JPS61186143A - フラン樹脂鋳型の造型方法 - Google Patents
フラン樹脂鋳型の造型方法Info
- Publication number
- JPS61186143A JPS61186143A JP2574185A JP2574185A JPS61186143A JP S61186143 A JPS61186143 A JP S61186143A JP 2574185 A JP2574185 A JP 2574185A JP 2574185 A JP2574185 A JP 2574185A JP S61186143 A JPS61186143 A JP S61186143A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- furan resin
- ignition loss
- mold
- resin mold
- Prior art date
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- Pending
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は有機自硬性フラン樹脂鋳型（以下、フラン樹脂
鋳型という）を用いた鋳鋼品の製造に係゛す、より詳細
には、その際に用いるフラン樹脂鋳型の造型方法に関す
る。
鋳型という）を用いた鋳鋼品の製造に係゛す、より詳細
には、その際に用いるフラン樹脂鋳型の造型方法に関す
る。
（従来の技術及び問題点）
フラン鋳型の造型法はＣＯ２法におけるような経験・熟
練を要するガス吸込み工程がないため。
練を要するガス吸込み工程がないため。
造型が容易であり、また鋳型の強度の経時変化が少なく
、更には鋳型の崩壊性が良く、フラン再生装置を利用す
ることによって殆どの鋳物砂が再使用できる等の優れた
特徴を有しており、鋳鋼品等々の製造に利用されている
。
、更には鋳型の崩壊性が良く、フラン再生装置を利用す
ることによって殆どの鋳物砂が再使用できる等の優れた
特徴を有しており、鋳鋼品等々の製造に利用されている
。
しかし、フラン樹脂鋳型を用いて鋳鋼品を製造する場合
、多かれ少なかれ程度の差はあるが、鋳造欠陥が発生す
るので、この鋳造欠陥をガウジング、肉盛溶接、研磨な
どの作業によって補修する必要がある。補修作業は専ら
人手作業に頼らざるを得ないので、鋳鋼品の上記品質低
下と共にコスト高を招き、大きな問題となっている。
、多かれ少なかれ程度の差はあるが、鋳造欠陥が発生す
るので、この鋳造欠陥をガウジング、肉盛溶接、研磨な
どの作業によって補修する必要がある。補修作業は専ら
人手作業に頼らざるを得ないので、鋳鋼品の上記品質低
下と共にコスト高を招き、大きな問題となっている。
鋳造欠陥としては、大別して、異物噛み欠陥、ブロー欠
陥、焼着欠陥等の製品表面に生じる欠陥と、引は巣欠陥
のようにγ線検査で発見される製品内部の欠陥とがある
。このうち、後者の引は巣欠陥は凝固収縮の際に発生す
るもので、鋳造方策に起因するものが多い。一方、前者
の製品表面の欠陥については、溶鋼要因、鋳物砂要因、
塗型要因等々の各種要因により発生し、原因が複雑であ
る。
陥、焼着欠陥等の製品表面に生じる欠陥と、引は巣欠陥
のようにγ線検査で発見される製品内部の欠陥とがある
。このうち、後者の引は巣欠陥は凝固収縮の際に発生す
るもので、鋳造方策に起因するものが多い。一方、前者
の製品表面の欠陥については、溶鋼要因、鋳物砂要因、
塗型要因等々の各種要因により発生し、原因が複雑であ
る。
この点、本出願人は、炉外精錬を用いて溶鋼の清浄化対
策を図ることにより、鋳造欠陥量を低減できることを先
に提案したが、更に鋳造欠陥を低減するために砂型要因
について検討を重ねた。その結果、砂型要因に関しては
鋳造欠陥低減化に対して鋳物砂の品位が大きく影響する
ことが判明した。
策を図ることにより、鋳造欠陥量を低減できることを先
に提案したが、更に鋳造欠陥を低減するために砂型要因
について検討を重ねた。その結果、砂型要因に関しては
鋳造欠陥低減化に対して鋳物砂の品位が大きく影響する
ことが判明した。
鋳物砂の品位については、既にフラン造型法のメリット
として述べたように、鋳物砂の再生使用が行われており
、この点を検討した。
として述べたように、鋳物砂の再生使用が行われており
、この点を検討した。
すなわち、従来、フラン造型法における鋳物砂の再生方
法としては、■使用済み砂を加熱して砂表面に付着して
いるフラン樹脂を除去する焙焼方式、■砂同士を衝突さ
せて砂表面の付着樹脂を機械的に剥離除去するロータ一
方式などがある。■の焙焼方式は加熱に要するランニン
グコストは高くつくが、再生品位がよく、イグニション
ロス（ｉｇｎｉｔｉｏｎｌｏｓｓ ：以下、イグロスと
いう）は確実に低減できる。一方、■のロータ一方式は
、ランニングコストは安価であるが、砂のリサイクルに
より徐々にイグロスが増加してくるので、ガスが発生し
易くなり、そのために砂の入れ替え或いは新砂投入によ
る希釈等の対策を必要としているのが現状である。
法としては、■使用済み砂を加熱して砂表面に付着して
いるフラン樹脂を除去する焙焼方式、■砂同士を衝突さ
せて砂表面の付着樹脂を機械的に剥離除去するロータ一
方式などがある。■の焙焼方式は加熱に要するランニン
グコストは高くつくが、再生品位がよく、イグニション
ロス（ｉｇｎｉｔｉｏｎｌｏｓｓ ：以下、イグロスと
いう）は確実に低減できる。一方、■のロータ一方式は
、ランニングコストは安価であるが、砂のリサイクルに
より徐々にイグロスが増加してくるので、ガスが発生し
易くなり、そのために砂の入れ替え或いは新砂投入によ
る希釈等の対策を必要としているのが現状である。
（発明の目的）
本発明は、前述の状況に鑑み、フラン造型法における欠
点を解消し、再生砂を効果的に利用することによって、
フラン樹脂鋳型を経済的に造型できると共に鋳造欠陥の
少ない鋳鋼品を製造することを可能にするフラン樹脂鋳
型の造型方法を提供することを目的とするものである。
点を解消し、再生砂を効果的に利用することによって、
フラン樹脂鋳型を経済的に造型できると共に鋳造欠陥の
少ない鋳鋼品を製造することを可能にするフラン樹脂鋳
型の造型方法を提供することを目的とするものである。
（発明の構成）
上記目的を達成するため、本発明者等は、前述の再生砂
のイグロスがその品位を左右する点に着目し、イグロス
量と再生砂の利用態様との関係について更に研究を重ね
た結果、再生砂のイグロス量が０．７％以下の如く少な
い再生砂を少なくともフェイスサンドとして使用してフ
ラン樹脂鋳型を造型することにより、可能であることを
見い出したものである。
のイグロスがその品位を左右する点に着目し、イグロス
量と再生砂の利用態様との関係について更に研究を重ね
た結果、再生砂のイグロス量が０．７％以下の如く少な
い再生砂を少なくともフェイスサンドとして使用してフ
ラン樹脂鋳型を造型することにより、可能であることを
見い出したものである。
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
フラン樹脂鋳型の造型に用いる鋳物砂（再生砂）の品位
（イグロス兼）と鋳造欠陥発生量〔鋳造欠陥゛指数（補
修時間）〕との関係を調べるために、以下に示す基礎実
験を行った。
（イグロス兼）と鋳造欠陥発生量〔鋳造欠陥゛指数（補
修時間）〕との関係を調べるために、以下に示す基礎実
験を行った。
すなわち、種々のイグロス量を示す再生砂をフェイスサ
ンド及びバックサンドとして用いてフラン樹脂鋳型を造
型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ８１４の板状体（単重量５０
ｋｇ）を製造した。なお、塗型としてジルコン質のアル
コール性塗型オカスーパ−８００（銘柄）を使用した。
ンド及びバックサンドとして用いてフラン樹脂鋳型を造
型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ８１４の板状体（単重量５０
ｋｇ）を製造した。なお、塗型としてジルコン質のアル
コール性塗型オカスーパ−８００（銘柄）を使用した。
得られた鋳鋼品について鋳造欠陥の補修作業を行い、補
修に要した時間により鋳造欠陥発生量を評価し、これと
鋳物砂品位を示すイグロス量との関係を調査した。その
結果を第１図に示す。なお、鋳造欠陥指数はイグロス量
１゜４％を有する従来の再生砂の場合を１とした。
修に要した時間により鋳造欠陥発生量を評価し、これと
鋳物砂品位を示すイグロス量との関係を調査した。その
結果を第１図に示す。なお、鋳造欠陥指数はイグロス量
１゜４％を有する従来の再生砂の場合を１とした。
同図より、イグロス量が少ないほど鋳造欠陥発生量を少
なくすることができ、０．７％以下の鋳物砂をフェイス
サンドとして用いれば、高品位の鋳物砂（イグロス量＜
０．０２％）とはゾ同等の鋳造欠陥減少結果が得られる
ことがわかる。
なくすることができ、０．７％以下の鋳物砂をフェイス
サンドとして用いれば、高品位の鋳物砂（イグロス量＜
０．０２％）とはゾ同等の鋳造欠陥減少結果が得られる
ことがわかる。
上記基礎実験で得た結果に基づいて、更にイグロス量の
多い鋳物砂品位の低い再生砂の利用を検討したところ、
０．７％を超える低品位の再生砂はバックサンドとして
利用することができ、この場合、フェイスサンドとして
上記のようにイグロスｆｉｔ０．７％以下の高品位の鋳
物砂を使用する限り、鋳造欠陥発生量に影響を及ぼさな
いことが判明した。このようにフェイスサンドとバック
サンドとで異なるイグロス量の鋳物砂を使用してフラン
樹脂鋳型を造型する２サンド方式によれば、低品位の再
生砂を効果的に利用でき、一層経済的である。
多い鋳物砂品位の低い再生砂の利用を検討したところ、
０．７％を超える低品位の再生砂はバックサンドとして
利用することができ、この場合、フェイスサンドとして
上記のようにイグロスｆｉｔ０．７％以下の高品位の鋳
物砂を使用する限り、鋳造欠陥発生量に影響を及ぼさな
いことが判明した。このようにフェイスサンドとバック
サンドとで異なるイグロス量の鋳物砂を使用してフラン
樹脂鋳型を造型する２サンド方式によれば、低品位の再
生砂を効果的に利用でき、一層経済的である。
なお、本発明は各種の鋳鋼品の製造に適用できることは
云うまでもない。
云うまでもない。
（実施例）
失１ｊリー
イグロス量１．５％を含む従来の再生砂１００％のもの
〈従来例）とイグロス量が微量（＜０．０２％）の再生
砂１００％のもの（本発明例）を各々用いてフラン樹脂
鋳型を造型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ３１４（ＳＵＳ３１
６相当）のバルブ部品（単重量８５ｋｇ）を製造した。
〈従来例）とイグロス量が微量（＜０．０２％）の再生
砂１００％のもの（本発明例）を各々用いてフラン樹脂
鋳型を造型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ３１４（ＳＵＳ３１
６相当）のバルブ部品（単重量８５ｋｇ）を製造した。
得られたバルブ部品の鋳造欠陥を補修し、研磨及び肉盛
溶接対象面積を調べた。なお、バルブ部品の総面積は６
５６２ｃｍ”であった。調査結果を第１表に示す。
溶接対象面積を調べた。なお、バルブ部品の総面積は６
５６２ｃｍ”であった。調査結果を第１表に示す。
同表よりわかるように、フェイスサンド及びバックサン
ドとしてイグロス量の少ない鋳物砂を用いた本発明例で
は、従来法に比べて、溶接を必要とする対象面積が約１
／２以下に低減でき、また研磨を必要とする対象面積が
約１／３以下にも低減でき、鋳造欠陥を大幅に少なくす
ることができた。
ドとしてイグロス量の少ない鋳物砂を用いた本発明例で
は、従来法に比べて、溶接を必要とする対象面積が約１
／２以下に低減でき、また研磨を必要とする対象面積が
約１／３以下にも低減でき、鋳造欠陥を大幅に少なくす
ることができた。
去ＩＬＬ礼
イグロス量１．７％を含む従来の再生砂１００％のもの
（３５０ｋｇ）（従来例）と′、フェイスサンドとして
イブ０ス量＜０．０２％の高品位鋳物砂８０ｋｇ及びバ
ックサンドとしてイグロス量１．７％の再生砂２７０ｋ
ｇ（本発明例１）と、イグロス量＜０．０２％の高品位
鋳物砂３５０ｋｇ（本発明例２）を各々用いて、フラン
樹脂鋳型を造型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ８１４のバルブ
部品（単重量８５ｋｇ）を製造した。得られたバルブ部
品について鋳造欠陥補修を行い、補修に要した時間を調
べた。その結果を第２図に示す、なお、補修に要した時
間は、従来例の場合を１．０とする指数で表わした。
（３５０ｋｇ）（従来例）と′、フェイスサンドとして
イブ０ス量＜０．０２％の高品位鋳物砂８０ｋｇ及びバ
ックサンドとしてイグロス量１．７％の再生砂２７０ｋ
ｇ（本発明例１）と、イグロス量＜０．０２％の高品位
鋳物砂３５０ｋｇ（本発明例２）を各々用いて、フラン
樹脂鋳型を造型し、ステンレス鋳鋼５Ｃ８１４のバルブ
部品（単重量８５ｋｇ）を製造した。得られたバルブ部
品について鋳造欠陥補修を行い、補修に要した時間を調
べた。その結果を第２図に示す、なお、補修に要した時
間は、従来例の場合を１．０とする指数で表わした。
同図より明らかなように１本発明例１．２のいずれも、
従来例に比べて約１７５以下に補修時間を短縮化でき、
したがって鋳造欠陥を大幅に低減できた。また、本発明
例１に示すようにフェイスサンドとして高品位の鋳物砂
を使用すれば、バックサンドとしては従来の低品位の再
生砂を使用しても、同様に鋳造欠陥を著減できることが
確認された。
従来例に比べて約１７５以下に補修時間を短縮化でき、
したがって鋳造欠陥を大幅に低減できた。また、本発明
例１に示すようにフェイスサンドとして高品位の鋳物砂
を使用すれば、バックサンドとしては従来の低品位の再
生砂を使用しても、同様に鋳造欠陥を著減できることが
確認された。
（発明の効果）
以上詳述したように、本発明によれば、鋳鋼品の製造に
おいて再生砂を効果的に利用してフラン樹脂鋳型を造型
できるので経済的であり、しかも鋳鋼品の鋳造欠陥を大
幅に低減できるので、その品質改善と共に製造コストの
低減が可能となる等、その実用上の効果は極めて大きい
。
おいて再生砂を効果的に利用してフラン樹脂鋳型を造型
できるので経済的であり、しかも鋳鋼品の鋳造欠陥を大
幅に低減できるので、その品質改善と共に製造コストの
低減が可能となる等、その実用上の効果は極めて大きい
。
第１図はフラン樹脂鋳型の鋳物砂品位と鋳造欠陥発生量
との関係を示す図、 第２図は本発明の一実施例を説明する図である特許出願
人 大同特殊鋼株式会社 代理人弁理士 中 村 尚 第１図 １、ＬＦｏ、１ ＜ ０．０２イ
ア１０ス１（ｚ） 第２図 Ｚ
との関係を示す図、 第２図は本発明の一実施例を説明する図である特許出願
人 大同特殊鋼株式会社 代理人弁理士 中 村 尚 第１図 １、ＬＦｏ、１ ＜ ０．０２イ
ア１０ス１（ｚ） 第２図 Ｚ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 有機自硬性フラン樹脂鋳型を用いて鋳造欠陥の少な
い鋳鋼品を製造するに当たり、イグニションロス量が０
．７％以下の砂をフェイスサンドとして用いることを特
徴とするフラン樹脂鋳型の造型方法。 ２ 有機自硬性フラン樹脂鋳型を用いて鋳造欠陥の少な
い鋳鋼品を製造するに当たり、イグニションロス量が０
．７％以下の砂をフェイスサンドとして用い、イグニシ
ョンロス量が０．７％を超える再生砂をバックサンドと
して用いることを特徴とするフラン樹脂鋳型の造型方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2574185A JPS61186143A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | フラン樹脂鋳型の造型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2574185A JPS61186143A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | フラン樹脂鋳型の造型方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186143A true JPS61186143A (ja) | 1986-08-19 |
Family
ID=12174246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2574185A Pending JPS61186143A (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | フラン樹脂鋳型の造型方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61186143A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104057017A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-24 | 安徽鑫润新型材料有限公司 | 一种大型铸件用型砂及其制备方法 |
| CN105108046A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-12-02 | 安徽省胜峰机械有限公司 | 一种铸钢件用高强度的硫酸钙晶须改性呋喃树脂砂及其制备方法 |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP2574185A patent/JPS61186143A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104057017A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-24 | 安徽鑫润新型材料有限公司 | 一种大型铸件用型砂及其制备方法 |
| CN105108046A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-12-02 | 安徽省胜峰机械有限公司 | 一种铸钢件用高强度的硫酸钙晶须改性呋喃树脂砂及其制备方法 |
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