JPS61180224A - レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は沈胴式カメラにおける可動レンズユニットのレ
ンズ駆動装置に関するものである。

〔従来の技術〕

撮影レンズ系を収容した可動レンズユニットをカメラ本
体から引き出した状態で使用する、いわゆる沈胴式カメ
ラにおいては引き出した状態で撮影レンズ系の光軸がフ
ィルム面に垂直な状態に維持されていることが必要とな
っている。

特にかかる沈胴作用を利用して撮影レンズ系の焦点距離
を引き出し時には長焦点また沈胴時には短焦点にと切換
える形式の２焦点式カメラにおいては、可動レンズユニ
ットはその引き出し時と沈胴時の両端において光軸をフ
ィルム面に対して垂直の状態として停止りされることが
要求されるものである。

一方かかる可動レンズユニットは円筒状の鏡筒として構
成されているものであるからその駆動装置はその周面の
外側に配置され、鏡筒周面の一個所のみを接続して駆動
するよう構成されている。

従って可動レンズユニットは片寄った力を受けることと
なりカメラ本体に対して一定の平衡した姿勢を保つこと
が困難とされている。

すなわち鏡筒は、その嵌合部に作動のために僅かながら
も遊隙を与□えられていて、周面上の一個所に働く駆動
力によって鏡筒を傾斜する作用を受は単に作動に不円滑
を来たすばかりでなくその停止位置において光軸をフィ
ルム面に対して垂直に保持することが出来ない結果とな
るものである。

特に撮影レンズ系の大口径化や内蔵するシャッタの高性
能に伴って鏡筒の外径寸法が増大すると前述した現像は
より顕著となりカメラの性能面に及ぼす影響は無視出来
ないものとなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、可動レンズユニットを、その先軸を傾斜させ
ることなく引き出し位置あるいは沈胴位置に移動するこ
との出来る沈胴式カメラのレンズ駆動装置を提供するこ
とを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、駆動源に接続する一方のレンズ駆動部材を可
動レンズユニットの鏡筒周面」二の一方の位置に係合さ
せ、前記レンズ駆動部材と一体に結合された他方のレン
ズ駆動部材を前記鏡筒周面上の相対する位置に係合させ
ることにより駆動源の動力が前記鏡筒の２個所に同時に
伝達されるよう構成するもので、それは、レンズユニッ
トの外周の円周方向に離れた２つの位置で、レンズユニ
ットに作用する一体のレンズ駆動部材でレンズユニット
を光軸方向に移動させるようにしたことを特徴とするレ
ンズ駆動装置によって達成される。

〔実施例〕

本発明のレンズ駆動装置の一実施例を第１図に示す。

■は沈胴式カメラにおいてレンズ鏡胴部を組込み支持す
るカメラの前板であって、その背面には可動レンズユニ
ット２のガイド部材としての３本の直進案内軸３を光軸
に平行に固着している。

さらに前記直進案内軸３の後端には遮光筒４ａを設けた
枠体４が固定されていて前記前板ｌと共にカメラ本体か
ら独立したユニットブロックな構成している。

前記可動レンズユニット２は、その内部に２焦点式撮影
レンズ５を収容していて前記枠体４を固定する以前に、
前記直進案内軸３に組込まれたもので、その外周面に突
出した３個所の突片２ａがそれぞれ前記直進案内軸３に
摺動可能に嵌合し、また外周面自体が前記前板ｌに設け
たマウン）１ａの内周面に嵌合することによってカメラ
本体に対して正しく光軸が設定されるようになっている
。

６は本発明によるレンズ駆動部材であって、連結軸６ａ
の下端に前記可動レンズユニット２に対してリジッドに
作用する第１部分７・を、上端には弾性的に作用する第
２部分Ｂを一体に固定し、前記前板ｌより派生した上下
一対のアームｉｂに対しその弾性を利用して係合しかつ
自由に回動出来るよう支持された状態となっている。

前記第１部分７は、前記連結軸６ａに固定されたレバー
７ａと該レバー７ａ上の突起を挟着する状態で挿通され
たストローク吸収部材たるスプリング７ｂ、！ｌ−さら
に前記可動レンズユニット２の周面下側に設けた長穴２
ｃに係合するピン７ｃとから成っていて、前記スプリン
グ７ｂの挟着部にはカメラ本体側に設置された駆動源た
る遊星歯車機構９の駆動ピン９ａが圧入して接続してい
る。

一方前記第２部分８は、前記連結軸６ａに固定されたレ
バー８ａとその先端に取付けたはさみ状の二片を形成す
る駆動ばね８ｂとから成り、該駆動ばね８ｂが前記可動
レンズユニット２の周面上側に植設したピン２ｂを挾持
している。

なお前記連結軸６ａに対する前記ピン２ｂの距離は該連
結軸６ａに対する前記第１部分７のピン７Ｃの距離より
も若干大きく設定されている。

モータ回転によって前記遊星歯車機構９の駆動歯車９ｂ
が回転すると遊星歯車機構９ｃが自転と同時に公転して
周知の如く前記駆動ピン９ａに直進往復遅動を与える。

前記駆動ピン９ａが光軸方向に前進すると、前記連結軸
６ａを時計方向に回転し、その一方では前記第１部分７
のピン７ｃ、他方では前記第２部分８の駆動ばね８ｂを
もってそれぞれ前記可動しンズユニット２の穴２ｃおよ
びピン２ｂを推進して可動レンズユニット２を光軸方向
に前進すなわち引き出す作用をする。

前記ピン７ｃは前記可動レンズユニント２がその突片２
ａの前面を前記前板ｌのマウン）ｌａの後端面に当接し
て停止にする迄作用し、それを越える前記駆動ピン９ａ
のストロークは前記スプリング７ｂの弾性変形によって
吸収されるが、一方前記第２部分８の駆動ばね８ｂは前
記可動レンズユニット２のピン２ｂに対して前記第１部
分７のピン７Ｃのストロークを越えるスｉ・ローフを与
える結果となる。

すなわち前記可動レンズユニット２はその引き出し位置
にあってもなお前記スプリング７ｂの弾性作用と駆動ば
ね８ｂの一片によって引き出し方向に押圧される状態と
なっているので前記可動レンズユニット２は全周にわた
って前記マウント１ａの後端面に圧接されコンバージョ
ンレンズ５ａを光軸上に移動して長焦点距離に切換った
前記２焦点式撮影レンズ５の光軸をフィルム面に垂直に
保ちかつ正確な位置に停止することが出来るようになる
。

また停止位置に到達する迄の過程においても前記駆動ば
ね８ｂの前記ピン２ｂに対する弾性作用が前記ピン７Ｃ
による可動レンズユニット２の引き出し作用を絶えず補
助する体勢にありその結果可動レンズユニッ］・２の引
き出し作動は円滑化される利点をも有している。

一方前記遊星歯車機構９の復作動に当っては、前記連結
軸６ａが反時計方向に回転し前記可動レンズユニット２
の突片２ａの背面が前記枠体４の基部に当接して停止し
た位置で沈胴作用を終えるようになっているが、この場
合においても前記スプリング７ｂによるストローク吸収
作用や前記駆動ばね８ｂのピン２ｂに対する押圧作用は
それぞれ逆方向に作用して同じく可動レンズユニット２
をその光軸をフィルム面に対して垂直に保ちかつ正確な
位置に停止することが可能となる。なおこの場合同時に
前記コンバージョン５ａは沈胴作用によって強制的に可
動レンズユニット２の光軸上から退避され２焦点式撮影
レンズ５は短焦点距離に切換られている。

〔発明の効果〕

本発明により、撮影レンズの光軸方向を保ちかつカメラ
本体に対する所定位置に正しく引き出しあるいは沈胴す
ることの可能な沈胴式カメラのレンズ駆動装置が実現さ
れることとなった。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるレンズ駆動装置の斜視図。 ｌ・・・・・・・・・前　板　　　　　１ａ・・・・・
・・・・マウント２・・・・・・・・・可動レンズユニ
ット２ａ・・・・・・・・・突　片　　　　２ｂ、７ｃ
・・・・・・・・・ピン２Ｃ・・・・・・・・・長　穴
　　　　３・・・・・・・・・直進案内軸６・・・・・
・・・・レンズ駆動装置　６ａ・・・・・・・・・連結
軸７・・・・・・・・・第１部分

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）レンズユニットの外周の円周方向に離れた２つの
   位置で、レンズに作用する一体のレンズ駆動部材でレン
   ズを光軸方向に移動させるようにしたしたことを特徴と
   するレンズ駆動装置。
2. （２）前記レンズユニット駆動部材とこれを駆動する駆
   動源との間にストローク吸収部材を設けたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のレンズ駆動装置。
3. （３）前記レンズ駆動部材がレンズユニットにリジッド
   に作用する第１部分と弾性的に作用する第２部分を有し
   、前記第１部分でレンズを駆動し、前記第２部分でレン
   ズの倒れを補正するようにしたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または第２項記載のレンズ駆動装置。