JPS61186344A - アミルアントラキノンの製法 - Google Patents
アミルアントラキノンの製法Info
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- JPS61186344A JPS61186344A JP2449985A JP2449985A JPS61186344A JP S61186344 A JPS61186344 A JP S61186344A JP 2449985 A JP2449985 A JP 2449985A JP 2449985 A JP2449985 A JP 2449985A JP S61186344 A JPS61186344 A JP S61186344A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- acid
- solvent
- amyl
- sulfuric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は過酸化水素の製造などに有用な2−アミルアン
トラキノンを製造するための改良された方法に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、硫酸又は発
煙硫酸中で2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸
を閉環させることによって生成した2−アミルアントラ
キノンを、反応混合物から極めて効率よく容易に分離す
る方法に関するものである。
トラキノンを製造するための改良された方法に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、硫酸又は発
煙硫酸中で2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸
を閉環させることによって生成した2−アミルアントラ
キノンを、反応混合物から極めて効率よく容易に分離す
る方法に関するものである。
従来の技術
2−アミルアントラキノンは、特に過酸化水素を製造す
るための作動溶液の主成分として有用な化合物である。
るための作動溶液の主成分として有用な化合物である。
この2−アミルアントラキノンのようなアントラキノン
類を用いる過酸化水素の製造方法、いわゆるアントラキ
ノン法は、現在過酸化水素の製造方法として工業的に最
も広く採用されている。この方法においては、2−アル
キルアントラキノンを水と非混和性の有機溶剤に溶解さ
せていわゆる作動溶液を調製し、この溶液に触媒の存在
下水素を吹き込み、該2−アルキルアントラキノンを2
−アルキルアントラヒドロキノンに転化したのち、さら
に酸素含有ガスを吹き込んで前記2−フルキルアントラ
ヒドロキノンを酸化して過酸化水素を生成させると同時
に2−アルキルアントラキノンを再生させ1次いで生成
した過酸化水素は水で抽出し、一方再生2−アルキルア
ントラキノンを含有する作動溶液は、再び水素添加工程
に循環して使用される。
類を用いる過酸化水素の製造方法、いわゆるアントラキ
ノン法は、現在過酸化水素の製造方法として工業的に最
も広く採用されている。この方法においては、2−アル
キルアントラキノンを水と非混和性の有機溶剤に溶解さ
せていわゆる作動溶液を調製し、この溶液に触媒の存在
下水素を吹き込み、該2−アルキルアントラキノンを2
−アルキルアントラヒドロキノンに転化したのち、さら
に酸素含有ガスを吹き込んで前記2−フルキルアントラ
ヒドロキノンを酸化して過酸化水素を生成させると同時
に2−アルキルアントラキノンを再生させ1次いで生成
した過酸化水素は水で抽出し、一方再生2−アルキルア
ントラキノンを含有する作動溶液は、再び水素添加工程
に循環して使用される。
この方法において用いられる2−アルキルアントラキノ
ンとしては、例えば2−エチルアントラキノン、2−第
三級ブチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン
などが挙げられるが、これらの中で2−アミルアントラ
キノンが作動溶液に対する溶解度が大きい点から、最も
好適である。
ンとしては、例えば2−エチルアントラキノン、2−第
三級ブチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン
などが挙げられるが、これらの中で2−アミルアントラ
キノンが作動溶液に対する溶解度が大きい点から、最も
好適である。
この2−アミルアントラキノン(IV)は、通常次式に
示すように、無水フタル酸(1)とアミルベンゼン(n
)とを反応させて得られる2 −(4’−アミルベンゾ
イル)安息香酸(1)を、硫酸又は発煙硫酸中で閉環さ
せることによって製造されている。
示すように、無水フタル酸(1)とアミルベンゼン(n
)とを反応させて得られる2 −(4’−アミルベンゾ
イル)安息香酸(1)を、硫酸又は発煙硫酸中で閉環さ
せることによって製造されている。
−丁
工
この上うな閉環反応によって得られる反応混合物中には
、目的とする2−アミルアントラキノン以外に、種々の
スルホン化物や樹脂化物などの反応副生物が含有されて
お夛、そのため、通常反応混合物を水で希釈し、その酸
濃度を70重量%程度にしたのち、炭化水素などの溶剤
を用いて該2−アミルアントラキノンを抽出分離すると
いう方法がとられている。
、目的とする2−アミルアントラキノン以外に、種々の
スルホン化物や樹脂化物などの反応副生物が含有されて
お夛、そのため、通常反応混合物を水で希釈し、その酸
濃度を70重量%程度にしたのち、炭化水素などの溶剤
を用いて該2−アミルアントラキノンを抽出分離すると
いう方法がとられている。
しかしながら、このような抽出処理方法においては、反
応混合物に溶剤を加えた際に乳濁しやすぐ、溶剤相と水
相との分離操作が著しく困難となるため、多量の溶剤を
使用しなければならない上に、抽出処理に長時間を要す
るなどの欠点がある。
応混合物に溶剤を加えた際に乳濁しやすぐ、溶剤相と水
相との分離操作が著しく困難となるため、多量の溶剤を
使用しなければならない上に、抽出処理に長時間を要す
るなどの欠点がある。
したがって、このような欠点を改良するため、これまで
種々の研究がなされており、例えば第3物質として、−
価のアルコール類(特開昭55−64542号公報)、
高級脂肪酸(特開昭55−64543号公報)、ジオー
ル類(特開昭55−72157号公報)などを添加し、
分離操作を容易にする方法が提案されている。しかしな
がら、これらの方法によっても分離は必ずしも容易では
なく、なお相当長時間を要するのが実状である。
種々の研究がなされており、例えば第3物質として、−
価のアルコール類(特開昭55−64542号公報)、
高級脂肪酸(特開昭55−64543号公報)、ジオー
ル類(特開昭55−72157号公報)などを添加し、
分離操作を容易にする方法が提案されている。しかしな
がら、これらの方法によっても分離は必ずしも容易では
なく、なお相当長時間を要するのが実状である。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、このような事情に鑑み、硫酸又は発煙
硫酸中で2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸を
閉環させて得られた反応混合物から、過酸化水素の製造
などに有用な2−アミルアントラキノンを極めて効率よ
く容易に分離する方法を提供することにある。
硫酸中で2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸を
閉環させて得られた反応混合物から、過酸化水素の製造
などに有用な2−アミルアントラキノンを極めて効率よ
く容易に分離する方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、該反応混合物は均
一な溶液であるが、水で希釈して酸濃度を低くすると2
−アミルアントラキノンを含有する反応生成物が析出す
るので、該反応混合物を酸濃度が特定の値以下になるよ
うに水で希釈して、該反応生成物を十分に析出させ、次
いでこのものをろ別後、水洗、乾燥したのち、溶剤を用
いて抽出することにより、前記目的を達成しうろことを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
。
一な溶液であるが、水で希釈して酸濃度を低くすると2
−アミルアントラキノンを含有する反応生成物が析出す
るので、該反応混合物を酸濃度が特定の値以下になるよ
うに水で希釈して、該反応生成物を十分に析出させ、次
いでこのものをろ別後、水洗、乾燥したのち、溶剤を用
いて抽出することにより、前記目的を達成しうろことを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
。
すなわち、本発明は、硫酸又は発煙硫酸中におイテ、2
− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸ヲ閉環させ、
次いでこの反応混合物を水で希釈したのち、溶剤を用い
て生成した2−アミルアント2キノンを抽出するに当り
、該反応混合物を酸濃度が50重量%以下になるように
水で希釈して、2−アミルアントラキノンを含有する反
応生成物を析出させ、次いでこれをろ別後、水洗して酸
を除去し、水分が実質上存在しなくなるまで乾燥したの
ち、溶剤で抽出することを特徴とする2−アミルアント
ラキノンの製法を提供するものである。
− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸ヲ閉環させ、
次いでこの反応混合物を水で希釈したのち、溶剤を用い
て生成した2−アミルアント2キノンを抽出するに当り
、該反応混合物を酸濃度が50重量%以下になるように
水で希釈して、2−アミルアントラキノンを含有する反
応生成物を析出させ、次いでこれをろ別後、水洗して酸
を除去し、水分が実質上存在しなくなるまで乾燥したの
ち、溶剤で抽出することを特徴とする2−アミルアント
ラキノンの製法を提供するものである。
本発明方法において用いる2 −(4’−アミルベンゾ
イル)安息香酸は、通常無水フタル酸とアミルベンゼン
とを溶媒中において、例えば無水塩化アルミニウムなど
の触媒の存在下に、0〜80°Cの温度で反応させるこ
とにより容易に得られる。
イル)安息香酸は、通常無水フタル酸とアミルベンゼン
とを溶媒中において、例えば無水塩化アルミニウムなど
の触媒の存在下に、0〜80°Cの温度で反応させるこ
とにより容易に得られる。
本発明においては、この2− (4’−アミルベンゾイ
ル)安息香酸な、脱水剤として硫酸又は発煙硫酸を用い
て閉環させることによシ、2−アミルアントラキノンを
生成させる。この際、硫酸を使用する場合には、通常9
5重it%以上、好ましくは98重量%以上の濃度を有
する濃硫酸が用いられ、また発煙硫酸を使用する場合(
二は、通常、遊離SQ3濃度が1〜50重量%、好まし
くは3〜30重量%の範囲にあるものが用いられる。こ
れらの脱水剤の使用量は、通常2− (4’−アミルベ
ンゾイル)安息香酸1重量部当シ0.7〜10重量部、
好ましくは1.5〜5重量部の範囲で選ばれる。
ル)安息香酸な、脱水剤として硫酸又は発煙硫酸を用い
て閉環させることによシ、2−アミルアントラキノンを
生成させる。この際、硫酸を使用する場合には、通常9
5重it%以上、好ましくは98重量%以上の濃度を有
する濃硫酸が用いられ、また発煙硫酸を使用する場合(
二は、通常、遊離SQ3濃度が1〜50重量%、好まし
くは3〜30重量%の範囲にあるものが用いられる。こ
れらの脱水剤の使用量は、通常2− (4’−アミルベ
ンゾイル)安息香酸1重量部当シ0.7〜10重量部、
好ましくは1.5〜5重量部の範囲で選ばれる。
また、閉環反応の温度については、通常70〜180℃
、好ましくは90〜130°Cの範囲で選ばれる。この
温度が高すぎると、2−アミルアントラキノンのスルホ
ン化物及び炭化物の生成が多くなシ、一方低すぎると2
− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸のスルホン化
物及び樹脂化物などが多く副生じて好ましくない。
、好ましくは90〜130°Cの範囲で選ばれる。この
温度が高すぎると、2−アミルアントラキノンのスルホ
ン化物及び炭化物の生成が多くなシ、一方低すぎると2
− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸のスルホン化
物及び樹脂化物などが多く副生じて好ましくない。
他方、反応時間は反応温度によって左右されるが、通常
0.5〜8時間、好ましくは1〜2時間である。反応時
間が長ずざると副生物の生成が増大し、逆に短すぎると
樹脂化物が多く生成するので好ましくない。
0.5〜8時間、好ましくは1〜2時間である。反応時
間が長ずざると副生物の生成が増大し、逆に短すぎると
樹脂化物が多く生成するので好ましくない。
本発明においては、このようにして2− (4’−アミ
ルベンゾイル)安息香酸の閉環反応を行ったのち、反応
混合物を通常冷却してから、酸濃度が50重量−以下、
好ましくは5〜50重量%の範囲になるように水で希釈
し、次いでこの混合物を0〜40℃、好ましくは5〜2
0℃の温度に冷却して、2−アミルアントラキノンを含
有する反応生成物を十分に析出させる。前記酸濃度が5
0重量%よシ高い場合は、該反応生成物の析出が十分で
なく、かつそのろ別が困難である。
ルベンゾイル)安息香酸の閉環反応を行ったのち、反応
混合物を通常冷却してから、酸濃度が50重量−以下、
好ましくは5〜50重量%の範囲になるように水で希釈
し、次いでこの混合物を0〜40℃、好ましくは5〜2
0℃の温度に冷却して、2−アミルアントラキノンを含
有する反応生成物を十分に析出させる。前記酸濃度が5
0重量%よシ高い場合は、該反応生成物の析出が十分で
なく、かつそのろ別が困難である。
次に、このようにして析出した反応生成物を通常の手段
によりろ別したのち、水洗して付着している酸を除去後
、水分が実質上存在しなくなるまで乾燥する。次いでこ
の乾燥物を溶剤で抽出処理したのち、抽出液中の溶剤を
留去するなどの通常の手段によって、2−アミルアント
ラキノンを単離する。抽出に用いられる溶剤としては、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、
シクロヘキサンなどの炭化水素が好ましい。
によりろ別したのち、水洗して付着している酸を除去後
、水分が実質上存在しなくなるまで乾燥する。次いでこ
の乾燥物を溶剤で抽出処理したのち、抽出液中の溶剤を
留去するなどの通常の手段によって、2−アミルアント
ラキノンを単離する。抽出に用いられる溶剤としては、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、
シクロヘキサンなどの炭化水素が好ましい。
発明の効果
本発明方法は、硫酸又は発煙硫酸中で2− (4’−ア
ミルベンゾイル)安息香酸な閉゛環させて得られた反応
混合物に水を添加し、酸濃度を低くして2−アミルアン
ト2キノンを含有する反応生成物を析出させ、この析出
物をろ別、水洗、乾燥したのち、その中の2−アミルア
ントラキノンを溶剤で抽出分離する方法であって、従来
の方法と異なシエマルジョンの問題がなく、また溶剤の
使用量も比較的少なくてすみ、かつ短時間で目的の2−
アミルアントラキノンを抽出しうるなどの長所がある。
ミルベンゾイル)安息香酸な閉゛環させて得られた反応
混合物に水を添加し、酸濃度を低くして2−アミルアン
ト2キノンを含有する反応生成物を析出させ、この析出
物をろ別、水洗、乾燥したのち、その中の2−アミルア
ントラキノンを溶剤で抽出分離する方法であって、従来
の方法と異なシエマルジョンの問題がなく、また溶剤の
使用量も比較的少なくてすみ、かつ短時間で目的の2−
アミルアントラキノンを抽出しうるなどの長所がある。
実施例
次に実施例によシ本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1
tert−アミルベンゼンと無水フタル酸とから得られ
た2 −(4’−アミルベンゾイル)安息香酸(純度8
9.596、異性体比$ert−7ミ″体/5ec−1
80−アミル体=90・’/ 9,3 ) 7.4 g
を、室温にて5O3a度20重量%の発煙硫酸12.9
中に13分間で投入し、次いで昇温して100〜110
℃で2時間かきまぜて反応を行ったのち、外部より水冷
して反応を停止させた。この反応混合物を氷水150g
/中に注入し、酸濃度を8重量憾にしたのち、析出物を
直ちにろ過する。得られたケーキは水洗後、減圧乾燥器
で乾燥する。この2−アミルアントラキノンを含有する
乾燥ケーキに、n−ヘキサン100g/を加え、30分
間かきまぜなから加熱還流させ、次いで、約50℃に冷
却したのち、熟時ろ過して2−アミルアントラキノンの
n−ヘキサン溶液を得る。この溶液からn−ヘキサンを
留去し、2−アミルアントラキノン6.09を得た。収
率94.1% この2−アミルアントラキノンは、液体クロマトグラフ
ィーによる分析の結果、tert−アミル体が90.9
%、5ec−is□−アミ/l/体が6.6チ含有され
ていた。
た2 −(4’−アミルベンゾイル)安息香酸(純度8
9.596、異性体比$ert−7ミ″体/5ec−1
80−アミル体=90・’/ 9,3 ) 7.4 g
を、室温にて5O3a度20重量%の発煙硫酸12.9
中に13分間で投入し、次いで昇温して100〜110
℃で2時間かきまぜて反応を行ったのち、外部より水冷
して反応を停止させた。この反応混合物を氷水150g
/中に注入し、酸濃度を8重量憾にしたのち、析出物を
直ちにろ過する。得られたケーキは水洗後、減圧乾燥器
で乾燥する。この2−アミルアントラキノンを含有する
乾燥ケーキに、n−ヘキサン100g/を加え、30分
間かきまぜなから加熱還流させ、次いで、約50℃に冷
却したのち、熟時ろ過して2−アミルアントラキノンの
n−ヘキサン溶液を得る。この溶液からn−ヘキサンを
留去し、2−アミルアントラキノン6.09を得た。収
率94.1% この2−アミルアントラキノンは、液体クロマトグラフ
ィーによる分析の結果、tert−アミル体が90.9
%、5ec−is□−アミ/l/体が6.6チ含有され
ていた。
実施例2
2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸(純度98
.7 %、異性体比ter″−アミル体/5ec−is
o−アミル体=97°5/2.5 ) 7,4 fl及
びSo3濃度20重量%の発煙硫酸25gを用い、実施
例1と同様に反応させ、後処理することによシ、2−ア
ミルアントラキノン6.6gを得た。収率96.5 %
このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tert−アミル体が97.9 %、 5ee−is
□−アミル体が1.6チ含まれていた。
.7 %、異性体比ter″−アミル体/5ec−is
o−アミル体=97°5/2.5 ) 7,4 fl及
びSo3濃度20重量%の発煙硫酸25gを用い、実施
例1と同様に反応させ、後処理することによシ、2−ア
ミルアントラキノン6.6gを得た。収率96.5 %
このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tert−アミル体が97.9 %、 5ee−is
□−アミル体が1.6チ含まれていた。
実施例3
2− (4’−アミルベンゾイル)安息香酸(純度92
.2%、異性体比tert−アミ“体/ 5ec−1s
□ −アミル体=67・8/32゜2 ) 14,81
i及びSQ3濃度が20重量%の発煙硫酸24IIを用
い、実施例1と同様に反応させ、後処理することによ)
、2−アミルアントラキノンHJ、7gを得た。収率8
1.5tltこのものは、液体クロマトグラフィーによ
る分析の結果、tert−アミル体が70.4%、5e
c−i80−アミル体が26.8%含まれていた。
.2%、異性体比tert−アミ“体/ 5ec−1s
□ −アミル体=67・8/32゜2 ) 14,81
i及びSQ3濃度が20重量%の発煙硫酸24IIを用
い、実施例1と同様に反応させ、後処理することによ)
、2−アミルアントラキノンHJ、7gを得た。収率8
1.5tltこのものは、液体クロマトグラフィーによ
る分析の結果、tert−アミル体が70.4%、5e
c−i80−アミル体が26.8%含まれていた。
比較例1
実施例1と全く同様にして反応を行い、反応混合物を得
た。この反応混合物に水25./を加え、酸濃度33重
量%に希釈したのち、n−ヘキサン100111/を加
えて抽出を行ったところ、溶剤相はエマルジョンとなシ
分離ができないので、大部分の水層を分岐したのち、水
100g/を加えて抽出し、下層を捨てることを3回縁
)返した。しかし、n−ヘキサン層の中に黒色固状物が
分散し、エマルジョン状態となって溶剤層を分離するこ
とができなかった。そこで、さらにn−ヘキサン501
11を加え、かきまぜながら加熱還流すると分散状態は
さらに激しくなシ、液全体がエマルジョンになって全く
分離しなくなった。4時間放置したのち、上層にわずか
に分離したn−ヘキサン層を抜き取シ、残液にさらにn
−ヘキサン50./を加えてかきまぜ、4時間静置後、
上層の清澄n−ヘキサン層のみを抜き取ることを2回縁
シ返した。
た。この反応混合物に水25./を加え、酸濃度33重
量%に希釈したのち、n−ヘキサン100111/を加
えて抽出を行ったところ、溶剤相はエマルジョンとなシ
分離ができないので、大部分の水層を分岐したのち、水
100g/を加えて抽出し、下層を捨てることを3回縁
)返した。しかし、n−ヘキサン層の中に黒色固状物が
分散し、エマルジョン状態となって溶剤層を分離するこ
とができなかった。そこで、さらにn−ヘキサン501
11を加え、かきまぜながら加熱還流すると分散状態は
さらに激しくなシ、液全体がエマルジョンになって全く
分離しなくなった。4時間放置したのち、上層にわずか
に分離したn−ヘキサン層を抜き取シ、残液にさらにn
−ヘキサン50./を加えてかきまぜ、4時間静置後、
上層の清澄n−ヘキサン層のみを抜き取ることを2回縁
シ返した。
得られたn−ヘキサン層を合わせ、n−ヘキサンを留去
すると、2−アミルアントラキノン4゜OIが得られた
。収率56.5チ このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tart−アミル体が90.5%、5ea−is。
すると、2−アミルアントラキノン4゜OIが得られた
。収率56.5チ このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tart−アミル体が90.5%、5ea−is。
−アミル体が6.3係含まれていた。
比較例2
実施例2と全く同様にして反応を行い、反応混合物を得
た。このものを比較例1と同様に後処理したところ、比
較例1と同様な現象を示し、また2−アミルアントラキ
ノン4.91が得られた。収率7Q、7% このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tert−アミル体が97.5 %、5ec−is。
た。このものを比較例1と同様に後処理したところ、比
較例1と同様な現象を示し、また2−アミルアントラキ
ノン4.91が得られた。収率7Q、7% このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、tert−アミル体が97.5 %、5ec−is。
−アミル体が1゜6チ含まれていた。
比較例3
実施例3と全く同様にして反応を行い、反応混合物を得
た。この反応混合物を比較例1と同様にして後処理した
ところ、比較例1と同様な現象を示し、また2−アミル
アントラキノン7.49を得た。収率56.0チ このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、 tert−アミル体が70.1 %、5ea−is
□−アミル体が26.9 %含まれていた。
た。この反応混合物を比較例1と同様にして後処理した
ところ、比較例1と同様な現象を示し、また2−アミル
アントラキノン7.49を得た。収率56.0チ このものは、液体クロマトグラフィーによる分析の結果
、 tert−アミル体が70.1 %、5ea−is
□−アミル体が26.9 %含まれていた。
Claims (1)
- 1 硫酸又は発煙硫酸中において、2−(4′−アミル
ベンゾイル)安息香酸を閉環させ、次いでこの反応混合
物を水で希釈したのち、溶剤を用いて生成した2−アミ
ルアントラキノンを抽出するに当り、該反応混合物を酸
濃度が50重量%以下になるように水で希釈して、2−
アミルアントラキノンを含有する反応生成物を析出させ
、次いでこれをろ別後、水洗して酸を除去し、水分が実
質上存在しなくなるまで乾燥したのち、溶剤で抽出する
ことを特徴とする2−アミルアントラキノンの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2449985A JPS61186344A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | アミルアントラキノンの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2449985A JPS61186344A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | アミルアントラキノンの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186344A true JPS61186344A (ja) | 1986-08-20 |
Family
ID=12139874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2449985A Pending JPS61186344A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | アミルアントラキノンの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61186344A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102659551A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-12 | 张晗 | 合成蒽醌的制备方法 |
JP2014051432A (ja) * | 2013-11-06 | 2014-03-20 | Yamamoto Chem Inc | アントラキノン組成物 |
CN117024260A (zh) * | 2023-10-08 | 2023-11-10 | 中国天辰工程有限公司 | 一种2-乙基蒽醌的制备方法 |
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1985
- 1985-02-13 JP JP2449985A patent/JPS61186344A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102659551A (zh) * | 2012-04-23 | 2012-09-12 | 张晗 | 合成蒽醌的制备方法 |
JP2014051432A (ja) * | 2013-11-06 | 2014-03-20 | Yamamoto Chem Inc | アントラキノン組成物 |
CN117024260A (zh) * | 2023-10-08 | 2023-11-10 | 中国天辰工程有限公司 | 一种2-乙基蒽醌的制备方法 |
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