JPS61175372A

JPS61175372A - 収縮棒リングシ−ル用回転止め装置

Info

Publication number: JPS61175372A
Application number: JP60113311A
Authority: JP
Inventors: グレン・エス・バイドラー
Original assignee: Pneumo Corp
Current assignee: Pneumo Corp
Priority date: 1985-01-28
Filing date: 1985-05-28
Publication date: 1986-08-07
Also published as: US4540186A; EP0192870A2; EP0192870A3; IL75446A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の背景）本発明は一般的には、収縮棒す−ルグシール用の回転止
め装置に関し、更に詳細には、内部と外部のリング中の
ギャップが自然に整列するのを防止するために、収縮棒
リングシール又はその他のかかる多リング型の円周シー
ルの内部と外部のリング間の相対的回転を防止するため
の装置に関するものである。

代表的な収縮棒リングシールは段付きカットした内部リ
ングと、内部リングのまわりに同心に配置した直線カッ
トした外部リングとからなる。かかるシールは、圧力容
器から突き出る棒のまわりにおける高圧流体又はガスの
漏れを一方向でシールするのに通常使用される。成る場
合には、内部及び外部リングのカット部又はギャップは
、圧力の周期的作用、棒の運動及び／又は振動等に依っ
て自然に整列する。前記ギャップが整列すると、そのシ
ールは過度の漏れを生じて、シールが意図する機能を果
たさなくなる。

従来、成る適用例においては、内部リング中のギャップ
内に突き出るピンを両リングの間に又は外部リングに設
けることによってリングギャップを整列しないように（
不整列状態に）保持することができた。しかし、小さな
、薄いリングを必要とする他の適用例では、穴の中ぐり
及びピンの取付は操作によってリングがゆがみその結果
漏れが生じることが起る。

また、両リングの相対的回転を防止するために同心の両
リング中の対向したみぞ内に応力伝達バンドを設けるこ
とも既知である。リングのかかる相対的回転は夫々のリ
ング中のギャップ内に突き出るバンド上の軸線方向にか
つ円周方向に離間した戻り止めによって阻止される。し
かし、バンドを受入れるためにリングにかかるみぞを形
成するのは、特に小さくて薄いリングを必要とする適用
例では穴の中ぐりと、ピンの取付は操作にとって同様な
欠点がある。

（発明の要約）本発明の目的は、リングギャップを僅かに太きくするこ
とがある以外はリング自体には何らの変更も要しない如
き円周リングシールの内部と外部のリング中のギャップ
を所望の不整列状態に保持するための回転止め装置を提
供することにある。

他の目的は、シールの一側からリングギャップに回転止
め装置を掛合させることによって両リングの方位を保持
させる如き円周リングシールを提供することにある。

本発明によれば、回転止め装置はリングシールの圧力側
に置かれた薄い座金からなる。リングシールに面する座
金の側から軸線方向に突き出ているのが複数の円周方向
にかつ半径方向に離間したタブであり、これらのタブは
内部リングと外部リングの夫々のギャップ内に受入れら
れる。

また、本発明によれば、好適には前記タブはリングシー
ルの正反対側に内部リングと外部リングの夫々のギャッ
プを保持するためにほぼ１８０°離間して配置される。

更に本発明によれば、内部リング用のタブは好適には座
金の内直径近くに配置され、かつ外部リングの内直径を
越えて外直径に向かって延在しないようになしている。

本発明によれば、外部リング用のタブは好適には座金の
外直径近くに配置され、かつ内部リングの外直径を越え
て内直径に向かって延在しないようになしている。

上記の、及び関連した目的を達成するため、本発明は以
下で詳細に説明し、かつ特許請求の範囲に規定した特徴
を含む。以下本発明を図示の実施例に基づき詳述する。

（好適実施例の詳細な説明）第１図及び第３図は圧力容器３から突き出た棒２のまわ
りからの高圧流体又はガスの漏れを防止するのに使用す
る代表的な収縮シール１を示す。

シール１は好適には一対の同心の割リング５，６からな
り、これらのリングは棒２が貫通する穴９を取囲む容器
３の端壁８中の環状みぞ又は端グリフ内に収容される。

図示の如く、内部リング５は棒２の外直径にシール状に
掛合し、半径方向外方へ延在して端ぐり７の半径方向の
壁１２に重なって掛合している。好適には、かかる内部
リング５は、軸線方向のギャップ漏れを防止するために
、はぼ第２図に示す形状の半径方向段付きカット継目又
はギャップ１０をもつ。半径方向ギャップ漏れは外部リ
ング６により制御される。この外部リングは内部リング
５のギャップ１０から円周方向に離間した直線カット継
目又はギャップ１１（第２図参照）をもつ。

かかる収縮線リングシールを取付けるとき、内部と外部
のリングギャップ１０．１１は図示の如く、お互に整列
しない位置に配置されるべきである。

しかし、かかる最初の配置にも拘わらず、これらのギャ
ップは、圧力の周期的作用、棒の運動及び／又は振動等
の結合作用に依って、自然に整列して、過度のシール漏
れを生じることがある。

本発明によれば、リングギャップ１０．１１の整列は、
後述する如きリング５，６間の相対的回転を阻止する回
転止め装置１５によって阻止される。第１．２図に明示
する如く、かかる回転止め装置はリングシール１の圧力
側に置かれる薄い座金１６からなる。座金１６は棒２の
外直径より幾分大きな直径の、貫通した中心開口１７を
もち、座金が棒上を自由に摺動できるようになしている
。

リングシール１に面する座金の側１８から軸線方向に突
き出ている一対の、円周方向にかつ半径方向に離間した
タブ１９．２０は内部と外部のリングにある夫々のギャ
ップ１０．１１内に受入れられる。タブ１９．２０は好
適にはほぼ１８０″′離れた位置にあって、図示の如く
シールの正反対側にリングギャップを保持するようにな
す。また内部リング５用のタブ１９は好適には座金の内
直径近くに置かれ、かつ外部リング６の内直径を越えて
その外直径に向って延在しないようになしている。一方
、外部リング６用のタブ２０は好適には座金の外直径近
くに置かれ、かつ内部リング５の外直径を越えてその内
直径に向って延在しないようになしている。好適にはタ
ブ１９は内部リング５のギャップ１０の半径方向高さよ
りほんの僅かだけ小さい半径方向高さをもつが、タブ２
０は外部リング６のギャップ１１とほぼ同じ半径方向高
さをもつ。

座金１６をシールの圧力側に当てかつタブ１９．２０を
第１図に示す如（それぞれのギャップ１０．１１内に延
在させてリングシール１を圧力容器３中のみぞ７内に保
持するために、保持リング又は支持リング２２をこれら
のタブが突き出ている側１８と反対の座金の側２３に隣
接させて配置する。保持リングによってシールと座金に
軸方向荷重が加えられないようにするため、肩部２４が
保持リングに掛合するように圧力容器の内壁に設けられ
る。また保持リング２２は例えばスナップリング２５等
を用いて慣例の仕方で所定位置に保持される。

この回転止め装置１５は、コストや使用条件に依存して
任意の適当な方法で作ることができる。例えば、前記装
置１５はシート又はシム（ｓｈｉｍ）材料から作った溶
接組立体で構成することができる。別法としては、前記
装置は所望に応じて棒材材から切削加工して作ったり、
精密鋳造又は鍛造して作ったり、又は粉末金属から作っ
たり、又は成形材料から作ったりすることができる。

以上、本発明の好適実施例につき説明したが、本発明は
その精神と範囲を逸脱することなく当業者が種々の変更
をなしうるちのであるのは勿論のことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転止め装置の好適例の部分縦断面図
で、代表的な収縮棒リングシールを設けた状態を示す図
；第２図は第１図のリングシールと回転止め装置の分解斜
視図、第３図は第１図の線３−３上でとったシールと回転止め
装置の横断面図である。 ■・・・収縮シール　　　　２・・・棒３・・・圧力容
器　　　　　５・・・内部リング６・・・外部リング　
　　　７・・・端ぐり訃・・端壁　　　　　　　９・・
・穴１０・・・内部リングギャップ１１・・・外部リングギャップ１５・・・回転止め装置　　　１６・・・座金１７・・
・中心開口　　　　　１９．２０・・・タブ２２・・・
保持リング　　　　２４・・・肩部２５・・・スナップ
リング

Claims

【特許請求の範囲】１、各々継目ギャプをもつ同心の内部と外部のリングを
含む円周リングシールと、前記両リングの夫々の継目ギ
ャップをお互に不整列状態に保持するための回転止め手
段を具え、前記回転止め手段は前記シールの一側に隣接
して置かれる環状座金からなり、前記座金は前記シール
に面する前記座金の側から軸線方向に突き出た、一対の
円周方向にかつ半径方向に離間したタブをもち、前記タ
ブは前記内部と外部のリングのそれぞれの継目ギャップ
内に受入れられることを特徴とする組合せ構造。２、特許請求の範囲第１項記載の組合せ構造において、
前記タブは前記シールの正反対側に前記両リングの夫々
の継目ギャップを保持するためにほぼ１８０°離して配
置されることを特徴とする組合せ構造。３、特許請求の範囲第１項記載の組合せ構造において、
前記座金は中心開口をもち、前記内部リング用のタブは
前記座金の内直径近くに位置し、かつ前記外部リングの
内直径を越えて外直径に向かって延在しないことを特徴
とする組合せ構造。４、特許請求の範囲第３項記載の組合せ構造において、
前記外部リング用のタブは前記座金の外直径近くに置か
れ、かつ前記内部リングの外直径を越えて内直径に向か
って延在しないことを特徴とする組合せ構造。５、特許請求の範囲第４項記載の組合せ構造において、
前記内部リング用のタブは前記内部リングの継目ギャッ
プの半径方向高さより僅かに小さい半径方向高さをもつ
ことを特徴とする組合せ構造。６、特許請求の範囲第４項記載の組合せ構造において、
前記外部リング用のタブは前記継目ギャップの半径方向
高さとほぼ同じ半径方向高さをもつことを特徴とする組
合せ構造。７、特許請求の範囲第１項記載の組合せ構造において、
容器の端壁中の開口を通じて延在する棒を含み、前記シ
ールは前記棒を取囲んで、前記棒と前記開口の壁間に流
体密の継目を形成し、前記座金は前記シールの圧力側に
隣接して配置され、また前記端壁に隣接して前記容器内
に前記シールと座金を保持する手段を含むことを特徴と
する組合せ構造。８、特許請求の範囲第７項記載の組合せ構造において、
前記容器は前記シールと座金を受け入れるために前記端
壁に端ぐりをもち、前記シールと座金を前記端壁に隣接
して前記容器内に保持するための前記手段は前記タブと
反対の前記座金の側に隣接した支持リングを含むことを
特徴とする組合せ構造。９、特許請求の範囲第８項記載の組合せ構造において、
前記保持リングによって前記シールと座金に軸方向荷重
が加わるのを防止するために前記支持リングに掛合する
、前記端ぐりに隣接して前記容器の内壁に設けた肩部を
含むことを特徴とする組合せ構造。１０、特許請求の範囲第９項記載の組合せ構造において
、前記支持リングを前記肩部に当てて保持するためのス
ナップリングを含むことを特徴とする組合せ構造。１１、各々継目ギャップをもつ同心の内部と外部のリン
グを含む円周シールリングと、前記シールの一側に隣接
して置かれる座金を具え、前記座金は前記シールに面す
る前記座金の側から軸線方向に突き出た、一対の円周方
向にかつ半径方向に離間したタブをもち、前記タブは前
記内部と外部のリング中の夫々の継目ギャップ内に受入
れられることを特徴とする組合せ構造。１２、特許請求の範囲第１１項記載の組合せ構造におい
て、前記外部リング用のタブは前記外部リングの継目ギ
ャップの半径方向高さとほぼ同じ半径方向高さをもつこ
とを特徴とする組合せ構造。１３、各々継目ギャップをもつ同心の内部と外部のリン
グを含む型式の収縮棒リングシール用の回転止め装置に
おいて、座金を含み、前記座金はその一側から軸線方向
に突き出る、一対の円周方向にかつ半径方向に離間した
タブをもち、前記タブは前記内部と外部のリング中の夫
々の継目ギャップ内に受入れられ、前記座金は中心開口
をもち、前記内部リング用のタブは前記座金の内直径近
くに置かれ、かつ前記内部リングの継目ギャップの半径
方向高さより僅かに小さい半径方向高さをもち、前記外
部リング用のタブは前記座金の外直径近くに置かれ、か
つ前記外部リングの継目ギャップの半径方向高さにほぼ
等しい半径方向高さをもつことを特徴とする回転止め装
置。１４、特許請求の範囲第１３項記載の装置において、前
記タブは前記シールの正反対側に前記リング中の夫々の
継目ギャップを保持するためにほぼ１８０°離れて位置
することを特徴とする装置。