JPS61178663A - 安定な塩化物試験具、その製法及びそれを用いる測定方法 - Google Patents

安定な塩化物試験具、その製法及びそれを用いる測定方法

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JPS61178663A
JPS61178663A JP61016996A JP1699686A JPS61178663A JP S61178663 A JPS61178663 A JP S61178663A JP 61016996 A JP61016996 A JP 61016996A JP 1699686 A JP1699686 A JP 1699686A JP S61178663 A JPS61178663 A JP S61178663A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、一般に固体試験具に関し、特に、拡散制御さ
れた塩化物試験具、その製法及び用途に関する。
(効用) 本発明の試験具は、自動化された方法により製造可能な
、水溶性液体試料の塩化物、沃化物及び臭化物イオンな
どのハロゲン化物イオン含量を測定することのできる特
に安定な試験具を提供する。塩化物イオン濃度の測定は
、セメント製造プラントや淡水化プラント、魚卵靜化場
、酸洗いブラインなどの多様な工程で工業的に有用であ
り、また医学的に有用である。
塩化物イオンのみが、体液試料中に相当量存在する。汗
中の過剰な塩化物の存在は、嚢胞性線維症に対するふる
い分は試験手段(screening text)とし
て用いられている。さらに、尿中の塩化物イオンの排せ
つは、ナトリウムやカリウムなどの陽イオンの排せつと
結びついている。従って、尿内容の塩化物測定は、排せ
つされたナトリウム及び/又はカリウムの濃度を示すも
のとして用いることができる。
(情報の開示) 米国特許第4.046.514号は、担体マトリックス
が、布に形成される別々の細糸からなり1反応系の少く
とも一つの成分が、細糸が布に形成される前に細糸の一
部に組み合わされている試験具を開示している。実施例
においては、マリン番コロイズ社(Marine Co
11oids Inc、)より販売されているカラジー
ナンナトリウムの登録商標であるビスカリン(VISC
ARIN)が、増ちょう剤として用いられている。米国
特許第4.038,485号は、阻害剤系を加えて一定
時間後に検知可能な応答を終了させるようにしたビスカ
リン(VISC:ARIN)を含む同じ酵素性試験配合
物をその一部とした試験具例を開示している。
拡散に基づいて機能する試験具は公知である。
米国特許第3,620,677号は、多孔性の毛管材及
び少くとも該毛管材の外面の主要部分を囲む不浸透性の
覆いからなる指示具を開示している。該試験具は、液体
試料の多孔材中の移動に方向上の導きを与える構造とな
っている。多孔性の芯材は、ジクロロフルオレセインな
どの指示薬を含浸せしめである。硝酸銀などの反応物を
も含有せしめた時は、該試験具は、塩化ナトリウムなど
の塩溶液の濃度を測定することができる。
米国特許第3,798,004号は、指示薬を。
含有した平らな吸水性マトリックスからなり、該マトリ
ックスが露出した外縁部を有する液体不浸透性の部材の
一対の層にはさまれ貼着されている改良された浸漬−読
取り式試験具を開示している。溶液に浸漬すると、吸水
性物質は試料を吸収し、存在するのではないかと思われ
ている物質が該溶液中に存在すれば色を生ずる。試験手
段系又は指示薬の特定の例は与えられていない。
米国特許第4.444,193号は、化学的処理を施し
た吸水性の紙の2つの同心円状の反応領域からなる流体
吸収性定量試験具を開示している。該試料は、最初の反
応内の中心にある入口を通じて導入される。開示されて
いる好ましい実施例は嚢胞性線維症に対するふるい分は
試験手段として意図された、塩化物に対する汗試験手段
である。そのような塩化物試験手段は、第1の反応領域
にはリン酸銀の制御された量を含浸せしめ、第2の反応
領域にはクロム酸銀またはニクロム酸銀を含浸せしめで
ある。汗試料は、第1の反応領域の入口に拡散し、存在
する塩化物がリン酸銀と反応する。第1の反応領域で反
応するあらかじめ決められた量を越えるいかなる塩化物
も、第2の反応領域に拡散し、そこにおいて、クロム酸
銀又はニクロム酸銀とのそれの反応により、第1の反応
帯で反応する量を越えて存在する試料塩化物の量の目に
見える指示が与えられる。
拡散式試験具は、指示薬としてクロム酸銀又はニクロム
酸銀を含有する多孔性担体マトリックスの連続供給原料
ロールを要する自動化された装置を用いて製造されるが
、室温(18〜30’0)貯蔵条件下に保存される時の
安定性が低いことが見出された。従って、これらの試験
−具は、非常に短い貯蔵寿命を有しており、このため、
商業的には非実用的である。本発明はこの問題を解決し
、自動化された方法により製造される先行技術の配合物
の貯蔵寿命の2倍の貯蔵寿命を有する商業的に実用可能
な製品を提供する。
(発明の要約) 本発明は、水性流体試料中の塩化物の検出に有用な安定
な試験具、その製造方法及び使用を提供する。拡散制御
された安定な試験具は、(a)多孔性担体マトリックス
(該担体マトリックスは少くとも2つの反対側に位置し
た表面を有し、各表面は水不浸透性材の層を貼着せしめ
てあり、該層の一つは実質的に透明であって、該層をな
す担体マトリックスは多孔性マトリックス中への試料の
制御された拡散を可能にするようなし方で試料を受容す
るように開いている)と、(b)上記多孔性担体マトリ
ックスと実質的に均一に組み合わされる試験組成物(該
試験組成物は、ガラジーナンナトリウムと塩化物イオン
を含有する水溶液中に溶解可能な銀塩とからなり、該塩
化物可溶銀塩の少くとも一部はクロム酸銀である)から
なることを特徴とする。ガラジーナンナトリウムの試験
組成物への添加により、改良された貯蔵安定性が得られ
る。自動化された装置を用いて製造された先行技術の試
験具は、ガラジーナンナトリウムの添加なしに作られる
が、その見積もられた貯蔵寿命はわずかに約9ケ月であ
ったが、一方、改良された試験具は、少くとも18ケ月
すなわち以前の配合により製造さたものの2倍の見積も
られた貯蔵寿命を有する。水性流体試料中の塩化物濃度
は、マトリックスを湿らすのに充分な時間試験具を試料
と接触せしめて、接触せしめられた試験具申に残存する
クロム酸銀の模様を測定することにより測定することが
できる。残存するクロム酸銀の模様は、該試験具と共に
用いる為に作られた標準模様と比較される。
(発明の詳細) セメント中の塩化物の測定用の拡散制御された試験具は
、図にサルテックス(SALTEX)試薬片の名のもと
に、インディアナ州、エルク/\ルトのマイルスーラボ
ラトリーズ・インニーボレーテッド、エイムスディビジ
ョンにより、少量販売された0体液中の塩化物の測定用
の商業的に実用可能な試験手段を提供しようという改良
研究中、通常の製造方法により製造される製品は、非常
に短い貯蔵寿命、すなわち、約9ケ月を有することが見
出された。商業的に実用的な貯蔵寿命を有する製品を提
供する再配合が必要であると考えられた。
その研究の結果、カラジーナンナトリウムが試験組成物
中に含まれると、高温下の安定性が非常に向上し室温貯
蔵条件下で18ケ月ないし2年の貯蔵寿命を見積もるこ
とができることが発見された。室温貯蔵条件は、18℃
から30℃の間の貯蔵と定義される。しかしながら、製
造者は要求される最悪の場合の条件下での合理的な安定
性を確実にするために、通常、該範囲の高温上限部(2
8〜30℃)での安定性を検査する。カラジーナン塩に
よって、自動化された装置を用いた製造によるカラジー
ナンなしで製造された配合物の貯蔵寿命の少くとも2倍
の貯蔵寿命が得られる。
本発明の試験具の機能は、拡散に基き、均一で再現可能
な模様が標準化された水性塩化物溶液との接触の後に試
験具申に生じることを要する。大部分の他の診断用固体
試験具の場合は、このようなことはない、従って、その
ような試験具の安定化は、他の試験具についての製造経
験から収集された予期された性質に基〈ものではあり得
ないであろう。
カラジーナンナトリウムは、増ちょう剤として、固体試
験具の当業者には既知である。カラジーナンは、水溶液
中に溶解した試験組成物を担体マトリックスに塗るのを
容易にする為に時々使用されているが、多孔性マトリッ
クス上のクロム酸銀を安定化するその能力は予想されな
かった。カラジーナンは、水性流体試料の拡散を、試験
具の読取り時間が診断上有用な限界を超えて延長される
ような仕方で、妨げることなく、試験組成物中の銀塩を
安定化するようである。改良された配合によって、約2
分以内に、好ましくは約30〜60秒以内に診断上有用
な情報を提供する拡散制御された試験具が製造された。
A、試験組成物 試験組成物は、カラジーナンナトリウムと塩化物を含有
する水性流体に溶解可能な銀塩(該塩化物可溶銀塩の少
くとも一部はクロム酸塩である)とからなる。この用途
の目的にとっては、クロム酸塩はニクロム酸塩と等価で
あるとみなされる。
「クロム酸銀」という使用用語は、クロム酸銀。
ニクロム酸銀又はそれらの混合物と解することができる
ガラジーナンナトリウムは、登録商標ビスカリン(VI
SCARIN)として、ニューシャーシー州、スプリン
グフィールドのFMC社のマリン・コロイズ・ディビジ
ョンから商業的に入手可能である。
デキストロース及びラクトースなどの糖類、湿潤剤、酸
化体、アルコール類並びにメチルビニルエーテル及び無
水マレイン酸のインターポリマー類などの既知の安定剤
を含む他の多くの材料が製品の貯蔵寿命を増加せしめる
試みにおいて使用されたが、カラジーナンナトリウムの
みが、多孔性担体マトリックスの連続原料供給ロールを
必要とする自動化された方法により製造することができ
る試験具に所望の特性を与えるのに有効であった。水に
可溶で試験系を妨害しない他のカラジーナン塩を使用す
ることができる。所望の情報を合理的に短い時間、約2
分未満で所望の情報を提供することの可能な拡散制御さ
れた安定な試験具を提供するために、担体マトリックス
を試験組成物と組み合わせるために使用される水溶液に
、総計0.35重量%以下のカラジーナンナトリウムを
添加した。(重量%は、本明細書中においては、溶液デ
シリットル当りのグラム数と定義される。) 組み合わ
せ用水溶液中のカラジーナンナトリウムの総重量%は、
0.06〜0.35重量%;好ましくは、0.10〜0
.30重量%;そして最も好ましくは0.10〜0.2
5重量%である。全てのカラジーナンナトリウムを第1
の組み合わせ用溶液に添加することが好ましいが、第2
の組み合わせ用溶液に添加してもよく、あるいは全体の
重量%を組み合わせ用溶液間に分けてもよい、試験具を
製造する方法は、下記においてより詳細に述べられる。
該銀塩には、塩化物を含有する水性流体中に溶解可能な
ものであればいかなるものでも含まれる。好適な塩は、
リン酸銀、硝酸銀、硫酸銀、クロム酸銀及びニクロム酸
銀である。使用される塩化物可溶銀塩の少くとも一部は
、クロム酸塩が可視のマーカーとして使用されるので、
クロム酸銀でなければならない、塩化物含有水性流体試
料に接触した時にクロム酸銀の溶解によって、拡散制御
された試験具申の同定可能な模様が得られるが、これは
、試料中の塩化物の濃度に関係づけることができる。塩
化物含有水性溶液と接触した時に溶解しない銀塩は、試
験組成物には適当ではないであろう。
銀イオン濃度は、試験具が測定可能である塩化物の濃度
範囲に関係しているが、決定的なものではない。塩化物
の範囲は、使用される銀イオンの濃度の約10分の1か
ら10倍である。尿中においては、臨床上の問題となる
範囲は、塩化物0.1%〜1%である。
B、試験具 試験具は、多孔性担体マトリックスからなり、実質的に
均一に試験組成物と組み合わされ、少くとも2つの反対
側に位置する表面を有し、各表面は水不浸透性材に貼着
せしめられている。水下浸透材の層の少くとも一つは、
実質的に透明でなければならない。
多孔材には、水性試料の制御された拡散を与えるいかな
る物質も含まれる。好適な材料には、布、紙、ガラスm
維などの互いに連接した空隙を含む繊維状の材料が含ま
れる。紙などの吸水性材料は好ましい担体材料である。
水不浸透性材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ビニル重合体及び共重合体などの多くのプラスチックフ
ィルム材、ポリエチレンテレフタレート [マイラー(
Mylar) ]などの合成シート並びに本明細書中に
引例として挙げた米国特許第3.620,677号に開
示されている他の材料のいずれでもよい。水不浸透性材
の一つの層は、塩化物含有水性流体試料と接触した後に
形成される試験模様の視覚による測定を可能にするよう
に透明でなければならない、特に好ましいテープは、ミ
ネソタ州、セントボートのスリーエム社から得られるス
コッチパー(Scotchpar)フィルム包装テープ
である。
試験具と試料との接触後、均一で再現可能な模様を得る
ために水石浸透材中の試料用開口の配置は均一でなけれ
ばならない。試料のマトリックス中への「制御された拡
散」とは、この限定されたあらかじめ設定された試料の
マトリックスへの入口に関し、拡散速度に関し、そして
マトリックスと接触させられる試料の量の限定に関する
試料はあるあらかじめ設定された一点又は数点からマト
リックスに入り、塩化物可溶塩の溶解を可能にする速度
でマトリックスに拡散しなければならないが、再現可能
な模様を得るには、試料はパッド全体を湿潤しなければ
ならない。しかしながら、もし試料の無制限な分量がマ
トリックスに接触させられると、全てのクロム酸銀が溶
解し比較すべき識別可能な模様を全く残さないであろう
C1製造方法 単位の固体試験片又は試験具は、組み合わせ工程の間に
乾燥させながら、多孔性担体マトリックスの組み合わせ
により製造することができる0組み合わせは、浸漬、展
着、噴霧などのいかなる方法によっても達成することが
できる。クロム酸銀は、多孔性マトリックス中に実質的
に均一に化合物を噴霧することにより組み合わせること
ができる。あるいは、また、クロム酸銀は、その場で(
in  5itu)沈澱により作ることができる。沈澱
は、マトリックスを2度、1度は硝酸銀又はリン酸銀な
どの水溶性銀塩を含有する水溶液を、1度はクロム酸カ
リウムなどのクロム酸又はニクロム酸の水溶性塩を含有
する溶液を、含浸せしめることにより形成される。クロ
ム酸又はニクロム酸塩の混合物も用いることができる。
最初にマトリックスに硝酸銀又はリン酸銀などの水溶性
銀塩の水溶液を含浸せしめ、乾燥しそして次いで乾燥し
たマトリックスにクロム酸カリウムなどの水溶性クロム
酸塩を含浸せしめて乾燥させるのが好ましいが、含浸の
順序は、決定的に重要なのではない0本発明の特に安定
な試験具を作るためには、カラジーナンナトリウムを含
浸液の一つに加えるか含浸液の間に分けなければならな
い。
好ましい方法は、カラジーナンの総量を水溶性銀塩とと
もに最初の含浸液に添加することである。
マトリックスに含浸させるのに使用されるカラジーナン
の総濃度は、0.35重量%以下であるべきである。そ
の量は、含浸液に添加するかまたは2つの溶液に分ける
ことができる。この濃度は、室温貯蔵条件下で少くとも
18ケ月の見積られた貯蔵寿命を有し、依然として約2
分以内に有用な情報を提供することができる試験具を提
供する。
乾燥は、有害な影響を組み合わされる組成物に及ぼさな
いいかなる手段によっても達成することができるが、通
常は、加熱されたオーブンを用いて達成することができ
る。二様に乾燥された紙の各々の側部は、水不浸透材の
層に貼着することができるが、その一つの層は実質的に
透明でなければならない0層をなした紙はいかなる均一
な幾何学的形状にも切り抜くことができる。自動生産に
最も都合のよいのは、正方形または長方形である。水下
浸透層の切断及び貼着はいかなる好便な順序で行っても
よい。好ましい試験具は、水不浸透材の層が担体マトリ
ックスの全ての縁部で連接されず四つの全ての側部にお
いて均一な試料接触を可能にする場合に、形成される。
あるいはまた、一つの層があるあらかじめ決められた点
に試料用開口を有し、全ての層は縁部で封止することが
できるかまたは、−1二、又は三の側部でのみ連接しな
いこともできる。
層をなす試験具は、支持部材、例えば、剛性の又は半剛
性のポリスチレンフィルム片の一端部上に取り付けるこ
とができる0紙の該試験片上への貼着は、商標ダブルス
ティック(DOUBLE 5TI(:K)により、ミネ
ソタ州、セントポールのスリーエム社(3M Comp
any)から商業的に入手可能なテープなどの両面接着
テープの使用により、達成することができる。この接着
剤自体が一つの水下浸透層を提供することができる。支
持部材は、試験具の使用を容易にする好便な柄を提供す
る。
D、使用方法 試験具は、試料を試料の多孔性マトリックス中への制御
された拡散を可能にする水下浸透層中の1又は複数の開
口と接触させることにより、水性流体試料中の塩化物の
測定に使用することができる。接触は、汗試料の収集の
ために、試験具の試料用開口を皮膚の上に置くことによ
り、試料用開口に試料をピペットで注ぐことにより、あ
るいは試験具を試料流体中に浸漬することにより行うこ
とができる。もし、開口が、水下浸透材層を全ての縁部
で非連接にしておくことにより形成される場合は、試験
具を試料中に浸漬してマトリックスに対して開いている
全ての点での比較的瞬間的な試料の接触を確実にするこ
とが有利である。
浸漬する時には、再現可能な模様を得るために、パッド
全体を湿潤するのに充分長い時間接触を維持することが
好ましい。
塩化物を含有している水性流体が多孔性のマトリックス
中に拡散すると、褐色のクロム酸銀が溶解し、塩化銀の
沈澱が式: に従って生じる。
生じた白色(または残存する褐色のクロム酸銀の模様)
は、標準的な塩化物溶液により形成される模様に関係づ
けることができる。−たん充分な試料がマトリックス中
に拡散してしまいパッド全体を湿潤すれば、試験具は試
料との接触からはずされる。もし、塩化物含有試料をマ
トリックス中に拡散し続けさせれば、最終的には、全て
のクロム酸銀が溶解し、模様は全く見られないであろう
■、実施例 原塩化物の検出用の安定な試験具。
ワット−v 7 (Wha tman) 3 M M 
7 イルター紙は、以下の溶液を連続的に含浸せしめ、
各含浸後100℃で乾燥した。
′mJLi: H2O800g 力ラジーうンナトリウム    2.50g硝酸銀  
          6.30gエタノール     
   162g 症亘λ: H2O800g クロム酸カリウム       1.83gエタノール
        162g 含浸液へのエタノールの添加は必要ではないが製造を容
易にする。得られた試薬紙は、第2の含浸とともに試薬
紙中にクロム酸銀が形成されるために褐色であった。
ミネソタ州、セントボートのスリーエム社(3M Co
mpany)から得られる透明なテープを試薬紙の一方
の側部に張り合わせ、他方の側部は水不浸透性接着剤を
用いてプラスチックの柄に張り合わせた。0.5cm平
方の張り合わされた試薬紙を含む条片を製造した。水下
浸透層の縁部は連接しないままであった。
尿中に浸漬すると、試薬パッドは周囲の切り離した縁部
を通じて尿を吸収し、褐色のクロム酸銀は尿中の塩化物
によりオフホワイト(off−white)色の塩化銀
に変わる。塩化物含量が大きければ大きいほど、生じる
白色の塩化銀領域が大きく、未反応の褐色のクロム酸銀
領域が小さい、褐色の領域の大きさは、少くとも1.0
g%までの塩化物含量を評価する3つの標準模様を提供
する模様図に比較された。
カラジーナンナトリウムの添加なしに作られた先行技術
の試験具は、40℃で12週間圧力を加えられると、試
料水溶液がわずかに0.4g%の塩化ナトリウムしか含
有していない時に0.7g%の塩化ナトリウムの存在を
指示する誤った沈澱模様を示した。しかしながら、この
実施例で示されたようにして製造された試験具は、同様
の圧力試験の後の示度において全く変化を示さず1.実
に、60℃での圧力下2週間後全く変化を示さない、従
って、本発明の改良された試験具は、少くとも18ケ月
、先行技術の試験具の貯蔵寿命の2倍、の貯蔵寿命を有
すると見積もられている。
本発明の精神及び範囲を離れることなく、上記の発明の
多くの変形や変更が可能であるのは明らかである。
【図面の簡単な説明】
図面は、塩化物用拡散制御された試験具によって、試料
をマトリックスと接触させる開口が位置する場所に応じ
て形成され得る模様を示す、第1ないし第3図は、非連
接の水不浸透性層によって覆われた好ましい正方形の試
験具によって、全ての非連接側部を異なる濃度の塩化ナ
トリウム溶液と一様に接触させた後に形成される模様を
描いたものである。 第1図(Fig、 1 )は、そのような試験具により
約0.1%の塩化ナトリウム溶液と接触させた後に形成
される模様を描いたものである。 第2図(Fig、2)は、約0.4%の塩化ナトリウム
溶液と接触させた後に形成される模様を描いたものであ
る。 第3図(Fig、3)は、約1.0%以上の塩化ナトリ
ウムを含有する溶液と接触させた後に形成される模様を
描いたものである。 第4図(Fig、4)は、試料用開口が正方形の試験具
の中心にある場合の模様形成を描いたものである。 第5図(Fig、5)は、試料が水不浸透性層の一つの
非連接縁部においてのみ接触せしめられる場合の模様形
成を描いたものである。他の縁部は、融着せしめてもよ
く非連接でもよい。 全ての図において、領域1は、クロム酸銀又はニクロム
酸銀が塩化物含有試料によって溶解された時に形成され
る白色の塩化銀沈澱領域を示す。 全ての図における領域2は、試料接触後に残存するクロ
ム酸/ニクロム酸銀の褐色の領域を描いたものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)多孔性担体マトリックス(該担体マトリッ
    クスは少くとも2つの反対側に位置した表面を有し、各
    表面は水不浸透性材の層を貼着せしめてあり、該層の一
    つは実質的に透明であって、該層をなす担体マトリック
    スは多孔性マトリックス中への試料の制御された拡散を
    可能にするようなし方で試料を受容するように開いてい
    る)と、(b)上記多孔性担体マトリックスと実質的に
    均一に組み合わされる試験組成物(該試験組成物は、カ
    ラジーナンナトリウムと塩化物イオンを含有する水性流
    体中に溶解可能な銀塩とからなり、該塩化物可溶銀塩の
    少くとも一部はクロム酸銀である)と、 からなることを特徴とする水性流体試料中の塩化物の測
    定に有用な安定な試験具。
  2. (2)試料開口が、マトリックスの少くとも1つの縁部
    で連接していない水不浸透性層により形成される特許請
    求の範囲第1項記載の安定な試験具。
  3. (3)試料開口が、連接していない水不浸透性層によっ
    て形成される特許請求の範囲第1項記載の安定な試験具
  4. (4)張り合わされた水不浸透性層の1つが支持部材に
    貼着されている特許請求の範囲第1項記載の安定な試験
    具。
  5. (5)担体マトリックスが紙である特許請求の範囲第1
    項記載の試験具。
  6. (6)(a)水溶性銀塩及び0.06〜0.35重量パ
    ーセントのカラジーナンナトリウムを含有する溶液を多
    孔性担体マトリックスに組み合わせ; (b)該組み合わされた担体を乾燥し; (c)クロム酸塩、二(重)クロム酸塩又はそれらの混
    合物の水溶性塩を含有する溶液を該乾燥せしめられた担
    体に組み合わせ; (d)該二様に組み合わされた担体を乾燥し;そして (e)水不浸透性材の層を、該乾燥した二様に組み合わ
    されたマトリックスの各表面に張り合わせるが、該層の
    一つは実質上透明で、該層は水性流体試料とマトリック
    スの接触を可能にするようにある点で開いている、 各工程からなることを特徴とする、水性流体試料中の塩
    化物の測定に有用な安定な試験具を製造する方法。
  7. (7)第1の組み合わせ用溶液が、約0.10〜約0.
    30重量%のカラジーナンナトリウムを含む特許請求の
    範囲第6項記載の方法。
  8. (8)第1の組み合わせ用溶液が、約0.12〜0.2
    5重量%のカラジーナンナトリウムを含有する特許請求
    の範囲第6項記載の方法。
  9. (9)(a)特許請求の範囲第1項記載の試験具を水性
    流体試料と接触させ、そして、 (b)接触させられた試験具に残存するクロム酸銀の模
    様(パターン)を測定する、 各工程からなることを特徴とする、水性流体試料中の塩
    化物の測定方法。
JP61016996A 1985-02-01 1986-01-30 安定な塩化物試験具、その製法及びそれを用いる測定方法 Granted JPS61178663A (ja)

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EP0189809B1 (en) 1990-02-21
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