JPS61177432A - 液晶眼鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は液晶眼鏡装置に関し、その液晶レンズへ接続す
る電源部及び焦点可変用制御回路等を眼鏡本体に組込み
コンパクト化を図ると共に、それら各回路へ外来ノイズ
の影響がないようにしたものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、液晶分子を一方向に配向させた液晶セルに、外部
より電界又は磁界を印加し、その分子の配向状態を制御
して液晶の屈折率を連続的に変化させることを利用して
、液晶をレンズとして用いて眼鏡装置に応用することが
試みられている。例えば特公昭５８−５０３３９号公報
には、液晶レンズを平板状の多層構造にしたものが開示
されている。

このような液晶眼鏡装置において、レン、ズ部を駆動す
る回路及び電源は、装置本体と別体にして操作部として
胸ポケット等に携帯するような構成とするか、装置本体
に組込んでしまう構成が考えられる。前者のセパレート
型では、眼鏡以外に操作部を常に携帯する煩わしさがあ
り、後者の装置本体に組込でしまう構成が好ましい。

ところで、後者の組込型とした場合、レンズ部の駆動に
必要な回路規模は、現在の集積回路技術をもってしても
一箇所、即ち、レンズ周縁のパッド、ブロー又はリム等
に集中させることは困難である。したがって、これら駆
動回路及び電源（乾電池）は、外観的に目立たない眼鏡
後方の耳掛部又はアップルに収納しなければならない場
合がある。特に、特願昭５９−１８３０９１号に記載の
液晶眼鏡装置のように、上記駆動回路電源以外に温度環
境の変化によって液晶の屈折率が変動することを補正す
る回路が設けられるものでは、耳掛部側にこれらを収納
せざるを得ない。

しかしながら、斜上の如く耳掛部、或いはアップル部分
に収納した場合、駆動回路と液晶レンズとを電気接続す
る配線が必要であり、このための導線は必然的に長くな
って外来ノイズをひろい易くなってしまう。

〔発明の目的〕

本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、液晶眼鏡
装置において、液晶レンズに必要な駆動回路、電源及び
補正回路等を眼鏡本体に組込みコンパクト化を可能とす
る一方、外来ノイズをひろうことのないようにした液晶
眼鏡装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するため５本発明は、アップルを金属製
パイプにて構成し、このパイプ内に液晶レンズの駆動及
び補正に必要な回路系を収容したものである。

〔発明の実施例〕 以下、本発明を図示の実施例について説明する。

第１図は本発明に係る液晶眼鏡装置の一実施例を示す斜
視回であり、第２図は本発明により眼鏡本体に収納され
る回路の構成例を示千回路図である。

第１図において、符号１は本発明に係る液晶眼鏡装置で
あり、右側のみの構成を示し、且つアップル部分の中間
部を一部省略しである。本発明はアップル部分を金属製
パイプ２とし、この中に第２図の点線枠内に示す構成の
回路を収納したものである。

すなわち、金属性パイプ２は、その一端がブロー３のエ
ンドピース部３ａに丁番４を介して内側に回動自在に取
付けられ、他端には耳掛部を成す耳掛部材５が嵌合、締
着等の連結手段にて取着されている。この耳掛部材５は
、後端部に第２図に示す乾電池６を接続するためのコネ
クタ部材Ｔが設けられており、このコネクタ部材Ｔは、
その導線８，９がパイプ２内に導ひかれている。尚、符
号１０は液晶レンズ、１１は同レンズを保持するリム、
１２はパッド、１３は装置左−の構成を連結するブリッ
ジである。

上記金属製パイプ２内に収納される回路部品は、第２図
において、導線８，９の一部、直流・交流変換器（以下
ＤＣ／ＡＣコンバータという）１４、可変抵抗器１５、
導１ｓ１６，１７、温度センサ用集積回路１８、増幅器
１９であり、ＤＣ／ＡＣコンバータ１４に接続される導
線８，９のうち８はパイプ２内で接地点（基準電位点）
に接続されるようになっている。また、導線１Ｔは基準
電位を液晶レンズ１０の所定電極に導びくものである。

尚、これら各回路部品は、乾電池６からの直流電源電圧
をコネクタ部材７及び導線８．９を介してＤＣ／ＡＣコ
ンバータ１４辷導入し、その出力交流電圧を可変抵抗器
１５の一端に印加し、可変抵抗器１５の摺動端は導線１
６を介して液晶レンズ１０の所定電極に接続し、温度セ
ンサ用集積回路１８は、周囲温度に応じた検温出力を増
幅器１９を介してＤＣ／ＡＣコンバータ１４に印加し、
同コンバータ１４の出力交流電圧を可変するようになっ
ている。

一方、液晶レンズ１０は、前後２層の液晶層２０ａ。

２０ｂを主体に構成され、各液晶層２０ａ　、　２０ｂ
は、中央の透明板２１で区画される一方、各外側の表裏
の液晶面に例えば凹面状の透明板２２ａ　、　２２ｂが
対接している。尚、中央の透明板２１と各前後の透明板
２２ａ　、　２２ｂとは、液晶層２０ａ　、　２０ｂの
周縁に設けられたスペーサ１９ａ　、　１９ｂにて液晶
層２０ａ。

２０ｂの収容空間を形成している。

上記各液晶層２（ｌａ　、　２０ｂは、電圧が印加され
ない場合には上記透明板２１　、２２ａ　、　２２ｂに
平行に液晶分子が揃い、しかも液晶の平均配向方向を示
すダイレクタ（光軸と一致）は液晶層２０ａと２０ｂと
では互いに直交する構造になっている。即ち、各液晶層
２０ａ　、　２０ｂにおけるそれぞれの液晶分子の配向
方向、つまり各光軸方向が第２図の矢印方向大と、この
方向人に垂直となる方向Ｂとなるようにｒｕｂｂ　ｉｎ
ｇ等の処理がしてあり、各配向方向Ａ。

Ｂは入射光の方向と直交させである。

また、中央の透明板２１の両面に密着するように前後の
液晶層２０ａ　、　２０ｂの各一方の透明電極２３ａ。

２３ｂが設けられると共に、各外側の透明板２２ａ。

２２ｂに密着するように、液晶層２０ａ　、　２０ｂの
各他方の透明電極２４ａ　、　２４ｂが設けられている
。そして、外側の両電極２４ａ　、　２４ｂはリード線
等で互いに導通されると共に基準電位点に接続されてい
る。

又、内俳の両電極２３ａ　、　２３ｂも互いに接続され
ている。このように構成された液晶レンズ１０に１気上
記内側の電極２３ａ　、　２３ｂと外側の電極２４ａ、
２４ｂとの間に可変抵抗器１５の摺動端からの焦点可変
用交流電圧が印加される。

尚、可変抵抗器１５は、金属性パイプ２の長手方向に一
致する構造とし、その摺動端につまみ（図示略）を取付
けるようにして、該つまみを操作することで、液晶レン
ズ１０の焦点距離を調整することができる。また、左側
の液晶レンズは、プロー３及びブリッジ１３内に埋設さ
れた導線を介して右側のレンズと接続して、両レンズを
同時に制御することができる。

以上説明したように本発明の液晶眼鏡装置によれば、金
属製パイプ２内に乾電池６からの直流電源電圧を導びく
導線８，９の一部を導入して、一方の導線８をパイプ２
と電気的に接続することで、パイプ２が基準電位に保持
される。これにより、パイプ２内に収容されるＤ　Ｃ／
Ａ　Ｃコンバータ１４、可変抵抗器１５、導線１６，１
７、温度センサ用集積回路１８及び増幅器１９は外部か
らのノイズに対して遮蔽され、液晶レンズ１０の焦点可
変用交流電圧に外部ノイズが混入したり、温度センサ用
集積回路１８の出力に外部ノイズが重畳したりすること
を防止でき、正確且つ安定に液晶レンズ１０の焦点設定
を行うことが可能となる。また、本発明は、上記各回路
部品が眼鏡装置本体と一体になり、焦点調整操作用の操
作部として携帯する必要がなく、コネクタ部材Ｔに乾電
池６を接続するだけの使用方法であるため、非常に便利
である。

尚、乾電池６は、例えば耳掛部５に出し入れ可能とすれ
ば、普通の眼鏡と同様に耳に掛けた状態での使用が可能
となるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、液晶レンズの駆動
に必要な回路及びその他の補正回路を、眼鎖本体に容易
に組込んでコンパクトに構成できると共に、外部ノイズ
による影響を阻止可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る液晶眼鏡装置を示す斜視図、第２
図は本発明により装置本体に組込まれる回路部品を説明
するための回路図である。 １・・・液晶眼鏡装置、　　　２・・・金属性パイプ、
３・・・ブロー、　　　　　４・・・丁番、５・・・耳
掛部％　　　　　　６・・・乾電池、７・・・コネクタ
部材、　　８，９・−・導線、１０・・・液晶レンズ、
　　　１１・・・リム、１２・・・パッド、１３・・・
ブリッジ、１４・・・直流・交流変換器、　　 １５・・・可変抵抗器、　　　１６　、１７・・・導線
、１８・・・温度センサ用集積回路、 １９・・・増幅器、　　　　　２０ａ　、　２０ｂ・・
・液晶層、２１・！開板、　　　　　２２ａ　、　２２
ｂ　・・・透明板、２３ａ　、　２３ｂ　、　２４ａ　
、　２４ｂ　−・・透明電極。 代理人　弁理士　　伊　藩　　　　進 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶レンズの焦点調整及び駆動に必要な回路系を、金属
   製パイプにて形成されたアップル内に組込んだことを特
   徴とする液晶眼鏡装置。