JPS6118720A - 胆石症治療剤 - Google Patents
胆石症治療剤Info
- Publication number
- JPS6118720A JPS6118720A JP14033084A JP14033084A JPS6118720A JP S6118720 A JPS6118720 A JP S6118720A JP 14033084 A JP14033084 A JP 14033084A JP 14033084 A JP14033084 A JP 14033084A JP S6118720 A JPS6118720 A JP S6118720A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- gallstones
- cholelithiasis
- shikimic acid
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
氷見BAは胆石症治療予防剤、更に詳しくはシキミ酸若
しくはその塩を有効成分として含有することを%徴とす
る胆石症治療予防剤に関する。
しくはその塩を有効成分として含有することを%徴とす
る胆石症治療予防剤に関する。
胆石にはコレスプロール系胆石、ビリルビン系胆石およ
び金石などが知られている。最近の食生活の変化によシ
わが国でもコレステロール系胆石が増加し、胆石症全体
の約85%を占めるに至っている。
び金石などが知られている。最近の食生活の変化によシ
わが国でもコレステロール系胆石が増加し、胆石症全体
の約85%を占めるに至っている。
胆石症の治療方法としては、大別して手術による外科的
治療と薬物による内科的治療があるが、患者の苦痛を考
えると内科的に可能なかぎシ積極的に胆石溶解を試みる
ことが重要である。
治療と薬物による内科的治療があるが、患者の苦痛を考
えると内科的に可能なかぎシ積極的に胆石溶解を試みる
ことが重要である。
従って、斯かる観点から、胆石を溶解した9更にはその
発生を予防する作用を有する医薬品の研究開発が望まれ
ている。
発生を予防する作用を有する医薬品の研究開発が望まれ
ている。
しかしながら、コレステロール系胆石の内科的治療法と
しては、現在決定的なものはなく、十二脂腸ゾンデ法以
外にみるべきものはないのが実状である。例えば、胆汁
酸の一つであるケノデオキシコール酸あるいはウルソデ
オキシコール酸が用いられているが、これらは長期間に
わたって服用しなければならず、また有効率もかなp低
いという欠点を有する。
しては、現在決定的なものはなく、十二脂腸ゾンデ法以
外にみるべきものはないのが実状である。例えば、胆汁
酸の一つであるケノデオキシコール酸あるいはウルソデ
オキシコール酸が用いられているが、これらは長期間に
わたって服用しなければならず、また有効率もかなp低
いという欠点を有する。
術後のコレステロール系遣残結石に対しては、直接溶解
剤としてコール酸ナトリウム、ヘパリン、d−リモネン
を用いる試みがなされてきたが、いずれも満足なもので
はなかツた。すなわちコール酸ナトリウム、ヘパリンは
可溶化力は非常に小さく、またその速度もきわめて遅く
、実用化は困難であった。d−リモネンは可溶化力、可
溶化速反も前者よシかなシ速いが、使用期間中の臨床経
過を詳細に検討すると、胆管内で完全に溶解したことが
確認された例は少ない。また刺激性を有し、d−リモネ
ンに溶解されないカテ デルを必要とするなどの欠点を
有している。
剤としてコール酸ナトリウム、ヘパリン、d−リモネン
を用いる試みがなされてきたが、いずれも満足なもので
はなかツた。すなわちコール酸ナトリウム、ヘパリンは
可溶化力は非常に小さく、またその速度もきわめて遅く
、実用化は困難であった。d−リモネンは可溶化力、可
溶化速反も前者よシかなシ速いが、使用期間中の臨床経
過を詳細に検討すると、胆管内で完全に溶解したことが
確認された例は少ない。また刺激性を有し、d−リモネ
ンに溶解されないカテ デルを必要とするなどの欠点を
有している。
そこで本発明者は、更に優れた胆石症治療予防剤を提供
すべく、種々の物質について長期間にわたり鋭意探索し
た結果、篇<べきことに、シキミ酸若しくはその塩が胆
石を溶解する作用のあること、及び胆石症治療予防に極
めて優れた効果を有することを見出し、本発明を完成し
た。
すべく、種々の物質について長期間にわたり鋭意探索し
た結果、篇<べきことに、シキミ酸若しくはその塩が胆
石を溶解する作用のあること、及び胆石症治療予防に極
めて優れた効果を有することを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明はシキミ酸若しくはその塩をM効成分
として含有する胆石症治療予防剤を提供するものである
。
として含有する胆石症治療予防剤を提供するものである
。
本発明で使用するシキE[IEは、ビタミンに1 ビタ
ミンE、L−トリプトファン等の生体にとって重要な化
合物の前駆体として知られている物質である。また、本
発明で使用するシキミ酸の塩としては、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属塩;マグネシウム、カルシウム
等のアルカリ土類金属塩;及びエステル塩等が挙げられ
る。
ミンE、L−トリプトファン等の生体にとって重要な化
合物の前駆体として知られている物質である。また、本
発明で使用するシキミ酸の塩としては、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属塩;マグネシウム、カルシウム
等のアルカリ土類金属塩;及びエステル塩等が挙げられ
る。
而して、本発明の胆石症治療予防剤の有効成分であるシ
キミ酸若しくはその塩は、植物、微生物などに広く分布
する極めて毒性の低いものであり、例えばマウスの経口
投与におけるLD5Gは4000η/縁以上と極めて低
いものである。
キミ酸若しくはその塩は、植物、微生物などに広く分布
する極めて毒性の低いものであり、例えばマウスの経口
投与におけるLD5Gは4000η/縁以上と極めて低
いものである。
本発明の胆石症治療予防剤の投与量は、年令、症状等に
よっても異なるが、例えば成人の場合、10〜100〜
7日を経口投与するのが好ましい。
よっても異なるが、例えば成人の場合、10〜100〜
7日を経口投与するのが好ましい。
本発明の胆石症治療予防剤におけるシキミ酸若しくはそ
の塩の胆石治療抑制作用のメカニズムは必ずしも明らか
ではないが、シキミ酸若しくはその塩が肝における胆汁
酸合成#累に働き、その活性を高めるためであるとも推
測される。
の塩の胆石治療抑制作用のメカニズムは必ずしも明らか
ではないが、シキミ酸若しくはその塩が肝における胆汁
酸合成#累に働き、その活性を高めるためであるとも推
測される。
本発明の胆石症治療予防剤は、以下の実施例にも示す如
く、胆石の形成を抑制若しくは阻止し、また胆石を溶解
する作用をも有する優れたものである。
く、胆石の形成を抑制若しくは阻止し、また胆石を溶解
する作用をも有する優れたものである。
次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
されるものではない。
実施例1
実験動物としてd、JY系4週令雄性マウスを用い、下
記方法によシ本発明の胆石症治療予防剤の治療効果を調
べ/こ。
記方法によシ本発明の胆石症治療予防剤の治療効果を調
べ/こ。
(1)実験方法
マウスを下記第1表に示す飼料(以下、「高コレステロ
ール食」という)で32日間飼育した。
ール食」という)で32日間飼育した。
第1表
この高コレステロール食による飼育期間経過後、一部の
マウスについては更に高コレステロール食による飼育を
続け、他のマウスについては次の第2表に示す飼料で飼
育した。
マウスについては更に高コレステロール食による飼育を
続け、他のマウスについては次の第2表に示す飼料で飼
育した。
第 2 表
高コレステロール食による飼育を開始してから72日後
、胆嚢同の胆石の有無を次のようにして調べた。すなわ
ち、剖検時胆嚢を摘出してその内容物を黒色戸紙上とス
ライドグラス上とに分けて採取し、W+Idの実体顕微
鏡及びNOmarski微分干渉装置を用いて調べた。
、胆嚢同の胆石の有無を次のようにして調べた。すなわ
ち、剖検時胆嚢を摘出してその内容物を黒色戸紙上とス
ライドグラス上とに分けて採取し、W+Idの実体顕微
鏡及びNOmarski微分干渉装置を用いて調べた。
(2)実験結果
第3表に結果を示す。なお、表中胆石形成度は下記基準
によシ評価しノ(。
によシ評価しノ(。
評価基準:
0:胆銚中に胆石形成が全くみられない■:胆鱈の1〜
20チが胆石で占められでいる■:)但嚢の21〜40
%が胆石で占められている■:胆函の41〜60チが胆
石で占められている■:胆嚢の01〜80%が胆石で占
められているV:胆嚢の8]〜100%が胆石で占めら
れている以下余白 第 3 表 第3表から明らかな如く、シキミ酸若しくはその塩は優
れた胆石治療効果1乃−る。すなわち、シキミ酸若しく
はその塩を口じ合した飼料による飼育群では、コントロ
ール飼育群又は高コレステロール食によジ継続して飼育
した群に比べ症状の軽減が認められた。
20チが胆石で占められでいる■:)但嚢の21〜40
%が胆石で占められている■:胆函の41〜60チが胆
石で占められている■:胆嚢の01〜80%が胆石で占
められているV:胆嚢の8]〜100%が胆石で占めら
れている以下余白 第 3 表 第3表から明らかな如く、シキミ酸若しくはその塩は優
れた胆石治療効果1乃−る。すなわち、シキミ酸若しく
はその塩を口じ合した飼料による飼育群では、コントロ
ール飼育群又は高コレステロール食によジ継続して飼育
した群に比べ症状の軽減が認められた。
手続補正書(目兄)
1 事イ′1の表示
昭和59年特 許 願第140330号2、発明の名称
胆石症治僚予vJハリ
3 補正をする者
事件との関係 出願入
住 所 束基部中央区日本橋茅場町1丁目14番10号
名−称 (091)花王石鹸株式会社 代表者丸田芳部 4代理人 氏 名 (6870>弁理士 有 賀 三 幸:°・住
所 同 上 ・ −一〜
〜。
名−称 (091)花王石鹸株式会社 代表者丸田芳部 4代理人 氏 名 (6870>弁理士 有 賀 三 幸:°・住
所 同 上 ・ −一〜
〜。
氏名 (8632)雌士小野信判−゛−・6、補正の対
象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、 補正のVj3谷 (1) 明細書中、第2頁第9行 「例えば、」とあるを [また、」と訂正する。
象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、 補正のVj3谷 (1) 明細書中、第2頁第9行 「例えば、」とあるを [また、」と訂正する。
Claims (1)
- 1、シキミ酸若しくはその塩を有効成分として含有する
ことを特徴とする胆石症治療予防剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14033084A JPS6118720A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 胆石症治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14033084A JPS6118720A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 胆石症治療剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6118720A true JPS6118720A (ja) | 1986-01-27 |
JPH0516409B2 JPH0516409B2 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=15266309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14033084A Granted JPS6118720A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 胆石症治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6118720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544587A (ja) * | 2006-07-11 | 2009-12-17 | リンピート トレーディング 6 (ピーティーワイ) リミテッド トレーディング アズ ジェネティック ヘルス エンタープライゼス | トリプトファン及びニコチンアミドのインビボでのレベルの増大方法 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP14033084A patent/JPS6118720A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544587A (ja) * | 2006-07-11 | 2009-12-17 | リンピート トレーディング 6 (ピーティーワイ) リミテッド トレーディング アズ ジェネティック ヘルス エンタープライゼス | トリプトファン及びニコチンアミドのインビボでのレベルの増大方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0516409B2 (ja) | 1993-03-04 |
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