JPS6117445Y2 - - Google Patents

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JPS6117445Y2
JPS6117445Y2 JP15253381U JP15253381U JPS6117445Y2 JP S6117445 Y2 JPS6117445 Y2 JP S6117445Y2 JP 15253381 U JP15253381 U JP 15253381U JP 15253381 U JP15253381 U JP 15253381U JP S6117445 Y2 JPS6117445 Y2 JP S6117445Y2
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temperature
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constant
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JP15253381U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、炉内に設置されたコイルを通過する
流体の炉出口温度が一定になるように無千渉制御
を行うことのできる流体温度制御装置に関する。
炉内に複数のコイルを設置し、該コイルを通過
する流体の炉出口温度が一定となるように制御を
行う流体温度制御装置では、従来以下のような方
法が用いられている。即ち、複数の各コイルに対
してバーナを持ち、コイルを通過する流体のうち
特定のコイルを通過した流体の炉出口温度のみモ
ニタし制御演算し、該温度が一定となるような制
御を行う。残りのコイルに対しては、モニタコイ
ルとの比率を燃料調節計で設定し、モニタコイル
加熱用バーナの燃焼量とある一定の比率で燃焼さ
せる。
第1図は、従来のこの種の装置の一実施例を示
す構成ブロツク図である。図は、エチレンの分解
炉に用いた流体温度制御装置の例を示している。
同図において、1は炉である。該炉内では、ナフ
サ、炭素と蒸気とが混ぜ合わされる。2は、混ぜ
合わされた流体を加熱する加熱コイルである。該
コイルは、4個設けられている。即ち、混ぜ合わ
された流体は、4個のコイルに分流する。3は、
各コイルごとに設けられたバーナである。4,6
は、炉に流入するナフサ及び蒸気量を調節する調
節計である。5,7は、それぞれの調節計出力で
駆動される調節弁である。
8は、流体の炉出口温度を検出する温度検出器
である。該温度検出器は、各コイルの炉出口ごと
に設けられている。9は、これら温度検出器のう
ち1の温度検出器の出力を受ける温度調節計であ
る。各コイル出力は、炉出口で1本化される。こ
の1本化されたコイル出力が、図に示す装置の出
力となる。10は、温度調節計9の出力を受ける
燃料調節計である。該燃料調節計は、各バーナご
とに設けられている。11は、燃料調節計10の
出力によりその開度が調節される調節弁である。
従つて、弁11の開度によりバーナ3の燃焼量が
制御される。このように構成された装置の動作を
概説すれば、以下のとおりである。
炉内の、ナフサと炭素と蒸気の混合流体は、炉
内に設けられた各コイルに分流し加熱される。加
熱された混合流体は、炉外に出る。炉外には、各
コイルごとに温度検出器8が取付けられている。
温度調節計9は、これら温度検出器のうち、特定
の1の温度検出器の出力を受け、該温度検出器の
出力が一定となるような制御を行う。即ち、燃料
調節計10のうち、対応するモニタコイルを加熱
する燃料調節計のみに制御信号を送る。残りの燃
料調節計については、モニタコイルとの燃焼比率
が設定される。
第2図は、第1図に示す装置のうち燃焼制御系
のみを取出して示した構成ブロツク図である。炉
出口に設けられた各コイルごとの温度検出器出力
e1〜e4は、切換スイツチSWによつてその1の出
力のみが選択されて、温度調節計9に送られる。
温度調節計9は、温度信号を受けてPID信号に変
換する。温度調節計9の出力は、各バーナごとに
設けられた加算器21に入る。加算器21には、
この他に定数設定器22の出力も加算される。該
加算器の出力は、リミツタ23を介して調節弁の
バルブに伝えられ、弁の開度が調整される。ここ
で、リミツト23は、加算器21の出力が零のと
きでも、バーナを必要小限度で燃焼させる必要が
あることから設けられている。即ち、加算器21
の出力が零のときでも、リミツタ23はある一定
の大きさの信号を出力する。加算器21、定数設
定器22及びリミツタ23は、第1図の燃料調節
計10に対応する。各燃料調節計は、入力信号に
応じて調節弁11の開度を調整する。これによ
り、バーナ3に送られる燃料の量が調整される。
バーナ3は、対応するコイルを加熱する。
このような、従来の装置では、バーナは各コイ
ルごとに付属しているが、1つのコイルを加熱す
ると他のコイルも加熱してしまう。従つて、燃料
調節計10を動作させるに際しては、各調節計出
力相互間に千渉を伴い、各コイル間の温度のバラ
ツキを無くすことが難しくなる。また、制御対象
が1点であり、残りの部分については比率操作を
行うので、制御範囲が狭く燃料が変わると制御で
きなくなる。従つて、出力される混合流体も一定
の品質のものが得られない。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、各コイルごとの流体温度信号を受けて各コイ
ル間に相互千渉が無いとして、PID制御演算を行
う調節計を持ち、各調節計の全ての出力を加算し
これにある定数を掛けたものを補正信号として前
記調節計出力から減算し、この減算出力を燃料バ
ルブの開閉信号として用いることにより、各コイ
ル間の相互千渉のない流体温制御装置を実現した
ものである。以下、図面を参照して本考案を詳細
に説明する。
第3図は、本考案に係る燃焼制御系の一実施例
を示す構成ブロツク図である。同図において、3
0は各温度検出器出力e1〜eo(nは整数)を受
けてPID演算制御を行う調節計である。31は、
各調節計の出力を受ける加算器である。32は、
定数を設定する定数設定器である。33は、加算
器31の出力と定数設定器32から設定された定
数とを掛算する掛算器である。34は、その一方
の入力に前記調節計30の出力を、他方の入力に
掛算器33の出力を受け調節計30の出力から掛
算器33の出力を減算する減算器である。35
は、該減算器の出力を受けるリミツタである。リ
ミツタの動作については、第2図について説明し
たとおりである。リミツタ35の出力は、バルブ
の開閉信号となる。以上説明した加算器31、定
数設定器32、掛算器33、減算器34及びリミ
ツタ35は、各バルブごとに設けられている。こ
のように構成された燃焼制御系の動作を説明すれ
ば、以下のとおりである。
千渉系の場合、流量、温度、圧力等の変量を
Q、バルブの開度をVとすると、第i番目の変量
iは他のバルブ開度の影響を受ける。変量Qi
は、次式で表わされる。
i=ai1V1+ai2V2+… +aijj+…+aioo (1) ここで、iは1からnまでの任意の値であり、
ijは他のバルブ開度の影響の度合を示す係数で
ある。また、調節計出力Mとバルブ開度Vとの関
係は、次式で表わされる。
i=bi1M1+bi2M2+ …+bijj+…bioo (2) ここで、bijはバルブ開度と調節計Mjとの結合
の度合を示す係数である。(2)式より、i番目のバ
ルブ開度Viはn個の調節計出力の影響を受ける
ことを示している。
(1)式、(2)式を行列式で表わせば、以下のように
なる。
[Qi]=[aij][Vi] (3) [Vi]=[bij][Mi] (4) (4)式を(3)式に代入すると、[Qi]は次式で表わ
される。
[Qi]=[aij][bij][Mi] (5) ここで、[bij]=[aij-1となるようにすると、
[Qi]=[Mi]となり変量Qと調節計出力Mとは1
対1に結びつけられる。即ち、他のバルブ開度の
影響を受けない燃焼制御が可能となる。
ところで、実プラントでは、他からの影響は隣
どうししか及ばない場合、あるいは一定とみなし
うる場合が多い。このような場合、第i番目のバ
ルブ開度Viは次式で表わされる。
i=−a(n−2)+1/a(n−1)−a(n
−2)−1 [Mi−a/a(n−2)+1(M1+… +Mi-1+Mi+1+…+Mo)] ……(6) ここで、a=aijであり、ai=1とする。また、
第1項は一定値のため、調節計のゲインで処理で
きるものとする。(6)式より、i番目のバルブ開度
iは、i番目の調節計出力Miから自己以外の他
の調節計出力の総和にある定数を掛けたものを減
算することで得られることがわかる。そして、こ
のバルブ開度Viは、他のバルブ開度の影響を受
けない。即ち、無千渉制御を行うことができる。
第3図に示す本考案装置は、(6)式を実現すべく
構成されたものである。第3番目のバルブ開度
V3を例にとつて説明する。第3番目の調節計3
0の出力から、自己以外の他の調節計出力の総和
(加算器31出力)にある定数(定数設定器32
出力)を掛けたもの(掛算器33出力)を減算し
てバルブ開度V3(減算器34出力)を得てい
る。図に示す回路では、1からnまでの各バルブ
開度は、互いに他の影響を受けない。従つて、こ
のような燃焼制御系で、加熱を受ける混合流体は
均質なものとなり品質が向上する。
本考案装置によれば、各入力に対して必要な制
御演算結果を複数のバルブに割り振ることによ
り、相互千渉を打ち消すことができる。また、各
演算器の演算は単純であるので、演算処理速度が
速い。従つて、実時間処理が可能となる。更に、
各調節計出力は、現在量に対する変化分として出
力されるので、演算制限(演算結果がオーバーフ
ローすること)にかからない。また、リミツタが
動作すると、当該バルブ開度は0となつてバルブ
は動作しないが、他のバルブが操作可能であれ
ば、他のバルブの操作により制御を行うことがで
きる。なお、各調節計のPIDの設定定数は、任意
に変更することができる。また、演算器用アルゴ
リズムとして行列演算が高速でできるものを用い
ると、完全な無千渉制御が可能となる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば
各コイルごとの流体出口温度信号を受けて各コイ
ル間に相互千渉が無いとしてPID制御演算を行う
調節計を持ち、各調節計の全ての出力を加算しこ
れにある定数を掛けたものを補正信号として前記
調節計出力から減算し、この減算出力を燃料バル
ブの開閉信号として用いることにより各コイル間
の相互千渉のない流体温度制御装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、流体温度制御装置の従来例を示す
図、第2図は、第1図に示す制御装置のうち燃焼
制御系のみ取出した図である。第3図は、本考案
装置の燃焼制御系の一実施例を示す構成ブロツク
図である。 1……炉、2……加熱コイル、3……バーナ、
4,6……調節計、5,7……調節弁、8……温
度検出器、9……温度調節計、10……燃料調節
計、11……調節弁、21,31……加算器、2
2,32……定数設定器、23,35……リミツ
タ、35……掛算器、34……減算器、SW……
切換スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉内に各単位ごとに設けられた加熱コイルと、
    これら各加熱コイルごとに設けられたバーナとを
    持ち、前記各加熱コイル中を通過した流体の炉出
    口温度を測定して流体の温度が一定となるように
    前記バーナへの燃料バルブの開度を制御するよう
    に構成された温度制御システムにおいて、炉出口
    の流体温度信号を受けて前記各コイル間に相互千
    渉が無いとしてPID制御演算を行う調節計を持
    ち、各調節計の全ての出力を加算しこれにある定
    数を掛けたものを補正信号として前記各調節計出
    力から減算し、この減算出力を前記燃料バルブに
    開閉信号として用いるようにしたことを特徴とす
    る流体温度制御装置。
JP15253381U 1981-10-14 1981-10-14 流体温度制御装置 Granted JPS5858604U (ja)

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JP15253381U JPS5858604U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 流体温度制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5858604U JPS5858604U (ja) 1983-04-20
JPS6117445Y2 true JPS6117445Y2 (ja) 1986-05-28

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