JPS61179715A - 成形方法 - Google Patents

成形方法

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JPS61179715A
JPS61179715A JP28908485A JP28908485A JPS61179715A JP S61179715 A JPS61179715 A JP S61179715A JP 28908485 A JP28908485 A JP 28908485A JP 28908485 A JP28908485 A JP 28908485A JP S61179715 A JPS61179715 A JP S61179715A
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molten
polymer
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ピーター・スチユワート・アラン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は成形方法および成形装置並びにこれによって製
造される成形物品に関する。特に本発明は、配向性のあ
る成形物品、特に実質的な体積を有するが、体積に対す
る表面積の比が小さな成形物品を製造するための成形方
法、特に射出成形方法および成形装置に関する。
従来の技術 扛起9 発明が解決しようとする問題点 熱可塑性物質、特に半結晶性の熱可塑性ポリマー物質の
性質、特に機械的性質、例えば引張りモジュラスや引張
り強度は、所定の方向において該物質を配向させること
によって該方向において高めることができることは周知
である。マス状の物質を最初から配向状態で形成させる
か、あるいは固体状物質に塑性歪を実質的に付与するこ
とによってこのような機械的性質を高めようとする多く
の研究がなされている。これらの研究はいずれも、比較
的簡単で断面積の一定な配向製品、例えばファイバー、
フィルム(2軸配向フイルムを含む)、ロッド、チュー
ブおよびシートストックを得るためになされたものであ
る。溶融物から成形される熱可塑性物質に関しては比較
し得る利点は得られていない。
熱可塑性物質、特に半結晶性および/またはフィラーを
配合した熱可塑性ポリマー物質を溶融物から、実質的な
体積を有するが体積に対する表面積の比が小さなキャビ
ティーに連続的に成形させることが困難なことも周知で
あるが、これは熱伝導率の小さな物質をマス状で冷却す
ることの制御が容易でなく、また、その結果として、凝
固が進行するとマス中で収縮がおこるからである(この
収縮はクリスタライトの生成によって激しくなる)。
この結果、モールド表面がくぼみ、また成形物品に大小
の孔が発生する。
さらに、常套の射出成形法に関しては、可成形材料の溶
融マスを1つの送給点からモールドキャビティー内へ射
出し、次いで、パッキング力をこの単一点へ加える。モ
ールドデザインの要求によっては、特に、長い流路を有
するモールドおよびキャビティー壁厚が変化するモール
ドの場合には、単−送給点を分割させ、いくつかの送給
点もしくはゲート点からキャビティーの満足できる充填
を行なう。この方法においては、多ゲート点からの溶融
流動物の前面が合流する場所において、成形部内に溶接
ラインが形成される。溶接ラインが存在すると、成形物
品の機械的性質に望ましくない不連続性が現われる。
本発明は成形分野における上記の重大な欠点を解決する
ためになされたものである。
問題点を解決するための手段 即ち、本発明の一つの観点によれば、溶融した可成形材
料をモールドキャビティー内に供給し、供給された溶融
材料の少なくとも一部に剪断力を加え、剪断力を保持し
ながら該材料を凝固させ、次いで成形物を離型させるこ
とを含む成形方法が提供される。
本発明による成形方法は溶融した可成形材料の成形、例
えば押出し成形または流動成形等に一般的に適用できる
ものであるが、射出成形が好ましい。
本発明は断面の厚い成形物、即ち断面の幅が少なくとも
5 mm、例えば40mmまたは110mmもしくはそ
れ以上の成形物に対して特に重要である。
しかしながら、本発明方法は断面の幅が31R11もし
くはそれ以下の成形物に対しても有効に利用でき本発明
による成形法はポリマー材料、例えば有機ポリマー材料
を含む可成形材料に好適なものである。この方法は熱硬
化性ポリマー材料、例えば反応性射出成形(RI M)
法によってその場で形成されるポリマー材料に適用して
もよい。しかしながら、この方法は熱可塑性ポリマー材
料に適用するのが好ましく、このようなポリマー材料は
無定形の熱可塑性ポリマー材料、例えばLDPE、特定
のポリエステル類、フリーラジカル重合によって得られ
るポリスチレン(結晶およびHlグレード)、(メタ)
アクリレートエステルポリマーおよびポリ(エーテル−
スルフォン)等であってもよい。
あるいは、半結晶性ポリマー材料、例えばHDPE1ポ
リプロピレン、TPX、ナイロン、特定の芳香族ポリエ
ステル類、PEEK、PVCSPVFおよびPVdF’
等であってもよく、または成形中にこれらのポリマー材
料になるものであってもよい。本発明による成形法はポ
リマー材料、特に、効果的に配向される半結晶性ポリマ
ー材料、例えばホモ〜もしくはコポリオレフィンに対し
て特に適している。
本発明による成形法は液晶性ポリマー、好ましくは熱互
変性の液晶性ポリマー、例えば液晶性ポリエステル、好
ましくは液晶性芳香族ポリエステル等を含むポリマー材
料に対しても好適である。
1種もしくはそれ以上の液晶性ポリマーを含む1種らし
くはそれ以上の熱可塑性ポリマーのブレンドを本発明方
法によって成形してもよい。
本発明による成形法に用いられる可成形材料はフィラー
、例えばグラスファイバーやカーボンファイバーのよう
な繊維フィラー、または粒子状の有機もしくは無機のフ
ィラー、好ましくは固体粒子状のセラミック無機フィラ
ーの小板を含んでいてもよい。この種の適当な組成物は
、本件出願人による英国特許GB  2085461B
号明細書に記載されている。
好ましいフィラー配合成形性組成物には、グラスファイ
バーを配合したポリプロピレン、PEEKおよびPES
、並びにカーボンファイバーを配合したPEEKおよび
ナイロンが含まれる。
フィラーの配合量が多い場合(例えばフィラーを50〜
80容量%、例えば55〜60容量%)、得られる成形
物品を制御された熱処理に付してフィラーをセラミック
もしくは金属の焼結物に変えることができる。第二の異
方性の耐火性フィラー(例えば耐火性の繊維性フィラー
)が存在する場合には、本発明によるこの種の生成物は
配向されたファイバーと合体する。
゛ 本発明による成形法に使用される可成形材料は、本
願出願人による英国特許CB  2+52938A号明
細書に記載のような吸収溶媒(imbibedsolv
ent)を含有していてもよい。
本発明の好ましい特徴によれば、供給された溶融材料の
複数領域の各々に周期的な力を加えることによって該溶
融材料に剪断力を加え、この場合、少なくとも2つのこ
のような領域間の溶融材料に剪断を引き起こすのに有効
な少なくとも2つの異なったこの上゛うな領域に加えら
れる周期的な力には差をつける。
このような力の1つの頻度が他の力の整数倍の場合には
、本発明方法は同じ位相の周期的な力で行なってもよい
が、本発明による成形法の好ましい特徴によれば、溶融
物の少なくとも2つの異なった領域に加えられる周期的
な力の頻度は同一にするのが望ましい。好ましくは、溶
融物の少なくとも2つの異なった領域に加えられる周期
的な力の位相は相互に相違させる(例えば180°)。
溶融した可成形材料の供給を複数のチャンネル、例えば
2つのチャンネルに分割し、該チャンネルに連絡したシ
リンダー内の可変往復運動性ピストンによって該材料に
周期的な力を加えることによって、該可成形材料の複数
領域に周期的な力を加えてもよい。ピストンが溶融可成
形材料を圧縮するときの力は正(positive)で
あり、ピストンが溶融可成形材料を膨張させるときの力
は負(negat 1ve)である。材料の供給を2つ
のチャンネルに分割する場合には、単一のシリンダー−
ピストン装置は、第5図に示すように、両方のチャンネ
ルに連絡さけることができる。しかしながら、各チャン
ネルは独立した可変シリンダー−ピストン装置を備えて
いるのが好ましい。
本発明の特に好ましい特徴によれば、成形法において一
般的に使用されている力よりも実質的に大きな力を用い
て核力を約70,000p、s、i、、典型的には40
,000〜80,000p、s、i、にしてもよい。
振動剪断によって行なわれる仕事から十分な熱量を得る
ため、および該仕事によって生ずる分子配向を保持する
ためには、溶融可成形材料は過度に流動的にすべきでは
ない。溶融流動インデックス(melt flow 1
ndex : MF I )が4〜lO1好ましくは5
〜6のポリマー材料は特に好適なものである。MFIが
約IOの場合、溶融ポリマー材料は流動的になり過ぎて
該材料に十分な仕事を与えることができない。MFIが
非常に小さな場合、例えばUHMWHDPEやPTFE
の場合には、溶融ポリマー材料の加工は著しく困難とな
る。
周期的な力は、制御された冷却と所望の配向度を得るの
に適した最小の時間にわたって加えられる。これは主と
してモールドキャビティーの大きさと筒成形組成物の性
状に依存する。ガラスを充填したポリプロピレンを、バ
ー(172mmX 20mmX 20 mm)を形成す
るモールドキャビティー内へ射出する場合、最適時間は
400秒以下であることが判明した。適当な時間は常套
の実験法によって決定してもよい。周期的な力およびそ
の頻度は、適当なカー頻度一時間マイクロプロセッサ−
制御手段によって連続的に減少させることができる。
周期的な力はマイクロプロセッサ−制御系によって独立
に制御される。さらに別の要件は、モールドキャビティ
ーを、装置に適合するのに必要な数の供給点を備えるよ
うな構成にすることである。
溶融可成形材料の凝固直前に周期的な力を同じ位相で加
え、補助的なバッキング圧をモールドキャビティーに与
えるのが好ましい。周期的な力が剪断を引き起こすのに
有効なシーケンスを、周期的な力が補助的なバッキング
圧をもたらすシーケンスと共に介在させるのも好ましい
本発明はまた、モールドキャビティーおよび該キャビテ
ィーに溶融可成形材料を供給する手段を備えた成形装置
において、モールドキャビティーと供給手段との間に配
設されて、供給された溶融材料の少なくとも一部に剪断
力を加える手段をさらに備えたことを特徴とする成形装
置を提供する。
剪断力を加える手段は、供給された溶融可成形材料を複
数の溶融物領域に分割する手段および少なくとも2つの
異なった該領域に周期的な力を加える手段を含んでいる
のが好ましい。本発明による成形装置は射出成形装置を
含むのが好ましい。
本発明のさらに別の重要な特徴は、残余応力(低度の残
余応力を含む)を制御し、本発明方法によって調製され
る成形物品、例えば自動車用部材や航空宇宙機用部材等
に実質的にへこみ(sinking)やボイドがないよ
うにすることである。
この方法は繊維強化材料に高度の応力が導入されるのを
防止する(該材料においては、繊維は成形部材中の応力
を保持する作用をする)。繊維の配向および複合材料の
組成は固定した応力もしくは潜在的に固定された(la
tent moulded−in)応力の分布を決定す
る。熱を加えることによるこれらの応力の解放パターン
およびその結果生ずる部分的な寸法の変化は繊維の配向
、バルクモジュラス(bulk modulus)およ
び加工力によって決定される。本発明方法を複合材料に
適用することによって、成形部材中の残余応力が制御さ
れて保持され、その後で熱が加えられても応力の解放と
形態の著しい変化は防止される。
本発明はさらに、特に本発明方法によって製造される成
形物品、例えば射出成形物品、好ましくは有機熱可塑性
ポリマー材料から成形された物品、例えばフィラーを配
合もしくは配合しないポリエステル、ポリプロピレンま
たはナイロン製の成形物品を提供し、該物品は少なくと
もその一部に配向されたコア、例えば、−軸配向された
コアを含有する。
以下、本発明を添付図に基づいて説明する。
第1図は常套の射出成形機の軸方向に沿った模式的な断
面図である。
第2図〜第4図は本発明によるマニホルドの流路に沿っ
た軸方向における模式的な断面図を示すもので、該マニ
ホルドはモールドと射出成形機の間に配設され、そのサ
イクル時間は異なっている。
第5図は別の態様を示すもので、力は単−源から加えら
れる。
第6図は本発明によるマニホルドのより詳細な模式図で
ある。
第7図は第6図のB−B’線に沿った断面図である。
第8図は実施例2によって調製された成形物の引張りモ
ジュラスの変化を示す。
第9a図および第9b図は実施例3によって調製された
成形物の引張り試験における応力−ひずみ曲線を示す。
射出成形機(1)は駆動射出スクリュー(2)を備えて
おり、該スクリューは実質上同軸的に延びた円筒状の加
熱可能なバレル(4)の細長いキャビティー(3)内に
おいて、羊の軸のまわりに回転し、またその軸に沿って
振動するように取り付けられる。
該キャビティーはスクリューの下流においては、ノズル
(5)内に設けられたブシュ(6)と連絡し、上流にお
いては供給ポリマー材料を収容する供給ホッパー(7)
と連絡する。
該ノズルはマニホルド(8)とかみ合い、ブシュは軸方
向に対称的に分岐したチャンネル(9)と接続し、該チ
ャンネルの各々の分岐路はシリンダー(i o)または
(11)と連絡し、該シリンダー内にはそれぞれ向直さ
れた軸方向に摺動可能な駆動ピストン(12)および(
13)が設置される。各々のシリンダーは下流において
軸方向に配列されたツインノズル(14)および(I5
)と連絡する。
該ツインノズルは、2つのスプルーと2つのゲートを有
するバー(bar)モールドキャビティー(17)を備
えたモールド(16X閉鎖状態を示す)とかみ合い、該
スプルー(18)および(19)はそれぞれツインノズ
ルのブシ5(20)および(21)と連絡する。
使用に際しては、まず成形装置を組み立て、モールドキ
ャビティーを限定する表面に離型剤を塗布し、次いでモ
ールドを閉鎖し、温度を例えば20〜80℃にセットす
る。粒状の供給ポリマー材料を供給ホッパーから細長い
キャビティー内へ送給し、円筒状のバレルヒーター(図
示せず)によって加熱する。溶融した供給ポリマー材料
をさらに加熱し、可テ化させ、射出スクリューの回転に
よって実質上均一にする。溶融供給ポリマー材料が適当
な粘度になったならば、射出スクリューを回転させて下
流方向へ並進させることによって、モールドキャビティ
ー内への射出を行なう。溶融供給ポリマー材料はマニホ
ルドに入り、次いでシリンダー(10)、ノズル(14
)、スプルー(18)、モールドキャビティー(17)
、スプルー(19)、ノズル(15)を経てシリンダー
(11)に達し、ここでピストン(13)によってその
移動は阻止される。
モールドキャビティー、スプルーおよびマニホルドに溶
融供給ポリマー材料が充填されたならば、射出スクリュ
ーの回転を止め、該スクリューを、その下流方向に一定
のパッキング力が加わるような位置に保持する。マニホ
ルドの第一の機能はノズル(5)からの単一供給を別々
の所望数の供給に分割することである。図示した例では
、単一供給は2つの同一チャンネルに分割される。
次いで、ピストン(12)および(13)を相互に18
0°の位相差をつけ、同じ頻度で往復運動させる。この
往復運動により、連続的な振動剪断力を加えながら、溶
融供給ポリマー材料をモールドキャビティー、スプルー
およびマニホルド内に保持する。該剪断力は熱を発生さ
せ、また、適当なマイクロプロセッサ−コントロール(
図示せず)によって、供給ポリマー材料の冷却速度を制
御する。
その結果、モールドキャビティー内の溶融供給ポリマー
材料は、シリンダー(10)および(11)からの溶融
供給ポリマー材料の反復射出によって連続的に剪断され
る。供給ポリマー材料の冷却時の収縮は、第一の往復運
動サイクルにおいて溶融供給ポリマー材料をマニホルド
(および細長いキャビティー)からモールドキャビティ
ー内へ送給することによって補償される。
モールドキャビティー内の供給ポリマー材料の実質的バ
ルクは凝固するが、ゲート内のポリマー材料がなお溶融
状態にある第一の往復運動サイクルの終了時、第二の往
復運動において、ピストンを相互に同じ位相で往復運動
させることによって、ゲート内の供給ポリマー材料が凝
固するまで、射出スクリューのパッキング力を補助する
パッキング力を加える。
本発明の別の態様においては、モールドキャビティー内
の溶融供給ポリマー材料の剪断および凝固速度を精度よ
く制御するためには、第二の往復運動サイクルの一部を
第一の往復運動サイクルの間に行なうことが望ましい。
次いで、モールドをマニホルドから除去し、成形された
供給ポリマー材料を離型させ、射出スクリューは次の射
出成形サイクルに備えて上流方向に並進させる。
(連続的な射出成形サイクルにおいては、溶融供給ポリ
マー材料の射出をシリンダー(10)および(11)の
間で交互に行なって、供給ポリマー材料がノズル内でト
ラップされて劣化するのを防止するのが望ましい) 以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例! 本実施例では、成形ラインを本質的に添付図面の第1図
および第2図に示したように配列した。
金型は長方形の横断面をした棒状の試験片のもので、そ
の寸法は種々の試験片において3x20X160mmお
よび6x20x160mmであり、供給原料は異なった
試験片において20重量%および30重量%のガラス繊
維強化ポリプロピレン(「プロバゼン(PROPATH
ENE)Jアイシーアイ(ICI)社製市販品)を使用
した。3種類の成形方法をそれぞれの最適加工条件の下
に利用した。
(a)周期的な力を加えないシングルエンド−ゲーティ
ング(single end−gating)(b)周
期的な力を加えないダブルエンド−ゲーティング(do
uble end−gating)(上記2つは比較の
ための成形方法である)および (c)本発明による周期的な力を加えるダブルエンに一
ゲーティング 成形品の室温引張特性は、5cm/minのクロスヘッ
ド速度を使用して決定した。結果を表1に示す。
表−1 これらの結果は、ダブルエンド−ゲーティング成形品の
引張強さが、本発明に従い周期的な力を加えることによ
って実質上改良されることを示している。周期的な力を
加えないで製造したダブルエンド−ゲーティング成形品
における溶接ライン強さは、強化ポリプロピレンの溶接
ライン強さく〜25MPa)まで減少する。本発明に従
い加工すると、6III11の厚さの繊維強化成形品の
強は、内部内”r−11ノにラインのかいクンゲルゲー
ト帥Y恩の冶さまで増加する。3mmの厚さの成形品に
ついては、溶接ラインのない試験片の強さの50%以下
から85%以上の強さが実質上増加することが記録され
た。該改良は、ピークのモールドキャビティー力を増加
させることなく達成された。(微細X線写真および試験
片の破壊モールドの両者から、溶接部のモルホロジーは
試験片の強さを支配することが明らかであるので、周期
的な力を加えることなく製造されたダブルエンド−ゲー
ティング成形品に関しては「溶接ライン強さ」という用
語を使用することが適切である。) 溶接部分の微細X線写真によると、本発明により加工を
行なう場合は、繊維方向は射出方向に平行でかつ溶接面
に垂直であることが好ましいことが判った。本発明によ
る周期的な力を加えない場合、溶接部での繊維の方向は
、射出方向に対して垂直であることが好ましいことが判
った。
成形試験片中の繊維の長さ分布を測定したが、重大な繊
維の崩壊は、本発明方法の場合には生じていなかったが
、それ以外の場合には複合成形用材料を溶融させてモー
ルドキャビティーへ1する間に生じた。
実施例2 実施例1 (a)および(c)を、寸法20X20XI
70mmの長方形の横断面をした棒状試験片の金型でく
り返した;供給原料は30重量%ガラス繊維強化ポリプ
ロピレン(「ブロパゼン」:アイシーアイ社製市販品)
を使用した。試験片を切断して、切片の引張りモジュラ
スを決定した。結果を第8−図に示す。図中、深さはス
プルー含有表面(Omm)から反対の表面(2On+m
)へ測定する。点線の曲線は比較試験片の深さに対する
モジュラスの変化を表わす。実線は本発明に従い調製し
た試験片の深さに対するモジュラスの変化を表わす。
本発明に従い調製した試験片の平均引張りモジュラスは
、比較試験片に比べて約50%増加していることがわか
る。本発明に従い調製した試験片のコアにおける引張り
モジュラスは、比較試験片に比べて約4倍増加している
実施例3 成形用材料に、約70重景%のp−アセトキシ安息香酸
および30重景%のアセトキシ安息香酸より調製した熱
互変性液晶ポリマーを使用した以外は、実施例1と同様
の手順を繰り返した。結果を表2および添付図面の第7
図に示す。
表2 実施例4 長方形の横断面6X6X160mmを有する棒状試験片
の金型を用いて実施例1 (c)の手順を繰り返した。
供給原料としては、充填材を配合しないHDPE(リジ
デックス(RI G (DEX)HO50;Mw=約1
00,000、ビーピーケミカルズ(BPChemic
als)社製市販品)を使用した。本発明に従れ平均的
80MPaおよび100MPaの圧力で振動する溶融圧
をかけている結果となる。結果を表3に示す。
表3 シングルエンド−ゲーティング金型で得られる最適な引
張りモジュラスは1,1GPaであることが明らかとな
った。
試験片の外側の層を連続的に取り除いて行き、通常、引
張試験においては脆い破断モードで破壊する固体状の凝
集性透明プラグにある中心コア部分を現出させた;それ
は示差走差熱量温度記録図に、2つの融点、136℃お
よび143℃を示し、後者の温度は伸長した鎖状クリス
タライトを表わし;IIGPaまでの引張りモジュラス
を有していた。食刻部からのレプリカの透過型電子顕微
鏡1?盲?、−) X J−+77′l 17廊段?−
rノ?ノーh)<ゴ1+小 ; 々ロモルホロジーの存
在が見られた。
本発明方法によれば、金型キャビティー中で溶融成形用
材料を制御できるので、本発明に従い頭製される成形品
は従来の成形方法によっては得られない多数の利点を有
している。
プロセス温度、圧力、冷却および剪断速度を適当に制御
することにより、得られる成形された材料のミクロモル
ホロジー(および存在していてもよい充填材の配向)は
、成形品の機械的性質を異方性的に高めることが判明し
た。流れに直角な横断面において、コアは高度に配向し
ているが成形品の表面は配向性が劣り、より堅く、そし
てより大きい耐クラブキングやフィブリル化に対する耐
性がより高いということは本発明方法の特に重要な特徴
である。
本発明を用いることにより、前記溶接ラインと関係し、
そして、多重ゲーティングで生じる不利な機械的性質を
実質上改良することができる二本発明方法により生じる
剪断は、溶接ラインの発生を防止し、成形品の微細構造
をシングルゲート成形から予期される微細構造に復元す
る。特に繊維の充填された熱互変性液晶性ポリマー材料
に関してはそうである。
本発明のさらに重要な特徴は、シングル供給振動充填装
置(single feed oscillating
 packingunit)と比較して効率がよいこと
である。シングル供給振動充填装置を使うと、その運動
は成形の最も薄い部分は溶融状態に保つが、厚い部分は
凝固するポリマー材料の運動は、モールドキャビティー
内に残存する溶融ポリマー材料の圧縮および減圧に依存
する。これはキャビティー内に非常に大きい力の変動も
たらし、一方、材料は凝固し、供給点領域内で材料の過
剰充填をもたらす。2つ(またはそれ以上)の供給ゾー
ンを使用することにより、本発明方法によって、溶融物
を圧縮するための大きい力に頼らず、成形部分を溶融状
態に保つために必要な材料の運動を得ることができる。
事実、キャビティー内の力の変動はシングル供給装置の
変動よりも相当減少させることができる。従って、シン
グル供給振動充填力装置を用いる場合よりも、かなり一
様な充填力のもとて成形品を凝固できろ。
さらに、本発明のさらに別の重要な特徴は、残留応力を
低いレベルにできることであり、本発明方法により調製
された成形品、例えば、自動車用部材や航空宇宙機用部
材には、へこみあるいはボイドが実質上ない。
【図面の簡単な説明】 第1図は常套の射出成形機の軸方向に沿った模式的な断
面図である。 第2図〜第4図は本発明によるマニホルドの流路に沿っ
た軸方向における模式的な断面図を示すもので、該マニ
ホルドはモールドと射出成形機の間に設置され、そのサ
イクル時間は異なっている。 第5図は別の態様を示すもので、力は単−源から加えら
れる。 第6図は本発明によるマニホルドのより詳細な模式図で
ある。 第7図は第6図のB−B’線に沿づた断面図で第8図は
実施例2によって調製された成形物の引張りモジュラス
の変化を示す。 第9a図および第9b図は実施例3によって調製された
成形物の引張り試験における応力−ひずみ曲線を示す。 (1)は射出成形機、(2)は駆動射出スクリュー、(
3)は細長いキャビティー、(4)はバレル、(5)は
ノズル、(6)はブシュ、(7)は供給ホッパー、(8
)はマニホルド、(9)はチャンネル、(lO)および
(11)はシリンダー、(12)および(13)はピス
トン、(14)および(15)はツインノズル、(16
)はモールド、(17)はモールドキャビティー、(1
8)および(19)はスプルー、(20)および(21
)はブシュを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融した可成形材料をモールドキャビティー内に供
    給し、供給された溶融材料の少なくとも一部に剪断力を
    加え、剪断力を保持しながら該材料を凝固させ、成形物
    を離型させることを含む成形方法。 2、成形法が射出成形法である第1項記載の成形方法。 3、可成形材料がポリマー材料を含む第1項または第2
    項記載の成形方法。 4、ポリマー材料が熱可塑性ポリマーを含む第3項記載
    の成形方法。 5、熱可塑性ポリマーが半結晶性ポリマーを含む第4項
    記載の成形方法。 6、ポリマー材料がホモ−もしくはコポリオレフィン、
    またはこれらと1種もしくはそれ以上の他のポリマーと
    のブレンドである第3項から第5項いずれかに記載の成
    形方法。 7、可成形材料がフィラーを配合したものである第1項
    から第6項いずれかに記載の成形方法。 8、ポリマー材料が液晶性ポリマーを含む第3項から第
    7項いずれかに記載の成形方法。 9、ポリマー材料が熱硬化性ポリマーを含む第3項から
    第8項いずれかに記載の成形方法。 10、供給された溶融材料の複数領域の各々に周期的な
    力を加えることによって該溶融材料に剪断力を加え、少
    なくとも2つのこのような領域間の溶融材料に剪断を引
    き起こすのに有効な少なくとも2つの異なったこのよう
    な領域に加えられる周期的な力に差がある第1項から第
    9項いずれかに記載の成形方法。 11、溶融材料の少なくとも2つの異なった領域に加え
    られる周期的な力が同じ頻度である第1項から第10項
    いずれかに記載の成形方法。 12、溶融材料の少なくとも2つの異なった領域に加え
    られる周期的な力が異なった位相である第1項から第1
    1項いずれかに記載の成形方法。 13、周期的な力が溶融物の少なくとも2つの異なった
    領域に加えられる第1項から第12項いずれかに記載の
    成形方法。 14、溶融された可成形材料が凝固する直前に、周期的
    な力を同じ位相で加えてモールドキャビティーに補助的
    なパッキング力をもたらす第1項から第13項いずれか
    に記載の成形方法。 15、モールドキャビティーおよび該キャビティーに溶
    融した可成形材料を供給する手段を備えた成形装置にお
    いて、モールドキャビティーと供給手段との間に配設さ
    れて、供給された溶融材料の少なくとも一部に剪断力を
    加える手段をさらに備えたことを特徴とする成形装置。 16、剪断力を加える手段が、供給された溶融可成形材
    料を複数の溶融物領域に分割する手段および少なくとも
    2つの異なったこのような領域に周期的な力を加える手
    段を有する第15項記載の成形装置。 17、成形装置が射出成形装置である第15項または第
    16項記載の成形装置。 18、第1項から第14項いずれかに記載の方法によっ
    て製造される成形物品。 19、溶接ラインを実質上有さない第18項記載の成形
    物品。 20、フィラーを含有する第18項または第19項記載
    の成形物品。 21、フィラーが繊維性フィラーである第20項記載の
    成形物品。 22、少なくとも一部に配向性コアを有する第18項か
    ら第21項いずれかに記載の成形物品。 23、第18項から第22項いずれかに記載の射出成形
    物品。
JP28908485A 1984-12-21 1985-12-21 成形方法 Granted JPS61179715A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8432335 1984-12-21
GB848432335A GB8432335D0 (en) 1984-12-21 1984-12-21 Injection moulding
GB8512708 1985-05-20

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Publication Number Publication Date
JPS61179715A true JPS61179715A (ja) 1986-08-12
JPH043893B2 JPH043893B2 (ja) 1992-01-24

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ID=10571558

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JP28908485A Granted JPS61179715A (ja) 1984-12-21 1985-12-21 成形方法

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JP (1) JPS61179715A (ja)
GB (1) GB8432335D0 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06155535A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 熱可塑性樹脂の成形方法
JPH06270218A (ja) * 1993-03-17 1994-09-27 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 成形方法
JPH0679826B2 (ja) * 1989-01-10 1994-10-12 ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド 押出物の連続成形のための方法および装置に関する改良
JP2009526666A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 エルジー・ケム・リミテッド 剪断流動発生部付き射出金型装置

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Publication number Publication date
GB8432335D0 (en) 1985-02-06
JPH043893B2 (ja) 1992-01-24

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