッド可動部の位置に拘わらずヘッド可動部とヘッド固定
部との間において光を互いに伝送し得る光伝送手段を設
け、かつ前記ヘッド固定部とヘッド可動部との間に形成
される複数の光路を選択する選択手段を設けたことにあ
る。

作用および発明の効果 このようにすれば、光記録媒体と情報の授受を行なう光
学ヘッドが、複数の各記録面にそれぞれ対向する複数の
ヘッド可動部と、光と電気信号との間の信号変換を行な
う単一のヘッド固定部とに分割され、且つヘッド可動部
が光記録媒体の各記録面に沿って移動可能に配置されか
つそのヘッド固定部が位置固定に配置されるとともに、
ヘッド可動部の位置に拘わらずヘッド可動部とヘッド固
定部との間において光を互いに伝送する光伝送手段が設
けられるので、光記録媒体を運ぶことなく各光記録媒体
と情報の授受が行われ得、アクセス時間が単一の光記録
媒体を備えた従来の光記録再生装置と同様に得られる。

しかも、光記録媒体を運ぶためのハンドリング装置が不
要となるので、装置が大幅に簡単に構成されるとともに
小型となるのである。

実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図は光記録再生装置の要部を示すものであり、光デ
ィスク或いは光磁気ディスクなどの円板状の光記録媒体
１０．１２．１４が所定間隔を隔てて互いに同心にかつ
平行に配設され、図示しない回転駆動装置によって連続
的に回転駆動されるようになっている。光記録媒体１０
，１２．１４と情報の授受を行なうための光学ヘッドは
、複数のヘッド可動部１６．１８．２０．２２と単一の
ヘッド固定部２４とから構成されいる。光記録媒体１０
と１２の間、および１２と１４の間には、それらの記録
面と平行にガイドロッド２６および２８がそれぞれ固設
されており、互いに一体的に固定されたヘッド可動部１
６および１８がガイドロッド２６によって案内されるこ
とにより光記録媒体１０および１２の記録面に沿ってそ
の半径方向へ移動可能に設けられているとともに、互い
に一体的に固定されたヘッド可動部２０および２２もガ
イドロッド２８によって案内されることにより光記録媒
体１２および１４の記録面に沿ってその半径方向へ移動
可能に設けられている。

ヘッド可動部１６．１８．２０．２２はたとえば第２図
に示すようにそれぞれ同様に構成されている。すなわち
、前記光記録媒体１０，１２．１４と対向する対物レン
ズ３０は板ばね３１によって光軸方向の移動が可能に支
持された可動部材３３に一対の板ばね３５を介して取り
付けられておリ、対物レンズ３０が光軸方向およびそれ
に垂直な方向に移動可能とされている。可動部材３３に
固定されたフォーカシングコイル３７には永久磁石３８
の磁界が作用させられており、フォーカシングコイル３
７に供給する電流によって対物レンズ３０の光軸方向位
置が制御されるようになっている。また、対物レンズ３
０を直接支持する枠状の磁性部材３９には永久磁石４１
の磁界が作用させられており、トラッキングコイル４３
に供給する電流によって対物レンズ３０の光軸に垂直方
向（光記録媒体の半径方向）の位置が制御されるように
なっている。そして、ガイドロッド２６および２８に平
行な方向と対物レンズ３０の光軸方向との間でレーザビ
ーム３４の方向を全反射により方向変換する方向変換ミ
ラー３６が設けられている。

前記ヘッド固定部２４は、たとえば第３図に示すように
構成される。この図に示すものは前記光記録媒体１０．
１２．１４が光ディスクである場合のものであって、半
導体レーザ光源４０から出力されたレーザビーム３４が
コリメータレンズ４２において平行光とされた後、偏光
ビームスプリッタ４４および１／４波長板４６を経て射
出される。そして、光記録媒体１Ｏ１１２，１４の何れ
かからの反射光は１／４波長板４６を通過した後偏光ビ
ームスプリッタ４４において反射されることにより、凸
レンズ４８および円筒レンズ（かまぼこ形レンズ）５０
を経て光センサ５２に到達し、その光センサ５２によっ
て電気信号に変換されるようになっている。その光セン
サ５２は複数（たとえば直交する直線を境にして配設さ
れた４個）のホトダイオードを備えたものであり、その
光センサ５２からは光記録媒体１０．１２．１４の何れ
かに記録された情報信号のみならずフォーカシング制御
のためのフォーカシング信号やトラッキング制御のため
のトラッキング信号が得られる。

前記対物レンズ３０の焦点位置を光記録媒体上のトラッ
クと一致させるように前記ヘッド可動部１６．１８．２
０．２２および対物レンズ３０を光軸に直角方向に駆動
する場合には上記トラッキング信号が用いられ、また、
対物レンズ３０の焦点を光記録媒体のトラック上に形成
させるように対物レンズ３０を光軸方向に駆動する場合
には上記フォーカシング信号が用いられる。なお、トラ
ッキングはヘッド可動部１６．１８，２０．２２の方向
変換ミラー３６を微少角度傾けることによって行っても
良い。

そして、第１図に示すように、複数のヘッド可動部１６
．１８．２０．２２と位置固定のヘッド固定部２４との
間には、ヘッド可動部１６．１８．２０．２２の移動位
置に拘わらず光を相互に伝送する光伝送手段が設けられ
ている。すなわち、ヘッド固定部２４はそれから射出さ
れるレーザビーム３４がビームスプリッタ５４を通して
ヘッド可ＩＪＪ部１６に直接入射するように配置されて
おり、そのビームスプリッタ５４から分岐されたレーザ
ビーム３４が、ヘッド可動部１８へ分岐させるためのビ
ームスプリッタ５６およびヘッド可動部２０へ分岐させ
るためのビームスプリッタ５８を通して全反射ミラー６
０へ到達し、そこで全反則によりヘッド可動部２２へ向
かって方向変換されるようになっている。各ヘッド可動
部１６．１８．２０．２２に受けられた反射光も上記と
同様の光路でヘッド固定部２４へ伝送される。

また、ヘッド可動部１６．１８．２０．２２とビームス
プリッタ５４．５６．５８および全反射ミラー６０との
間には、選択手段として択一的に開かれるシャッタ６２
．６４．６６．６８がそれぞれ介挿されており、情報を
アクセスするための光路が選択されるようになっている
。なお、ビームスプリッタ５４．５６．５８の透過率と
反射率との比はそれぞれ１：３．２：１．１：１とされ
、ヘッド固定部２４から各ヘッド可動部１６．１８．２
０．２２へ伝送されるレーザビーム３４の光量が等しく
されている。

したがって、本実施例の光記録再生装置においては以上
のように構成されているので、複数の光記録媒体１０．
１２．１４の各記録面を択一的に選択して情報を再生し
たり記録したりする場合に、従来のように所定の光記録
媒体を選択して所定の記録再生部へ運ぶ必要がなく、ア
クセス時間が大幅に短縮されるのである。しかも、光記
録媒体を運ぶためのハンドリング装置が不要となるので
、装置が簡単となりまた小型となる利点がある。

次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。

前記光記録媒体１０．１２．１４が光磁気ディスクであ
る場合においては、前記ヘッド可動部１６．１８にはた
とえば第４図に示す磁化用コイル７０が設けられ、或い
は光記録媒体１０．１２．１４の記録面近傍に第５図に
示す磁化用永久磁石７２が設けられる。かかる磁化用コ
イル７０および磁化用永久磁石７２は、光記録媒体１０
．１２．１４のレーザビームスポットにより加熱された
場所を局部的に垂直磁化させて情報を記録するためのも
のである。

また、前記光記録媒体１０．１２．１４が光磁気ディス
クである場合においては、前記ヘッド固定部２４はたと
えば第６図に示すように構成される。すなわち、光記録
媒体１０．１２．１４の何れかからの反射光はビームス
プリンタ７４にて反射された後ビームスプリッタ７６に
て分岐される。

一方は凸レンズ７８、円筒レンズ８０を経て光センサ８
２に到達し、そこでフォーカシング信号およびトラッキ
ング信号に変換される。他方は検光子８４および凸レン
ズ８６を経て光センサ８８に到達し、そこで情報信号に
変換される。

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
その他の態様においても適用される。

たとえば、光記録媒体は必ずしも複数枚を用いる必要は
なく、第７図に示すように、単一の光記録媒体９０の両
面に沿って移動可能なヘッド可動部９２および９４を設
け、光記録媒体９０の両面に設けられた記録面に対して
同時に情報をアクセスするようにしてもよい。

また、ヘッド可動部１６．１８．２０．２２は第３図ま
たは第６図に示すヘッド固定部２４の光学系の一部を含
んでもよく、光学ヘッドを構成する光学系の構成やその
分けがた、或いは対物レンズ３０の駆動方式等には種々
の態様が採用され得る。

また、前記シャ・ツタ６２．６４．６６．６８は機械式
のものでも、或いは液晶等を用いた電子制御可能なもの
でもよく、また、シャッタ６２．６４．６６．６８に替
えて第８図に示す可動プリズム９６．９８．１００を設
けてもよい。図において可動プリズム９６．９８．１０
０が全て下降位置にある状態では可動プリズム９６．９
８．１００を介さない光路が形成されるが、可動プリズ
ム９６．９８．１００の何れかが上昇すると上昇した可
動プリズム内を通る光路が択一的に形成される。

また、第９図に示すように、前記シャッタ６２．６４．
６６．６８に替えて光路を択一的に切り換るための偏向
器１０２を設けてもよい。偏向器１０２は音響光学効果
或いは電気光学効果等を利用して構成され、偏向器１０
２に供給される駆動周波数或いは印加電圧に対応して複
数のミラー１０４．１０６のうちの１つへ向かって偏向
角が切り換られるのである。

また、第１０図に示すように、ヘッド可動部の数に対応
した複数種類の波長λ１、λ２、λ３、λ４を含むレー
ザビームをヘッド可動部２４から射出させるようにする
とともに、フィルタ１０８．１１０．１１２を用いてそ
のレーザビームから波長λ３、λ２、λ３、λ４の光を
それぞれ分岐させるようにしてもよい。それ等フィルタ
１０Ｂ、１１０．１１２は第１１図に示す反射率特性を
備えている。上記複数種類の波長λ１．λ２、λ３、λ
４を含むレーザビームは第１０図に示すフィルタ１０８
．１１０．１１２を用いて波長λ３、λ２、λ３、λ４
の個々の光から合成してもよいし、第１２図に示すよう
に、波長λ１、λ２．λ３、λ４の光を個々に出力する
光源１１４．１１６．１１８．１２０を接続する光ファ
イバ１２２を用いて合成してもよい。

なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲で種々変更が加え
られ得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部構成を示す図である。 第２図は第１図のへ・７ド可動部の構成を説明する図で
ある。第３図は第１図のヘッド固定部の構成を説明する
図である。第４図、第５図および第７図は本発明の他の
例におけるヘッド可動部を示す図である。第６図は本発
明の他の例におけるヘッド固定部を示す図である。第８
図、第９図、第１０図は本発明の他の例であって複数の
ヘッド可動部と単一のヘッド固定部との間において光を
伝送するための手段をそれぞれ示す図である。 第１１図は第１０図に用いられるフィルタの反射率特性
を示す図である。第１２図は第１０図のヘッド固定部に
おいて複数種類の波長を含むレーザビームを得る手段の
例を示す図である。第１３図は従来の光記録再生装置を
示す斜視図である。 １０．１２．ｔ４：光記録媒体 １６．１８．２０．２２’：ヘッド可動部２４：へ゛ラ
ド固定部 特許出願人　　ブラザー工業株式会社 第４図　　　　　第５図 第６図 ７ム 第７図 第１０図 第１３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光記録媒体に設けられた複数の記録面と情報の授受を行
   なう光学ヘッドを備えた光記録再生装置において、 前記光学ヘッドを、前記複数の各記録面にそれぞれ対向
   する複数のヘッド可動部と、光と電気信号との間の信号
   変換を行なう単一のヘッド固定部とに分割し、該ヘッド
   可動部を該各記録面に沿って移動可能に配置しかつ該ヘ
   ッド固定部を位置固定に配置するとともに、該ヘッド可
   動部の位置に拘わらず該ヘッド可動部と該ヘッド固定部
   との間において光を互いに伝送し得る光伝送手段を設け
   、かつ前記ヘッド固定部とヘッド可動部との間に形成さ
   れる複数の光路を選択する選択手段を設けたことを特徴
   とする光記録再生装置。