JPS61183381A - 冷媒組成物 - Google Patents
冷媒組成物Info
- Publication number
- JPS61183381A JPS61183381A JP60024191A JP2419185A JPS61183381A JP S61183381 A JPS61183381 A JP S61183381A JP 60024191 A JP60024191 A JP 60024191A JP 2419185 A JP2419185 A JP 2419185A JP S61183381 A JPS61183381 A JP S61183381A
- Authority
- JP
- Japan
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- refrigerant
- mercaptobenzothiazole
- weight
- parts
- freon
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- Granted
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は冷媒組成物に係り、特に自動車用の冷房装置等
に用いるのに好適なフロン系の冷媒組成物に関する。
に用いるのに好適なフロン系の冷媒組成物に関する。
(従来の技術)
ジクロロジフルオロメタン(フロンR−12) 等の
゛フッ素系炭化水素を冷媒として用いる冷却シス
テム、特に自動車空調用の冷房装置等においては、冷媒
回路がエンジンルームの複雑な構造を通して設けられて
いるために、冷媒管路の一部を耐熱性ナイロン等の可撓
性のある材料によって形成する場合が多い.このため、
長時間の使用の間に冷媒管路を通して外気の水分が冷却
回路を循環するフロンR−12中にある程度混入するこ
とが避けられな・ □ い。このような水分がフロン
R−12の飽和水分溶解度を越えると冷媒回路内で結氷
して冷媒の圧力損失や回路の目詰りを生じさせ、さらに
冷媒回路を構成する種々の金属材料を腐食させる。すな
わち、フロンR−12は本来化学的および熱的に比較的
安定な溶媒ではあるが、水分がその中に存在すると冷媒
回路の構成材料等の金属を触媒として加水分解されてハ
ロゲンを放出し、これが水中でフッ酸や塩酸を形成して
金属材料を侵食する。
゛フッ素系炭化水素を冷媒として用いる冷却シス
テム、特に自動車空調用の冷房装置等においては、冷媒
回路がエンジンルームの複雑な構造を通して設けられて
いるために、冷媒管路の一部を耐熱性ナイロン等の可撓
性のある材料によって形成する場合が多い.このため、
長時間の使用の間に冷媒管路を通して外気の水分が冷却
回路を循環するフロンR−12中にある程度混入するこ
とが避けられな・ □ い。このような水分がフロン
R−12の飽和水分溶解度を越えると冷媒回路内で結氷
して冷媒の圧力損失や回路の目詰りを生じさせ、さらに
冷媒回路を構成する種々の金属材料を腐食させる。すな
わち、フロンR−12は本来化学的および熱的に比較的
安定な溶媒ではあるが、水分がその中に存在すると冷媒
回路の構成材料等の金属を触媒として加水分解されてハ
ロゲンを放出し、これが水中でフッ酸や塩酸を形成して
金属材料を侵食する。
このような不具合を防止するために、冷媒としてのフロ
ンR−12に対して凍結防止のためのプロピレングリコ
ールあるいはメタノールおよび金属腐食の抑制剤として
の2−メルカプトベンゾチアゾールまたはベンゾチアゾ
ールを添加してなる組成の冷媒が提案されている(特開
昭57−78476号および59−81377号)、こ
れらの添加物を含む冷媒では冷媒回路中に生じる水分の
凍結を効果的に防止することができ、さらに水分による
金属の腐食に対しても従来の冷媒に比較して顕著な改善
が得られる。
ンR−12に対して凍結防止のためのプロピレングリコ
ールあるいはメタノールおよび金属腐食の抑制剤として
の2−メルカプトベンゾチアゾールまたはベンゾチアゾ
ールを添加してなる組成の冷媒が提案されている(特開
昭57−78476号および59−81377号)、こ
れらの添加物を含む冷媒では冷媒回路中に生じる水分の
凍結を効果的に防止することができ、さらに水分による
金属の腐食に対しても従来の冷媒に比較して顕著な改善
が得られる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、冷房装置を長時間にわたって実際に運転した場
合には、これらの改良された冷媒を用いても混入する水
分によるフロンR−12の加水分解がある程度生じこれ
にともなって金属の腐食をもたらすフッ酸、塩酸等が形
成される。これに対して前記ベンゾチアゾール類の添加
によりFe、 Cu等については相当な防食効果が得ら
れるものの、 AI、Kg、 Zn等の軽金属やその合
金についてはその効果が必ずしも充分でないことが判明
した。 特に自動車用の冷房装置等においては軽量化の
要請から通常冷媒回路の大部分がAI等の軽金属によっ
て構成されているので、その防食対策については尚一層
の考慮が必要である。
合には、これらの改良された冷媒を用いても混入する水
分によるフロンR−12の加水分解がある程度生じこれ
にともなって金属の腐食をもたらすフッ酸、塩酸等が形
成される。これに対して前記ベンゾチアゾール類の添加
によりFe、 Cu等については相当な防食効果が得ら
れるものの、 AI、Kg、 Zn等の軽金属やその合
金についてはその効果が必ずしも充分でないことが判明
した。 特に自動車用の冷房装置等においては軽量化の
要請から通常冷媒回路の大部分がAI等の軽金属によっ
て構成されているので、その防食対策については尚一層
の考慮が必要である。
(問題点を解決するための手段)
本願発明の目的はこのような従来技術の欠点を解消し、
冷媒回路に使用した際に冷媒の加水分解に起因する各種
金属の腐食を効果的に防止することのできる冷媒組成物
を提供することにある。
冷媒回路に使用した際に冷媒の加水分解に起因する各種
金属の腐食を効果的に防止することのできる冷媒組成物
を提供することにある。
前記の目的はジクロロジフルオロメタン 100重量部
に対して2−メルカプトベンゾチアゾール0.01〜2
.00重量部および2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾール0.01〜2.00重量部を主成分と
する添加物を含むことを特徴とする本願の第一の発明に
係る冷媒組成物によって達成される。
に対して2−メルカプトベンゾチアゾール0.01〜2
.00重量部および2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾール0.01〜2.00重量部を主成分と
する添加物を含むことを特徴とする本願の第一の発明に
係る冷媒組成物によって達成される。
すなわち、前記第一の発明においては冷媒としてのフロ
ンR−12に対して2−メルカプトベンゾチアゾールと
2.5−ジメルカプl−1,3,4−チアジアゾールと
の組合せからなる添加物を含有させることによってフロ
ンR−12が加水分解を受けた際にもそれによる冷媒回
路の各種構成金属の腐食を効果的に抑止するようになさ
れている。
ンR−12に対して2−メルカプトベンゾチアゾールと
2.5−ジメルカプl−1,3,4−チアジアゾールと
の組合せからなる添加物を含有させることによってフロ
ンR−12が加水分解を受けた際にもそれによる冷媒回
路の各種構成金属の腐食を効果的に抑止するようになさ
れている。
さらにまた前記の目的はジクロロジフルオロメタン 1
00重驕部に対して2−メルカプトベンゾチアゾール0
.01〜2.00重量部、2,5−ジメルカプト−1,
3,4−チアジアゾール0.01〜2.00重量部およ
びプロピレングリコール約0.1〜2重量部を主成分と
して含むことを特徴とする冷媒組成物によってより効果
的に達成される。
00重驕部に対して2−メルカプトベンゾチアゾール0
.01〜2.00重量部、2,5−ジメルカプト−1,
3,4−チアジアゾール0.01〜2.00重量部およ
びプロピレングリコール約0.1〜2重量部を主成分と
して含むことを特徴とする冷媒組成物によってより効果
的に達成される。
すなわち、前記第二の発明においては、フロンR−12
に対して含有されるプロプレンゲリコールが冷媒回路中
における水分の凍結およびこの水分によるフロンの加水
分解を抑制し、かつ併せて前記2−メルカプトベンゾチ
アゾールおよび2,5−ジメルカプ)−1,3,4−チ
アジアゾールがフロンの加水分解による回路の各種構成
金属の腐食を防止することによって前記冷媒回路の目詰
り、金属材料の腐食等が一層効果的に防止される。
に対して含有されるプロプレンゲリコールが冷媒回路中
における水分の凍結およびこの水分によるフロンの加水
分解を抑制し、かつ併せて前記2−メルカプトベンゾチ
アゾールおよび2,5−ジメルカプ)−1,3,4−チ
アジアゾールがフロンの加水分解による回路の各種構成
金属の腐食を防止することによって前記冷媒回路の目詰
り、金属材料の腐食等が一層効果的に防止される。
前記本願の各発明の冷媒組成物においては、前記2−メ
ルカプトベンゾチアゾールの含有量はフロンR−12の
100重量部に対して好ましくは0.01〜2.00
重量部、さらに好ましくは0.05〜1.00重量部の
範囲である。2−メルカプトベンゾチアゾールの含有量
をこれ以上増大させてもそれにともなってそれほど防食
効果の向上が見られずむしろ添加剤の使用によるコスト
アップが問題になる。また多量に添加すると冷媒流体と
してのフロンR−12の流れが阻害されて冷媒回路の圧
力損失が増大する。一方2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの含有量が0.01重量部以下では目的とする防食効
果が実質的に得られない。
ルカプトベンゾチアゾールの含有量はフロンR−12の
100重量部に対して好ましくは0.01〜2.00
重量部、さらに好ましくは0.05〜1.00重量部の
範囲である。2−メルカプトベンゾチアゾールの含有量
をこれ以上増大させてもそれにともなってそれほど防食
効果の向上が見られずむしろ添加剤の使用によるコスト
アップが問題になる。また多量に添加すると冷媒流体と
してのフロンR−12の流れが阻害されて冷媒回路の圧
力損失が増大する。一方2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの含有量が0.01重量部以下では目的とする防食効
果が実質的に得られない。
一部2−メルカプトベンゾチアゾールと組合せて用いら
れる2、5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ルの含有量についても前記2−メルカプトベンゾチアゾ
ールの場合についてすでに述べたのとほぼ同様な理由に
よってフロンR−12の100重量部に対して好ましく
は0.01〜2.00重量部さらに好ましくは0.05
〜1600重量部の範囲である。
れる2、5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ルの含有量についても前記2−メルカプトベンゾチアゾ
ールの場合についてすでに述べたのとほぼ同様な理由に
よってフロンR−12の100重量部に対して好ましく
は0.01〜2.00重量部さらに好ましくは0.05
〜1600重量部の範囲である。
さらに前記第二の発明の冷媒組成物中において前記添加
物と共に用いるプロピレングリコールの添加量はフロン
R−12の100重量部を基準として通常的0.1〜2
重量部の範囲とすることが好ましい。プロピレングリコ
ールの添加量が2重量部を越えるとナイロン等の可撓性
の冷媒管路の材質の劣化が促進される。また添加量が0
.1重量部以下では目的とする水分の凍結防止効果が十
分に得られない。
物と共に用いるプロピレングリコールの添加量はフロン
R−12の100重量部を基準として通常的0.1〜2
重量部の範囲とすることが好ましい。プロピレングリコ
ールの添加量が2重量部を越えるとナイロン等の可撓性
の冷媒管路の材質の劣化が促進される。また添加量が0
.1重量部以下では目的とする水分の凍結防止効果が十
分に得られない。
尚、本願の前記各発明の冷媒組成物中においては、2−
メルカプトベンゾチアゾールの一部を2−メルカプトベ
ンゾチアゾールのアルカリ金属塩たとえばHaまたはに
塩の形で用いることも好ましい。2−メルカプトベンゾ
チアゾールのアルカリ金属塩はフロンR−12の加水分
解で生じた酸性物質の中和作用を行い、中和後は2−メ
ルカプトベンゾチアゾールとして防錆効果を発揮するも
のである。
メルカプトベンゾチアゾールの一部を2−メルカプトベ
ンゾチアゾールのアルカリ金属塩たとえばHaまたはに
塩の形で用いることも好ましい。2−メルカプトベンゾ
チアゾールのアルカリ金属塩はフロンR−12の加水分
解で生じた酸性物質の中和作用を行い、中和後は2−メ
ルカプトベンゾチアゾールとして防錆効果を発揮するも
のである。
尚、本願の各発明においては前記2−メルカプトベンゾ
チアゾールおよび2.5−ジメルカプト−1,3,4−
チアジアゾールをフロンR−12中に添加する際にその
溶解を容易にするために可溶化溶媒を加えることが好ま
しい。かかる可溶化溶媒としてはメタノール、エタノー
ル、インプロパツール等のアルコール類、ジメチルホル
ムアミド等のアミド類、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類および塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素などの
ような通常の溶媒、ならびにイオウ化合物としての2−
メルカプトベンゾチアゾールや2.5−ジメルカプ)
−1,3,4−チアジアゾールを良く溶解するベンゾチ
アゾール等の化合物を用いることができる。
チアゾールおよび2.5−ジメルカプト−1,3,4−
チアジアゾールをフロンR−12中に添加する際にその
溶解を容易にするために可溶化溶媒を加えることが好ま
しい。かかる可溶化溶媒としてはメタノール、エタノー
ル、インプロパツール等のアルコール類、ジメチルホル
ムアミド等のアミド類、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類および塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素などの
ような通常の溶媒、ならびにイオウ化合物としての2−
メルカプトベンゾチアゾールや2.5−ジメルカプ)
−1,3,4−チアジアゾールを良く溶解するベンゾチ
アゾール等の化合物を用いることができる。
(作用)
前記のように本願の前記第一の発明に係る冷媒組成物に
おいては、フロンR−12に対して2−メルカプトベン
ゾチアゾールおよび2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾールを添加することにより、これを自動車
の冷房装置に使用した場合、外気中の水分が冷媒回路に
侵入してフロンR−12に加水分解を生じさせても、そ
れに伴なう冷媒回路の構成金属材料の腐食が適確に抑1
ヒされる。これはフロンR−12の加水分解時に離脱し
たハロゲンによってフッ酸、塩酸等の腐食性の生成物が
形成されても前記添加物が金属表面に吸着されてその腐
食を抑制するためである。この効果は冷却回路の主要構
成材料として腐食が問題になるAIまたはその合金に対
しても顕著にあられれる。
おいては、フロンR−12に対して2−メルカプトベン
ゾチアゾールおよび2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾールを添加することにより、これを自動車
の冷房装置に使用した場合、外気中の水分が冷媒回路に
侵入してフロンR−12に加水分解を生じさせても、そ
れに伴なう冷媒回路の構成金属材料の腐食が適確に抑1
ヒされる。これはフロンR−12の加水分解時に離脱し
たハロゲンによってフッ酸、塩酸等の腐食性の生成物が
形成されても前記添加物が金属表面に吸着されてその腐
食を抑制するためである。この効果は冷却回路の主要構
成材料として腐食が問題になるAIまたはその合金に対
しても顕著にあられれる。
さらに本願の第二の発明に係る冷媒組成物においては、
前記2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2,5−ジ
メルカブ)−1,3,4−チアジアゾールに加えてプロ
ピレングリコールを添加したことにより、冷媒回路中の
水分の凍結による目詰りが防止されと共にかかる水分に
よるフロン冷媒の加水分解が予め抑止されそれによって
前記冷媒回路の構成金属材料の腐食がさらに効果的に防
止される。
前記2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2,5−ジ
メルカブ)−1,3,4−チアジアゾールに加えてプロ
ピレングリコールを添加したことにより、冷媒回路中の
水分の凍結による目詰りが防止されと共にかかる水分に
よるフロン冷媒の加水分解が予め抑止されそれによって
前記冷媒回路の構成金属材料の腐食がさらに効果的に防
止される。
(実施例)
添付の図面に示す自動車用冷房装置を用いて本願発明の
冷媒組成物の凍結防止効果および金属防食効果について
試験を行なった。
冷媒組成物の凍結防止効果および金属防食効果について
試験を行なった。
図示の冷房サイクルにおいてフロン系冷媒はコンプレッ
サ1で高温、高圧の蒸気に圧縮され、コンデンサ2で冷
却液化された後、レシーバ3を経て膨張弁4で断熱膨張
されて低温の気体となりさらに蒸発装置5で車内空気と
の熱交換によって目的とする冷房を行なうと共に、蒸気
状態で再度コンプレッサlに戻される。
サ1で高温、高圧の蒸気に圧縮され、コンデンサ2で冷
却液化された後、レシーバ3を経て膨張弁4で断熱膨張
されて低温の気体となりさらに蒸発装置5で車内空気と
の熱交換によって目的とする冷房を行なうと共に、蒸気
状態で再度コンプレッサlに戻される。
ここで通常の冷房装置では前記レシーバ3に循環する冷
媒から水分を吸着除去するためのモレキュラシーブが充
填されているが、ここではこれに代えてCu、 Feお
よびAIの試験片を入れ、かつ冷媒中に所定量の水分を
混入して水分が存在する状態でのフロンR−12の加水
分解による金属腐食に対する本願発明の冷媒組成物の効
果を試験した。
媒から水分を吸着除去するためのモレキュラシーブが充
填されているが、ここではこれに代えてCu、 Feお
よびAIの試験片を入れ、かつ冷媒中に所定量の水分を
混入して水分が存在する状態でのフロンR−12の加水
分解による金属腐食に対する本願発明の冷媒組成物の効
果を試験した。
実施例1〜?
既述したシステム概要図の自動車用冷房装置を用い、第
1表に示す組成の冷媒に対して同表に示す割合の水を添
加して水分の凍結性について試験を行なった。結果を同
表に併記する。なお、同表中比較例1は純粋なフロンR
−12に水を添加したものである。
1表に示す組成の冷媒に対して同表に示す割合の水を添
加して水分の凍結性について試験を行なった。結果を同
表に併記する。なお、同表中比較例1は純粋なフロンR
−12に水を添加したものである。
また、水分の詰り発生は膨張弁近傍の冷媒配管の外表面
の着氷および冷房装置からの吹き出し冷風温度の上昇を
もって判定した。
の着氷および冷房装置からの吹き出し冷風温度の上昇を
もって判定した。
実施例3〜5
冷媒としてのフロンR−12に防食剤としての2−メル
カプトベンゾチアゾール(およびそのNa塩)および2
.5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールから
なる添加物を本願発明の範囲内で夫々含みかつ凍結防止
剤として一定量のプロピレングリコールを含有する組成
物(実施例3〜5)を用い、かつ比較のためにフロンR
−12およびこれにプロピレングリコールを加えた冷媒
組成物(比較例2)を用いた。 尚、腐食抑止効果は連
続1500時間の運転後における各金属の試験片の腐食
減量(mg/dmi/day)として測定した。結果を
下記第2表に示す。
カプトベンゾチアゾール(およびそのNa塩)および2
.5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールから
なる添加物を本願発明の範囲内で夫々含みかつ凍結防止
剤として一定量のプロピレングリコールを含有する組成
物(実施例3〜5)を用い、かつ比較のためにフロンR
−12およびこれにプロピレングリコールを加えた冷媒
組成物(比較例2)を用いた。 尚、腐食抑止効果は連
続1500時間の運転後における各金属の試験片の腐食
減量(mg/dmi/day)として測定した。結果を
下記第2表に示す。
前記結果に示すように、本願発明の各実施例の組成物は
2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2.5−ジメル
カプト−1,3,4−チアジアゾールを含まない比較例
の組成物に対してCuおよびFeの試料に対する腐食減
量が著しく減少することを示しており、腐食が特に問題
となるAIについても明らかな防食効果を示している。
2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2.5−ジメル
カプト−1,3,4−チアジアゾールを含まない比較例
の組成物に対してCuおよびFeの試料に対する腐食減
量が著しく減少することを示しており、腐食が特に問題
となるAIについても明らかな防食効果を示している。
(発明の効果)
本発明の冷媒組成物によれば冷媒回路に使用された冷媒
の加水分解による各種回路構成金属の腐食を効果的に防
止することができる。
の加水分解による各種回路構成金属の腐食を効果的に防
止することができる。
添付図面は本発明の効果を測定するために用いた自動車
用冷房装置の冷却サイクルを示す図面である。 118.コンプレッサ 2.、、コンデンサ310.レ
シーバ 411.膨張弁511.蒸発装置
用冷房装置の冷却サイクルを示す図面である。 118.コンプレッサ 2.、、コンデンサ310.レ
シーバ 411.膨張弁511.蒸発装置
Claims (4)
- (1)ジクロロジフルオロメタン100重量部に対して
2−メルカプトベンゾチアゾール0.01〜2.00重
量部および2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジ
アゾール0.01〜2.00重量部を主成分とする添加
物を含むことを特徴とする冷媒組成物。 - (2)前記添加物が2−メルカプトベンゾチアゾールお
よび2,5−ジメルカプロ−1,3,4−チアジアゾー
ルのジクロロジフルオロメタンに対する可溶化剤を含む
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載のフロ
ン系溶剤組成物。 - (3)ジクロロジフルオロメタン100重量部に対して
2−メルカプトベンゾチアゾール0.01〜2.00重
量部、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ール0.01〜2.00重量部およびプロピレングリコ
ール0.1〜2重量部を主成分とする添加物を含むこと
を特徴とする冷媒組成物。 - (4)前記添加物が2−メルカプトベンゾチアゾールお
よび2,5−ジメルカプロ−1,3,4−チアジアゾー
ルのジクロロジフルオロメタンに対する可溶化剤を含む
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第3項記載のフロ
ン系溶剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60024191A JPS61183381A (ja) | 1985-02-10 | 1985-02-10 | 冷媒組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60024191A JPS61183381A (ja) | 1985-02-10 | 1985-02-10 | 冷媒組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61183381A true JPS61183381A (ja) | 1986-08-16 |
JPH0453912B2 JPH0453912B2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=12131433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60024191A Granted JPS61183381A (ja) | 1985-02-10 | 1985-02-10 | 冷媒組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61183381A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01155157A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 吸収式冷凍機 |
CN110318060A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-10-11 | 邢台通利光缆材料科技有限公司 | 一种磷酸清洗液缓蚀剂 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5778476A (en) * | 1980-11-04 | 1982-05-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Refregrerant |
JPS5981377A (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷媒 |
-
1985
- 1985-02-10 JP JP60024191A patent/JPS61183381A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5778476A (en) * | 1980-11-04 | 1982-05-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Refregrerant |
JPS5981377A (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷媒 |
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CN110318060A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-10-11 | 邢台通利光缆材料科技有限公司 | 一种磷酸清洗液缓蚀剂 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453912B2 (ja) | 1992-08-27 |
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