JPS6118685Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気蚊取器に関する。

従来、コードの付いた電気蚊取器は、コードの
長さの分だけより室内の中央へ置いて使用できる
点において有利であつたが、反面コードがかえつ
てジヤマになることがあり、必要に応じ直接コン
セントに本体をつけて使用できる兼用型電気蚊取
器が望まれていた。

本考案は上記要望に鑑みなされたものであり、
すなわち本考案は、通電により発熱する発熱体を
内蔵し、該発熱体の加熱により薬剤を蒸散させる
形式の非巻取り式コード付電気蚊取器に於て、蚊
取器本体の周側部に、コード先端のプラグを適宜
嵌合保持させてコードレス型とするための筒型の
保持具が収納、引出し自在に備えられ、上記保持
具の下部には、プラグ嵌合時にコードを逃がすた
めの切欠部が形成されていることを特徴とする電
気蚊取器に係る。

本考案は上述の如き構造を有し、蚊取器本体の
周側部に設けられた保持具にコード付プラグのプ
ラグ部分を嵌合保持するだけで直接本体がコンセ
ントに取付けられた状態での使用が可能となり、
又コンセントがタンスの隅などに隠れて、直接本
体を取りつけられない場合は、コード付電気蚊取
器である点をいかしてコードをのばしてプラグだ
けをコンセントに差込むことにより、いずれの場
合にも使用ができる点に特長を有する。

更に通常の使用時に於て、保持具が本体の周側
部より外方へ突出していると違和感を与え不体裁
となるが、本考案では、このような場合は、保持
具を本体内に収納できるので、体裁を損ねること
がない。更に保持具の下部には切欠部が形成され
ているので、引出された保持具にプラグを嵌合す
るとき、切欠部をガイドとしてコードをうまく逃
がすことができ、プラグの嵌合保持を簡単容易に
行うことができる。

本考案に於て、電気蚊取器本体の形状は任意で
あり、材質も本体材料の使用箇所に応じ異なるが
ほぼ耐熱性を有するものであればなんら限定され
ない。

また保持具はプラグを適宜嵌合保持できるもの
であればよく、材質は蚊取器本体と同じでよい。
勿論本体と異なる材質であつてもよい。

以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき
説明すると次の通りである。

図に於て、１は電気蚊取器本体であり、該本体
１にはプラグ３付のコード４が備えられている。
３ａはプラグのピンである。

上記本体１の周側部には、筒状の保持具２が、
コード４取出部の例えば反対側に位置するように
収納、引出し自在に備えられる。

第３図に、保持具２の取付け部の構造が示さ
れ、保持具２は本体１の周側部より内方へ突成さ
れた棚部１ａ上で収納、引出し方向に移動自在で
あり、保持具２の後部上端に引出し位置規制用ス
ストツパー５が、また前端に収納位置規制用スト
ツパー６が、それぞれ形成されている。

保持具２は第２図に示されるように筒型であつ
てプラグ３の外径寸法に対応する内径寸法を有
し、プラグ３を適宜嵌合保持し得るようになつて
いる。保持具２の下部の中央に、プラグ３の嵌合
時にコード４を逃がすための切欠部２ａが形成さ
れている。

第１図及び第２図に示されるように、本体１よ
り保持具２を引出し、該保持具２にプラグ３を嵌
合保持せしめることによりコードレス型の電気蚊
取器として使用できる。

この使用状態より、プラグ３を保持具２より抜
脱することにより、通常使用が可能となる。この
場合保持具２が本体１の周側部より外方へ突出し
ていると、体裁があまりよくないことに加えコー
ドなどが引掛かり本体１の転倒原因となるので、
保持具２は本体１内に収納する。このようにすれ
ば外観的には、通常のコード付電気蚊取器と実質
的に変るところがなくなり、体裁よくまた本体１
が転倒するなどの危険性なしに使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例及びコードレス型と
しての使用状況を示す正面図、第２図は第１図の
右側面図、第３図は保持具の収納状態を示す断面
図である。 図に於て、１は本体、２は保持具、３はプラ
グ、４はコード、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通電により発熱する発熱体を内蔵し、該発熱体
   の加熱により薬剤を蒸散させる形式の非巻取り式
   コード付電気蚊取器に於て、蚊取器本体の周側部
   に、コード先端のプラグを適宜嵌合保持させてコ
   ードレス型とするための筒型の保持具が収納、引
   出し自在に備えられ、上記保持具の下部には、プ
   ラグ嵌合時にコードを逃がすための切欠部が形成
   されていることを特徴とする電気蚊取器。