JPS61182211A - 容量調整ねじ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、容量調整ねし、特に回路基板に接触押圧して
回路基板に損傷を与えることのない可変コンデンサの容
量調整ねしに関する。

［従来技術］ 従来の容量調整ねしは、自己保持ねし歯を有し、調整終
了後の不要な動きを防止している。容量調整ねしによる
機器の調整あるいは較正とは、このねじの先端の電極と
回路基板上の対応する電極との間隔を調整することであ
る。

［解決すべき問題点］ しかしながら、このような従来の容量調整ねしでは、ね
じの自己保持ねし山とねし孔のねし溝との摩擦のため、
ねじの先端が基板に接触したかどうかを判定するのが困
難であった。このため、過度の調整により回路基板を破
壊し、修復不能なまでに損傷することがあった。これを
防止するため、ねじに径大の頭を設けてねじの先端が基
板に接触すると同時にねじの頭がねじの支持フレームに
接触するようにして、それ以上のねじの進行を阻止する
方法も理論的には考えられるが、ねじの先端は容量調整
上限りなく基板に接近する必要があるのでねじの過調整
を防ぐことは、部品の組立、加工精度の上からから極め
て困難である。

したがって、本発明の目的は、過度の調整により回路基
板に損傷を与えることのない容量調整ねじを提供するこ
とである。

本発明の他の目的は、回路基板に接触後も繰返し再調整
のできる自己保持容量調整ねじを提供することである。

［問題を解決するための手段］ 本発明（よ、先端に電極を有し、対向する回路基板上の
電極との間隔を変化させて容量を調整する型の容量調整
ねじにおいて、先端に電極を有するシャフトを設け、こ
のシャフトをねじの先端部に形成した長手方向の空洞内
にスライド可能に支持するようにしたことを特徴とする
ものである。

［作用］ 本発明による容量調整ねしは、肩部を有する、ねじ山の
ない第１部分と、プランジャーシャフトを受容する長手
方向の空洞を有する、ねじ山付円筒状第２部分とより成
る。プランジャーシャフトはねじの先端から突出し、電
気回路基板上の電極に対向する電極を構成する。ねじの
先端にあるこの電極が回路基板に接触すると、プランジ
ャーシャフトは空洞内をスライドし、電極がそれ以上長
手方向に進んで回路基板を破損することを防止する。

空洞内にばねを設け、プランジャーシャフトをその突出
位置に偏倚するようにしてもよい。ねじの肩は、プラン
ジャーシャフトの全長が空洞内に没入する前に、ねじの
回転及び長手方向への進行を阻止する。

第１の実施例では、容量調整ねしは、調整後、不要な動
きを阻止するためにねし山のない部分の周囲にコイルば
ねを巻き付けている。第２の実施例では、ヨハンセン（
Ｊ　ｏ　ｈ　ａ　ｎ　ｓ　ｅ　ｎ）型の自己保持ねじの
頭を拡大して肩部を形成すると共に、プランジャーシャ
フトを受答する空洞を設けている。

［実施例］ 第１図は、本発明の実施例の側面図である。ねじの頭１
は、第１円筒状部２に結合している。第１円筒状部２の
直径は、電子機器のパネルまたはフし・−ムロのねじ孔
の直径より大きい。また、第１円筒状部２は長手方向に
伸び、肩部３がパネル６（９接触したとき、ねじの回転
及び長手方向進行を停止させる。ばね４は第１円筒状部
２の外周に巻かれて長手方向の圧力をねじに与え、調整
後のねじの不要な回転（即ち、軸方向移動）を阻止する
。

小径の第２円筒状部５の周囲にはねし山が形成され、パ
ネル６のねし孔にかみ合い螺入する。第２円筒状部５の
端部から突出したプランジャーシャフト８の先端に電極
７が設けられる。この電極７はコンデンサの一方の電極
として働く。対抗する電極は、電気回路基板またはＩＣ
またはハイブリッド回路基板の表面上に設けられた電極
９である。

ねじを回すと２つの電極の間隔が変化し、電子機器の動
作及び較正状態（例えば発振器の発振周波数等）が調整
さλする。

次に、第２図を参照するに、電極７が回路基板上の対応
電極９に接触するまで操作者が誤ってねじを回転させる
と、プランジャーシャフト８は、第２円筒状部５内の長
手方向の空洞１１に滑入する。したがって、ねじが回路
基板に圧力を加えて回路基板を損傷する前に電極７の長
手方向移動が停止される。操作者は、通常、回路基板に
接触させるまでねじを回すつもりがなくても、接触した
ことに気づかすねじを回し続けることがある１っそのよ
うなとき、プランジャーシャフト８のスライド可能な長
さがすべて空洞に没入する前に、肩部３によりねじの回
転及び長手方向進行が停止される。空洞内のばね１０は
、ねじが回路基板に接触していないときプランジャーシ
ャフト８及び電極７をその突出位置に偏（Ｎさせるので
、較正中に、繰り返しねじを過度に回して回路基板に接
触させても回路基板に損傷を与えることがない。プラン
ジャーシャフト８には、好適には空洞内の肩部２６に当
接するストップ２５を設け、上述の突出位置を定める。

あるいは、肩部２６のないときにプランジャーシャフト
８が空洞内を密着してスライドするようにする。

第３図は本発明の第２実施例の側面図である。

このねじは。頭部１、第１ねし山部１２、中間弁ねじ山
部１４、及び第２ねし山部１３を有する。

中間弁ねじ山部１４には２個のスロット１５が対向側か
ら設けられている。このねじ（ま使用する前に、スロッ
ト１５が挟まり、ねじ山部がオフセットされる（即ち、
長手方向にわずかにずれる）よ−６＝ うに圧縮される。このねじは使用するとき、スロット１
５が開き、２つのねじ山部１２．１４が伸張してねじ孔
のねし山に整合しかみ合う。この型のねじは、ヨハンセ
ン型ねじとして周知であり、各ねじ山部のねし孔の歯に
対する長手方向の圧力により自己保持される。本発明で
は、第２ねし山部１３内の空洞から突出するプランジャ
ーシャフト８の先に電極７を設ける。この電極７及びプ
ランジャーシャフト８の働きは第１実施例と同じである
。このねじも肩部１６を有し、この肩部１６が電子機器
のパネルまたはフレーム６に接触したときねじの回転及
び長手方向進行が阻止される。回路基板の損錫を避ける
ため、プランジャーシャフト８が完全に空洞内に滑入す
る前に肩部１６がねじの進行を止める。

第４図に本発明の第３実施例を示す。このねじは、頭部
１、第１非ねじ山部１８、肩部１９、及び第２ねし山部
２０を有する。第２ねじ山部２０の外表面には部分的に
ナイロンの如き弾性材料を被着し、調整後のねじの不要
な移動を防止する。

第２ねし山部２０の端部に複数の長手方向スロット２２
を設け、このスロット間部分の先端をわずかに内方に向
けて第２ねじ山部２０の長手方向空洞内にあるスライド
可能な電極２３を摩擦力で保持する。ねじの長手方向移
動は、電極２３が完全に空洞内に滑入する前に肩部１９
で止められる。

以上、本発明の好適実施例について説明したが、本発明
の要旨を逸脱することなく種々の変形・変更を行なえる
ことは当業者には明らかであろう。

［効果］ 本発明によれば、操作者が容量調整時に誤って過度に回
転させて回路基板を損錫することのない容量調整ねじが
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による容量調整ねじの実施例の側面図
、第２図は第１図の容量調整ねじが回路基板に接触した
状態の拡大断面図、第３図は本発明による容量調整ねじ
の第２実施例の側面図、第４図は本発明による容量調整
ねじの第３実施例の側面図である。 図中、７．９は電極、８はシャフト、１１は空洞を示す
。 特許出願人　　ソニー・テクトロニクス株式会社特開昭
６ｌ−１８２２１１（４） ８３図 慄４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先端に電極を有し、対向する回路基板上の電極との間隔
   を変化させて容量を調整する型の容量調整ねじにおいて
   、先端に電極を有するシャフトを設け、該シャフトを上
   記ねじの先端部に形成した長手方向の空洞内にスライド
   可能に支持してなる容量調整ねじ。