JPS61185120A - コンバイン等の走行連動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバイン等の走行連動装置に関する。

発明が解決しようとする問題点 従来技術では、コンバイン等の流体変速装置を使用して
いる走行ｉ！Ｉ！動装置においては、通常機体の左右に
隣接して配置された刈取装置と操縦装置との隣接空間部
に流体変速装置と走行装置への連動機構を内装した連動
ケースとを各々独立的に配設し、この両装置を別伝動に
て接続することによって隣接空間部を狭くできるので、
それにより機体幅も狭くなり走行履帯の黴間幅も狭くな
るので、この黴間幅と殻稈刈取幅との相関において殻稈
の未刈部分と走行履帯との重複部分を少くすることがで
きる。しかしこのために別伝動部の点検整備が必要とな
るが、その作業空間が狭く大変手間が掛かるということ
や、また別伝動のために構造が複雑となり強度的にも剛
性が不足するといった問題があった。そこで前記流体変
速装置と連動ケースとの構成上の問題点を解決しようと
するものである。

問題点を解決するための手段 この発明は、走行装置（１）へ連動する連動機構（２）
を内装した連動ケース（３）の入力軸（４）部を、左右
幅（イ）を狭くしてかつこの連動ケース（３）の上部一
側に段部（５）を設け、この段部（５）に流体変速装ｇ
！１（６）の一部を位鐙させて取付けると共に、この流
体変速装置（６）の出力軸（７）を該連動ケース（３）
の入力軸（４）に連動連結してなるコンバイン等の走行
連動装置の構成とする。　　　′ 発明の作用、および効果 流体変速袋２１　（６）の入力側部を回転させその油圧
力によって該流体変速装置（６）の出力軸（７）が回転
され、該出力軸（７）によって連動ケース（３）の入力
軸（４）が回転され、該入力軸（４）によって連動機構
（２）が伝動されて走行袋２ｔ　（１）を回転駆動させ
走行する。

該連動ケース（３）の上部一側に設けた段部（５）の上
下方向の壁面は該連動ケース（３）の一部として箱状に
形成されているため、この段部（５）に取付けられた該
流体変速袋ｆｆ１（６）が入力側部の伝動張力によって
捩られてもそれに耐えられるだけの充分な強度を有して
おり、しかも該流体変速装置（６）は該連動ケース（３
）の一側部に片寄せて取付けられているため該連動ケー
ス（３）が占める空間部よりも大きく張出すようなこと
はないので該走行装置（１）の黴間幅も極力狭くするこ
とができる。また該流体変速装置（６）と該連動ケース
（３）は直接連動連結されているため構成が極めて簡潔
化できる。

実施例 なお図例において、コンバインの機体（８）の前進方向
（ロ）前方側の平面視左側部に刈取１ｉｄ（９）を、右
側部に隣接して操縦装置（ｌＯ）を設け、該刈取装置（
９）の後端側に隣接して脱穀装置（１１）を設け、該操
縦装置！１（１０）の下側部にコンバインの各部装置に
動力を伝達する原動機（１２）を設ける。該機体（８）
の下側部には走行装置（１）の腹帯（１３）を配設し、
該刈取装置（９）と該操縦装置（１０）との隣接空間部
（１４）に上下方向に亘って連動ケース（３）を設け、
該連動ケース（３）は入力軸（４）部を狭くして上部一
側に段部（５）を設け、この段部（５）に流体変速袋Ｍ
（６）の出力軸（７）部をはめ込むように取付け、この
出力軸（７）と該連動ケース（３）の入力軸（４）とを
各々歯車にて噛合わせて位置させる。また次段にこの人
力軸（４）の歯車と噛合う変速歯車とその軸（１５）と
を設け、更に次段にこの変速歯車と噛合うカウンタ歯車
とその軸（１Ｂ）とを設け、更に次段にこのカウンタ歯
車と噛合うサイドクラッチとその軸（１７）とを設け、
最終段にはこのサイドクラッチと噛合う履帯（１３）用
スプロケット（１８）を駆動する終段歯車とその軸（１
９）とを設ける。該流体変速装置（６）の入力側プーリ
（２０）と該原動機（１２）のプーリ（２１）との間に
Ｖベルトを張設し、該連動ケース（３）の外壁部から突
出させた該変速歯車軸（１５）の一端部に設けた刈取駆
動プーリ（２２）と該刈取装置（９）の刈取フレーム（
２３）の上下回動支点部に設けた刈取伝動ケース（２４
）から突出させた軸端部に設けた刈取プーリ（２５）と
の間にＶベルトを張設する。

なお第４図の如く前記該連動ケース（３）の段部（５）
部分に設けた出力軸（７）に変速歯車を、また入力軸（
４）にカウンタ歯車を各々噛合わせて位置させ、該カウ
ンタ歯車とサイドクラッチとを噛合わせ、該入力軸（４
）の一端部には刈取駆動プーリ（２２）を設けるように
してもよい。

原動機（１２）の起動によって流体変速装置（６）、連
動ケース（３）、走行装置（１）へと順次動力が伝達さ
れて機体（８）は前進し、同時に刈取装置（９）、脱穀
装置（１１）へも各々動力が伝達され、殻稈を刈取りな
がら脱穀処理を行うが、この場合該機体（８）を前進さ
せる走行連動装置は該流体変速装置（６）と該連動ケー
ス（３）と該走行装置（１）とが一連の歯車によって連
動連結されているためその構成が極めて簡潔化できるも
のである。また該流体変速装置（６）の入力側プーリ（
２０）と該原動機（１２）のプーリ（２１）との間に張
設したＶベルトの張力によって該連動ケース（３）の段
部（５）が捩り作用を受けるが、該段部（５）は箱状に
形成されているためこの捩り作用に充分耐えることがで
きる。また該流体変速袋Ｍ（６）は該連動ケース（３）
の一側部に片寄せて取付けられているため該連動ケース
（３）が占める空間部よりも大きく張出すようなことは
ないので該走行装置（１）の履帯（１３）１１１間幅を
極力狭くすることができるので、特に刈取幅の狭い小型
コンバイン等においても該履帯（１３）が未刈取殻稈を
余り踏むような“ことはない。

なお該刈取装！！！　（９）への動力伝達に際しては、
第４図の如く該連動ケース（３）における変速後の位置
つまりカウンタ歯車を設けた入力軸（４）から取出すよ
うにしてもよく、これによって該機体（８）の走行速度
の変化に対して該刈取装置（９）の速度を同調させるこ
とができるので、刈取られた殻稈を該脱穀装置（１１）
まで搬送する搬送姿勢を如何なる走行速度に対しても安
定させることが可能となり、それによってコンバイン全
体の件部も安定させることができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は正面図、
第２図は側面図、第３図及び第４図は一部の正断面図で
ある。 図中、符号（１）は走行装置、（２）は連動機構、（３
）は連動ケース、（４）は入力軸、（５）は段部、（６
）は流体変速装置、（７）は出力軸を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行装置（１）へ連動する連動機構（２）を内装した連
   動ケース（３）の入力軸（４）部を、左右幅（イ）を狭
   くしてかつこの連動ケース（３）の上部一側に段部（５
   ）を設け、この段部（５）に流体変速装置（６）の一部
   を位置させて取付けると共に、この流体変速装置（６）
   の出力軸（７）を該連動ケース（３）の入力軸（４）に
   連動連結してなるコンバイン等の走行連動装置。