JPS61182628A - 下塗用塗料 - Google Patents

下塗用塗料

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JPS61182628A
JPS61182628A JP2224585A JP2224585A JPS61182628A JP S61182628 A JPS61182628 A JP S61182628A JP 2224585 A JP2224585 A JP 2224585A JP 2224585 A JP2224585 A JP 2224585A JP S61182628 A JPS61182628 A JP S61182628A
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JP
Japan
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water
paint
carbon black
magnetic layer
primer coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2224585A
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English (en)
Inventor
Yoshio Enoki
榎 芳雄
Kunio Sato
邦夫 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気テープやフロッピーディスクなどの基材と
磁性層の間に設けられる中間層形成のための下塗用塗料
に関する。
従来の技術 磁気記録媒体はポリエステルフィルムなどの基材上に磁
性塗料を塗布して作られる。この場合摩擦帯電を防止す
るためにカーボンブラックなどを添加し、導電性を付与
する必要があった。またビデオテープの終端検出やフロ
ッピーディスクのインデックスホール検出などのため光
透過率が或限度以下であることが規定されておシ、この
ためにもカーボンブラックを磁性塗膜中に添加する必要
があった。
下塗層は磁性層と基材との接着強度を高める目的で付加
されるが、下塗層に導電性と遮光性を付与するためにカ
ーボンブラックを添加する試みは既に行なわれている(
特開昭50−104003号公報)。この様な場合、バ
インダーとしてはMEKやトルエンなどの有機溶剤に可
溶な系が用いられて来た。またカーボンブラックを含ま
ない下塗用塗料としては、水溶性高分子の水分散系が用
いられた例もある(特開昭54−6504号公報)。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成によるカーボンブラック含有下塗
用塗料は、未硬化時における耐溶剤性が十分でないとい
う問題があった。
また水溶性高分子、特に水溶性ポリエステル樹脂の水系
溶液または水系分散液は耐溶剤性は良くともカーボンブ
ラックの分散が難しいという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、特に磁性
塗膜厚の小さい高密度記録媒体に適した導電性、遮光性
1表面平滑性、接着性などがすぐれた下塗用塗料を提供
するものであシ、またインライン塗工などの高い生産性
を可能にするものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本発明においてはバイ
ンダーとして水溶性ポリエステル樹脂を用い、かつ分散
媒として特定の有機液体と水の混合系を用い、さらにそ
の比率を限定した液にカーボンブラックを分散する。
すなわち、水溶性ポリエステル樹脂としては、水に溶解
またはコロイド粒子として分散するものを用いる。構造
的には、カルボン酸成分として芳香族および脂肪族ジカ
ルボン酸、ならびに前記カルボン酸総量の6〜20モル
チに相当するスルホン酸金属塩含有エステル形成もツマ
−2およびグリコール成分としてエチレングリコール単
独、またはネオペンチルグリコールとの併用系を主体と
する基本構成要素を有する飽和線状ポリエステルが適当
である。
本発明において、水溶性ポリエステル樹脂を用いる第1
の理由は、乾燥のみですぐれた耐溶剤性をもつ塗膜を得
やすいからである。ポリエステル樹脂は通常テレフタル
酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、こはく酸
、アジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸、とエチレング
リコール、ネオペンチルグリコールなどのグリコールを
基本構成要素とするが、ジカルボン酸の一部をスルホナ
トリウムテレフタル酸、スルホナトリウムイソフタル酸
などのエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
に置換することKより、ポリエステル樹脂に水溶性また
は水分散性と耐溶剤性を付与することができる。この場
合、置換量がカルボン酸総量の5モルチ以下では水溶性
と耐溶剤性が不十分であるし、また置換量が20モルチ
以上では乾燥後の塗膜の耐湿性が不十分になるため適当
でない。
水溶性ポリエステル樹脂を用いる第2の理由は、多量の
水を含んだ溶媒系を用いることができるため、低コスト
の塗料が可能になる点にある。
本発明はまた分散媒が炭素数3以下の1価アルコール、
メチル七ロソルフ、エチルセロソルブのうちの少くとも
1種の有機液体および水を主要成分とし、かつその有機
液体の割合が36〜75wt4を好適な組成の範囲とす
るものであるが、それはそれらの有機液体は水および水
溶性ポリエステルと親和力が強く、揮発性が適当であり
またカーボンブラックの分散性が、水/有機液体比が前
記の範囲において著しく高まるとの知見に基くものであ
る。なお前記比率の範囲外においては分散状態が不安定
になりやすい。
本発明においてまたカーボンブラックを前記水溶性ポリ
エステル樹脂100重量部当り6〜60重量部分散する
のが好ましいが、これは摩擦帯電の起らない電気抵抗≦
100/口とJ I 5O6290に規定されている光
透過率≦2チを達成することを目指すものである。この
場合カーボンブラック配合率が5重量部以下であると、
上記の電気抵抗ならびに光透過率の目標を達成すること
ができず、また60重量部以上であると、上記の目標は
達成できたとしても、カーボン分散状態、塗料粘度。
塗膜平滑性などに問題が生ずるからである。
また分散媒として水と併用する有機液体としては、炭素
数3以下の1価アルコール、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブなどが使用されるが、塗料の安定性と好適な
組成のけんいなどを総合的に考えると、インプロピルア
ルコールとメチルセロソルブの混合系が最も好ましいと
判断される。
作用 上記のような手段によシ、導電性、S光性2表面平滑性
、接着性、塗工性などがすぐれた下塗用塗料を得ること
ができる。
実施例 実施例1 イソフタル酸0.4モル、テレフタル酸0.4モル。
スルホナトリウムイソフタル酸0.2モル、エチレンク
リコール1.6モル、ネオペンチルクリコール0.4モ
ルを酢酸亜鉛を触媒とし、約2oo′Cでエステル化反
応し、さらに三酸化アンチモンを触媒とし1圏H,li
’以下で約250℃に加熱し、重縮合反応を行ない溶融
粘度50oOボイズ(高化式フローテスター、190℃
)のポリエステル樹脂を製造した。
この樹脂の粒状粗砕物’100部(重量部、以下同じ)
を75℃に加熱した水200部とイソプロピルアルコー
ル200部の混合液に溶解し、これに導電性カーボンブ
ラック C3X150−A2(キャボッ社製)16部を
加えボールミルで100時間分散し塗料化した。この塗
料をポリエステルフィルム上に塗布して得た厚さ約1μ
の塗膜は光沢度(日本電色工業vG1D型45o) T
es e光透過率(波長940 nm ) 6.2チ2
表面粗度(Rrms)0.055μmj 表面電気抵抗
6.lX10’Ω/口であった。また、テープ剥離法に
ょるベースフィルムとの密着性は良好で、この下塗層の
上に磁性塗膜を常法にょ多形成した後の密着性ならびに
磁性塗膜の表面状態も良好でちゃ下塗層の耐溶剤性も十
分であった。
実施例2 実施例1において、樹脂を溶解するために水。
インフロビルアルコールおよびエチルセロソルブを用い
、その比率を種々に変えカーボンブラックの分散性なら
びに塗膜の状態を調べ、好適な条件を見出した。第1表
に結果を示すように、水に対する有機液体の比率が小さ
すぎるとカーボンブラックの分散が不良なため塗膜表面
性が悪く、また有機液体の比率が大きすぎると樹脂の溶
解性が悪くなるため安定性が悪くなシ、その結果カーボ
ンブラックの分散性に悪影響を与えることがわかる。
第1表より良好なカーボンブラックの分散と塗膜物性の
目やすとして、表面光沢度40以上、表面粗度0.07
μm以下を選ぶと、水/有機液体の比率の好適範囲は有
機液体35〜75wtチ となる。
実施例3 実施例1においてイソプロピルアルコールノカわりに他
のアルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブな
どを用いた場合に得られた塗膜の物性を調べた。第2表
に結果を示すように、有機液体を上記のように変えても
実施例1と類似の特性が得られることがわかる。
(以下針ら) なお実施例1において、スルホナトリウムイソフタル酸
の配合率をカルボン酸総量の6〜20モルチの範囲で変
え、塗料および塗膜物性を調べた結果、下塗用塗料とし
て使用できることが確認された。
発明の効果 以上のように本発明によれば、水溶性高分子の水系溶液
中にカーボンブラックの分散が可能になり、導電性、遮
光性2表面平滑性、接着性および経済性のすぐれた下塗
用塗料を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性ポリエステル樹脂の水系溶液または水系分
    散液中にカーボンブラックを分散させてなる下塗用塗料
    において、分散媒が炭素数3以下の1価アルコール、メ
    チルセロソルブ、エチルセロソルブのうちの少くとも1
    種の有機液体および水を主要成分とし、かつこの有機液
    体の重量百分率が35〜75の範囲であることを特徴と
    する下塗用塗料。
  2. (2)有機液体がイソプロピルアルコールとメチルセロ
    ソルブの混合系であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の下塗用塗料。
JP2224585A 1985-02-07 1985-02-07 下塗用塗料 Pending JPS61182628A (ja)

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JP2224585A JPS61182628A (ja) 1985-02-07 1985-02-07 下塗用塗料

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