JPS61171306A - 木材の表面処理法 - Google Patents

木材の表面処理法

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JPS61171306A
JPS61171306A JP1291185A JP1291185A JPS61171306A JP S61171306 A JPS61171306 A JP S61171306A JP 1291185 A JP1291185 A JP 1291185A JP 1291185 A JP1291185 A JP 1291185A JP S61171306 A JPS61171306 A JP S61171306A
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JP
Japan
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fluorine
wood
group
surface treatment
polymerizable compound
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JP1291185A
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義弘 太田
歩 安田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、木材に耐汚染性を付与するのに用いられる
表面処理法に関する。
〔背景技術〕
従来、木材表面の保護と美観の向上のため、塗料を塗装
することが一般的に行われている。塗料としては、ポリ
エステル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、アミノアル
キド樹脂塗料、アクリルラッカー、ニトロセルロースラ
ッカー等が用いられている。これらの塗料は、いずれも
安価であるため、これらを用いた塗装のコストが低くて
すむと言う利点があるが、耐汚染性の点で問題があった
〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、コストが低く、しかも、非常に高い耐汚染性を付
与することのできる木材の表面処理法を提供することを
目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは、まず、
フッ素含有重合性化合物からなる樹脂(フッ素樹脂)で
木材表面をコーティングすることを考えた。このように
すれば、木材表面の表面張力を低下させて溌水溌油性を
付与することができるので、汚染物体が木材表面に接近
しにくくなるからである。
しかしながら、この方法では、少量の樹脂でコーティン
グした場合には、耐汚染性の効果が不充分になることが
わかった。少量の樹脂のコーティングでは、木材表面に
多数の凹凸が残り、ここに汚染物体が保持されるからで
ある。しかし、フッ素含有重合性化合物は高価であるた
め、多量に用いるようにすると、コストが高いものとな
る。
発明者らは、フッ素含有重合性化合物の使用量が少なく
ても充分な耐汚染性を付与することのできる木材の処理
法を得ようとして研究を2重ねた。
その結果、フッ素含有重合性化合物に、これと共重合可
能な樹脂前駆成分を併用し、フッ素含有重合性化合物の
使用量が少なくても得られる樹脂の体積が大きくなるよ
うにして、木材の凹凸がこの樹脂で充分充填されるよう
にすればよいということを見出し、ここにこの発明を完
成した。
したがって、この発明は、フッ素含有重合性化合物およ
びこれと共重合可能な共重合樹脂前駆成分をそれぞれ別
々におよび/または共重合体として含む処理液を木材表
面に含浸させたのち、処理液を硬化させる木材の表面処
理法をその要旨としている。以下にこの発明の詳細な説
明する。
ここで、共重合樹脂前駆成分とは、フッ素含有重合性化
合物と共重合して共重合樹脂となりうるモノマー、オリ
ゴマー、ポリマーの単独物あるいは混合物であって、共
重合樹脂前駆成分のみで樹脂となりうるものであっても
よい。フッ素含有重合性化合物(以下、「含フツ素化合
物」と略す)と、これと共重合可能な共重合樹脂前駆成
分(以下「前駆成分」と略す)の組み合わせとしては、
たとえば、つぎのようなものがあげられる。
■ 含フツ素化合物が重合性二重結合を持つもので、前
駆成分が不飽和ポリエステル。
■ 含フツ素化合物がカルボン酸基および/または水酸
基を持つもので、前駆成分が多塩基酸および多価アルコ
ール、すなわち、重合してポリエステル樹脂となる成分
、または、これらの重縮合物。
■ 含フツ素化合物および前駆成分がアミノ系化合物の
メチロール化物。前駆成分は、重合してアミノ樹脂とな
る成分である。
■ 含フツ素化合物がイソシアネート基を持つもので、
前駆成分が多価イソシアネートおよび多価アルコール、
すなわち、重合してポリウレタン樹脂となる成分。
■ の組み合わせについて詳しく説明する。
含フツ素化合物としては、たとえば、つぎの一般式 %式%() (ここで、R′は炭素数1〜16の高フン素含有有機基
、R2は炭素数0〜4のアルキレン基、R3は水素原子
またはメチル基である) であられされるものがあげられ、1種のみが用いられて
もよいし、2種以上が併用されるようであってもよい。
(1)式において、R1は、直鎖状、分枝状あるいは環
状であってもよいし、これらが組み合わされているよう
であってもよい。また、骨格は炭素原子のみから構成さ
れるものとは限定されず、エーテル結合、カルボン酸エ
ステル結合、ケトン基、アミノ酸、イミノ基、イミド基
、スルホン基等が含まれるようであってもよい。さらに
、有機基の骨格にフッ素原子のみが結合されるものとは
限定されず、一部フッ素原子が水素原子に置換されてい
るようであってもよく、パーフルオロアルキレン基等を
含むようであってもよい。要するに、有機基中のフッ素
の含有率が多ければよいのである。また、R2の炭素数
O〜4において、炭素数0とは、R1が直接に、−0C
OCR″−CH2と結合することを意味する。R1がパ
ーフルオロアルキレン基の場合における含フツ素化合物
のより具体的な例をつぎにあげる。
(以 下 余 白) CF3  (CF2)−(CHJ、0COCH=CH!
(0≦n≦15.0:5n≦4) CFi  (CFz)−(CHJ、l0COC(CH3
)=CH!(0≦m≦15.0≦n≦4) CFz CFz CF (CFg)−(CHz)、0C
OCH=CHzCF30Ft (0≦m≦11.0≦n≦4) CF3 CFz 暑 CF3 CFg CF (CFJ−(CHt)、%0C
OCR=CHzCF30F2 (0≦n≦9.0≦n≦4) 。Fz CFz’ (0≦n≦8. 0≦n≦4) 低下余白) R1が、パーフルオロアルキル基のフッ素原子が一部水
素原子に置換されてなるものや骨格にエーテル結合等を
含むものの場合における含フツ素化合物のより具体的な
例をつぎにあげる。
(以 下 余 白) =cHg CFz CHz CFz CH20COCH=CH2C
F 3 CF z CFs CFz CHCHz 0COCH=CHzCF
3 CF2 CFs CFz  0−CHz  (CHz)30CO
CH=CHzCF3  (CFz)6COOCHz  
(CH2):l 0COCH=CHzCFs  (CF
り6 COCH2(CH2)30COC(CHz)=C
HzCF3  (CFりl 5O2NCH2CHz N
Φ(CHz)z 0COC(CHi)=CHzCHt 
SChθ 低下余白) さらに、含フツ素化合物として、前記一般式(■)式で
示されるもののオリゴマーが用いられるようであっても
よい。
不飽和ポリエステルは、エステルを構成する多塩基酸と
多価アルコールのいずれに不飽和基を持つようであって
もよく、また、両者に不飽和基を持つようであってもよ
い。不飽和ポリエステルの性質を変化させるため、不飽
和多塩基酸と飽和多塩基酸、あるいは、不飽和多価アル
コールと飽和アルコールを、それぞれ、併用したり共重
縮合させておく等して、1分子当たりの二重結合の数を
調節するようにしてもよい。
不飽和ポリエステルの種類は特に限定されない。たとえ
ば、無水マレイン酸とプロプレンゲリコールの重縮合エ
ステル、無水マレイン酸とジエチレングリコールの重縮
合エステル、フマル酸とエチレングリコールの重縮合エ
ステル、フマル酸。
コハク酸およびジエチレングリコールの共重縮合エステ
ル、無水マレイン酸、フマル酸、トリエチレングリコー
ルの共重縮合エステル等があげられ、2種以上が併用さ
れるようであってもよい。
不飽和ポリエステルは、木材に対する付着性が良く、フ
ッ素を含む化合物との反応性も良好である。
前記のような含フツ素化合物および前駆成分を溶剤に溶
解させ、必要に応じて、反応開始剤等を加えて処理液と
する。
つぎに、■の組み合わせについて詳しく説明する。
含フツ素化合物としては、たとえば、パーフルオロアル
キレン基と、カルボン酸基および水酸基の少なくとも一
方とを併せ持つものがあげられる。カルボン酸基あるい
は水酸基の数は一つであってもよいし、二つ以上であっ
てもよい。含フツ素化合物は、2種以上が併用されるよ
うであってもよい。
パーフルオロアルキレン基とカルボン酸基とを併せ持つ
含フツ素化合物(モノマー)としては、たとえば、つぎ
のようなものがある。
(以 下 余 白) OCHs  C0OHCOOH また、パーフルオロアルキレン基と水酸基を併せ持つ含
フツ素化合物としては、たとえば、つぎのようなものが
ある。
(以 下 余 白) R’ −0H R’−OCo  (CHz)z  Co  O(CHり
、  CH−OHOH CH,OH 星 R’ −0−CH CH,0H cHt −OH R’  OCHz −CHz  0−CH■ CH! −OH CHz OH R’  OCR1OCR cHt OH ただし、R4はパーフルオロアルキレン基を含む有機基
(側鎖)であって、直鎖状9分枝状、環状等を問わない
。また、種々の化学結合を含んでいてもよい。R4とし
ては、たとえば、っぎのようなものがある。
(以 下 余 白) −(CFz)’t  CF3 CCHt)z  −(CFz)s  CFsCFzCF
* (CHz)z   (CFz)−CCFt CFscF
z CF3 (CHz)−0−(CHz)−(CFz)−C−Fs−
(CH,)、−C−CCH2) 11− (CFz)、
CF3−(CHz)、  CO(Clh)−(CFz)
lICF3CF。
区 −CCHl)、−NH−GO−(cHt)、−(CFz
)、−CH■ CF。
−(CHz)、  NHCoo  (CHz)fi (
CFt)−CFs多塩基酸としては、フタル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラブロム
フタル酸、テトラクロルフタル酸、コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ヘット酸(クロレンヂ
イック酸)、3.6−ニンドメチレンテトラヒドロフタ
ル酸(ハイミック酸)、マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、トリメリド(トリメリット)酸、メチルシクロヘ
キセントリカルボン酸、ピロメリト(ピロメリット)酸
などが用いられ、2種以上が併用されるようであっても
よい多価アルコールとしては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール。
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール。
ネオペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、ビ
スフェノールジヒドロキシプロビルエーテル、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリトリット、ジペンタエリドリフト等が用いら
れ、2種以上が併用されるようであってもよい。
前記のような前駆成分および含フツ素化合物に、必要に
応じて、1価カルボン酸、1価アルコール、稀釈剤、硬
化触媒等を加えて混合し、処理液とする。
なお、カルボン酸基を持つ含フツ素化合物と多価アルコ
ール、あるいは、水酸基を持つ含フツ素化合物と多価カ
ルボン酸を、あらかじめ共重合させてオリゴマーにして
おくようであってもよく、むしろ、この方が一般的であ
る。さらに、多価アルコールと多価カルボン酸をあらか
じめ共重合させてオリゴマーにしておくようであっても
よいし、前駆成分と含フツ素化合物を共重合させて、木
材に含有可能な程度のポリマーにしておくようであって
もよい。
■の組み合わせについて詳しく説明する。
メチロール化されてこの発明で用いる含フツ素化合物と
なるアミノ系化合物は・−′(1価)′)Jアミノ基を
持つものであってもよいし、複数(多価)のアミノ酸を
持つものであってもよい。
含フツ素化合物となるアミノ系化合物としては、たとえ
ば、パーフルオロアルキレン基とアミン基を併せ持つも
のがあげられる。このような化合物としては、たとえば
、つぎのようなものがある(以 下 余 白) R’  NHz NHz C=N H,N NHz −Co NH−Co R’ Co−NH−CO
NHzただし、式中のR4は、■の組み合わせのところ
で説明したとおりである。また、R5はパーフルオロア
ルキレン基あるいはパーフルオロアルキレン基を含む2
価の有機基である。
メチロール化されて前駆成分となるアミノ系化合物(ア
ミノ基を持つ化合物)としては、メラミン、ベンゾグア
ナミン、尿素等があげられる。
アミノ系化合物のメチロール化物を得るには、たとえば
、中性あるいは弱アルカリ性水溶液中でホルムアルデヒ
ドと反応させる。
含フツ素化合物となるメチロール化物および前駆成分と
なるメチロール化物は、それぞれ、2種以上が併用され
るようであってもよい。
前駆成分および含フツ素化合物に、必要に応じて、稀釈
剤、硬化触媒等を加えて混合し、処理液とする。
なお、溶解性、他の処理液成分との相溶性を改善するた
め、あらかじめ、含フツ素化合物となるメチロール化物
あるいは前駆成分となるメチロール化物を、ブチルアル
コール、イソブチルアルコール、メチルアルコール等の
アルコールと反応させてアルコキシ化しておくようで、
あってもよい。
■の組み合わせについて説明する。
含フツ素化合物としては、たとえば、パーフルオロアル
キレン基と、イソシアネート基および水酸基の少なくと
も一方とを併せ持つものがあげられる。イソシアネート
基あるいは水酸基の数は一つであってもよいし、二つ以
上であってもよい。
含フツ素化合物は、2種以上が併用されるようであって
もよい。
パーフルオロアルキレン基とイソシアネート基を併せ持
つ含フツ素化合物(モノマー)としては、たとえばつぎ
のようなものがある。
(以 下 余 白) OCN  (CHz)a  CH−NCO0OR4 CH。
O −R4 ただし、式中のR4は■のところで説明したとおりであ
る。
パーフルオロアルキレン基と水酸基を併せ持つ含フツ素
化合物としては、■の説明であげたものと同じもの等が
用いられる。
多価インシアネートとしては、トリレンジイソシアネー
ト、水素化トリレンジイソシアネートジフェニルメタン
ジイソシアネート水素化ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート水素化キシレンジイソ
シアネートメタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート。
イソホロンジイソシアネート、トリメチルへキサメチレ
ンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート等が
用いら゛れ、2種以上が併用されるようであってもよい
多価アルコールとしては、■のところであげたものと同
じもの等が用いられ、2種以上が併用されるようであっ
てもよい。
前記のような含フツ素化合物および前駆成分に、必要に
応じて、稀釈剤、硬化触媒等を加えて混合し、処理液と
する。
なお、水酸基を持つ含フツ素化合物と多価イソシアネー
ト、イソシアネート基を持つ含フツ素化合物あるいは多
価イソシアネートと多価アルコールあるいは水(空気中
の湿気)とを、それぞれ、あらかじめ共重合させてオリ
ゴマーにしておくようであってもよく、むしろこの方が
一般的である。また、必要に応じて、処理液の保存性を
向上させるため、イソシアネート基をマスク剤で不活性
化するようにしてもよい。マスク剤としては、フェノー
ル、マロン酸ジエチルエステル、アセト酢酸エチル、ア
セチルアセトン、シアン化水素酸(青酸)2酸性亜硫酸
ナトリウム等が用いられる。
塗布等により前記のような処理液を木材表面に含浸させ
たあと、必要に応じて、加熱、紫外線照射等を行って処
理液を硬化させる。■にあげた組み合わせでは、常温で
硬化させることが可能であ     !る。しかし、マ
スク剤を用いている場合は、マスク剤を加熱により解離
させるため、加熱硬化させる必要がある。また、この組
み合わせでは、多価アルコールを用いないようにして、
空気中の湿気により硬化させることも可能である。
このようにして木材の表面を処理するようにすると、処
理液が硬化してなる樹脂にはフッ素が含まれることとな
るので、木材表面に高い溌水溌油性を付与することがで
きる。すなわち、含フツ素化合物を含まない樹脂で木材
表面をコーティングした場合、臨界表面張力は20dy
ne/ cra程度であるが、この発明のように含フツ
素化合物を含む処理液を用いるようにすると10〜15
dyne/ amにすることができるので、高溌水溌油
性を付与することができる。また、含フツ素化合物を樹
脂前駆成分と併用するようにしているので、含フツ素化
合物自体の使用量が少なくても、木材の凹凸を充分樹脂
で充填することができ、耐汚染性を非常に高くすること
ができるようになる。さらに、含フツ素化合物を単独で
用いてフッ素樹脂を木材表面にコーティングするように
する場合に比べ、木材に対する付着力が高くなるといっ
た理由で耐汚染性の耐久性が非常に高いものとなるとい
う効果もある。
つぎに実施例について説明する。
(実施例1) つぎの配合からなる処理液を用いることとした不飽和ポ
リエステル      100重量部含フツ素化合物 
        10重量部トルエン        
   100重量部メチルエチルケトンパーオキサイド
 1重量部(反応開始剤) ただし、不飽和ポリエステルとしては、無水マレイン酸
とプロピレングリコールの重縮合エステルを用いること
とし、含フツ素化合物としてはつぎのちのを用いること
とした。
CHz −CHCoo(CHz)z(Ch)*CFJロ
ールコータにより15g/尺2の割合でアガチス材(3
0x30X0.1cm)に処理液を塗布したのち、1時
間風乾して溶剤を気化させた。つぎに100℃に加熱し
て処理液を硬化させた。
この処理により、含フン素化合物の使用量が少なくても
アガチス材に高度の耐汚染性を付与することができた。
(実施例2) 不飽和ポリエステルとして、無水マレイン酸とジエチレ
ングリコールの重縮合エステルを用い、含フン素化合物
としてつぎのちのを用いるようにしたほかは、実施例1
と同じ配合の処理液を用いることとした。
CHz =C)IcOO(CHz)z(CFt)tcF
+前記のような処理液を用い、実施例1と同じようにし
てアガチス材の処理を行ったところ、実施例1と同等の
効果を得ることができた。
(実施例3) 不飽和ポリエステルとして、フマル酸とエチレングリコ
ールの重縮合エステルを用い、含フツ素化合物としてつ
ぎのちのを用いるようにしたほかは、実施例1と同じ配
合の処理液を用いることとした。
CHz =C(CH:+)COO(CHz)z(CFz
)i CFJこの処理液を用い、実施例1と同じように
してアガチス材の処理を行ったところ、実施例1と同等
の効果を得ることができた。
(実施例4) 不飽和ポリエステルとして、フマル酸、コハク酸および
ジエチレングリコールの共重縮合エステルを用い、含フ
ツ素化合物として実施例2で用いたものを用いるように
したほかは、実施例1と同じ配合の処理液を用いること
とした。
この処理液を用い、実施例1と同じようにしてアガチス
材の処理を行ったところ実施例1と同等の効果を得るこ
とができた。
(実施例5) 不飽和ポリエステルとして、無水マレイン酸。
フマル酸およびトリエチレングリコールの共重縮合エス
テルを用い、含フツ素化合物としてつぎのものを用いる
ようにしたほかは、実施例1と同じ配合の処理液を用い
ることとした。             佇CH,冨
CCCH3>C00(CH2)tccFt)t CFs
この処理液を用い、実施例1と同じようにしてアガチス
材の処理を行ったところ実施例1と同等の効果を得るこ
と力°(できた。
(実施例6) IH,IH,5H−オクタフルオロペンチルアルコール
、アジピン酸およびグリセリンをそれぞれ等モル(2m
o1%)ずつ混合し、得られた混合物を、エチルセロソ
ルブおよびメチルエチルケトンを50%ずつ配合した溶
剤で2倍に希釈して処理液とした。300鶴X3QQm
X1mの木質単板に処理液を6g塗布し、30分間風乾
したのち、130℃で30分間加熱して処理液を硬化さ
せた。これにより、オクタフルオロペンチルアルコール
の使用量が少なくても、木質単板に高度の耐汚染性を付
与することができた。
(実施例7) IH,LH,2H,2H−へブタデカフルオロデシルア
ルコール        16mo1%無水フタル酸 
        50mo1%グリセリン      
   34mo1%以上の成分割合の混合物を、フラス
コ中、窒素気流下200℃で共重合反応させた。約1.
5時間加熱を続け、酸価が約130となったところで反
応を停止した。得られた淡黄色の粘稠なポリマー(アル
キド樹脂)を、エチルセロソルブおよびメチルエチルケ
トンを50%ずつ配合した溶剤で2倍に希釈して処理液
とした。
30 QmX 30 QmX 1mの木質単板に処理液
を6g塗布し、30分間風乾したのち、200℃で20
分間加熱して処理液を硬化させた。これにより、ヘプタ
デカフルオロデシルアルコールの使用量が少なくても、
木質単板に高度の耐汚染性を付与することができた。
(実施例8) IH,IH,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルア
ルコール         20g無水フタル酸   
       69gアマニ油脂肪酸        
 67gグリセリン          30g以上の
配合で、まず、つぎのようにして、ポリマー(脂肪酸変
性アルキド樹脂)をつくった。無水フタル酸を130℃
に加熱し、これにアマニ油脂肪酸、グリセリン、ヘプタ
デカフルオロデシルアルコールをこの順に加えて溶解し
、1℃/分の昇温速度で240℃まで加熱した。そして
、240℃で15分間反応させたのち冷却した。得られ
たポリマーを、酢酸ブチル75体積%およびトルエン2
5体積%からなる希釈剤で2倍に希釈して処理液とした
。300flX 300mX 1mの木質単板に処理液
を6g塗布し、30分間風乾したのち、150℃で60
分間加熱して処理液を硬化させた。これにより、ヘプタ
デカフルオロデシルアルコールの使用量が少なくても、
木質単板に高度の耐汚染性付与することができた。
(実施例9) つぎの配合でメチロール化物をつくることとした。
37%ホルムアルデヒド    150mj!尿素  
            50gIH,IH,2H,2
H−ヘプタデカフルオロデシルアミン        
    10glN−NaOHでp H4,0に調整し
た37%ホルムアルデヒドを135mlフラスコ内に仕
込み、95℃に加熱した。つぎに、尿素50gを50%
水溶液とし、かき混ぜながらこれをフラスコに加え、さ
らに、ヘプタデカフルオロデシルアミン10gを加えて
600分間反応せた。0. I N −K OH水溶液
により、反応液のpHを8.0に調整した。減圧乾燥に
より、反応液の含水率を30〜40%としたのち、20
%塩化アンモニウム(塩化アンモン)水溶液を樹脂量に
対して10%加えて処°理液とした。300mX 30
 QwmX 1mの木質単板に処理液を8g塗布したの
ち、120℃で60分間加熱して処理液を硬化させた。
これにより、ヘプタデカフルオロデシルアミンの使用量
が少なくても、木質単板に高度の耐汚染性を付与するこ
とができた。
(実施例10) つぎの配合のメチ・−ル化物をつくることとし    
 !た。
37%ホルムアルデヒド     32.5 m lメ
ラミン           12.6 gLH,IH
,2H,2H−へブタデカフルオロデシルアミン   
           5g前記配合物をフラスコ内に
仕込み、かき混ぜながらlN−NaOH水溶液を数滴加
えてpHを4゜0に調整した。70℃で約5時間反応さ
せたのち、αIN−KOH水溶液により反応液のpHを
8.0に調整した。減圧乾燥により、反応液の含水率を
30〜40%としたのち、20%塩化アンモニウム水溶
液を樹脂量に対して10%加えて処理液とした。この処
理液を用い、実施例9と同じようにして木質単板の処理
を行ったところ、実施例9と同等の効果が得られた。
(実施例11) つぎの配合で処理液をつくることとした。
ヘキサメチレンジイソシアネート7g ブタンジオール            4gLH,1
)(,2H,2H−へブタデカフルオロデシルアルコー
ル           3gトリクロルエタン   
        5 m 1まず、トリクロルエタンに
ヘプタデカフルオロデシルアルコールを溶解し、さらに
ブタンジオール、ヘキサメチレンジイソシアネートを溶
解して処理液とした。30 (lnX 30 QwmX
 1mの木質単板に処理液を6g塗布し、30分間風乾
したのち80℃で60分間加熱して処理液を硬化させた
。これにより、ヘプタデカフルオロデシルアルコールの
使用量が少なくても高度の耐汚染性を付与することがで
きた。
(実施例12) つぎの配合でウレタンオリゴマーをつくることとした。
テトラメチレンジイソシアネート  40gLH,LH
,5H−オクタフルオロペンチルアルコール     
         5gオクタフルオロペンチルアルコ
ールを無水アニソール100mlに溶解したものをフラ
スコ内に仕込み、内容物を油浴上で沸騰させつつ、テト
ラメチレンジイソシアネートを無水アニソール150 
m 12に溶解したものを加え、1F30℃で2時間反
応させた。反応終了後、反応液を冷却し、ヘキサメチレ
ングリコール30gを無水アニソール100m1に溶解
させてなる溶液を反応液に加えて処理液とした。この処
理液を用い、実施例11と同じようにして木質単板の処
理を行ったところ、オクタフルオロペンチルアルコール
の使用量が少なくても高度の耐汚染性を付与することが
できた〔発明の効果〕 この発明にかかる木材の表面処理法は、フッ素含有重合
性化合物およびこれと共重合可能な共重合樹脂前駆成分
をそれぞれ別々におよび/または共重合体として含む処
理液を木材表面に含浸させたのち、処理液を硬化させる
ので、コストが低く、しかも、非常に高い耐汚染性を付
与することができる。
代理人 弁理士   松 本 武 彦 手続補正書(自錨 昭和60年 4月15日 例60年特MHo 12911号 3、?鉦をする者 事件との関係     特許出願人 任  所   大阪府門真市大字門真1048番地名 
称(583)松下電工株式会社 代表者  ((JM役藤井 貞 夫 4、代理人 な   し 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第9頁第7行に とあるを、 と訂正する。
(2)明細書第11頁第2行に とあるを、 と訂正する。
(3)  明細書第13頁第10行ないし第11行に「
パーフルオロアルキレン基」とあるを、「ノく一フルオ
ロアルキレン基」と訂正する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フッ素含有重合性化合物およびこれと共重合可能
    な共重合樹脂前駆成分をそれぞれ別々におよび/または
    共重合体として含む処理液を木材表面に含浸させたのち
    、処理液を硬化させる木材の表面処理法。
  2. (2)フッ素含有重合性化合物が重合性二重結合を持つ
    ものであって、共重合樹脂前駆成分が不飽和ポリエステ
    ルである特許請求の範囲第1項記載の木材の表面処理法
  3. (3)フッ素含有重合性化合物が、カルボン酸基および
    /または水酸基を持つものであって、共重合樹脂前駆成
    分が、多塩基酸および多価アルコール、および/または
    、両者の重合物である特許請求の範囲第1項記載の木材
    の表面処理法。
  4. (4)フッ素含有重合性化合物および共重合樹脂前駆成
    分が、アミノ系化合物のメチロール化物である特許請求
    の範囲第1項記載の木材の表面処理法。
  5. (5)フッ素含有重合性化合物がイソシアネート基を持
    つものであって、共重合樹脂前駆成分が、多価イソシア
    ネートおよび多価アルコール、および/または、両者の
    重合物である特許請求の範囲第1項記載の木材の表面処
    理法。
  6. (6)フッ素含有重合性化合物がパーフルオロアルキレ
    ン基を持つものである特許請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれかに記載の木材の表面処理法。
  7. (7)フッ素含有重合性化合物が、つぎの一般式R^1
    R^2OCOCR^3=CH_2 (ここで、R^1は炭素数1〜16の高フッ素含有有機
    基、R^2は炭素数0〜4のアルキレン基、R^3は水
    素原子またはメチル基である) で表されるものの中から選ばれた少なくとも1種である
    特許請求の範囲第2項記載の木材の表面処理法。
  8. (8)R^1が、炭素数1〜16のパーフルオロアルキ
    ル基である特許請求の範囲第7項記載の木材の表面処理
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5605767A (en) * 1993-06-09 1997-02-25 Triangle Pacific Corporation Hardened and fire retardant wood products
JP2009502593A (ja) * 2005-08-05 2009-01-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 木材の処理

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