JPS61172194A - 可変レゾネ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】

本発明は吸音効果を有するレゾネータに関し、詳しくは
吸音周波数を可変とする技術に関する。

【背景技術】

従来にあっては、レゾネータはその形状、寸法により、
その吸音効果を発揮する周波数は確定されており、その
使用も限られた条件で適用されるものであった。 （発明の目的］ 本発明は板上のような技術的背景に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは１つのレゾネータで吸
音周波数を可変とし、その使用時の自由度（用途）を拡
大することにある。

【発明の開示】

本テ明の可変レゾネータは、内部に共鳴空洞１を有する
器箱２に開口面積可変な開口部３を開口して成ることを
特徴とするものであり、開口部３の開口面積を変化させ
ることにより簡単に吸音周波数を変化させることができ
るのである。第７図には特定周波数の音波を捕ら、えて
吸音させるための共鳴空洞１と、共鳴空洞１へ音波を導
き入れるための開口部３からなるレゾネータの原理的な
図を示しであるが、このレゾネータの（基本の）吸音周
波数ｆ（Ｈｚ）は次式で表される。 ここで、Ｃは音速、Ｓは開口ｌ！Ｆ！Ｉ３の開口面積、
ｔは開口部３の深さ、ｄは開口部３の内径、■は共鳴空
洞１の容積である。従って、上式より（ｔ′にインプリ
シフトに含まれているＳを考慮しても）吸音周波数ｆは
Ｓの単調増加関数であり、開口面積Ｓを変化させること
により吸音周波数ｆを変化させることができるのである
。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。 第１図に示すように、器箱２は高さく厚み）の小さな箱
状に形成されており、内部に直方体状の共鳴空洞１が形
成されている。共鳴空洞１の一面は完全に開口されてお
り、ここへ複数枚の羽根状の回転板４を互いに平行に配
置し、回転板４を回松輸６により器箱２に回転自在に枢
支させ、器箱２外面の回転つまみ５を回すことに上り回
転板４の角度を変化させられるようになっており、各回
転板４間に音波を導入するための開口部３が開口され回
転板４の角度を変えることにより開口部３の開口面積Ｓ
を可変することができるようにしである。 そして、各回転板４を水平に倒すと開口部３がほぼ完全
に閉じられるようになっており、また回転板４は厚みの
薄いものであって垂直に立てると開口部３が一杯に開か
れるようになっている。 而して、開口部３を第２図（、）に示すように完全に閉
じると共鳴空洞１内へ音波が侵入で鰺ないのでレゾネー
タとしての機能は無く、回転板４表面の吸音特性そのも
ののみとなる。これより回転板４を回して開口部３を開
くとレゾネータとしての機能を果たすが、ｔ！Ｊ２図（
ｂ）に示すように、この開口面積Ｓを徐々に広げてゆ（
と、次第に吸音周波数ｆが＾周波数側へ変化してゆくの
である。 第３図に示すものは本発明の他例であり、回転板４の回
転により開口部３の開口面積Ｓを変化させられるように
すると共に、加えて共鳴空洞１の容量Ｖも変化させられ
るようにし、吸音周波数ｆの可変範囲の拡大を図ると共
に微妙な調整を行えるようにしたものである。即ち、器
箱２内に器箱２の底面と略等しい大きさの可動底板７を
上下（図上の方向を示すもので使用時の方向をさすもの
ではない）移動自在に納入し、可動底板７に設けられた
複数本の紬８を器箱２側面の上下に長い長孔１３に挿通
させ、袖８を長孔１３に沿って上下にスライドさせるこ
とにより可動底板７の高さを変えることができるように
なっており、可動底板７は適宜高さで静止できるように
しである。しかして、回転板４によって開口部３の開口
面積Ｓを変えて吸音周波数ｆを可変できるのは勿論、可
動底板７の高さを変えて可動底板７の上の開口部３側の
共鳴空洞１の容量■を変化させることにより吸音周波数
ｆを変化させることもできるのである。 つまり、前記の式より容量Ｖが小さくなると吸音周波数
ｆは＾周波数側へ移行するのである。 第４図に示すものは本発明の更に他例であり、内部に共
鳴空洞１を有する器箱２の上面に半円状の開口部３をあ
け、器箱２の天板の内面（もしくは外面）に開口部３よ
りもやや大きな半円状の回転蓋９をビン１４で枢着し、
回転蓋９により開口部３の一部もしくは全体を閉塞でき
るようにしたものであり、回転蓋９を回＠させることに
より開口部３の開口面積Ｓを変化させられるようにした
ものである。 第５図及び１６図に示すものは本発明の更に他例であり
、器箱２の天板に開口部３を開口すると共に器箱２の上
面にレール１０を設け、スライド！１１１に設けた溝１
２をレール１０にスライド自在に嵌合させ、このスライ
ド蓋１１を移動させて開口部３の開口面積Ｓを変化させ
られるようにしたものである。この場合、スライド蓋１
１は一枚でも良いが、第５図に示しであるように器箱２
上面の高さを左右で段違いに異ならせ、左右二枚のスラ
イド１１１１を夫々にスライド自在に取着し、両スライ
ド１ｉｌｌが引き違い戸状に開閉されるようにしてもよ
い。

【発明の効果】

本発明は、叙述のごと（内部に共鳴空洞を有する器箱に
開口面積可変な開口部を開口しであるから、開口部の開
口面積を変化させることにより１つのレゾネータで簡単
に吸音周波数を変化させることができ、使用時の自由度
を拡大でき、用途に応じた用い方をでき、応用範囲を広
げることができるという効果がある。また、一台のレゾ
ネータで済むので各周波数ごとのレゾネータを設置する
必要がなく、設置スペースも取らないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部破断した斜視図、
第２図（、）（ｂ）は同上の作用説明図、第３図は本発
明の他例を示す断面図、第４図は本発明の更に他例を示
す斜視図、第５図は本発明の更に他例を示す断面図、第
６図は同上の一部破断した分解斜視図、第７図は本発明
の原理説明図であり、１は共鳴空洞、２は器箱、３は開
口部である。 代理人　弁理士　石　１）艮　七 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に共鳴空洞を有する器箱に開口面積可変な開
   口部を開口して成ることを特徴とする可変レゾネータ。